リッパー・ストリート 2 #2

リッパー・ストリート
リッパー・ストリート

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このドラマが興味深い点は、史実に基づく事実を、ドラマの中に織り込んでいるところだと思います。
シーズン2から登場した、ロンドン病院の外科医:フレデリック・トリーブスは実在。
エレファント・マンのジョゼフ・メリックも実在した人物です。
(映画「エレファント・マン」はジョゼフ・メリックの話しです)

 

主な登場人物

キャスト名説明
エドムンド・リード警視庁警部補
ベネット・ドレイク部長刑事
ドナルド・アーサトン巡査長
ホーマー・ジャクソン大尉
アメリカ人軍医
フレッド・ベストスター紙の記者
ロング・スーザン売春宿の女主人
エミリー・リードリード警部の妻
フレッド・アバーライン元警部長
アルベルト・フライト新人刑事
ベラベネット・ドレイクの妻
フレデリック・トリーブスロンドン病院の外科医
■モーリス・リンクレーターK管区刑事
シャインの部下
シャインK管区署警部補
バートンK管区署刑事
■ジョゼフ・メリックロンドン病院に住んでいる
エレファント・マンと別名呼ばれている

#2 Am I Not Monstrous? あらすじ

ロンドンの病院で出産した女性が翌朝、遺体で発見された。高価だが薄汚れ破れた服を着ていた身元不明の女性は、尻尾がある特徴があった。そして、彼女の赤ん坊は何者かによって連れ去られてしまう。

 

まとめ

身元不明者の死亡と赤ん坊連れ去り事件

トリーブスの説明

病院で出産した女性が翌朝、遺体で発見された。
連絡を受けたリードとドレイクは病院へ出向き、トリーブス医師から説明を受ける。

・薄汚れた服を着た女性は、昨晩8時過ぎに病院に来た。
・帝王切開で出産
・今朝、階段下で死んでいるのを掃除婦が発見
・赤ん坊は連れ去られた
・女性の身元は不明
・特徴として、尻尾がある

ジャクソンの検死

トリーブス医師の見解に加えてジャクソンは、以下を指摘

・女性は赤ちゃんを庇って階段から落下したと思われる
・ドレスは薄汚れ、傷んではいるが、高価なものである
・金持が面倒を見ていた可能性がある

 

モーリスの葬儀

モーリスの死因を明らかにするため、1週間後にトリーブス医師による証言が行われることになっていた。

シャインは、モーリスの葬儀に参列したドレイクに、「よく来れたもんだな」とイヤミをかますが、「俺の旧友だ」とドレイク。
しかしシャインは、リードのことを侮辱し続ける。
ガマンならなくなったドレイクは、「リード警部補は人格者だ。中傷するとそっちが、罪を隠すためではと怪しまれるぞ」と言うが、「トリーブスの証言でリードの殺人が確定したら、償えよ!」とシャインも強気の姿勢を見せる。

 

新入り

アバーラインは、人員の足らないH管署に「補助要員を連れてきたぞ」とフライトを紹介する。
リードは考えていたより若い刑事に落胆するが、フライトは「ぜひ期待を」と言うのだった。

 

スーザンと家主ダガン

スーザンは家賃を払いにダガンを訪ねる。
ダガンはスーザンの膝に手を置き、「義務を忘れるな。ひと晩相手をしてもらう。ダンナによろしくな」と言う

 

見世物小屋

リード、ドレイク、ジャクソンは、見世物小屋を殺人と誘拐で捜査する。
「母親が殺され、赤ん坊は誘拐された。尻尾がある女性だ」
そう聞かされた小屋主ミス・ペティブルーは、「ステラ・ブルックスのことだ」と言う。

「ステラは昨夜、遺体で見つかった」と聞かされ、ジョンは子どものことを気にして聞く。
「男の子だがさらわれた」とリード。

ジョンがステラを最後に見たのは7ヶ月前で、恋人だった。ステラを探し続けたと言う。
ジョンはリードらから、「高級そうな服を着ていた。裕福な人といた可能性がある」と聞いた瞬間、感情が抑えられなくなり、ジャクソンを殴って逃げ出してしまう。

 

病院で

シャイン警部補の行動

シャインはトリーブスを訪ね、「ぜひ目撃したままを証言して欲しい。先生はご存じないが、H管区署ではリードが事件解決を名目に、極悪非道な取り調べをしている・・・」と話し始めるー。

 

ジョセフ・メリックの苦悩

同じ頃、メリックは、シャイン警部補がモーリスを殺すのを目撃したが、誰にも言えずにいた。
しかし1週間後にトリーブスが証言すると知り、勇気を出す。

メリックはトリーブス医師の部屋を訪ねるが、そこにいたのはシャイン警部補だった
メリックは、何も言えなくなり、そのまま部屋へ戻る。

すると部屋をノックする音が・・シャインが訪ねてきたのだ!
驚き、後ずさるメリックに、「何も慌てることはない。危害は加えない、今はな」とシャイン。
シャインは、メリックの態度から、何かを目撃したことに気づいたのだ。
ソファーに倒れこんでしまったメリックは、息苦しくなり「クッションを背中に入れて・・・」と頼む。
メリックは上体を起こして横にならなければ、息ができないのだった。
「リンクレーターが死んだ夜、私を見たか?」とシャイン。
「見てない。勘違いだった」メリックが言うと、、「これから時々キミを友だちとして訪ねよう」と圧力をかけた。

次の訪問者

再び訪問者が。
リードだった。
平常心でないメリックは、「気分が優れないんだ。帰ってくれ!」と言うが、捜査を急いでいるリードは簡単には引かない。
混乱したメリックがベルを鳴らしスタッフを呼んだため、やって来たトリーブス医師は、「リード警部補、乱暴な捜査をするとはけしからん!今すぐ帰りなさい!」と怒りを顕わにする。

 

捜査

新人刑事フライト

「調べたら、ジョンには前科がありました」新人フライトは、7ヶ月前にジョンが女性と揉め、逮捕されたが、その相手がステラ・ブルックスだったと報告する。
フライトは逃亡中のジョンの捜査を任せて欲しいと言う。
リードはOKを出すが、ドレイクを同行させる。

簡易宿泊所の捜査

フライトは、「ジョンがいるかも知れない」と簡易宿泊所を捜査すると言うが、ドレイクは、「ここは注意が必要だ。襲われる恐れがある」と忠告する。
しかしフライトは、「恐れる必要はありますか?」と強気な態度を見せる。「入れば分かる。自分で確かめろ」とドレイクはフライトの思い通りにさせてやる。

悪臭が漂う不潔な宿泊所で、フライトの服装を見た客は、「スパイかっ?」と騒ぎはじめる。
フライトは恐怖を感じ、「警察だ!」と叫んだため暴動が起こり、フライトは袋だたきに遭ってしまった。

ドレイクは自宅へ連れ帰り手当をしてやるのだった。

 

捜査 2

メリックを訪ねるリード

どうしてもステラの情報が欲しいリードは、メリックを訪ね、「ステラ・ブルックスのことを聞きたい。彼女はこの病院で赤ちゃんを生んだが、翌朝、階段で殺されました」と言う。
その事実に涙を流すメリック。

メリックがステラに最後に会ったのは去年の9月。ジョンと口論し、失踪する頃だと言う。
口論の原因は、ステラの妊娠で、ステラはジョンを許せないと言っていたと言う。
ステラはジョンの父親である学者の元へ行った。ジョンは自分の家族のことはステラに秘密にしていたが、何かでステラは知ったのだろうと言う。
リードは貴重な情報をありがとうと帰って行くが、メリックは、モーリス殺害を目撃したことを、言えなかったことに苦しむ。

 

ジャクソン大尉とスーザン

ジャクソンはスーザンと英国を発つ日を想像し、行き先を提案するが、スーザンは、「あなたの稼ぎで行けるの?」と言ってしまう。
「今までの投資を現金にして・・・」とお気楽なことを言うジャクソンに、「投資なんてない。ここのものは何ひとつ私たちのものじゃない。この店も人も建物も売上もダガンのものよ!指名手配犯で貧乏のどん底だったから、つけ込まれてしまった」とスーザン。
ジャクソンも、「今度は俺たちの生活も奪う気だ」と言う。

リードはジャクソンを訪ね娼婦宿へ行く。
娼婦たちは、ふたりが昨夜からずっと喧嘩していると言う。

リードはジャクソンに、「ジョン・グッドは本名じゃない。富豪の息子が見世物になっていた理由は?医師の頭脳を駆使してカレの症状について考えてくれ」と言う。

 

牢獄にいるカール・クラブ

フライトの捜査で、ジョン・グッドがラーク精神病院に幽閉されていたと知ったリードとドレイクは、カール・クラブの牢獄へ行く。

しかしカールは、「ジョン・グッド?忘れたな」と協力する姿勢をみせない。
その上、リードが力ずくでも吐かせようとするのを見ると、「暴力で同じ過ちを繰り返すのか?」と揺さぶりをかける。
赤ん坊の命が危ないと聞いても、「話す気はない」と言うカールに、「どうすれば話す?」とリード。
するとカールは、「キミの妻の話を聞きたい。私を貶めたあなたから直接に」と言い出す。

リードの告白

リードは腹をくくり、ドレイクを牢から出し、話し出した。

エミリーは、公衆の面前で裸同然で騒いだと言う。ヒステリー症を起こしたのだった。
エミリーがヒステリー症を起こした理由は、リードがウソをついたこと。儚い希望を持たせ、それを砕き、浮気をしたからだった。

その告白に納得したカールは、

・ジョンの本名は言えない
・ジョンには兄がいたが、自殺している。
・ジョンと兄が幼少の頃から、父親から拷問を受けてきた。
・その理由は、呪いに苦しむ家系のせい。
・母親も呪いで死に、兄も自殺した
・赤ん坊はジョンの子なら同じ呪いを抱えているハズ

 

ジャクソンの見解

カール博士の証言から、ジャクソンは遺伝疾患である”ハンチントン病”では?と言う。
ハンチントン病は、両親か片親がハンチントンである場合、子どもにも症状がでるが、もしも症状が出なければ、病の連鎖は断ち切れるのだと言う。

リードは、

・学者の父親は、子どもらを強くするために拷問をしていた。
・ステラが尻尾を持っていることを知り、
 ”遺伝的素因”の恐怖から、ステラを外に放り出した。
・しかし赤ん坊に病気が遺伝しているのでは?と考え奪いに行った

と推測。

フライトはサーペインタイン池での死者を調べ、リストを渡す。
リードは、リストの、”ロバート・コーコラン、25才” に目を留め、大英博物館の自然史部門の研究者コーコラン博士が犯人と、大英博物館へ急ぐ。

 

ステラ殺害、及び新生児連れ去り事件の真相

コーコラン博士と息子

赤ん坊は、大英博物館のコーコラン博士の部屋にいた。
博士は赤ん坊をテーブルに置き、研究するかのように器材を用意しはじめた。

コーコラン博士が振り返ると、ジョンが赤ん坊を抱いて立っていた。
「アレグザンダー!」博士は驚く。

研究室に忍びこんだジョンから、「パパ、将来この子も呪われた病になるのか?」と聞かれ、「子孫を病気にさせないためにお前を強くした。その子には希望がある」と博士は言う。
ジョンから、なぜステラを殺したのか?と聞かれ、「子どもにとっての1番の幸せを考えず、赤ん坊を私に渡さず、足を滑らせた」と父。
「この子にとっては父さんを知らない事が1番だ」と子どもを抱いて部屋を出たジョン。
父親は、「赤ん坊を返せ!」と追いかける・・・。

同じ頃、コーコラン博士が犯人と分かり、大英博物館に来たリードとドレイクは、博士を見つけ、殺人及び誘拐の容疑で逮捕する。
しかし博士は、「私のことはいい、息子を・・」と指さす。

 

”それは命だ、唯一無二の”

最階上から身を乗り出したジョンは赤ちゃんを抱き、「この世の苦しみを減らすんだ。ボクは呪われてる」と自殺を図ろうとする。
「冷静になるだ。その子は病気じゃない可能性がある」、リードは訴える。
その時、「ジョン、忠告を聞け」と言う声が!

ジョゼフだった。
ジョゼフは動かしにくい身体で必死に階段を登るー。
「誰もボクを救えない。この子の中にも怪物がいるんだ」ジョンはそう言って自殺しようとするが、ジョゼフは、「ステラは子どもに希望を抱いた。ジョン、私も怪物だ。だが、こんな姿でも生きている喜びを感じる。人に愛される気持ちをボクは知らないが、キミはステラから愛されたろ?どんな気持ちだった?」と聞く。
「穏やかな気持ちだった」とジョン。
「息子にもその穏やかな喜びを、希望を抱かせてやりたいだろ。ジョン、それは命なんだ。唯一無二の」
ジョゼフの説得で、ジョンは冷静さを取りもどした。

 

ジョゼフの告白

「今日の出来事は生涯忘れません」ジョゼフの行動と捜査協力に感謝し、リードは気持ちを伝える。
するとジョゼフも、「あなたも素晴らしい方だ。これから話すことで何が起こるかわからない。でもあなたに話さねばならない。シェイン警部補がリンクレーター刑事を殺すのを見ました」と告白した。
リードはフライトに、ジョゼフを病院まで送り届け、病室の前を見張るよう指示する。

しかしそのすべてをバートン刑事は見ていた。

 

ジョゼフ・メリックの最期

真夜中、ジョゼフの部屋の前で見張りをしていたフライトは、つい眠ってしまう。
それを見計らったようにシャインはジョゼフの部屋に入り、「私との約束を守れなかったな。命を奪うしか仕方がない」と言い、ジョゼフに必要な上半身のクッションをすべて取去った。
ジョゼフは、窒息死した

モーリス・リンクレーター死亡事件の結末

アバーラインに呼び出されたリードとシャインは、トリーブス医師が陪審に、”リンクレーターの死因はケガによるもの”と報告すると言う。
「承服できません」リードもシャインも言うが、「どうあれ二人とも受け入れろ。互いを疑い、尋問することも金輪際やめるんだ」とアバーライン。
納得できないリードが、「職務を果たすなと言うことですか?」と迫るが、アバーラインは、「地域の治安にとってお前たちは重要な存在だ。分かったら、握手しろ。やれ!」と言い切った。
納得できないまま、リードは受け入れるしかなかった。

感想

このドラマは、史実に基づいた情報を織り込んで作られてるようです。
そういうところ、興味を引きます。

シーズン2になって登場したエレファント・マンのジョゼフ・メリックは、実在した人物です。
実際、1890年4月11日に窒息死されたそうですから、このエピソードで描かれたメリックの死因と同じですね。
史実でも、医師トリーブスとは素晴らしい友人関係だったそうだし、ジョゼフはエピソードで描かれたとおりの人格者で、人々から愛されたそうです。

大英博物館が出て来ましたね~。
ロンドンチックでいいですね

あ、今回もGOT出演の俳優が出て来ましたよ~。
カール・グラブ役のアントン・レッサーは、「学匠クァイバーン」でしたね~。

 

 

 

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