ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ #22 ルナ(終)

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シーズン最終話です。
素晴らしいドラマでした。
アメリカでもシーズン2が去年の9月から始まって現在も放送中。
WOWOWが放映してくれるのは、半年後かな?
シーズン2が楽しみです。

#22 ルナ Luna あらすじ

マックスの休職中、医療ディレクター代理としてシャープが代役を務める中、フロムは患者に違法薬物MDMAを使った実験的な治療を行いたいと言い出す。
一方、ブルームは、連絡が取れないマックスを心配しつつ、辞職を伝えるためにマックスの自宅を訪ねるが、血だらけのマックスは、「ジョージアが出血した」と言う。

 

まとめ

フロムとカプール

PTSDで苦しむジェイコブ

ダンスフロアでの爆発事故に遭遇したジェイコブは、それ以降、音に怯え、人混みを怖がり、悪夢にうなされるなど重度のPTSDに苦しんでいた。
フロムとカプールは、MDMAを使う実験的治療をしたいと考え、違法薬物を使う許可が欲しいと医療ディレクター代理のシャープに言う。
シャープは戸惑うが、フロムの強い押しにサインする。

 

事故現場の記憶を辿る

MDMAなら過去の記憶を客観的に思い出し、正しく辿ることができるとフロムとカプールは考えていたが、ジェイコブは躊躇する。
カプールは、「PTSDが残酷なのは、希望を見いだす力を失うことです」と説明。
ジェイコブは納得し、治療を受ける。

パイプ爆弾が爆発し、友だちのエマは瓦礫の下敷きになった。
ジェイコブはエマを助けようとするが、ひとりの力では助け出せなかった。
逃げ惑う人は誰も助けてはくれない。
ジェイコブは大柄の男に押し倒され、踏みつけられた
「どうしてカレはあんなことを。どうして?フロム先生、助けて!助けて!」
ジェイコブはパニックを起こし、フロムに向かって腕を伸ばすが、「ジェイコブ、すまない」とフロムはその手を取ることもせず、部屋を出てしまった。

フロムは、スキンシップを使う治療は止めると決意したからだった。

 

カプールの支え

様子のおかしいフロムの側に座り、カプールは話を聞く。
「アヴィーの件以降、ボクはスキンシップを使うことを止めたんだ。体に触れる以外、ボクは能がない。ずっとその方法に頼って来た。今のボクは、患者の心に入れない。」そう言うフロムにカプールは、「スキンシップは、安心感を与え、治療効果を上げるものだ。ジェイコブには助けがいる。助けられるのはキミしかいない」と言うのだった。

脳は真実を歪めて記憶する

フロムはジェイコブが、”彼” と表現し、ひとりの男にこだわってるいることに気づく。
ジェイコブは、「深い意味はない」と言うがフロムは、「あるとしたら?それをハッキリさせる時かも知れない。これはただの記憶だ。恐れることはない。今、体験するんじゃない」と励まし、もう一度、過去を辿る。

ジェイコブは、爆発を起こしたダンスフロアで、破損したガス管の近くにタバコの火があるのを思い出す。
(危ない、爆発する・・)そう思った時、ひとりの男が、ジェイコブを押し倒し、庇ってくれたことに気づいた。
「彼はボクを押し倒し、踏みつけたんじゃない。助けてくれたんだ」と。

「俺の脳はどうなってたんですか?ナゼ命の恩人を忘れさせようとしたんですか?」ジェイコブに聞かれたフロムは、奇妙なことだが脳はそうして辻褄を合わせようとするんだと話すー。

 

レイノルズとイーヴィ

家族の食事会

家族の結束が固いレイノルズ家は、毎週日曜日のディナーは共に過ごすことを大切にしていた。
フロイドはそのディナーにイーヴィを連れて行く。
家族と打ち解け、楽しそうにしているイーヴィを見てフロイドは母親に、「彼女、ステキだろ。彼女に”ファミリー・リング”を渡したいんだ」と結婚する意思を伝えるが、「イーヴィはステキな女性よ。だけど、あなたとは合わない」と言われてしまう。

フロイドは、レイノルズ家のような家庭を持ちたいと言う希望があった。それを知っている母親は、彼女は料理を作らない。毎週教会にも行かないし、子どもが出来ても仕事は辞めない。それはあなたの希望とは違うと言う。
姉からも、「イーヴィとではあなたの理想の家庭は実現できない」と言われてしまう。

 

レイノルズの決断

それでも、フロイドがイーヴィを愛していることを知った姉は、フロイドが帰る時に、”ファミリー・リング”を渡すが、レイノルズは受け取らなかった。

帰り道、レイノルズはイーヴィに言う。
「ボクには持ちたかった家庭像と計画していた人生があるんだ。その計画にキミは合わない。だから戸惑ってる。この先どうなるかわからない。キミさえ俺と一緒に居てくれたら計画なんか要らない。キミの親にもボクの親にも許しをもらってない。指輪も何もない。でもお願いだ。一生ボクの側にいると言ってくれ。家族を作ろう。ボクと結婚して欲しい」と、ひざまずき、求婚する。
イーヴィーは「結婚する」とそれを受けた。

1時間前

マックスからの連絡がないため、ブルームはマックスの自宅を訪ねるが、ドアを開けたマックスは血だらけだった。
「ボクじゃない、ジョージアだ。前置胎盤が破裂した」と。
ブルームはパニックになっているマックスを励まし救急要請をさせる。

 

出血を止めるために

「救急車は12分で来る」マックスは言うが、「遅すぎるわ。着く前に失血死する。動脈を結紮しきゃ」
ブルームはここで処置することを決める。

ふたりは手分けして準備をする。
マックスはフェンタニルテープをジョージアに張り、今から処置をすると説明する。

自分が死ぬ可能性もあると覚悟したジョージアは、「マックス、約束して。私の命よりルナの命を優先して」と言う。
マックスは、そんな約束はできなかった。
ジョージアはフェンタニルテープが効き、意識を失う。

どちらかを決める

ブルームは動脈を結紮したが、今度は子宮収縮が起こる。
「次に子宮収縮が起きたら、赤ちゃんが危ない」ブルームが言うと、「赤ちゃんを取り出そう」とマックス。
「これ以上出血したらジョージアは死んでしまう」

既にかなりの出血をしてるジョージアに、輸血なしで帝王切開することは、危険過ぎる決断だった。

マックスはシャープに電話し、必要なものを伝え、持ってきて欲しいと言う。
シャープは準備し、救急車に飛び乗った。

ブルームは言う。
「マックス、決めておかなくちゃ。また収縮が起きたら、出産しなければならなくなる。どちらを優先するかを決めないと・・・」と。
だけどマックスは決められない。
「ボクは身勝手だった。死ぬのはボクだと思い込んでて・・」と。
ブルームは、それ以上決めてと言えなくなる。

また子宮収縮は起きた。
マックスはシャープに電話をし、救急車の位置を確認するが、まだ到着できないと言われてしまう。
「ボクは妻か娘かを選ばなきゃ・・・」
そのマックスを見てブルームは、「あなたがどちらかを選べば一生苦しむ。あなたは潰れてしまう。だから私が選ぶ。私がその責任を負うわ。私に決めさせて」と言い、すべてを背負う覚悟をした。
マックスは、小さな声で、「頼む・・」と言う。

ふたりの運命

ブルームは帝王切開をし、ルナを取り出した。
ルナは産声をあげて元気だった。マックスはルナを抱きしめる。

しか出血は多くジョージアには輸血が必要だった。
「生き抜いてくれ。ルナにはママが必要だ。ボクにも」マックスは祈る。

ブルームは心臓マッサージをする中、シャープが救急隊と共に走り込んできた。
電気ショックと輸血で、ジョージアは蘇生した。

 

幸せのあとに

あの日以来、会うことも、会話をすることもなかったシャープとブルームは、奇しくもマックスの家族を救うことで共に助け合った。
ブルームが辞職を伝えるためにマックスを訪ねたと知ったシャープは、「マックスの家族を救ったのはあなたよ。ローレン、ほんとうにごめんなさい。信頼を裏切るようなことをして友情を壊した」と謝る。
しかしローレンは、「私はあなたに救われたの。今日、私が役に立てたなら、それはあなたのおかげよ」と伝えた。

救急車の中でジョージアは意識を取りもどした。
マックスは、「よくやった」とジョージアを褒めた。

救急車はもう少しで病院に着く・・その時、事故が起こってしまったー

 

感想

ジョージアが蘇生した瞬間、思わず泣きそうになりました
ローレンの活躍もあり、めでたしめでたし・・・と思った瞬間の交通事故

ケーシーが慌ててコカイン風船を飲み込んでしまった弁護士ハッチのベッドを見に行き、次のシーンで救急車のフロントガラスを突き破り死んでいる男(救急隊員ではなさげ)を映したことから、ラリったハッチが救急車を乗っ取って事故を起こしたでしょう。

こういうシーンを見ると、幸せと不幸ってほんとうに背中合わせなんだなと思います。
ローレンは蘇生されてましたね
シャープは映ってた??
マックスが愛娘ルナをしっかり抱いてて良かった。
ジョージアは、どうなったのかな・・・
この先が気になりますが、半年~1年先の放映なのでしょう
待つことにします。

レイノルズは、母親や姉?の言葉で、イーヴィーを諦めたのかと思いきや、家族を敵に回してもイーヴィーとの結婚を選びましたね
ちょっとこれには驚きました。
そんなに彼女が良いんだ~って。
どっかでローレンとレイノルズがもう一度付き合わないのかな?と思ってたので

 

 

 

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