リッパー・ストリート 1 #8(終)

リッパー・ストリート
リッパー・ストリート

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主な登場人物

キャスト名説明
エドムンド・リード警視庁警部補
ベネット・ドレイク部長刑事
ドナルド・アーサトン巡査長
■ディック・ホッブズ巡査
ホーマー・ジャクソン大尉
アメリカ人軍医
フレッド・ベストスター紙の記者
ロング・スーザン売春宿の女主人
ローズ・アースキン売春婦
エミリー・リードリード警部の妻
デボラ・ゴレン孤児院の院長
フレッド・アバーライン元警部長
ジェームズ・モンロー警視総監
■ビクター・シルバー投稿名はビクター・トランパー
クララ・シルバービクターの姉
バーナビー・シルバービクターの弟
ベラスーザンの店の娼婦

#8 What Use Our Work あらすじ

切り裂きジャックの嫌疑がかけられたジャクソンは、拘置所に置かれる。
リードはジャクソンの嫌疑を晴らすためドレイクに協力を頼むが、ドレイクは「ご自分でどうぞ」と頑な態度を見せる。
同じ頃、ローズは娼婦宿を出てエミリーの施設で世話になっていた。
新聞の恋人募集欄で知り合ったビクターに心惹かれていたのだったー。

 

まとめ

ホッブズの死を悼む

同僚らはホッブズの死を悼む。
ホッブズの私物を取りに来たのは、ホッブズの妻だった。
リードはホッブズが結婚していたことを知らなかったのだった。

 

ローズ

施設にやってきたローズ

施設にやってきたローズをエミリーは快く受け入れる。

パトロンの援助で売春宿を再開したスーザンは、施設を訪ね、ローズに戻って来て欲しいと言うが、エミリーからは、「店に戻すためならここに来ないで」と言われ、ローズからも、「これからの生活を変えたい」と断られる。

部屋に戻ったローズは、新聞紙のページに丸をつけ、”ビクター・トランパー”からの手紙を呼んで笑顔になる。

ビクターとのデート

翌日、エミリーはビクター・トランパーとデートをする。
アルゼンチンで牧場を経営していると話すビクターは、「新聞でこんな出会いがあるなんて。ボクは英国の女性を妻に欲しいと思っている」と言う。
ビクターはピクニックの用意を持ってきたと言ってローズをランチに誘い、ふたりは楽しい時間を過ごすが、帰ろうとした時、ローズは意識を失ってしまう。

 

アバーラインの執念

犯人はジャクソンだ

ジャクソンを拘置所に入れたアバーラインは、娼婦を検死。
”切り裂き事件”の特徴と、今回の事件は符合している。検死医は”切り裂き”の仕業だと確信している。しかも、切り出された臓器がジャクソンの自宅から発見され、物証は揃っていると言う。
「誰のタレ込みか?」と言うリードに答えず、「ジャクソンが犯人で事件は解決だ」とアバーライン。
そのあまりの執念と思い込みにリードは、「米国人を死刑にすれば納得できるのか?執着が中毒化している。考え方を変えるべきだ」と忠告する。

 

拘置所に入れられたジャクソン

「罠だとわかるだろ?」ジャクソンはリードに訴え、「ここから出してくれ」と言うが、リードは、「俺を信じて。時期を待て」と言い聞かせる。

 

ドレイクの哀しみ

リードは、ジャクソンを釈放するためドレイクに協力を頼むが、「ジャクソンを釈放したいなら1人でやって下さい」と言われてしまう。
「ジャクソンが切り裂きジャックだと思うのか?」リードはドレイクの問うが、ドレイクにとっての問題は、アメリカ人のジャクソンと関わったためにボッブズが殺されたことだった。
ドレイクは、「警部補とジャクソン大尉の関係は、害悪ばかりもたらしました」とまで言う。

ドレイクの心は限界だった。
酒を飲んでも虚しさと後悔、哀しみがドレイクを襲う。
ドレイクは娼婦を買ったが、ただ抱いて眠りたいと頼む。
ドレイクは、ベラを抱きながら涙を流した。

行方不明

ここ数日、自宅へ帰っていないリード。
実は、リードは密かにデボラ・ゴレンとの関係を続けていた。

署にやってきたエミリーは、施設からローズが姿を消したと言う。

 

愛する者のために

リードは、パブで飲むドレイクに、「ローズが昨夜、保護施設に戻らなかった。しかも施設にあった彼女の私物が何者かによって持ち去られた。愛する者を守れなくてこの仕事に意味があるか?」と言う。

その言葉に促され、ドレイクはリードと共に施設へ行く。
エミリーは、新聞や便せんで一杯だったゴミ箱のゴミさえなくなっていたと言う。
リードは便せんに残っていた筆圧を浮かび上がらせ、新聞の”恋人募集欄”に投稿していたのでは?と推測する。
「捜査にかかるぞ、やれるか?」と聞かれたドレイクは、「もちろん」と答える。

 

ローズの捜索

10代少女の行方不明事件

リードはまず、最近の事件から、「10代の少女2名が行方不明」に注目する。
行方不明の少女は、17才と19才。
それぞれシドニーとチェシャー住んでおり、仕事はふたりとも家政婦。
それぞれ行方不明になったのは、19日と22日。
リードはアーサトンに、行方不明の少女の私物を持って来させるよう指示する。

 

”切り裂き事件”を洗い直すリード

リードは「ひとり心あたりがある」と言って切り裂き事件を洗い直すが、それを見たアバーラインは、「ナゼ躍起になって過去の容疑者を洗い直す?犯人はもう拘留してる」と言う。
しかしリードは、行方不明者の少女の私物から、”恋人募集欄”の切り抜きを見つけ、「やはりカレが怪しい。ビクター・シルバーだ」と言う。

以前シルバーは、切り裂き事件の容疑者だった。
シルバーは、アルゼンチンから時々仕事で英国に来るが、来る度に恋人募集欄に投稿していた。以前、ビクターに誘拐されそうになった女性が股間を蹴り、署に逃げてきたことがあった。その女性もビクターとは”恋人募集欄”で知り合っていた。またその女性は、ビクターが飲み物にクスリを混ぜているのを見たと証言し、女性が逆らうと鋭利な刃物を出したのも見たと言う。

しかしアバーラインは、「容疑者だったが、正当な理由で除外したろ?お前が忘れたなんて驚きだ」と言う。

シルバーが除外された理由は、1988年9月15日、蒸気船ワッピング号の事故で乗船していたビクターが溺死したからだった。
「違う、行方不明だ。遺体は見つかっていない。この事件は、77人が溺死、5人が行方不明。生存は171人、私を含めて」とリード。

 

記者ベストの協力を得る

リードはベストを訪ね、「新聞の恋人募集欄」について仕組みを聞いたあと、おとり捜査に使いたいと言う。
リードはスーザンの店の娼婦に協力してもらい、ビクターの好み女性像で投稿するよう指示する。

 

シルバーの屋敷 1

目覚めたローズ

意識を失っていたローズは、屋敷のベッドで目覚める。
ベッドサイドに立っていたビクターの姉クララは、倒れたので屋敷まで運んだと言う。
クララから朝食を一緒にと言われ、弟バーナビーと、少女メアリーを紹介される。
しかし不思議なことに、ベルが鳴るとバーナビーが様子を見に部屋を出て行くのだった。

 

違和感

ビクターは身よりがないと言うローズに優しく接する。
ローズはビクターのその優しさに、ここにいると幸せだと言って、自らビクターにキスをするが、ビクターはローズを押し返して拒否する。
その反応に驚いたローズは、「怒らせるようなことをした?」と聞くが、ナゼかビクターは果実酒を勧める。
違和感を感じたローズは、「おいとまします」と出て行こうとするが、「ダメだ。キミを気に入ったのでね」と止められ、バーナビーに拘束されてしまう。

 

ビクターたちに企み

木箱を作っているビクターとバーナビーに、「あの娘はかなりの暴れ者よ。新しい主人に逆らうと困るわ」とクララ。
ビクターは、「だが上等品だ。長い航海を生き延びれば、あの女も感謝する。積み荷はあとひとつだ。そしたら船に乗り、10年向こうにいれば安全だ」とビクターは言う。

 

リードの闇の理由

デボラ

デボラとの逢瀬を重ねるリード。
「また娘の事故の夢を見た。娘は生きてる」と言うリードにデボラは、「娘さんが生きてるなら、話すべき相手は私じゃない。母親がいる。罪悪感をかき消すために私を利用しないで。許しが欲しいのね。昔に戻るために味方になって欲しいのよね。でも、私にはできない。エド、家に帰って・・」デボラはそうハッキリと告げた。

リードの告白

リードは自宅でエミリーに告白する。

蒸気船事故の行方不明者は5人。その中にシルバーと言う男がいるが、カレは生きている。そしてマチルダはシルバーといた。私が職務にマチルダを同行させた。
ヤツは切り裂き事件の容疑者だった。リードがマチルダといる時、シルバーに動きがあり、蒸気船に乗るとの情報が入った。リードは、マチルダを連れてシルバーを尾行し、蒸気船に乗った。
マチルダは甲板で遊んでいた。そこにはシルバーもベロニカと言う女性といた。ヤツが飲み物を買うのを見て、私は近づいたが、ヤツは私を刑事だと見抜いた。
その時、別の蒸気船がぶつかってきた。事故だった。
船体は割れ、甲板が傾斜。マチルダはシルバーの横をスベリ落ちていき、シルバーもスベリ落ちていった。
船は炎上。私は倒れてきた蒸気管の下敷きになって動けなかった。
ヤツは何かを知っているかも。マチルダのことを知ってるハズだと言う。

しかしエミリーは、涙を流しながら、「あなたはマチルダを連れて行くべきじゃなかった。もう止めて。生きてると望みを持ってしまう。でも、死んでいたら?あなたとの関係が壊れてしまう」と言うのだった。

 

シルバーの屋敷 2

ビクターは新聞の恋人募集欄を見て、ターゲットを探す。

意識を取りもどしたローズはベッドに拘束されていた。
「助けて」ローズは声を出しながら暴れる。
暴れるとダイニングルームにあるベルが鳴る仕組みになっていた。
ベルを聞いてやって来たクララとバーナビーによって、ローズは無理矢理クスリ入りの飲み物を飲まされ、三度意識を失う。
屋敷には他にも拘束されている女性がいて、「助けて」といろんな声が聞こえるのだった。

おとり捜査

引っかかったビクター

新聞社に「ビクター・トランパー」から手紙が届いた。
ベストはリードに報告する。

リードはベラにおとり捜査を頼む。
スーザンは、「ベラ、あなたを誇りに思うわ。念のために・・・」そう言って銃を渡した。

デート

リードは、待ち合わせ場所周辺に、ドレイクをはじめ、多くの私服警官を配備した。
ベンチに座っているベラに近づいたビクターは、優しい物腰でデートに誘い、ベラを連れ出す。

「姉が作ったレモネードだ」と言ってビクターはベラに飲み物を勧める。
ベラが飲むのを確認したリードたちは、ジワジワとビクターを追い詰めるが、ビクターはリードを見た瞬間、刃物でベラを脅し、「そこを動くな!近寄ったら女を殺すぞ!」と叫ぶ。

「やはり貴様か」とリード。
ベラを連れ去るビクターを追いかけるドレイクたち。
その時、銃声が聞こえた。

倒れていたのは、ビクターだった。
首からドクドク血を流すビクターにリードは、「死ぬな!覚えてるだろ?私と娘のことを!シルバー、娘は?お前の家にいるのか?死ぬな、まだだ!」と叫ぶが、シルバーは息絶えてしまう。

「コイツだけなんだ。娘の生死が分かるのは!」
叫ぶリードを必死に止めるドレイク。
するとベラが、「姉がいると言ってた」と言う。

 

ジャクソンの検死の力

署に戻ったリードは牢へ行き、「ジャクソン、お前はまだ私の部下か?」と問う。
ジャクソンが「あぁ」と答えると、リードはジャクソンを牢から出すが手錠をし、検死室へと連行する。

 

ビクター・シルバーの検死

「死ぬ48時間前にどこにいたか知りたい。ローズを監禁している。他にも数人」
リードはそう言ってビクターの検死を手錠をしたままさせる。

コートからはクララ・メイ号に載せる大型貨物8つ分の通関書類が出て来た。
出航は明日だった。

ビクターの肺からは、木片のような有機物が見つかる。
指に出来たタコ、冷蔵用パットに使うアンモニアの検出
リードはビクターが木箱を作っていたと推測する。
南米まで7週間、女性たちを眠らせるために使うのは、アヘンチンキだとジャクソン。
リードは、クララがアヘンチンキを買いに行くだろうと推測する。

 

自分で嫌疑を晴らす

ジャクソンは娼婦の遺体を調べたあと、「フランク・グッドナイトの遺体を持ってきてくれ」と要求する。
グッドナイトの遺体を運ばれたのを知ったアバーラインは、「私の邪魔をするなど許さん。お前たちはジャクソンの共犯だ」と言い放つが、「十分だ!」とリードは叫び、ジャクソンの手錠を外して、「カレは私の医師、ジャクソンだ。毎回、捜査に尽力してくれてる。さぁ嫌疑を晴らせ、大尉!」と言う。

ジャクソンは娼婦の指爪の間の皮膚片を見せ、グッドナイトの首についたひっかき傷と一致するのを見せた。
そしてグッドナイトの整髪料の匂いが、娼婦の指にあった髪の香りと同じだと突き止めた。
リードは、「カレが犯人じゃない。分かったら仕事を続けさせてください」とアバーラインに言う。
アバーラインは認めざるを得ず、検死室を出て行ったー。

 

クララを取り押さえる

船の停泊場所の近くの医薬品卸業者の元にアヘンチンキを買いに来ると予測したリードは張り込み、クララを捕らえた。

監禁場所を知りたいリード。
「ちょっと考えがある」とジャクソンは言い、ドレイクに協力を頼む。

リードはクララから監禁場所を聞き出そうとするが、簡単に口を割らない。
それどころか、「弟のバーナビーが見張ってるわ。夜までに私とビクターが戻らなければ、バーナビーは迷わず女たちを殺す」と言ってのける。

誘拐した女性について聞くリードにクララは、「家政婦が3人、看護師2人、店員1人、娼婦をやめる予定の娘がひとり。もうひとりは今日誘拐予定だった。それと、船倉に入れない大事に育ててる少女がひとりいる。凄く高く売れるから。あなたね、船にいた刑事は?ビクターに聞いた」と挑発する。
怒りが抑えきれなくなったリードはクララを拘置所まで連行し、まさに拷問を受けているビクターを見せた。
弟の拷問を見て、クララは観念し、屋敷の場所を教えた。
拷問されていたのは、ビクターのフェイクだった。

 

解決

シルバーの屋敷に踏み込んだリード。
リードは少女を見つけ走り寄ろうとするが・・・マチルダではなかった。
「あの日、ビクターは誰の姿も見ていない。助かったのは奇跡だと言ってた」とクララ。
リードは、「少し生き延びただけだ。もうビクターは死んでいる」と事実を告げた。
ドレイクはローズを助けた。

リードはエミリーと一緒にデボラの施設にメアリーを預けた。

日常に戻ったH管轄署。
アーサトンが事件を報告し、リードは出陣する

 

感想

シーズン最終話でした。
8話でコンパクトにまとまって素晴らしいドラマでした。

ジャクソンとスーザンの秘密と関係も、分かった上で、一応解決。
リードが抱えていたマチルダの事故の真相も一応分かりました。
まだマチルダは生きているのか、死んでいるのかわかりませんから、これはシーズン2以降も続くのかな?
あと、切り裂きジャックも判明していませんから、これは永遠に謎のまま続くような気がします。

そして今回のGOT俳優は、ホーダー
クリスチャン・ネアンがシルバーの弟バーナビーを演じてました。

リード、ジャクソン、ドレイクは良い仕事仲間ですね。
シーズン2も楽しみです。

 

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