レジデント 型破りな天才研修医 3 #15, #16

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海外ドラマレジデント 型破りな天才研修医

2話ずつアップしてます

 

#15 ラストチャンス Last Shot あらすじ

ケインの野望が詰まった”脳神経外科センター”が開業の日を迎える。
支援者を前に、意気揚々スピーチするケインだが、準備不足で問題が発生しまくる。
そんな中、ケインは少女の覚醒下オペをすると言い出す。
一方、3Bライフを服用していた患者が死亡した。
ベルは原因究明をコンラッドに頼む。

 

まとめ

心臓移植を待つ2人の患者

同室者、同血液型、同じ心臓のサイズ

心臓移植を待つ学者のタイロンは、同室者で画家のアーロンがウザくて仕方がない。
今日も回診に来たオースティン、ミーナ、トーレスに、「カレの音がうるさくてイライラする。別室にしてもらいたい」と苦情を言うほど。
一方のアーロンは、タイロンの嫌味を気にする様子も見せず、何枚もタイロンの自画像を描いていた。

移植のチャンス

そんなタイロンに移植臓器が見つかる。
「信じられない。この時が来たんだ」と喜ぶタイロンだったが、熱があることがわかる。
「何ヶ月も待ったんだ。手術してくれ」と訴えるが、移植術は見送られることに。
必然的にその心臓は次の移植者アーロンへと移植されることに。

アーロンのオペは無事終わる。
ミーナはタイロンを気遣うが、「入院した時、余命半年と言われた。もう時間切れだよ。私は孤独だ。見舞いに来るものもいない」とタイロン。

アーロンの気持ち

しかし術後アーロンは急変。
移植術合併症の脳卒中を起こし、脳死状態となってしまう。

オースティン、ミーナ、トーレスからアーロンの状況を聞いたタイロンは、「我々移植待機者はここで死と向き合ってる。可哀想に、もっと優しくすれば良かった」と後悔の言葉を口にするが、「カレはあなたを慕ってた。あなたと同室のままにして欲しいと頼まれてたし、あなたがいないと退屈だと。あなたとじゃれ合うことで、正気を保とうとしてのかも。そしてカレはドナーだ」と伝える。
「移植ができるのか?」と聞くタイロンにオースティンは、かなり難しオペではあるが全力を尽くすと約束する。

タイロンはオペ室へ向かう途中、人工呼吸をしているアーロンの手を握り、気持ちを伝えた。

素晴らしい画家

タイロンは順調に回復していた。
タイロンはアーロンが書いた自分の自画像を買い取ると言う。
「あの絵がキライだったんじゃないの?」と聞くミーナにタイロンは、「あぁキライだ。だけど、この絵は私を変えてくれる」と言う。
オースティンも、「カレはアーロンは素晴らしい芸術家だった」と言う。

 

ケイン脳神経外科センター、開業

支援者を前に、意気揚々と開業の挨拶をするケイン。
ニックは脳神経外科センターで勤務するが、電子カルテは動かない、室温はコントロールができない、抗生物質や注射針は在庫が足りないなど、準備不足で医療に支障が出始める。
「このままじゃ今日さえも乗り越えられない」とジェシカ。

ニックは支援者にスピーチを続けるケインを半ば強引に呼び、「オペは延期しましょう。時期尚早です。薬が足りず、ソフトウェアも空調も使えない。患者が死ぬ」と忠告するが、聞く耳など持たないケインは、「乗り切れる。何の問題もない」と言い切る。

アニーの里子ルーシー
アニーのエピソードは、コチラコチラコチラ

元気になったアニーが、里子のルーシーの脳腫瘍摘出術のため入院して来た。
アニーは、ケイン医師の執刀を最新設備の病院で受けられると安心し、ルーシーの完治に期待する。

ケインはルーシーのオペを覚醒下で行うと説明。
不安そうにするふたりを見たニックは、「私も立ち合う」と言う。

ルーシーの手術

覚醒下脳腫瘍摘出術が始まった。
ニックはルーシーの側に付き添い、話しかける。
順調に進んでいたが、ルーシーのバイタルサインに異常が発生する。
麻酔科医が悪性高熱を疑ったため、”ダントロレン(筋弛緩薬)”の投与を指示出すケイン。
しかし薬剤カートの中身は空っぽだった。
ニックは薬剤を捜すため走り出す。

どんどん状態が悪化する状況に、「オペを中断して挿管しましょう」と進言する麻酔科医を無視し、「あと少しだ。やり遂げる」と耳を貸さないケイン。

何とか薬剤を見つけ戻って来たニックがダントロレンを投与し、状態は安定。
事なきを得る。

するとケインは広報に合図を送る。
見学室に入って来た支援者たち。
ケインは自分のオペの様子を彼らに見せた。

 

ニック vs ケイン

オペ後、ルーシーの容態は安定。
アニーはケインへの感謝を口にする。

しかしニックは、準備不足で難易度の高いオペを行ったケインに納得できず、「患者が死にかけた。ラッキーだったに過ぎない。用心に越したことはない」と忠告するが、「オペは成功した。オレには才能と運がある」と言い切るケイン。
ニックは、センター支援者へのアピールしか考えていないケインに、「こんなことを繰り返せば、患者に危険が及ぶ」と言うが、ケインは、「看護師が出しゃばるな」と言うのだった。

 

3Bサプリメントの運命

ベル姿勢

広報担当を雇ったベルは、彼女のセッティングで医師ピアスが司会を務めるTV番組に出演し、”3Bライフ”を宣伝するが、ベルはそれだけじゃなく、健康管理の大切さや、信用と信頼を得るためにラベルに顔を出したと説明。
その姿勢が視聴者に受け入れられ、”3Bライフ”益々売上を伸ばす。

しかし、総合病院で入院中だった有機リン中毒患者が死亡してしまう。
アンドレアは、原料、工場とも問題なかったと主張するが、ベルは、「人を害する可能性が少しでもあるなら用心するに越したことはない。確証を得るまでは出荷を抑え、亡くなった患者とチャスティンの患者らを検証する」と言う。

ベルはすぐにコンラッドを呼び、亡くなった患者のカルテを渡し、「死因を探って欲しい。チャスティンに入院中の3人ももう一度検査してくれ。キミは些細なことでも見逃さない。確証が欲しい。死人は出したくない」と頼む。

デヴォンは、「自分を守るためなら何だってやる人だ。今も尚、危険なサプリを飲み続けてる人がいる」と批判するが、「信じてみよう」とコンラッド。

シンシア、ダグ、ラジ

3人を集めたコンラッドは、細かなアンケート用紙を渡して協力を頼むが、すっかり体調の良い3人は「今日退院したい」と楽観的。
ダグに至っては私服に着替えていたが、「他病院で死亡者が出た。回復後に亡くなったので、あなたがたも急変する可能性があるから観察を続ける。中毒の原因が何であるか突き止める必要がある」と協力を頼む。
しかしその5分後、ダグが心停止してしまう。

何とか一命は取り留めたが、ダグが倒れた原因が全くわからない。
デヴォンは、すぐにでもリコールするべきだと言うが、コンラッドは、もう少し調べたいと言う。

ベルの決断

ベルは広報担当とアンドレアを集め、リコールすることを決める。
耐えきれなくなったアンドレアが席を立った後、広報担当者は、「待つべき。被害者が増えても私が助ける。代表者の誰かが犠牲になれば、マスコミは満足する」と言い出す。
それはアンドレアをマスコミの矢面に立たせることを意味していた。
「彼女は医者であるあなたを利用した。こういう時のために私を雇ったんでしょ?彼女は再起できるけど、あなたはムリ。3Bの被害者に狙われ、一生世間から非難される。私ならそれを阻止できる」と言い切る。

 

しかしベルは、「私が責任を取る」と断言する。
リコールすると聞いたコンラッドは、「答えが出るまで時間をください」と言うが、「私は誠実で信頼される父親のようになりたかった。協力をありがとう」と覚悟を決める。

コンラッドの検証

コンラッドは、(ナゼ3人の内、ダグだけが心肺停止になったのか)を検証。
ダグだけが私服を着ていたことに気づき、ダグの全身の皮膚を観察して発疹かぶれを発見する。

検証結果

マスコミを集め、声明文を渡しはじめたベル。
そこへ入って来たコンラッドは、「原因は服だ。皮膚からの有機リンの吸収が原因だ」と言う。

彼らは同じ衣料品店で服を購入していた。
その衣類は殺虫剤と一緒に店に配送されたが、殺虫剤がこぼれ、服が汚染されていたのだ。
3Bライフは通販番組で放送され、一気に売れた。
そのチャンネルで、その衣料品のCMが流され、3Bライフと衣類を同時購入した客が多くいたため、原因が3Bライフでは?と疑われたのだった。

新しい仕事の打診

コンラッドのおかげで、危機を脱したベル。
ベルは医師ピアスから、近々引退する自分の後任にならないかとオファーを受ける。

オースティンとミーナ

ミーナはアンドレアと距離を縮めていくオースティンを見て、複雑な気持ちを抱きながらも、吹っ切ることに。
オースティンも、トーレスがミーナに気があると知り、ふたりをくっつけようと画策する。
ミーナはトーレスを自分からデートに誘う。

 

感想

ベルはやっぱり良い人(になった)らしい(笑)
シーズン1最低な医者ベルはもういない(笑)
アンドレアに責任さえなすりつけなかったし。
「全責任は自分にある」だって。まさに「理想の上司」じゃんね?
外科部長の時も、CEOの時もそうじゃなかったのに、いきなりのキャラ変に、少しついていけず、毎回、裏はないか?と疑ってしまう自分がいます~。
安心して信じて裏切られたらキツイもん(笑)

そしてケイン様(笑)
やっぱりケインが画面に出てくると、暑苦しいわ絵面の圧(笑)

カレこそ、スキルの高さでギリギリすり抜けてるけど、いつか本当にあり得ないことが起こりそう。
医療は、ここまで儲け主義に走られると、違うものになる。
ケインの考えてる医療を主流にしちゃイケナイと心から思う。

 


#16 舞踏会の夜 Reverse Cinderella あらすじ

中東の国王であるナディーンの父親は、娘の誕生日を祝うために舞踏会を開くことに。ナディーンはデヴォンを誘い、父親にも紹介したいと言う。
しかしデヴォンは新進気鋭のデザイナー、ジェマの容態が急変したため、約束の時間を守れなくなってしまう。
一方キムは、産婦人科を廃止すると言いだし、その処理を主任レジデントのコンラッドにするよう指示する。

 

まとめ

1週間前

舞踏会への招待

デヴォンに会いに来たナディーン王女は、父親である国王が、ナディーンの25才の誕生日の祝賀会を開き、病院関係者を招待する。デヴォンを父親に紹介したいと言う。
デヴォンは物怖じすることなく、「大丈夫だ。楽しみにしていると伝えて」と、国王に挨拶すると約束する。

アーヴィングの決断

アーヴィングは仲間の協力でジェシカにプロポーズ、OKをもらう。

1週間後

新進気鋭のデザイナー、ジェマ

腹痛と嘔気、体重減少を訴えERに来たジェマは、ミーナが「紹介して」と言うほど、注目のデザイナーだ。
デヴォンは、「この世界は弱肉強食よ。検査してる時間などない」と言うジェマを説得し、CT検査をするが、胃と小腸に腫瘍のような影が見つかり、追加で胃カメラ検査を行うことに。

センス

ジェマは舞踏会へ行くとタキシード姿のデヴォンを見て、「そんなダサいカッコは見逃せない」と手を貸し、見事に洗練されたスタイルに変身させた。
デヴォンが病院を出ようとした時、ジェマの急変を知らせる連絡が入る。

駆けつけるデヴォンの前で、腹痛に苦しむジェマ。
ミーナは、腸穿孔と判断、緊急オペすることに。
ジェマは突然のことにデヴォンに、「怖い。1人じゃムリ。そばにいて!」と訴えるジェマを置いて行けず、「そばにいます」と手を握る。

食毛症

ミーナとノーランで執刀されるが、胃腸にあった腫瘍様のものは、毛の塊!
ジェマはストレスから来る”食毛症”だったのだ。

デヴォンから舞踏会へ行けない理由を聞いたナディーンは、「ふたり揃って客を迎えるのが慣例よ。すっぽかすなんて私に恥じをかかせる気?さよなら」と怒って電話を切ってしまう。

オペ後、「自分の髪の毛を食べてることがバレたくなくて、ずっと人を遠ざけてた。仕事では成功したけど、孤独なの。引き留めて悪かったわ。大丈夫だから舞踏会へ行って!」とジェマ。

 

コンラッド

産婦人科の廃止通告

突然キムは、産婦人科を6週間後に廃止すると言い出す。もちろん理由は、採算性が悪いから。
コンラッドは、「妊婦が行き場を失うし、大勢のスタッフの職がなくなる」と意見するが、聞く耳など持たないキムは、「学会で産科チーフが不在の今がチャンスだ。キミから産婦人科レジデントに伝えるんだ」と強引だ。
研修途中で切られたレジデントは、他の病院では働けないシステムのため、コンラッドは頭を悩ませる。

ギャビ

コンラッドは同期で産婦人科レジデントのギャビを呼び、事情を説明、「州中の産婦人科に推薦状を出す。できる限りのことはする」と言うが、「研修がやり直しになる。あと1年で一人前の給料になるハズだったのに。学費の返済に、アパートの賃貸、もう実家に帰るしかない」とショックを隠せず、涙し、出て行ってしまう。

コンラッドはベルに、このことを話し、「産婦人科のレジデントを2名受け入れて欲しい。せめて彼らのキャリアを守りたい」と頼む。

 

メアリー、17才

体育の授業中に倒れたメアリーを連れて父親が病院へやってきた。
メアリーは、「最近、走る体力もない」と言う。
遅れてやって来た義母は、「またなの?夫が甘すぎる。大学の準備もある。体調不良を理由に逃げちゃダメよ」と手厳しい。

しかし精密検査の結果、やはりメアリーに異常は見つからなかった。
メアリーは納得できないと言うが、「私の言ったとおりでしょ?ストレスに効くお茶を飲んで」と水筒のお茶を飲ませる義母。
その直後、「気分が悪い。息苦しい・・・」と言い出したメアリー。
それを見て義母は、「パニック症候群よ」と言うが、父親は、「キミが厳しいせいだ」と言いだし、目の前で言い争いを始めてしまう。
見かねたニックはふたりを診察室から出し、メアリーを入院させることに。

「仮病じゃない。身体に違和感があるの。母が亡くなってから父は過保護になった。義母は私の自立を望んでる」とメアリー。
ニックはメアリーの足の感覚が鈍くなっていることに気づく。

急変

メアリーの病状は悪化し続け、呼吸不全、心不全、腎不全を起こしてしまう。
メアリーの爪に”ミーズ線”を見つけたニック。
コンラッドは、有害化学物質による中毒を疑い、検査の結果、メアリーは「重金属タリウム中毒」とわかる。

<誰がメアリーに毒を盛ったのか>

ニックは、水筒のお茶が疑わしいと言う。
コンラッドの協力を得て、こっそり水筒を手に入れ、お茶の成分を調べる。
タリウムが検出された。

この事実を聞かされた父マークは、「あり得ない。スーザンはそんなことしない。お茶は私が鍼師から買っているものだ」と言う。

舞踏会で

遅れてやってきたデヴォンをナディーンは、「うれしい」と笑顔で迎え、キスをする。
その様子を見ていた国王。

ナディーンはデヴォンを父親にデヴォンを紹介するが、あまり良い反応を示さない国王。
ナディーンが、アトランタで有名な音楽事務所と契約したと話しても、王女として国に帰る時が来たと国王。
「もう子どもじゃないわ。国には帰らない」と言うナディーンの肩を持つようにデヴォンが、「お言葉ですが。。」と言うと国王は、「口を挟むな」と強く遮る。

ベルとキム

会場でキムを見かけたベルは、「診療科をなくせば、病院の地位も名声も失う。世界的な医療機関ではなくなる」と忠告するが、「チャスティンが潰れてもレッドロックは存続できる」とキム。
そして、国王はレッドロックに深い恩があると言い、出資を頼もうと近づくが、けんもほろろに扱われてしまう。

緊急事態

「プラヴェシュ!」
会場にオースティンの声が響いた。
国王と近いし間柄のルパが破水したのだ。
ルパの胎児は、心臓逸脱症だったため、緊張が走る。

ボストンまで搬送している余裕はなかった。
オースティンとミーナは帝王切開で胎児を取り出し、その後ボストンへ運ぶプランを立て、チャスティンにルパを搬送する。

キムは、「このオペだけは、意地でも成功させろ」とベルにプレッシャーをかけるがベルは、「産科は最も感謝される科だ。そこを考えるんだな」と苦言を呈する。

緊急帝王切開

生まれてきた赤ん坊は産声をあげない。
オースティンが心臓をエコーすると、ファロー四徴症があることがわかる。
「ボストン搬送してる間にこの子は死んでしまう。オペするしかない」と決断したオースティン。
ミーナもオースティンの決定に従う。

※ ファロー四徴症:先天性心疾患の名
  ①心室中隔欠損(VSD)、②肺動脈狭窄(PS)、③大動脈騎乗、④右室肥大の
  4症状を併発しているため、難病。

その頃、コンラッドはニックにプロポーズをし、OKをもらう。

 

感想

ケインの登場がないと、暑苦しさがない(笑)
キライじゃないのよ、ケインのこと。
ドラマにとって、良いキャラクターだと思ってるけど、如何せん濃い(笑)

レッドロックのキムは、医療を完全にビジネスと思ってる。
そう思った時点で、医療は、人のために施すものから遠のくと私は思う。
ケインは、なんだかんだ言っても医者。
カレなりの医師としてのポリシーはあると思う(思いたい)
だけど、キムは経営者でしかない。
売上だけを考えれば、心臓外科、小児科、産科は収益があがらない科。
だけど、それこそ医療は人のためのもの。売上だけで決めちゃダメなもんなんだよね。

あ、アーヴィングとジェシカ、おめでとう。
コンラッドとニックもおめでとう。

もうムリかと思われたミーナとオースティンも良い感じだったじゃんねー。
ふたりが恋人同士になること、祈ってる私です。

 

 

コメント

  1. […] このエピソードの続き […]

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