女子旅を楽しむエレクトラ、ブランカ、エンジェル、ルルのエピソード
#9 真夏の夜の夢 Life’s a Beach あらすじ
ニューヨーク市は猛暑が続いていた。そんなブランカに大打撃が襲う。エレクトラはブランカを励まそうと女子旅を計画する。
相関図
まとめ
ブランカ
失う
連日38℃を超える猛暑が続くニューヨーク。
朝４時にかかって来た電話は、ブランカのネイルサロンから出火したと言う知らせだった。
駆けつけたブランカは、店内のすべてが焼けてしまった状況に呆然とする。
大家のノーマンは火災保険に入っておらず、ブランカは財産のすべてをはたいて作った店を一瞬にして失ってしまったのだ。
連絡を受けてやって来たノーマン夫人は、「私もあなたから色々教えられた。これは教訓よ」と言うと、これで縁が切れるとばかりに店を出て行くのだったー。
仲間
エレクトラ、エンジェル、ルルはブランカを心配し集まるが、あまりの暑さにウンザリ気味。
するとエレクトラは突然、「女子旅をしよう」と提案する。
翌朝、集合場所に現れたブランカはダサい服でやって来た。
「そんな服はあり得ない」と言う仲間に、「私は身体をさらしたくない。男や変人と囁かれる」とブランカ。
しかしエンジェルは、「人は好きに言う。美人でもブサイクでも同じ。男社会の女の宿命。気にするだけムダ」と言うと、ブランカのために服をコーディネートし、オシャレに変身させると、エレクトラの運転で女子旅に出発する。
別荘で
エレクトラが連れて行ったのは、ロングアイランドにある素晴らしい別荘だった。
4人はテンションがあがるが、これにはカラクリがあった。
この別荘は、エレクトラの顧客ジョーのものなのだ。（SMクラブの客は富裕層）
エレクトラはジョーと先に別荘に行き、カレの希望どおり檻に入れ、手足を拘束、目隠しにヘッドホンをつけてガレージに放置していたのだ。
驚くブランカたちに、「カレは自ら望んで監禁されてるの」と説明するが、「この前のようなトラブルはごめんよ！」とブランカはエレクトラに釘を刺す。
出会い
ビーチでくつろぐ４人。
ブランカは泳げないと言うエンジェルと誘い、海へと入るが、波にさらわれ溺れたのはブランカ。
ライフガードに助けられ、一命を取り留めた。
エレクトラたちは高級レストランでディナーを楽しむことに。
レストランの客は４人に好奇の目を向けるが、エレクトラは堂々と振る舞い、ご馳走すると言い出す。
料理は美味しく、楽しい時間を過ごす４人。
「私にはこんな時間が必要だった。ほんとうにありがとう」と言うブランカにエレクトラは、「あなたはずっと私の娘よ」と言葉をかける。
トイレの後、ブランカはレストランにライフセーバーがいるのを見つけてしまう。
命を助けてくれたカレに惹かれているブランカは、偶然の再会に驚き、ときめきを感じる。
男性の名前はエイドリアン。
エイドリアンは、「ライフセーバー歴は６年目だが、こんな唇ははじめてだった。ビーチを散歩しないか？」と甘い言葉でブランカを誘う。
エレクトラは、「知らない男と夜のビーチは危険。キャンディは殺されたのよ？」と心配するがブランカは、「自分の直感を信じて行く」と言う。
３人はナイフやスタンガンをブランカに渡して送り出した。
女王エレクトラ
ブランカがエイドリアンと偶然の出会いをしている頃、ひとりの女性客がエレクトラたちのテーブルに近づき、「女のフリをしていても、あなたたちは男よ。場違いの場所にいる」と忠告しはじめる。
エレクトラは女性を酷評し、「この席を勝ち取ったの、私たちは何処へも行かない」と宣言する。
甘い時間
ビーチを歩くエイドリアンとブランカ。
エイドリアンは医学生で、有色人種の医師が必要だと思い、努力していると言う。
エイドリアンはブランカがトランスセクシャルだと気づいていたが、「キミは美しくて面白くて情熱的だ。それで十分だ」と言い、キスをするのだった。
帰って来ないブランカを心配し、エレクトラたちが警察に通報するべきかと思案している時、ブランカが戻って来た。
デートのついて聞かれ、「ドラマのようなだった。最近、良いことがなかったけれど、人に求められるって素敵ね。希望が湧いて来た。電話番号を渡したけど期待はしていない。それでいいのパーフェクトな夜だったから」と幸せな時間を噛みしめるブランカ。
はじまりの予感
自宅に戻ってきたブランカ。
留守番電話にはエイドリアンのメッセージが！
ブランカはすぐに電話を折り返すのだった。
感想
箸休め的なエピソードでした。
ブランカに素敵なBFが登場。
ブランカがトランスセクシャルだと分かっても、彼女に会いたいと言うエイドリアンは素敵だけど、ブランカにはHIV陽性の問題がありますもんね・・・。
これがブランカにとって本当の恋ならいいな。ブランカが傷つくところは見たくないものね。
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