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#4 昇進 Promotion あらすじ
メーデーに加わりギレアドを倒しハンナを連れ戻すことにのめり込むルークとモイラ。しかしギレアドの実態、恐ろしさを身をもって分かっているジューンは、アラスカで生活を立て直そうとルークに頼むが・・・。
一方新ベツレヘム計画の成功が認められ、上級司令官に昇進したローレンス。リタは妹を捜すため新ベツレヘムもやって来た。
相関図
まとめ
メーデーのアジト
中立地帯から戻れなくなったルークとモイラはジューンとニックの協力で無事アジトへと戻ったが、ルークは戻るなり、通信塔、弾薬保管庫、連邦の建物の爆破計画に加わる。

そんな中マーク・トゥエロから、「ルークの起訴が取り下げられた。アラスカへ行きを手配する」と報告が入る。ジューンは早速荷造りをはじめるが、「爆弾の運搬を任されてる。任務を遂行したい。キミに助けられはしたが失敗じゃなかった。想定外だっただけだ」と言い出すルーク。ジューンは、「私だってギレアドを倒したい。でも、メーデーの仲間はプロフェッショナルじゃないし何もわかってない。相手はギレアドの兵士、守護者、”目(eyes)”よ、危険過ぎる。正気じゃない。お願い信じて。アラスカに行って新しく人生を築くべきよ」と説得する。

メーデーの計画
代表のエレンは仲間を集めると、「戦闘機を撃墜した司令官の名前と攻撃するべき場所がわかった。”イゼベルの店”を狙う。そこへ狙撃手を送り込み司令官を殺害、店を爆破し軍隊を突入させる」と言うが、その甘い計画に、「第一段階で失敗する。店に突入して計画どおりじゃなかったとき、どうするの?店にいる女性たちにも計画を予め伝えておかないと巻き添えにしてしまう」とジューン。仲間からも、店の構造がわからない、当日の警備がわからないとむやみに行けないとの声があがるが、「店内の詳細、当日の動き、守護者のシフトは偵察に入って調べる。そのときに女性たちに計画を伝える」とエレン。

だが、「女性たちを脱出させる計画もあるのよね?。絶対に犠牲者は出せない」と言うジューンの声に、「理想はそうだけど、現実は違う」とエレンと仲間たち。
そのとき、「私が行く。店を偵察して女性たちに計画を伝える。イゼベルの店にいたのは私だけだし店も知り尽くしてる。私しかいない」とモイラ。

ジャニーンの運命
ジューンは、「行かないで。イゼベルの店は危険よ。あなただとバレる。助け出したばかりなのよ、他の人に任せて欲しい」と言うが、「そんなこと1番分かってる。でも女性たちを助け出さなきゃ」とモイラ。
だがイゼベルの店の女性データに「ジャニーン」がいることが判明、驚くふたり。

ジューンの直談判
ジューンはエレンに、「イゼベルの店には私が行く。ペントハウスを調べて女性たちに計画を伝える。モイラはギレアドを離れて長い。今の状況をわかってない。それにイゼベルの店へ戻れば、忌まわしい過去のトラウマで取り乱すかも知れない。イゼベルの店に私の友だちがいる、助け出したい。何かあったとき、モイラには頼る人がいないけど、私には力を貸してくれる司令官がいる。私が行く」と直談判する。

互いの思い
だがそれをルークとモイラが受け入れるワケがなかった。ジューンは、「あなたたちは何も分かってない。ギレアドとの戦い方を知らない。絶対に生き残れない」と言うが、「見くびられたものね、あんたは来ないで」とモイラ。ルークからも、「キミはただ自分が思うようにやりたいだけだ」と言われジューンは、「そもそもここに来たにはあなたたちを助けるためよ」と言うが、「だったらアラスカへ戻れ。この計画を練ったのはオレだ。ハンナのために戦う!」とルーク。

ふたりの覚悟

改めてジューンの気持ちを理解し、「戦いたいなら一緒に戦おう」と言うルークに、「ハンナのために戦いたい。これまで何度も取り返そうとした。最初は高ぶり、やれそうに思うし、実際ハンナに近づける。でも上手くいかず、またハンナを失う。それがどれほどツライことか・・・こんな思いをあなたに味わわせたくなかった。浅はかだけどまたアラスカで家族として暮らせると思った、でもそれはあり得ない。だってハンナがいないんだから」と言うジューンに、「でも不可能だと思っていたことが起きた。キミを取り戻せた。生きてここにいる。イカれた親が娘を連れ戻しに行くだけだ」とルーク。
ジューンは、メーデーの計画どおりにはいかないかも知れないし、仮に成功したとしてもハンナに辿り着ける保証はないと言うが、ルークは、「でもやる価値はある」と言う。ジューンは頷き、覚悟を決める。

新ベツレヘム
リタ
その頃新ベツレヘムへと着いたリタ。リタを待っていたセリーナは、リタの妹を探し出し、再会できるようニックと共に手を回したのだ。リタは妹ジーナとの再会を果たす。

ニックと再会、「子どもだったのに立派になった」と言うリタに、「一番安全な場所で一番安全な立場になった」とニック。「ここはギレアドじゃなく本当に良いところなの?」と確認するリタに、「そうだ。良い状態を維持するのがオレの役目だ。だが家族再会には1~2年はかかる、待てるか」とニック。リタは、「待てる、それが叶うまでここに住む」と新ベツレヘム移住を決める。

ギレアドで
ローレンスとナオミの関係
ローレンスは新ベツレヘムの成功と新たな交易ルート開拓が評価され、上級司令官に任命されることに。
ナオミは、「司令官妻たちがパリのジュエリーを身につけられるのはあなたのおかげ」とキスしようとするが、ローレンスはそれを避ける。

儀式

ローレンスが上級司令官に任命された。
ベル司令官から”イゼベルの店”で祝賀会をすると言われ、ローレンスはニックを同席させようとするが、「ローズが夕食を用意してる」とそれを阻止したのはウォートン司令官。
イゼベルの店
イゼベルの店で羽目を外す司令官たち。
ベル司令官は口笛でジャニーンを呼び出すと、「今度呼んだら四つ足で猫になって来い」と言い、ジャニーンがローレンスの侍女だったことを思い出すと、「キミの特別の日だ、祝儀代わりに抱かせてやろう」と言い出す。ローレンスはそれを受け入れジャニーと部屋に消える。

ローレンスとジャニーン
部屋に入ったローレンスは、「何もする必要はない」と言うが、「あなたは私を侍女から娼婦にした」と責めるジャニーン。ローレンスは、「すまなかった」と謝ると、コロニー送りか壁に吊るされるしかなかったが、ジャニーンを助けるために手を尽くした結果が”イゼベルの店”だったと言う。

ローレンスはアンジェラの絵を見せ、「アンジェラは元気だ。これはアンジェラが描いた絵だ。才能がある。賢い子だ。何不自由ない」と言うが、「この先は?司令官の子どもでも悪いことは起きる」とジャニーン。ローレンスは、「私のすべてを賭けてあの子を守る」と約束する。
ジャニーンとの約束
アンジェラを膝に乗せ、「エレノアの大切な本だ」と”小公女”を読み聞かせするローレンス。
ローレンスはまだ亡妻エレノアを深く愛しているのだった。

ウォートンとセリーナ
「ローズが甘いものを食べたいと言っていたので」とパイを持って訪ねてきたセリーナに、「一緒にいただこう」と誘うウォートン。
ウォートンは妻ベスは早くに亡くしており、環境問題が悪化、子どもが育つことさえ難しかった時代に妻に代わりローズを男手ひとつで育てた父親だった。
セリーナは、ローズが無事に出産、健康な赤ん坊が生まれて来ることを望んでいるウォートンに、「新ベツレヘムの拡張によってギレアドを神の光の道へ戻すことができる。私たちの苦しみを断ち切る」と言うが、「正直迷いもあったが、あなたの改革への信念が新ベツレヘムの評価を高めている」と評価するウォートン。その言葉にセリーナは、「発言の場を与えて下さったことに感謝してる」と言うが、ウォートンは、「止められたこともあったろう。ご主人はもっとあなたを後押しするべきだった」と言う。

ウォートンはセリーナを自宅まで送る道で、「実は2~3年前、D.Cのダンスパーティーであなたを見たことがある。あなたに恋をしたがすでにフレッドがいた」と告白する。「あの頃は夫はすでに私も重荷だった」と言うセリーナにウォートンは、「ダンスしよう」と手を差し伸べる。セリーナは、「道の真ん中よ」と返すが、笑顔を向けるウォートンの手を取る。

だがそれをリディアおばに見られてしまう。

感想
ギレアドがアメリカを制圧して以降、過酷な人生で、カナダに逃げてルークと会えただけでもラッキーで、アラスカで母親とニコールと4人の新たな生活をはじめたいと望むことはなんにも問題がない。だけど、ハンナがいなきゃそれは家族じゃないもんね![]()
と言うことでジューン、ルーク、モイラはギレアドとの戦いに望むらしい。
セリーナにも幸せが来た?
今のところウォートン司令官は優しくて思慮深く、清潔、高貴なイメージだけど・・・・。




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