ピーキー・ブラインダーズ6  1話 凶日(相関図)

海外ドラマ
海外ドラマピーキー・ブラインダーズ

送信中です

×

「ピーキー・ブラインダーズ6」ファイナルシーズン全6話

最初に。ポリー・グレイを演じたヘレン・マックローリー氏が2021年4月、逝去されました。
シーズン6は当初、2020年クランクイン予定でしたがパンデミック(コロナ)の影響で延期に。そしてヘンレは2021年4月に天に召されました(享年52才)。結果、シーズン6の脚本は大きく変更されたそうです。「ピーキー・ブラインダーズ」のヘレンの存在は絶対的で、コアなイギリスギャング作品の中にヘレンが、当時の女性の立場や、ピーキー・ブラインダーズに影響を及ぼした叔母として存在したことで、女性にも受け入れられる作品になったと思います。
ヘレン・マックローリー氏に心から哀悼の意を表します。

#1 凶日 Black Day あらすじ

モーズリー暗殺失敗により家族を失うことになったシェルビー家。それから4年ー・・・禁酒法が廃止されたアメリアへ向かうトミー。

相関図

まとめ

モーズリー暗殺失敗のあと

拳銃自殺

モーズリー暗殺に失敗、”拳銃自殺”を図ったトミーだが、死ぬことができず倒れ込む。
トミーの異変を察知したアーサーがトミーの銃から弾を抜いていたのだ。

そんなトミーを見下ろし、「家族に別れも告げずに自殺するなんてあなたは臆病者よ、出口が欲しいならそうすればいい」と銃弾を6弾置き去るが、トミーは立ち上がると、「母さん、オレはまだ死ねないらしい。別の結末があるらしい」と屋敷へと戻る。

暗殺の犯人

屋敷に戻ると電話が鳴っていた。電話はキャプテン・スウィングからで、「暗殺を妨害したのはダブリンのIRAだ。今、邸宅に白旗を立てたトラックが着いただろ、あんたの仲間の遺体3体だ。モーズリーは必要だから生かしておく。それから昨夜はあんたの組織を崩すことも目的だった。あなたが築いた帝国は終わりだ。仲間が死んだのはお前の責任だ。己の限界をわきまえない結果だ。これからは私たちにしがみつくことになるだろう」と言う。

【キャプテンスウィング】アイルランド共和軍(IRA)の幹部。シーズン5、1話でアメリカからイギリスの帰るマイけるに接触した組織の幹部。

運ばれたのは、バーニー・トマソン、アベラマ・ゴールド、そしてポリー・グレイの遺体だった。
その無惨な遺体に泣き崩れるトミー。

血の誓い

トミーの果てしない野望と戦略の犠牲になった母ポリーを思い、葬儀でマイケルは、どんな手を使ってでも必ずトミーに復讐すると心に誓う。

4年後

少し早いクリスマスを家族で祝うシェルビー家。エイダは女の子エリザベスを生んでいた。
今、トミーは拠点をカナダに移して仕事をしており、数日後リジーは子どもたちを連れてカナダへ向かう予定だがトミーはポリーの死後、心を閉ざしたまま。そしてアーサーは酒に溺れ、ドラッグに溺れていた。

 

トミーの野望

【フランス領ニューファンドランド(サンピエール・ミクロン)】
カナダのニューファンドランド島沖合にあるフランス領の島々。
もともと漁業・造船・港湾作業が盛んな島だったが、1920年代禁酒法バブルで島民の半数がアメリカへの「酒の密輸」で莫大な利益を得ることに。しかし1933年、禁酒法廃止により一変。男たちは一夜にして仕事を失った。行き場を失った彼らの鬱憤と困窮は、次第に社会への強い恨みへと変わりつつあるー・・。
1933年12月5日

ミクロン島に上陸したトミーは”ホテルロベール”へと向かうが、そこには禁酒法廃止で失業、鬱憤がたまる男たちがいて、水を注文したトミーに苛つきダル絡みをはじめる。トミーはジャンに名刺を手渡すが、読みもせず燃やしてしまう。そんなジャンに、「怒ってる気持ちはわかるが、オレがここに来た目的は名刺を読めばわかったはずだ」とトミー。だがジャンはビール瓶を叩き割ると襲いかかろうとする・・・だがトミーは隠し持っていたナイフでジャンの顔を切り裂き、壁を銃撃、「今から客に会うんだ。部屋へ案内しろ」と要求。トミーは4年前から断酒しているのだ。

ミクロン島での再会と暗闘

ホテルに現れたのは、マイケルとジャック・ネルソン率いるボストン・マフィアの幹部4人だった。ポリーの死後、音信不通となっていたトミーとマイケルは、図らずもビジネスの場で再会を果たす。
トミーは「禁酒法廃止によって、これまでの違法ビジネスは合法になった。次はアヘンで稼ごう。ミクロン島はフランス領だからアメリカ警察の手は届かない。すでに島の憲兵隊長も抱き込んでいる。1200万フランは下らない儲けになる」と巨大な利権を提示する。しかし、「ジャック・ネルソンの許可が要る」と幹部たち。だが、「マイケルが交渉してくれ。妻ジーナの叔父だろ?」と言い出すトミー。
その時、これまで無言でトミーを見つめていたマイケルが口を開く。「なぜ酒を飲まないんだ?」と。
「あの日(暗殺計画が失敗した日)以来、酒は断っている」と言うと、話が終わったとばかりに立ち去ろうとするトミーを阻止すると、「話はまだ終わっていないぞ。勘違いするな、アメリカを仕切っているのはジャック・ネルソンだ。主導権はこちらにある」と強硬な姿勢を見せる幹部たち。マイケルはいつものよう思い通りに事が運ばないトミーの姿を見てほくそ笑み、幹部の男たちは断酒しているトミーのグラスにウィスキーを注ぐと、「男なら飲め、いい子だ」と小馬鹿にするが、トミーはまったく変わらない態度で、「FBIのエージェントの情報だ。サウスボストンにいるお前たちの組織内にスパイがいる。俺はビジネスの健全性を重視したい。血の滴る心臓とマリアってタトゥーがある男には用心しろ」、そう言い残すと、トミーはカバンをマイケルに渡し、その場を去る。

【ジャック・ネルソンとは】
ボストンを拠点とするアイルランド系アメリカ人マフィアのボス。一方で有力な実業家・政商でもある。そしてマイケルの妻ジーナの叔父。

マイケルと別れたあとトミーは水上警察に、”島民のジョーンズ”を名乗り、「国境を越える船にマイケル・グレイが乗船してる。2キロのアヘンの粉末が入ったカバンを持ってる」と密告した。

 

ジーナ

ボストン・ノーフォーク刑務所

ボストンへアヘンを密輸した罪で逮捕されたマイケル。 面会に訪れたジーナは、「トミーと関わるからこうなるのよ。トミーはボストンを乗っ取る気?」と苛立つが、 「そうじゃない。ジャックの縄張りには手を出さないし、取引は最上層の者だけで進める。だがトミーが密告屋に用心しろと言った。オレの逮捕は誰かの密告だ。だからこのビジネスをやるなら信頼できる者だけでやる。裏切り者が判明するまで情報を漏らすな。君は軽々しく話しすぎだ」と釘を刺すが、トミーとまだ関わろうとするマイケルの気持ちがわからないとジーナ。マイケルは、「トミーとオレとはまだ終わってない。これが終わらせるチャンスだ。ジャックに俺を釈放させろ」と命じる。

ジーナへの警告と宣言

ジーナを訪ね、「ジャック・ネルソンへの伝言を頼みたい」と言うトミーに、「叔父は断るって」と一蹴すると、叔父はただのギャングではなく、今や政界とも太い繋がりがあり、ルーズベルト大統領とも会えるポジションにいる。違法なショボい取引などする気はない牽制するが・・・

「マイケルがアヘンを密輸したとタレ込んだのはオレだ。叔父さんを板挟みにするためだ。釈放させれば大統領が良く思わん。だが釈放しなければ身内を見捨てたボスとして信頼を失い、組織の足元が揺らぐ」と計画を暴露するトミー。ジーナは、「私の知ったことじゃない」と強気に出るが、トミーはさらに、「叔父に伝えろ。アヘンを買わないならイーストボストンのユダヤ人に売る。あれだけのアヘンが渡れば街のパワーバランスが一変する。俺はイーストボストンを牛耳る一族と通じてる。お前たちが俺を対等に扱うなら、俺たちは最高のビジネスパートナーになれる」と言い切る。

イーストボストンのユダヤ人にアヘンが渡れば、ギャング抗争が起こることは必至だった。
トミーはアルフィー・ソロモンズを通じてイーストボストンのユダヤ人ギャングと繋がっている

 

ジプシーの予兆とトミーの動揺

ルビーが高熱でカナダ行きを延期するしかないというリジーの電話に、「治ったらこっちへ来ればいい。それまでに仕事を終わらせておくから家族でゆっくり過ごそう」と優しく答えるトミー。だが高熱にうなされたルビーが、ジプシー語(ティクナ・モウラ・オ・バング)でうわ言を話し、「緑の目の男が見える」と言っていたと聞いた途端、すごい剣幕で、「次の船で帰る! 川に近づけるな、馬にも乗らせるな! ジョニー・ドッグスとジプシーの妻たちに今の言葉を伝えろ。ルビーに首飾りをつけさせろ、占い師も呼べ!」とまくしたてるトミー。リジーはまたジプシーの迷信を・・とうんざりするが、トミーは、「カーリーにルビーの馬を守らせろ。言われた通りにするんだ!」と指示。だが電話を切ったトミーは、「ポリー、見抜かれている。俺を呼んでいるんだ……」と恐怖に震える。

【テヘックナ・モウラ・オ・バングとは】
ロマ(ジプシー)の言葉で「黒い悪魔(黒い男)が来ている」「死が近づいている」といった意味を持つ、不吉極まりない呪いの言葉。
またルビーが見た幻覚「黒い目の男」は、シェルビー家に災いをもたらす宿敵や、死そのものが娘に忍び寄っていることを意味する霊的な予兆(予知夢)。
トミーはジプシーの迷信(呪いや霊視)への強い信仰心と恐怖がある。
シーズン5でポリーから「お前の進む道には死が待っている」と警告された。亡きポリーは霊的感性を知っていたので、「ルビーを通じて自分に警告(災い)が来ている」と直感したトミーは除霊・防除(水や馬から遠ざける、黒い宝石や占い師を使う)を指示したのだ。
つまりトミーは、血族に与えられた悪霊・呪いの予兆だと受け止めパニックになった。

 

宣告

急遽イギリスへ戻ることになったトミーは、ボストンの刑務所に勾留されているマイケルと面会。
トミーの密告で逮捕されたマイケルは、憤り、「ジャックはあんたが張り合えるような相手じゃない。殺されるぞ」と警告するが、トミーは、

・ジャック・ネルソンがアメリカへの酒の独占輸入権を手に入れたがっていること
・大統領がマスコミを気にしてマイケルの勾留期間を延ばすようジャックに持ちかけたこと

を教えると、「いずれお前は釈放される。そうなったら、以前のように俺とビジネスをしよう。アヘンを500万ドル出荷する仕事だ。終われば握手をしそれぞれの道を歩めばいい」と歩み寄りを見せるが、「何も学んでない。身の程をわきまえないからお袋は殺された」とマイケル。トミーは、「俺に限界はない」と言うと、 「ジャックがリヴァプール行きの乗船券を5人分買った。自分と妻、ルーズベルトの息子、愛人、そして姪のジーナの分だ」と言い放つ。つまりそれは、ネルソン家の一員のつもりだろが、ジャックにとってお前など取るに足らない存在。ジャックはアヘンの取引をオレ(トミー)としたがってると思い知らせたのだ。マイケルは、「貴様!」と叫ぶが、刑務官に取り押さえられるだけ。

感想

冒頭にも記したようにシーズン6はポリーのいないシーズンになりました。ヘレンがいることでドラマがグッと引き締まったところもあるし、1930年代の女性の立場や、その中で強く生きていく姿勢は励まされました。故に、淋しいスタートにはなりました。

送信中です

×

コメント

タイトルとURLをコピーしました