ジェイミーはクレアを助けられるのか?
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#9 報い The Reckoning あらすじ
ランダルからひどい尋問を受けるクレアを救い出すため、ジェイミーは、マータフ、ルパート、アンガスと共にフォートウィリアムへと忍び込む。ランダルはお尋ね者のジェイミーの妻がクレアと知り、銃殺しようとするが失敗に終わる。
フォートウィリアムからクレアを救い出したものの、ジェイミーはウィリーと待つ約束を反故にしたクレアに怒りを向けるが、クレアは対抗、激しい口論になる。
相関図
まとめ
クレアに森で待つよう言い、証言者ホロックスに会いに行ったジェイミー(#8)
脱走兵ホロックスの証言
ホロックスはカネを受け取ると、「殺人犯はランダル大尉だ」と言い出す。
ジェイミーは、「大尉が部下を殺したんじゃオレは罪は晴れない」と言うが、「事実を伝えたまでだ」と言うとホロックスは去ってしまう。
そこへウィリーが、「クレアが赤軍服に捕まり南へ連れ去られた」と報告する。
フォートウィリアム
ジェイミーは身の危険も顧みずクレアを救出するためにマータフ、ルパート、アンガスと共にフォートウィリアムに侵入すると、守備兵を脅しクレアの居場所を確認。「戻らなければ逃げてくれ」とひとりランダルの部屋へと向かう。
だが、守備が固く簡単に近づけない。その時、クレアの叫び声が!ジェイミーは塔の上からロープを使い窓まで下りると、「妻を離せ!」と銃を向ける。それはまさにランダルがクレアを犯そうとしていた時だった。
ランダルは窓から現れたジェイミーに驚くが、すぐさま不敵な笑みを浮かべ、「背中にムチ痕だらけの泥棒がダンナだったとは驚いた」と言い、ジェイミーの目の前でクレアに乱暴しようとするが、クレアに、「早く撃って!」と叫ばれ、クレアの首に短刀をあてがうと、「お前が撃てば女も道連れだ」と脅す。
銃をテーブルに置けと言われ、従うしかないジェイミー。
ランダルはその銃に手を伸ばし、ジェイミーを撃つが・・・不発だった。
今度はジェイミーがランダルに飛びかかり、テーブルに頭を打ちつけて気絶させるとクレアと逃げ出す。
逃亡中、イングランド兵士に見つかってしまい、「賊だ!」と叫ばれ鐘を鳴らされるが、それを助けたのは、マータフたちだった。彼らは、大爆発が起こしたのだ。
煙の中、ジェイミーとクレアは塔の上から海にダイブし逃げた
怒り
ジェイミーとクレア
「何か言うことはないのか?謝罪の言葉もない」と苛立ちを必死で抑えるジェイミーに、「私が謝るの?ランダルに捕まったのよ?」とクレア。ジェイミーは、「キミは森の中で待っていなかった。そのせいで危険に晒されたんだ。従っていればこんなことにはなってない。キミはオレの妻だ。夫の指示に従うんだ」と言うが、クレアはジェイミーの頬を叩き、「私はあなたの所有物なの?」言い返す。ジェイミーも、「二度とオレにそんな口を利くな!」と怒鳴るが・・・
冷静さを取り戻したジェイミーは、「フォートウィリアムに空の銃だけで乗り込んだ。キミの叫び声を聞き腸がちぎれる思いがした」と本心を打ち明ける。
「ごめんなさい、許して」とクレア。ジェイミーは、「許すよ、オレも怒りのあまり心にもないことを言ってしまった。許してくれ」と言うのだったー。
ハイランド戦士たち
仲間が待つ宿屋にクレアを助けて戻って来たルパートとアンガスをよろこび迎えるドゥーガル。
だがハイランド戦士たちはクレアに冷たい態度を見せる。
クレアは謝罪しようとするが、聞こうともしない仲間たち。クレアは先に部屋へと戻るしかなかった。
「自分が何をしたかわかってない」と言うマータフにジェイミーは、「思い知らせる」と言う。
「みんな私を赦してくれるかしら」と言うクレアに、「仲間を危険にさらした者がいれば、罰として耳を切るかムチで打つ。それがオレたちの掟だ。今やイングランド軍は必死でオレたちを捜してる。オレも居場所も知られてしまった。この事態を招いたキミはお仕置きを受けるしかない。前に居た場所では許されたんだろうが、ここでは軽はずみな行動が重大な結果を招くんだ」とジェイミー。クレアは、「謝ったし心から反省してる。二度としない。今度からは納得できなくても従う」と言うが、「これが正義なんだ。仲間を危険にさらした報いは受けなければ」と逃げ回り、物を投げつけるクレアを許さず、お仕置きをした。
緊張関係
だがこの”お仕置き”をきっかけに、ジェイミーとクレアは緊張関係に。
クレアはジェイミーがしたことをどうしても許せなかったのだ。
戻って来たリアフ城
ふたりの結婚
ジェイミーとクレアの結婚を聞き、ふたりを祝福する民衆たち。
コラムも、「レディー・ブロッホ・トゥアラッフ」とクレアに祝辞を述べるが、あえてジェイミーのことを無視する。それがリアリーも。そしてリアリーも。「どうして?待ってたのに。ひどい」と泣いて訴えるリアリーにジェイミーは、「結婚は予定外だった。ドゥーガルの指示だ。複雑な事情がある」と言うが・・・。
領主コラムの怒り
ドゥーガル、ネッド、ジェイミーを呼んだコラムは、ジャコバイトのカネの袋を持ち出すと、「これはジャコバイトのカネか?」と言い出す。ジャコバイト活動のことなど知らないハズのコラムの言葉にドゥーガルは、驚くが、「正当に集めたカネだ。誰にもウソなどついていない。正当な王の復位は、どの氏族(クラン)より優先される大義だ。民よりも」と言い切る。
だがコラムは、「氏族(クラン)の長は私だ。どの大義を支持するかは私が決める。どんな王や国よりもマッケンジー一族の繁栄を優先する」と言うが、「私は兄上にずっと忠誠を示し、あなたの代わりに地代を集め、民のために戦いを指揮、そして何よりも血筋まで守ってやった。そのことは1袋のカネに値する忠誠心ではないか」とドゥーガル。コラムは声を押し殺し、「出ていけ!」とドゥーガルを追い払う。
ネッドは、ドゥーガルを何とか宥めると言うが、コラムは、「ダメなら私が手を下す」と言う。
コラムはジェイミーにも、「私はお尋ね者のお前を受け入れた。お前を私に忠誠を誓うのを拒んだ後も、匿い続けたその代償がこれか?サセナッフと結婚すれば私の跡を継がずに済むと思ったか」と怒りを向けるのだった。
氏族(クラン)の内紛
コラムにジャコバイト資金のことを話したのはウィリーで、集めたカネをコラムに渡してしまったのだ。
ルパートとアンガスは怒り、「コラムの犬め」と責め、罰を与えると言うが、「領主に忠誠を誓ったんだ、裏切れない」とウィリー。ジェイミーも、「ウィリーの立場になってやれ」と助け舟を出すが、アンガスは、「お前は領主と戦闘隊長のどっちに忠誠を示すんだ?」と今度はジェイミーを責め始める。ついには、「マッケンジーの話だ。フレイザーには関係ない。余計な口を出さずに引っ込んでろ」と言い出すルパート。
ドゥーガルが割って入るが、「私に付く者は?」と聞かれ、マータフ、ジェイミー、ウィリーは行かなかった。
マータフの言葉
氏族(クラン)同士の内紛にマータフは、「居心地が悪くなった。ルパートの言うとおりオレたちはよそ者だ。今夜ここを出よう」と言うが、お尋ね者のジェイミーに行く場所などなかった。だがマータフは、「出ていくか、残ってどちらかに付くしかない。チャーリー殿下がイタリアから来るのはまだ先だ」と言う。その言葉に、コラム説得を思いついたジェイミー。
ジェイミーの助言
ジェイミーはコラムに和解を打診するが、コラムは怒りを顕にし、「氏族(クラン)の者たちが反目しあい、弟は私に盾ついてる。裏切り者には罰を下さねばならない」と言う。だがジェイミーは、「罰を下せばあなたの怒りは収まるが、氏族(クラン)に内紛が起こる。ジャコバイト資金をドゥーガルに返すんです」と提案。
コラムは、「スチュアート王朝を支持すれば、反逆罪に問われる」と言うが、「王朝復活は幻です。ジャコバイトに軍はない。カネを返してドゥーガルの独立運動を黙認する。カレが活動している間、あなたは事の成り行きを静観していればいい。もしチャーリー殿下が戻り招集をかけたら、その時態度を決めんです。決定権は戦闘隊長ではなく領主のあなたにある」と説得する。
コラムの決断
ドゥーガルとネッドを部屋に呼んだコラムは、いきなりドゥーガルの剣を抜くと、「1ヶ月前、お前はこの剣に賭けて誓った。宣誓にどれぐらいの価値がある?カネ1袋分か?」と問う。
ドゥーガルは、「兄上への誓いはスコットランドへの誓いだ。決して忠誠を破りはしない」と言う。
するとジャコバイトカネをドゥーガルに渡したコラムは、「勝手に反乱でも起こせばいい。後は知らん」と言う。コラムの決断に感謝を伝えるドゥーガル。加えてコラムは、「公爵を称えて宴を催す」と言い、サンドリンガム公爵に書状を送るようネッドに指示した。
なお、サンドリンガム公爵は男色のウワサがある。
リアリー
自分だけの秘密の場所で考え事をするジェイミーに、「ここだと思った」と声をかけたリアリーは、「7才の時にあなたを見てからずっと好きだった。あなたサセナッフをイングランド人から守るために結婚しただけ。私はヴァージンよ」と身体を差し出す。
だがジェイミーは、「結婚の誓いは破れない」とリアリーを拒否する。
ジェイミーの誓い
領主コラムが面子を犠牲にしてまで慣習よりも平和を選んだことに心動かされたジェイミーは覚悟を決め、クレアの前にひざまずくと、「ハイランドの暮らしは伝統と慣習に支配されている。妻が夫に逆らえば、罰を受けると先祖から受け継がれてきた。だがオレたちは違う道を選ぼう。キミに仕え、忠誠を尽くす。またオレがキミに手をあげたら、この聖なる剣に心臓を貫かれるだろう」と忠誠を誓う。
だがクレアはそれに答えない。
「もうダメなのか、別々に暮らすべきか」とジェイミーが諦めかけたとき、クレアはジェイミーの胸に触れ、「別々に暮らすべきだと思うけれど、できない」と言う。
ジェイミーはクレアに送った結婚指輪に触れ、「ラリーブロッホのカギだ。鍛冶屋に頼んでカギで作ってもらった。ラリーブロッホに戻ったときに話したかった。でももう帰れるかわからなくなった。ただ前ほどツライと思わない。キミがいるから」とジェイミー。ふたりは強く深く愛し合う。
まじない
わだかまりを乗り越え、愛し合ったふたり。
だがクレアが部屋から、木の枝などをくくったものを見つける。
それは、”人の苦しみや死を願う”まじないで、置いたのは、「リアリーだろう」とジェイミー。
感想
このエピソードのクレアが人間的に嫌いです。
「ホロックスの話しは罠かも知れない。このあたりにはイングランド兵士がいる。危険だからウィリーと森の中で待っていてくれ。必ず戻る」とジェイミーはクレアに説明して出発したんですよね?
約束を守らなかったのはクレアです。
もちろん、クレイグ・ナ・デューンに行くべき理由はあったのだけど、その結果、イングランド兵士に拘束され、フォートウィリアムへ送られたのもクレアのせい。
ジェイミーのせいじゃない。
なのに命がけで助けてくれたジェイミーに、お礼も謝罪もないどころか、「私の意見を聞く気さえなかった」ってよく文句が言えたもんだと。クレアだってジェイミーがフォートウィリアムへ近づくこと、ランダルと接触することは、非常に危険だとわかっていたはず。なのに、あの厚顔無恥な態度は何?どんな思いでジェイミーがフォートウィリアムへ行ったと思ってんのよそれをジェイミーの口から言わせて気づくなんて優しさが足りなさすぎてムカつくのよね
基本、クレアのことは好きだけど、このエピソードだけは受け入れられない。
クレア、結局マータフ、ルパート、アンガスに、お礼のひとつも言ってないし。
人として間違ってるクレアを嫌いだなと思ったエピソードの1つです。
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