ナビレラーそれでも蝶は舞うー #7 (相関図付)

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海外ドラマナビレラ-それでも蝶は舞う-

今回も2ヶ所、心がぎゅっとしちゃいました

#7 

コンクールを前に足のケガに苦しむチェロクにスンジュとドクチュルはそれぞれがアドバイスを送る。チェロクの決断は、コンクール出場か否か。
水族館で行方不明になったドクチュル。ヘナムからの連絡で駆けつけたチェロクはドクチュルを捜す。
しかしその後チェロクは思わぬ事実を知ることに。

 

相関図

まとめ

行方不明のドクチュル

「ドクチュルがいなくなったの」と言うハルモニ(おばあさん)の電話で水族館に駆けつけたチェロク。
すぐに見つけることはできなかったものの、水族館でようやくドクチュルを見つけたチェロク。
ヘナムは心配のあまり、「しっかりしてよ」激怒するが、無事騒動は収まった。

ウノ

先輩からの口利きで、ラジオ局でアルバイトをはじめることにしたウノ。
父親は、”フリーランス”の仕事だと聞き、納得いかないようだが、それでもやってみようと決めたウノ。
しかし現実は厳しく、雑用が仕事だった。

 

チェロク

傷めた足

スンジュからコンクールを辞退するよう言われたチェロク。
やはり足の痛みが引かないため、鎮痛剤をもらおうと受診するが、オ医師から、「必要以上の処方はできない」と言われ、スンジュからは、「意地を通す気か?」と言われてしまう。

スンジュの気持ち

突然スンジュはチェロクを自宅へと連れて行く。
初めて先生宅に入ったチェロクは、壁に飾られたスンジュのバレエ写真を見て、「ナルシストなんですね」と言いながらもカッコイイと言う。
スンジュは、「私がバレエをやったことがないお前を受け入れた理由を話してなかったな。教える気など一切なかった。写真を飾っているのは、悔しさを忘れないためだ・・・」と話し出すー・・

2016年、監督の制止を振り切り舞台に立ち続けたスンジュは、公演後倒れた。
医師からは、日常生活は送れるが、2度とバレエはムリだと宣告を受けたが、スンジュは復活しようと練習し、努力した。しかし、2度と跳べなかった。
写真は最後の舞台のものだと言う。

「お前と会ったのは人生どん底の時だった。そしてお前ならオレが求めるバレエを踊れると思った。やってみる価値があると思ったんだ。必ずお前を舞台に立たせてみせる。オレみたいになるな」と話した。

ソリの言葉

偶然、町でソリと会ったチェロクは率直に、「2度とバレエを踊れないってどんな気持ちかな。想像できない。先生が引退した時はどうでしたか?」と尋ねる。
ソリは、「私が引退を決めた時は、嬉しくてピザを1枚平らげた。もう食事制限しなくて良いんだ。スンジュに感じてた劣等感や妬み、無力感全部を捨てれてうれしかった。天才だったカレと違って私は努力だけで結果を出してきたから」と言う。

「ボクには才能があるのかな?スンジュ先生が言うようにコンクールを諦めるべきかな。バレエは現役生命が短いから、すぐにプロになっても遅いくらいでしょ」と悩みを吐露するチェロクにソリは、「カレがはじめてあなたを見た時、”ひどい踊りだった。だが、感じるままに踊っていた。恵まれたその身体で本能的に解釈して表現しようとするのはまさに才能だ”って。だから胸を張りなさい。自信持っていいのよ」と言うのだった。

ドクチュルの言葉

ずっと暗い顔のチェロクを気にするドクチュルにチェロクはようやく胸の内を打ち明ける。
チェロクは、「出場を楽しみにしてたんです。先があると言われても、先のことはわからない。父さんにもコンクールに出るって話してしまったし。ボクも空高く舞ってみたいのに・・・」とー。

するとドクチュルは自分の経験を話しだすー・・・

【ドクチュルの過去】
郵便配達中、バイク事故で大腿骨骨折の大ケガを負ったドクチュル。
手術を受けたが、医師からは、バイクに乗ることはムリかも知れないと言われてしまう。
仕事上、バイクに乗る必要があったドクチュルは、必死にリハビリをした。
1年を要したが、問題なく歩けるようになり、バイクにも乗れるようになったドクチュル。

そしてチェロクに言う、「チャンスはまた巡ってくる」と。

チェロクの決断

夜、スンジュの自宅を訪ねたチェロクは、「次のコンクールはいつ?リハビリをしっかりして次のコンクールで優勝します。それとボクは先生と違います。ずっと舞台に立ち続ける」と伝えた。

 

ドクチュルのバレエ

真面目に練習に取り組むドクチュルにボムやアンナは、「ハラボジ、かなり上達しましたね」と声をかける。

世間の目

しかし世間の目は厳しい。
ヘナムはご近所さんから、【ご主人が”ダンスにお熱”で気苦労だろう】と言われ、「夫は芸術をやってるんです」と言い返したとカンカンだ。

しかしその後ドクチュルも友人から、「バレエを習ってるって?近所で噂ですよ。まさかタイツを履いて踊ってるんですか?その歳でバレエなんて愚かなことですよ」と言われてしまう。

劣等感

スンジュがチェロクの練習を指導しているところにやって来たドクチュルは、「チェロクは練習をしているだけで輝いて見える。バレエはカレのような若くて健康な人が踊るものなのに、私のような老人が踊るのは愚かなことかもしれませんね」と言う。

「今日からセンターレッスンに移ります」とチェロク。
バーなしでの練習はハードで、思うようにできないドクチュル。
「最初は皆そうですよ」とチェロクに言われても、「うまく出来ない。やけにキツイ、すまない」とドクチュルの劣等感は増すばかり。

スンジュが伝えたかったこと

ドクチュルの発言が引っかかったスンジュは、ドクチュルとチェロクを「キム・フンシク バレエ団」へと連れ行き、バレエを見学するように言う。

実はソリから、「キム・フンシク バレエ団」の振り付けと指導を頼まれていたスンジュ。
まだ正式に返事をしていないが….。

バレエ団は幅広い年齢層のダンサーがいて、その中には車椅子のダンサーも。
市営バレエ団にいたバレリーナだったが、10年前、事故で車椅子となってしまったと言う。
車椅子でも彼女のバレエは素晴らしかった。

スンジュから感想を聞かれドクチュルは、「実に美しい。私はいつもチェロクが羨ましかった。自分もチェロクみたいに若ければもっと高く跳べるのに、せめて10年若かったら・・と。老人のレオタードは何とも醜いだろうな。この格好でよろめくとどれほど滑稽だろうとそんなことを思っていた自分が恥ずかしく思えてきました」と言う。
「力強さやキレがなくてもあなたのバレエが踊れる。限界はあるが、あなたらしく踊ればよいんです」とスンジュ。

するとチェロクは、「ハラボジも踊ってみませんか?」と言い出す。
「まだムリだ」と言うドクチュルにチェロクは、「間違っても良いから止まらずに踊って。いつか舞台にあがる練習だと思えばいいんです。気負わずにバレエへの思いをこめて」とアドバイスする。
その言葉で心を決めたドクチュルは、皆の前で見事にバレエを踊りきった。

皆から拍手を受けたドクチュル。
チェロクも、「凄くカッコ良かった」と賛辞を送る。

 

ドクチュルの隠していたこと

バレエ団から戻ったドクチュルはケータイの着信を見て、慌てて帰路に着く。

ドクチュルが帰宅したあと、更衣室に置き忘れたドクチュルのメモ帳を見つけたチェロク。
なにげなくメモ帳を開いたチェロクは衝撃を受ける。
【私はアルツハイマーだ】と書かれていたのだ。

医師の診断

ドクチュルは数ヶ月前医師から、アルツハイマーであることを告知された。
医師は、家族に話すべきだが、それがイヤなら、メモ帳にすべてのことを書き留めること、もしもメモの内容を見ても、思い出せなくなった場合はすぐに受診すること、尚、運転は禁止と指導した。

公園にひとり座り、恐怖と虚しさ、悲しさに耐えたドクチュルは、ヘナムにも告げず、メモを取ることをはじめたのだった。

メモ帳には、「今日はじめて道に迷った。メモを怠ってはならない。繰り返し確認しなければ。アルツハイマーであることを忘れてはならない。それでもバレエは続けたい。何としても舞台に立ちたい」と記されていた。

 

感想

やっぱりドクチュルはアルツハイマーだったんだ
で、ドクチュルはそれを知ってて、ヘナムにさえも言わず、ひとり抱えていたんですね。

個人的には、バレエ団でドクチュルが皆の前で習ってきたバレエを踊ったシーンに胸がグッってなりました。
すごいよね、うん、バレエはそれぞれのバレエがあって良いと思う。

私ももう何をやっても、若い頃みたいにカッコ良くできなくなってる。
記憶力だけは自信があったのに、それももうダメだす(涙)
落ち込むことも多いけど、それぞれの人生の中で、やりたいことをする権利はあるし、その姿は美しいと思う。

 

コメント

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