頭がこんがらがる~
だけど先を見たい気持ちにさせるドラマだ~。
でもこのエピソードを含め、ラスト2話
#12 俺は誰だ Whoami あらすじ
エリオットは死んでなかった?
意識が戻ったエリオットは、ワシントン・タウンシップにいるが、そこに発電所はなく、町には20年前に閉店したハズの父親の店、「ミスター・ロボット」が!
エリオットが店に入ると、父親がそこにいた!
まとめ
意識が戻ったエリオット
ワシントン・タウンシップの町で
地震の揺れで、意識は戻ったエリオットは、地面に仰向けの状況だった。
立ち上がったエリオットはここが「ワシントン・タウンシップ発電所」とソックリな場所だと気づくが、そこには発電所はなく、あったのは「今夏市民センター完成」を告知する看板だった。
ワシントン・タウンシップの町は、活気があった。
そしてそこには、「ミスター・ロボット」が
(親父が死んだから20年前に閉店したハズだ)
状況が理解できないエリオットが店に入ると、「奥にいるからすぐに行きます」と言う父親の声が!
エリオットが、奥の部屋を覗くと、年老いた父親の姿が!
(オレの怪物が生きてる)、エリオットは慌てて店を飛び出す。
程なくして店から出て来た父親を尾行すると、父親は、「ただいま」と自宅へ入る。
なんとそこはエリオットの実家だった。
「お帰りなさい」と女性の声までする。
エリオットはキックボードで通りかかった少女に、「ちょっといいか?」と声をかけるが、少女は、「エリオット!」と言う。
「オレを知ってるのか?」と聞くエリオットに、「そこに住んでるじゃん。久しぶりだけど」と言う。
その時父親がクルマで出て行った。
エリオットは、「妹のダーリーンを探してる」と少女に聞くが、「妹はいないでしょ?」と言われてしまう。
その時、「エリオット!会えるのは明日だと思ってた」と声がかかる。
両親
なんと母親だった!
「今、お父さんがNYへ向かったわよ」と言うとハグし、ランチを作るからと家へと招き入れる母親は、エリオットの記憶の母とは全然違う、子どもを愛する母親だった。
エリオットは家の壁に家族写真がたくさん飾られてるのを見るが、そこにダーリーンの姿はなかった。
(みんなの過去が変わってる。それならオレの過去も変わってるのか?)
エリオットは、落ちて腕を骨折した例の窓を確認するため2階へ駆け上がるが、ドアを開けるとそこは納戸だった。
「オレの部屋は?」と聞くエリオットに母親は、「ずっとここでしょ?」と違う部屋のドアを開ける。
「こんなのあり得ない。オレが8才の時、事故に遭って腕を骨折しただろ?」と言うエリオットに、「一度も骨折なんてしてないわ。なんだかヘンよ」と母親。
(飛び降りなかったのは、逃げる必要がなかったからか?)
そう思ったエリオットは、「お袋、答えてくれ。オレをキズつけたことある?例えば親父が」と聞くと、「私たちは絶対にあなたをキズつけない。愛してる」と言う。
母親の話から、エリオットは明日アンジェラと結婚すると知る。
アンジェラの自宅
(世界を変えたいって望みが叶ったのか?オレが勝ち取ろうとしてた哀しみや苦しみのない世界が現実になったのか?)
エリオットはとにかくアンジェラに会いに行く。
アンジェラの両親
しかし家から出て来たのは、プライス
プライスはアンジェラの父だったのだ。
「アンジェラに会いたくて来たんだ」と言うエリオットに母エミリーは今からアンジェラとランチをするから一緒にと言う。
その時エリオットは、アンジェラが作ったふたりの軌跡の”フォト・ボード”に気づく。
(オレの妄想の中のふたりだ)と思うエリオット。
アンジェラの両親もふたりの結婚を祝福している。
その時、エミリーのケータイに着信が!
「あれ?どういうこと?あなたから着信なの」とエミリー。
画面には、「エリオット・オルダーソン」と表示されている。
「ボクが出ます」
電話に出たエリオットが聞いたのは、「もしもし、エミリー」と言う自分の声。
動揺するエリオット・・・・その時、地震が起こった。
エリオットは逃げるようにアンジェラの家をあとにするー・・・
エリオット
別人の部屋
(アレはオレの声だった。そんなのあり得ない。フォト・ボードの写真もオレだ。まさか別人?オレがふたりいるのか?)
混乱したままのエリオットはアパートへ戻り、恐る恐るカギを差し込むが、部屋は問題なく開いた。
(オレの世界じゃないなら、誰が住んでる?)
しかしエリオットが入った部屋はスタイリッシュなインテリアで揃えられた、明らかにエリオットとは別人の部屋だった。
(オレとコイツは似ても似つかない)
部屋を調べはじめたエリオットはアルバムを見つけるが、中身は知らない写真ばかり・・。
エリオットはパソコンを調べるが、暗号化されていた。
(こういう部分だけは似てるのか)
そんなことを思いながらPCスキルを駆使し、部屋の住人のパソコンの中身を見る。
SNSには、楽しげなリア充な投稿と写真ばかり。
対人恐怖症や被害妄想もなく、稼ぎが良くて友だちの多い完璧な人生がそこにあった。
(こんな幸せあり得ない。誰でも隠したい秘密がある。弱点や恐怖、恥)
エリオットはその”何か”をパソコンの中に捜し、とうとう【隠しパーティション】を見つける。
隠しパーティションの中身
中身はすべて画像データだった。
しかしそれを開いたエリオットは驚く。
(オレ?オレの人生をハッキングしたのか?)
黒パーカーのエリオット以外にも、ダーリーン、モブリー、ロメロ、f・ソサエティの最初のアジト、ダークアーミーのスケッチまである
(オレがコイツのモンスターか?)
その時、部屋のドアが開き、「キミは誰だ?」とエリオット
リアルエリオットが見たもの
エリオットは、パソコンの前に座るエリオットを見て、「キミは誰だ?」と。
リアルエリオット vs 空想エリオット
目の前の男が自分とソックリなことに驚きながらも警察を呼ぼうとするリアルエリオットに、「とにかく座ってくれ、説明する」と止める空想エリオット。
空想・Eから、隠しパーティションのスケッチについて聞かれたリアル・Eは、それを見つけ出したコンピュータースキルに驚き、そして言う、「あんたソックリじゃないか!」と。
そう、スケッチの黒パーカーエリオットが目の前に座っているのだ。
「それについて話そう」と空想・E。
あのスケッチは、退屈な時に頭の中作った人物で、リアルEより刺激的な人生を送ってるスーパーヒーローだと言う。「武器はパソコンで、昼間はエンジニア、夜は自警団ハッカーだ。あんたもそうなのか?」とリアルE。
女性のスケッチがハッカー仲間で、ハッカー集団は、”f・ソサエティ”と名づけたと言う。
(空想Eの世界のまんまだ)
フリーズする空想Eを見てリアルEは、「ディテールも全部同じなのか?」と驚くが、「でもオレはカレになりたいワケじゃない。妄想はするが、カレは怒りを抱えて楽しみもない。孤独だ。普通じゃない」と言い切った。
(まったくそのとおりだ。オレは普通じゃない。普通になれない)
するとリアルEは、「ん?この声はなんだ?あんた誰かに話しかけてるのか?」と言い出す。
リアルEには、空想Eの心の声が聞こえるのだ!
(クソっ、聞こえるのか・・)
そう呟いた心の声さえリアルEには聞こえていた。
この現実に恐怖を覚えた空想Eは、「俺はバカだ。ここは俺の居場所じゃない」と立ち上がり、部屋を出て行こうとするが、「待って!」とリアルEがそれを止めようとしたその時、また地震が襲う。
バランスを崩したリアルEは、倒れた拍子に頭を強打し、床にうつ伏せに・・・。
頭から血を流しているリアルEを見て、「ウソだろ?誰か呼んでくる」と空想E助けを求めようとした時、リアルEのケータイに着信が!
相手はアンジェラ。
空想エリオットにとっての”アンジェラ”
迷った末、電話に出た空想Eにアンジェラは、「エリオット、心からプレゼントをありがとう(”クローディアの秘密”のサイン入り初版本)」と喜びを伝える。
「待って、オレを勘違いしてる。キミを失くした」と言う空想Eに、「私はここにいるわ。明日来るだけでいい。そしたら死ぬまで一緒に居られる。あなたはいつも考え過ぎよ。自分を幸せにしてあげて。障害はそれだけ。あなたが決断してスイッチを入れれば進み出すわ。私を愛してる?」とアンジェラ。
その言葉に空想のエリオットは、「もちろん愛してる。昔からずっと」と本音を打ち明ける。
「私も愛してる。私と新しい人生を始めたい?」
「何に替えてでも」
エリオットは自分の心からの願いに気づいてしまったー。
征服
その時、リアルエリオットが、「助けて・・・救急車を呼んで・・動けない」と呻くように助けを求めた。
一瞬の躊躇を見せた空想Eだったが、「助ければ彼女を失う。二度目は耐えられない。ごめん・・」そう言うと、自分で自分を殺害してしまう。
エリオットの心の声がコチラに話しかける
「フレンド、軽蔑しないで。これは必然。共存できない。どうしようもなかったんだ」と。
感想
爽やかな雰囲気にさせておいて、やっぱりどっかイッちゃってるのよね、このドラマ。
私の見解だと、リアルが空想に支配されたってことになるけど、合ってる
前回、【幻想】の章でまとめリアルエリオットは、刺激のない現在の生活を変えたいと思うことがあるとタイレル風と話してたけど、そのひとつの対処方法が、架空のスーパーヒーロー、エリオットの妄想らしい。
で、結局その妄想が目の前に現れ、それに支配されちゃったらしい。
だとしたら、マジで怖いっ・・・・
11話の後半に見せられた、オールセーフのCEOで、アンジェラと結婚式を明日に控えるイケてるエリオットに空想が入れ替わって人生を送るの?????
もう頭大混乱ですけど、次が最終話です。
もう貯めずに早いとこ観てレビューしようと思ってます。
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