ハンドメイズ・テイル /ファイナル・シーズン#5 ジャニーン（相関図付）

ファイアルシーズンのちょうど半分、５話です。

#5 ジャニーン　Janine　あらすじ

ジューンとモイラは女中（マルタ）に扮してイゼベルの店へと足を踏み入れる。
一方セリーナはウォートンに呼び出され・・・

相関図

まとめ

追い詰められたニック

ニックが銃撃した守護者

新ベツレヘムのリーダーとなったニック。すでに26組の家族が再会を果たし計画は順調だったがウォートンは、「移住してくるのはここが安全だと思っているからだ。だが国境近くで２人の守護者が撃たれた。キミの管軸内で起きた重大な事件だ。反乱分子を野放しにするな。生き残った守護者は犯人の顔を見てる」と事件の早期解決を指示する。

ニックの選択

守護者トビーの病室を訪ねたニックに、「医師から意識は戻らないと言われたのに時々目を覚ますことがあるんです。息子は守護者になれたことに誇りを持っていて、上官の方々を尊敬していました。息子を撃った犯人を捕まえてください」と懇願する母親。ニックは頷くと付き添いを代わると申し出る。その直後、トビーが目を覚ました。「オレが分かるか？」と言うニックの問いに、「ボクの犬はどこ？」とトビー。
トビーの容態を見たニックは一度は病室を出ようとするが、思い直し、病室へ戻るとドアを施錠した。

セリーナ

リディアおば

セリーナを訪ね、「侍女が奉仕を終えたあと、それ相応の待遇が与えらるはず」と抗議するリディアおばに、「侍女の行く末まで考えるほどの余裕がなかった」とセリーナ。だがリディアから、「そんなあなたの元で侍女たちは苦しんだ」との指摘に、「侍女たちはあなたの元でも苦しんだ。新ベツレヘムに生殖能力センターを開業し、務めを終えた侍女にはそこで働けるよう思案する」と約束する。

プロポーズ

ウォートンからメッセージ（D.Cへ戻る前に会いたい）と花束が届いた。
ウォートンが指定した場所は図書館で、「ここは子どもたちのためのセリーナ・ジョイ＆G・ウォートン図書館だ」と言う。それが意味するのが結婚だと気づいたセリーナは、「誰かの妻になるために戻ったわけじゃない。私には新ベツレヘムでの務めがある。ここを変えることが私の使命だと思ってる。それにノアがいる」と言うが、ウォートンは、「あなたのすべてを受け入れる。共に国を変えよう。ノアを大切にする。兄弟ができれば素敵だと思わないか。結婚して欲しい」と正式プロポーズ、セリーナはそれを受け入れた。

メーデーの活動

モイラと共に女中（マルタ）の服装でイゼベルの店のペントハウスの様子を偵察することになったジューンは、ハンナ救出を誓いルークとキスするとクルマで出発する。
トラックでイゼベルの店へ物資を運ぶのを利用し、ジューンとモイラは侵入することに。
エレンは、「偵察時間は２時間、それでも必ず戻ってきて」とふたりを送り出す。

イゼベルの店、ペントハウス

店内に侵入、女中（マルタ）に扮しながらジャニーンを捜すふたりに、「彼女はベル司令官に気に入られて今夜もペントハウスにいる」と仲間。運良く店を仕切る”おば”からペントハウスの掃除を命じられたモイラとジューンは最上階ペントハウスへ侵入、そこにジャニーンはいた。

ふたりに気づいたジャニーンに、「メーデーよ、決行は来週」と囁くモイラ。助けが来るとわかったジャニーンは笑顔を見せるが、運悪く司令官たちがやって来た。ジャニーンは、「618号室へ来て」とカードキーを渡すとベル司令官の元へ。
ジューンたちがペントハウスを去ろうとした時、シャンパンをこぼしたベルから、「女中（マルタ）、ここを拭け」と声がかかった。床を拭くジューンにベルは、「パンツ（ズボン）も拭け、もっと上までだ、もっとだ」とどんどん下品な注文をつけはじめる。

屈辱に耐えながら命令どおりパンツを拭いていると、背後から、「ベル、品がないぞ。お嬢さん、礼儀知らずは無視しなさい」と助け舟を出したのはローレンス。
ジューンはローレンスにバレぬようその場を立ち去るが、違和感を感じて女中（マルタ）の後ろ姿を見つめるローレンスに、「運命の相手かな？キミには女中（マルタ）が合ってる」と嫌味を言うカルフーン司令官。

ギレアドの真実

ジャニーンを気に入ってる司令官ベルは、他の司令官たちから新ベツレヘム計画を評価され、「１年以内に規模を倍にする」と調子の良いことを言うローレンスが面白くない。その上、ジャニーンまでがローレンスに奉仕するのを見て嫉妬、「このアバズレ、お仕置きが必要だな」とベルトで打つと言い出す。すかざす、「やめろ、彼女は私と部屋へ行く」とローレンス。ベルは納得できない様子を見せるが、他の司令官たちから、「功労者を労うべきだ」と諭され、「激しいプレイはやめろ、オレがやる」と言って譲ろうとするが、その下劣な発言に、「ベル、このブタめ。お前はなんでここにいる？キミは切れものか？才能豊かで魅力的なのか？キミは誰にも好かれていないし重んじられてもない」と言い放つとジャニーンと部屋へと入って行く。

覗き穴

ローレンスに助けられたジャニーンは礼を言うと、「あなたは善人じゃないけど連中よりマシ。少し時間をちょうだい。あなたは連中を観察して。アイツらと闘って」と覗き穴を教えると部屋を出る。

ローレンスが覗いたのは先はさっきいた部屋だった。
そこでレイノルズとカルフーンは、「新ベツレヘムが成功すると思ってるのがバカなんだ。新ベツレヘムは3～４年で解体する。それまでにできるだけ国民を再吸収し、新ベツレヘムを閉鎖、国境を封鎖し元の体制に戻す」と言う。ふたりはローレンスをクーデターの黒幕に仕立て上げるつもりらしい。「カレは終わりだ」と言う司令官たちの言葉にローレンスのショックは大きかった。

618号室

再会

618号室で再会を果たしたジューン、モイラ、ジャニーンは抱き合い、再会と生きていたことを喜び合うと、
「来週メーデーがペントハウスと司令官を一掃する。先に女の子たちを避難させて欲しい。できる？」とジューン。ジャニーンは、「店の子たちは信用できる。みな、この時のために武器を手作りして待ってた」と言い、皆が書いた家族宛ての手紙を手渡すと、司令官の移動ルートをメモに書いて教える。

ジャニーンは、「怪しまれるからもう行く。10分後に部屋を出て。守護者は１時間ごとに交代する」と部屋を出ようとするが、「待って、今夜一緒に逃げよう」と言い出すジューン。ジャニーンは、「皆を裏切ってひとりでは行けない」と言い、「メーデーを待って」と言うモイラの言葉に頷き、「皆をまとめて待っている」と部屋を出て行く。

モイラの怒り

だがモイラは、「なんのつもり？あれじゃ私が悪者よ、それにジャニーンを今夜連れ出したら、警備が厳重になりメーデーの計画は失敗する。自分勝手もいい加減にして」と怒りをぶちまける。ジューンは、「ジャニーンを助けたかっただけ。彼女をシカゴに起きてきたから」と言うが、「わかってる。私だってツライ」とモイラが言ったひとことで、互いの怒り、後悔、酷い経験が浮き彫りになる・・・。
ジューンもモイラも形は違えど、レイプされ、拷問され、生きるために仲間を裏切り、カナダに逃亡、今があるのだった。
ふたりが改めてメーデーの作戦を成功させようと誓ったその時、618号の部屋のドアが開き、「ここで何をしてる」と守護者が入ってきた。

逃げるために

ジューンとモイラは掃除をしていたと説明するが、守護者カーンは部屋にカギをかけ、「これはなんだ？」とベッドの上のメモを手に取ると、セキュリティボックスの中に入れ、「返して欲しければ言うとおりにするんだ」とモイラを背後からレイプしようとする。ジューンは必死で引き離そうとするが、カーンに殴られ・・・それでも立ち上がったジューンはモイラと視線を合わせると、同時に反撃。結局カーンの首を絞め殺してしまう。

「逃げないと！守護者が応答しないと建物は封鎖される。死体を始末するしかない」、そう覚悟を決めたふたりは、ゴミワゴンにカーンを押し込み、焼却炉に放り込むが、その時カーンの無線から、「カーンが行方不明だ。捜索してくれ」との連絡が入る。
「このままじゃ建物が封鎖される」とジューとモイラは待ち合わせ場所の搬入口へと向かうが、すでにルーク、エレンが守護者から尋問を受け、すぐ立ち去るよう言われていた。

ジューンたちはもうトラックには戻れないと判断、建物から出ようとするが司令官のカードがないふたりには開けられない。その時ジューンはクルマに乗り込むローレンスを見つける。
ジューンはローレンスのクルマの前に立ちふさがると、「お願い私たちを逃がして」と頼む。
「これはどういうことだ？」とローレンスは躊躇するが、仕方なくふたりをトランクへ入れる。

感想

面白くなって来ました。
今、幸せなのはセリーナだけですね。
セリーナがウォートン司令官と新しいギレアドを築き、そこにローレンスとニックが加わるなら、ギレアドの未来はそんなに暗くないけど、レイノルズやベルが牛耳るギレアドに戻ったら最悪。
ファイナル・シーズンは全10話なのでこれで半分。どうなるのかな。
もちろんジューンが勝利するんでしょうけど、ってかそうじゃなきゃ最悪です。

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