シーズン3のまとめ
子どものためにギレアドを変革しようと会議で陳情したセリーナは、小指を切断される罰を受ける。
一方、女中(マルタ)のリタは、ニコール(ホリー)を連れて逃げるようオブフレッド(ジューン)に言う。
セリーナを説得したオブフレッド(ジューン)は、多くの女中(マルタ)の手助けで、国境近くのトンネルまで辿り着く。同じ頃、ローレンス司令官夫妻の侍女となったオブジョセフ(エミリー)。
リディアおばから口汚く罵られ、カッとなっらエミリーはリディアおばをナイフで刺し、階段から突き落としてしまう。ローレンスはエミリーを助けるため、あるルートを使ってエミリーをギレアドから脱出させることに。そこでホリー(ニコール)を抱いたジューンと再会するが、ジューンはエミリーにホリーを託し、娘ハンナ奪還のためにギレアドに留まる道を選択したー。
#1 夜 Night あらすじ
娘ハンナ(アグネス)を奪還するためギレアド国に残ったジューンは、ハンナがいるマッケンジー司令官宅に侵入するが・・・。
一方、ジューンからニコールを任されたエミリーは、必死に逃亡する
相関図
まとめ
ジューンがギレアドに残った理由
ギレアドを脱出できるチャンスだった。だがジューンが選択したのはギレアドに残ることだった。エミリーにニコール(ホリー)を託し、立ち去ったローレンスのクルマを追うジューンに気づいたローレンスは、「気でも触れたのか?なぜトラックに乗らなかった?トラックを追いかけるぞ」と言うが、「マッケンジー司令官のところにいる娘アグネスを助け出してから北へ行きたい。あの娘を置いていけない。あなたはエミリーを助けた。バレれば壁に吊るされる」と半ばローレンスを脅すジューンに、「いい度胸だ。望みどおりにしてやる」とローレンスはジューンをクルマに乗せる。

セリーナの選択とフレッド
ギレアドで女児を育てることの難しさを身を以て思い知り、断腸の思いでオブフレッドにニコールを託したセリーナ。
その頃ニックはジューンが脱出するまでの時間を稼ぐため、フレッドを侍女部屋に軟禁していた。
フレッドは侍女部屋にやって来たセリーナに、「娘を誘拐された、通報してくれ」と言うが、セリーナの返事は、「私の娘にとって最善の選択をした」だった。フレッドはセリーナがジューンとニコール逃亡に関わっていると知り愕然とする。

マッケンジー家
ジューンの望みどおりローレンスはジューンをマッケンジー家へと送った。
ジューンは屋敷に忍び込むが、それに気づいた女中(マルタ)。だが女中(マルタ)は、「ハンナの部屋は2階、司令官は出張で奥様は部屋で休んでる」と協力的。部屋ではハンナがスヤスヤと眠っていた。
だが屋敷の周りを守護者たちが包囲しはじめてしまう。
この状況ではハンナを連れて逃げることは不可能だと判断したジューンは、「あなたを置いて行かない。愛している」と眠っているハンナの手首に赤い糸を結ぶと・・・

マッケンジー司令官の妻
両手を挙げ無抵抗を示したジューンを守護者が連行しようとするが、「その侍女をこちらへ」と止めたのはマッケンジーの妻。妻は、「もう来ないで。あなたがあの娘を産んでくれたことを私も夫も感謝している。でも別荘の一件のあと、あの娘は何週間も悪夢に苦しんだ。あなたは残酷よ、あの娘を苦しめてる」と言う。

マッケンジーの妻は、「ハンナがどんな生活をしているか知りたい」と言うジューンに、「は幸せに暮らしている。いい子よ、裁縫が好きなの、料理はすごく上手。犬を飼いたがってる」と最近の様子を聞かせる。ハンナが愛されていることを知り、「ここがあの子の家で良かった」とジューン。マッケンジーの妻は、「このままではあの子の目の前で殺されてしまう。愛しているならこれ以上はやめて。瞳がそっくりだわ」と連行されて行くジューンに忠告するのだった。

ウォーターフォード家に戻されたジューン
ジューンはウォーターフォード家に戻された。フレッドは、「あの子はどこだ?我々を破滅させる気か。バレたら皆、壁に吊るされキミは八つ裂きにされる!」大声で問い詰めるが、「あの子は無事よ、セリーナ。あの娘にとって最善のことをした」とジューン。だがセリーナは、「あなたは犯罪のオブジョセフ(エミリー)に愛娘を託した。あの娘を殺したも同然よ、どうして私からあの娘を奪ったの」と泣き叫びながら詰め寄る。ジューンは、「私も娘を奪われた。ギレアドに奪われた。泣き叫ぶ子を奪われる苦しみがわかったでしょ!」と言い返すと、「あの娘は大丈夫。神が守ってくれる。信じて」とセリーナを抱きしめた。

だがニックは、「どういうことだ?何人が命を賭けたと思ってる?身勝手にもほどがある。あんなチャンスはもう二度とない。もう逃げられない。キミはここで死ぬ」と怒りをあらわにするが、「分かってる。そんなこと痛いほど」とジューン。

追い詰められたセリーナ
ニコールの誘拐事件が公になった。フレッドは、オブジョセフがリディアおばを襲い、ニコールをさらって逃げた。セリーナとオブフレッドは必死で止めたと言う筋書きを立て、「キミとこの家を守りたい。大丈夫だ。何もかも元通りなる」と家を出る。
焼き払う
異変を感じたジューンが階下に降りると、燃えさかる寝室のベッドの前に立ち尽くすセリーナが!
ジューンは、「セリーナ、行きましょう」と手を取り、避難させる。

その後
ウォーターフォードの屋敷は焼失してしまった。
リタとニックはフレッドとセリーナと移動、ジューンは、「ラケルとレアセンター」へ戻されることに。別れ際、「元気で」とニック。
ラケルとレアセンター
おばたちは、「マッケンジー夫妻が許しても償いは必要」とジューンに体罰を与え、拷問のような日々を送るが、ある侍女から(エミリーと赤ちゃんは無事逃げ切った)と告げられ喜びを噛みしめる。
ギレアド脱出
上空からドローンでの偵察が続く中、ギレアドを脱出するためニコールを抱き、必死で冷たい川に流されながらも河岸へと渡りきったエミリー。そこはカナダだった。エミリーはカナダ軍に保護され、庇護を要求した。

カナダで
健常状態のチェックを受けるために病院へとやって来たエミリーを病院関係者は温かい拍手で迎える。
ルークに手紙が届いていると連絡が。その封筒の中にはハンナの写真が1枚。
「大きくなった」と涙を流すルークに、「あなたの奥さんに命を救われた」とニコールを抱いたエミリーが声をかける。

新しい赴任先
ジューンは侍女として新しい司令官宅へと配属されることに。
「面倒はかけないな?」と言う次の司令官はローレンスだった。

感想
逃亡せずギレアドに残ったところで終わったシーズン2。
シーズン3は、そこからのスタートでした。
ギレアドをより良く変革しようと立ち上がったセリーナは小指を切断されてしまい、愛する娘ニコールを手放し、とうとう屋敷を燃やしてしまいましたね。
ウォーターフォード家の侍女だったジューンは、ローレンスの侍女オブジョセフになりました。
今後、セリーナやフレッド、リタにニックは出てこないのかな?
ん~、気になるところです。シーズン3は、ローレンス司令官がキーマンのようですね。




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