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今回出てくる用語集&役名
地域名前 物の名前 | 人物 ■は死亡 | 説明 |
---|---|---|
赤の王城 (レッドキープ) | サーセイ・ラニスター | 太后 → 女王 |
ジェイミー・ラニスター | ||
クァイバーン | 非公認の学匠 |
|
ランディル・ターリー ディコン・ターリー | 河間平野(リーチ)諸侯、サムの父親 サムの弟 |
|
ウィンターフェル | ジョン・スノウ | ウィンターフェル城主 北の王 |
サンサ・スターク | ||
ダヴォス・シーワース | ||
ブライエニー・タース ポドリック・ペイン | サンサの守護者 | |
ピーター・ベイリッシュ | ロビン・アイリーの義理父 谷間(ヴェイル)を率いる |
|
リアナ・モーモント公女 グラヴァー公 ロイス公 | スタークに忠誠を誓う | |
王の道 | アリア・スターク | |
ホットパイ | 十字路に旅籠で働く アリアの友だち |
|
ドラゴンストーン城 | デナーリス・ターガリエン | 焼かずの女王 ドラゴンの母 |
ティリオン・ラニスター | 女王の相談役 | |
ヴァリス | ||
ミッサンディ グレイワーム | 女王の参謀 穢れなき軍団 (アンサーリード)総師 |
|
ドラゴン3頭 | ドロゴン ヴィセーリオン レイガル |
|
レディ・オレナ ヤーラ・グレイジョイ シオン・グレイジョイ エラリア・サンド | ||
メリサンドル | 紅の女司祭 | |
知識の城 (シタデル) | サムウェル・ターリー | 冥夜の守人 学匠になる修業中 |
ジョラー・モーモント | 灰鱗病に罹患し、デナーリスも元を離れ。 治療のために来た。 |
|
狭い海 (ナローシー) | ヤーラ・グレイジョイ シオン・グレイジョイ | |
エラリア・サンド 長女 オバラ 次女 ナイム 三女 タイエニー | ||
ユーロン・グレイジョイ |
#2 嵐の申し子 Stormborn あらすじ
デナーリスはオレナ・タイレルとエラリア・サンド、ヤーラ・グレイジョイを召喚し、七王国を制覇する戦略を立てる。
そこへメリサンドルがデナーリスを訪ねてやってくる。
北部では、デナーリスとサムからの書簡を受け取ったジョンは大きな決断をする。
サムはジオー・モーモントの息子ジョラーの灰鱗病を治療する方法を模索する。
まとめ & 感想
ドラゴンストーン城
女王の手ティリオン
嵐の夜、「こんな夜にあなたは生まれた」とティリオンは言うが、デナーリスは故郷に戻ったが、居心地が悪いと言う。
ヴァリスが、サーセイは領主らに見下され、今や、三王国を統治しているに過ぎないと報告すると、「ドラゴン3頭と軍団の援護があれば王都を制圧できる」とデナーリス。
ティリオンはデナーリスを諭すように、「武力で簡単に制圧し、”灰の女王”になるおつもりですか?殺りくなしでも七王国を制覇できます。タイレル軍とドーンが味方で心強い」と武力制圧を避けるよう進言する。
するとデナーリスは、父エイリス(狂王)に仕え、ロバート王に仕え、兄ヴィーセスを支持し、ドスラクにデナーリスを売り、挙げ句にロバート王の命令で自分の命を狙ったヴァリスを糾弾する。
ヴァリスは全てを認め、「私を生かしてくれたら、鉄の玉座につけるよう尽力します。民衆にとってあなたは必要な人だ」と忠誠を誓う。
デナーリスはヴァリスに、「裏切ったら火あぶりにする」と言うが、許す。
紅の女司祭メリサンドル
デナーリスは、ドラゴンストーン城にやってきたメリサンドルを歓迎するが、ヴァリスは、「メリサンドルは王座を求めたスタニス・バラシオンに仕えたが失敗した」と指摘する。
そんなヴァリスにデナーリスは、「あなたは良い時に来た。ちょうど違う王に仕えた男を許したところだ」と言ってヴァリスをけん制する。
メリサンドルは、「あなたにはお役目がありますが、もうひとり、北の王ジョン・スノウにもあります。彼自身が見たものについて直接話を聞くべきでしょう」と進言する。
ジョン・スノウの名前を聞いたティリオンは、「信用できる男です。北部を治めているなら強力な同盟になる。ラニスターに父親を処刑され、兄まで暗殺された。彼はあなた以上にサーセイを憎んでいる」と言う。
デナーリスはその助言に従って、ティリオンに使い鴉を送るように言うが、その文面は、「女王がドラゴンストーンに招待する。ひざまずけ」だと言う。
作戦
ドラゴンストーンに到着したレディ・オレナ、ヤーラ&シオン・グレイジョイ、エラリア・サンド。
ヤーラは、「王座が欲しければ奪えばいい。軍団と艦隊と3頭のドラゴンで攻撃すれば、1日で陥落する」と言い切るが、ティリオンは再び、ドラゴンを放てば何万人もの民衆が死ぬと訴える。
「それが戦争よ。度胸がないなら引っ込んでて!」と強気のエラリアにティリオンは、ミアセラに毒を盛り殺害した手法を非道過ぎると非難。復讐心に燃える感情的なエラリアをデナーリスは制止、女王の手であるティリオン卿に敬意を払うよう言い、武力での制圧はしないと断言する。
(ティリオンは自分の助言を受け入れたデナーリスに感動する)
”武力制圧はしない” それを聞き、「良い案だけど、結局、脅さなければ誰も従わない」とレディ・オレナ。
デナーリスは「皆の助言に感謝するが、私に従って欲しい。私たちは王都は絶対に攻撃しない」と言い切る。
そして、ドーン軍、タイレル軍で城や周辺の街を抱囲して王都を兵糧攻めにし、ラニスターの本拠地である ”キャスタリーロック”を穢れなき軍団(アンサーリード)によって奪取すると言う。
それはサーセイの性格を熟知しているティリオンによって練られたプランだった。
皆が賛同したため、作戦は開始される。
まずは、ヤーラとシオン・グレイジョイが、エラリア・サンドと娘らをサンスピア宮まで送ることになった。
レディ・オレナ
デナーリスはレディ・オレナだけを残し、「あなたの目的はサーセイへの復讐ですね?彼女には必ず報いを受けさせ、ウェスタロスに平和をもたらせる」と言うが、「平和は続かない。老婆の助言を聞く気はある?あなたの”手”ティリオンは賢いが、私が多くの賢者より長生きしているのは、それらを全部無視したからよ。あなたは ”ドラゴン” になるべきよ」ともっと強欲で大胆でいるようアドバイスした。
恋
出撃が決まり、短剣を磨きながら気持ちを高めていたグレイワームの部屋に、突然ミッサンディがやって来て、「明日出陣と。お別れの言葉は言わないの?」と言う。
グレイワームが「すぐに戻って来る」と言うと、「幸運を祈るわ」とミッサンディ。
しかし募る想いを抑えきれないグレイワームは、「別れの言葉は言いたくない。キミを失いたくない。私には恐れがなかった。私は大きくもなく、強くもなかったが、いつも1番勇敢だった。ミッサンディ、キミに会うまでは。今はキミを失うことが怖い」とミッサンディにキスをする。
すると、ミッサンディは一糸まとわぬ姿になり、グレイワームの服を脱がせようとするが、「ダメだ」と拒否するグレイワーム。(奴隷兵だったグレイワームは、去勢されている)「あなたを知りたいの、お願い」とミッサンディ。
ミッサンディはグレイワームを導き、ふたりはひとつになった。
ウィンターフェル
デナーリスからの書簡
ティリオンからの手紙を受け取ったジョンは、サンサとダヴォスに書簡を見せ、どう解釈するべきか考えを聞く。
サンサは、「ほんとうにティリオンが書いたかわからない。罠かも知れない」訝るが、ジョンは手紙の文面に、以前にティリオンがジョンに言った言葉があったことから本物だろうと言う。
ダヴォスは、脅しの文面ではあるが、火を噴くドラゴンは、死の軍団との戦いの大きな武器になるかも知れない。デナーリスとの同盟は一考の余地はあると言う。
ジョンの決断
サムからの書簡が届いた。
ジョンは北の諸侯を集め、1番信用出来る人物サムから、ドラゴンストーンにドラゴングラスが埋蔵されていると情報があった報告。
数日前には、デナーリス・ターガリエンの女王の手ティリオン・ラニスターから書簡が届いた。デナーリスは軍団を率いて王座奪還を狙っており、ドラゴンが3頭いる。私に会って欲しいと提案されたので応じると言う。
サンサは驚き、諸侯たちもざわつく。
ジョンは、我々にはドラゴングラスと味方が必要。共に戦うよう説得すると言うが、サンサは招待ではなく罠だと言い、諸侯らは、狂王のターガリエン家もラニスター家も信用できない。王となったロブは南に向かい王国を失った、北の王は北にいるべきだと反対する。
「1度も王位を求めたことなどなかったが、王となった。私は北が故郷だから受けた。形勢は不利だが絶対に戦いを止めない。誰も”死の軍団”を見ていない。我々だけでは倒せない。強力な味方が必要なんだ。リスクはある。だが行かねば」とジョンは言う。
サンサは使者を送れば良いと言うが、女王を説得できるのは王だけだとジョン。
「民も故郷も捨てるのね」と責めるサンサに、「あとは任せたい。残されたスターク家であるお前に。私が戻るまで北部を頼む」とジョンは言う。
サンサは頷いた。
地下墓地で
出発の朝、父ネッド・スタークの墓に祈りを捧げるジョンに、「ネッド・スタークの骨をウィンターフェルまで運んだのが遠い昔のようだ」と話しかけるベイリッシュ。
ベイリッシュは、父、兄弟亡き今、落とし子であるジョンが北を治め、白き魔物との戦いを前に、最後の望みになっているとは・・と侮蔑を込めた賛辞を送る。
その態度に苛立ったジョンは、「ナゼここにいるのか?」と問うと、ベイリッシュは、「これまで話す機会がなかったので、話をしようと・・」と言う。
「何も話すことはない」と言って立ち去るジョンにベイリッシュは、「感謝の言葉もないのですか?私のおかげで生き延びたのに。私はあなたの敵じゃない。キャトリンを愛したのと同じようにサンサを愛している」と言う
ジョンはベイリッシュがサンサとの婚姻を企んでいることを知り、ベイリッシュの身体を壁に押しつけ、首をしめあげながら「妹に触れたらこの手で殺す」と恫喝した。
ジョンはダヴォスと白い港(ホワイト・ハーバー)からドラゴンストーンを目指すため、ウィンターフェル城を発つ。
サンサはそれを見送った。
キングス・ランディング
赤の王城(レッドキープ)
サーセイは、河間平野(リーチ)の諸侯を集め、「狂王の娘デナーリスが鉄の玉座についたら七王国は崩壊する。レディ・オレナはドラゴン女王についたが、民を守るために我々に力を貸して欲しい。一致団結してドラゴン女王を叩き潰そう」と協力を要請する。
しかしランディル・ターリー公は、「成長した3頭のドラゴンもいるのにどうやって止めるのか?」と疑問を投げかける。
クァイバーンは、「解決策を練っている」と答えた。
ジェイミーはターリー公に、サーセイに忠誠を誓って共に敵を倒して欲しいと頼むが、ターリー公は、「女王の召喚に答えたまで。逆らえば痛い目に遭うと書かれていた。私はターリー家を誇りに思っている。タイレル家に誓約している」と言い切る。
どうしても味方が欲しいジェイミーは、ターリー公に南部総督の地位を約束し、取り込む。
”スコーピオン”
クァイバーンはサーセイを赤の王城の地下へ案内し、総力をあげ開発したドラゴン兵器、”スコーピオン”を見せる。
黒竜バレリオンの頭蓋骨に向けて試し撃ちをしたサーセイは、凄まじい威力の”スコーピオン”に満足気な表情を浮かべる。
知識の城(シタデル)
灰鱗病(グレイスケール)の末期
灰鱗病(グレイスケール)に冒されている患者の診察を手伝うサム。(患者はジョラー)
大学匠は、「感染が広がりすぎていて、手の施しようがない。死ぬまでには10年、20年かかるだろうが、正気でいられるのは6ヶ月ほど。普通ならヴァリリアに送り、石化人と過ごさせるが、騎士のあんたには1日猶予を与えよう」と言う。
ジョラーはそれが自害を促す言葉だと理解した。
患者が気の毒で仕方ないサムが、家族への伝言を尋ねると、患者は、「ジョラー・モーモントだ。伝言は無用」と答えた。
治療を試すサム
サムは大学匠に、「”パイロス大学匠”の治療法をジョラーに試してみては?」と言うが、「パイロスの死因は灰鱗病だ。治療法が危険すぎる」と取り付く島もない。
真夜中、女王(カリーシ)宛に遺書を書いていたジョラーの元に、ワゴンを押したサムがやって来る。
驚くジョラーにサムは、「ジオー・モーモントのひとり息子ですね?私は、冥夜の守人サムウェル・ターリー、学匠になるため修業中です。お父上(ジオー総師)の死を見届けた。あなたを死なせません」と言って、パイロス大学匠の治療法を試すと言う。それは感染した上皮を剥ぎ取り、軟膏を塗ると言う荒療治だった。
「内緒で来ています。申し訳ないが、どうか叫ばないで」サムはそう言って、”くつわ”を噛ませ、治療を始めた。
王の道、十字路の旅籠
王都を目指し南下するアリアは、十字路の旅籠でポットパイと再会し、兄ジョン・スノウがウィンターフェルを奪還し、北の王になったと知る。
アリアは北へ向かうことに。
道中、火をおこして暖を取っていると、アリアは狼の群れに囲まれてしまう。
アリアはニードルを抜き、戦う覚悟を決めるが、背後から唸り声をあげて現れたのはダイアウルフだった。
「ナイメリア?」
アリアはそのダイアウルフが、ウィンターフェルで飼っていた ”ナイメリア” では?と思い、「ナイメリア、アリアだ。一緒に北へ帰ろう」と話しかけるが、ダイアウルフと狼はアリアを襲うのを止め、踵を返して去って行った
狭い海(ナローシー)
ヤーラ・グレイジョイはエラリアと娘らをサンスピア宮へ送るため狭い海(ナローシー)を航海中、突然の攻撃を受ける。
ユーロン・グレイジョイだった。
ユーロンの艦隊は、ヤーラの艦隊へ砲弾を撃ちまくる。
そして一隻の船がヤーラの船に体当たりし、雄叫びと共にユーロンが船に乗り込んで来る。
ヤーラは三女タイエニーにエラリアを守るよう指示するが、ユーロンの兵士たちによりエラリアとタイエニーは生け捕りにされる。
ヤーラの艦隊はユーロンの砲撃で次々に焼かれ始め、エラリアの長女オバラ、次女ナイムはユーロンの兵士に殺された。
一騎打ちとなったヤーラとユーロン。
しかし力及ばずヤーラはユーロンに捕らえられてしまう。
するとユーロンは、ヤーラの首に剣を突きつけて、「シオン!タマなしの臆病者。コイツを取り戻してみろ!」とシオンを挑発する。
その光景は、一気にシオンのトラウマを蘇らせてしまい、震えだしたシオンは、戦いを放棄し、海へと飛び込み逃げ出してしまう。
ヤーラが絶望し、ユーロンは高笑いする。
戦いが終わり、ユーロン船団は、ヤーラとエラリアを生け捕りにして去って行く。
それを海の中で木片に捕まりながら見送るシオン。
ヤーラの船首には、吊されたナイムと串刺しにされたオバラの遺体があった。
ジョン・スノウはダヴォスと共にドラゴン・ストーン城へ出向くことになりました。
北の王と七王国統治を目論むデナーリスとの絡みが楽しみです。
くせ者べイリッシュとウィンターフェルに残されることになったサンサがちょっと心配です。
アリアは、ウィンターフェルへ戻ってくるんでしょうか?
知識の城(シタデル)にいた灰鱗病の患者はジョラーさんでした~。
サムは、黒の城でモーモント総師にお世話になった気持ちも込めて、ジョラーに治療を施しました。
効果が出れば良いけれど。
しかし、何が驚いたってラストシーン。
ユーロン・グレイジョイが華々しい登場でした(笑)
サーセイへのプレゼントは、ヤーラとエラリアなんですね。これはなかなかの贈り物だと思います。
14の海を暴れ回ったと言うユーロンだけある、凄い戦いっぷりでした。
これで、デナーリスはコマを失ってしまいましたね~。痛手じゃないかな。
そしてシオンも、ユーロンの高圧的な態度で動けなくなってしまい、海に逃げてしまいました。
PTSDにもなりますよね、ひどい経験したもんね・・
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