ゲーム・オブ・スローンズ　第2章 王国の激突　#2 粛正

※　記事を訂正、加筆しています
　　エピソードをまとめ、説明は青文字で付け加えています

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今回出てくる用語集

#2 粛正 The Night Lands あらすじ

誰かの命令により、ロバートの落とし子の皆殺しが続く中、ヨーレン一行を負って王都の兵士がやってくる。
また、王都にロブ・スタークからの和睦条件を伝えにラニスター兵士がやってくる。
シオンは、ロブ・スタークを助けるため、９年ぶりに鉄諸島の父ベイロンと再会するが・・・。
一方、壁の向こうのクラスターの砦では、サムがクラスターの娘ジリを助け出したいと言い出す。

まとめ　＆　感想

王の道（キングス・ロード）

ヨーレンは、冥夜の守人（ナイツウォッチ）となる罪人や孤児を連れて移動を続けていた。

罪人の檻にいる、ジャクエン・フ＝ガーと名乗る男は、アリーを勇気があると言い、水をくれないか？と頼むが、ジェンドリーは相手にするなとアリーをたしなめる。

一行が野宿しているところへ、王都の兵士がやって来て、逮捕状があるとヨーレンに渡す。
アリーは連れ去られるのではないかと隠れるが、ヨーレンは書を読みもせず、短刀を兵士に向け「冥夜の守人（ナイツウォッチ）の一員には王も王妃も手出しはできない」と脅し、引き下がらせた。
兵士たちは「牡牛の兜を持ったジェンドリーと言う坊主を捜している！」と言い去って行く。

アリアはジェンドリーに、王都の兵士から追われている理由を聞くが、ジェンドリーはわからないと言う。ただ、元　”王の手”　アリン公とスターク公にも母親のことを聞かれたが、その後すぐふたりが亡くなったと言い、「俺に質問すると死ぬぞ」と茶化し、「おまえは女だ」と言い当てる。
アリアは違うと言うが誤魔化しきれず、「ロミーとホットパイには言わないでくれ」と言い、自分はアリア・スタークで、ウィンターフェルへ戻ると告白した。

赤の王城（レッドキープ）で、ティリオンの弱点

ティリオンが部屋に戻ると、ヴァリス公とシェイが楽しそうに会話していた。
ヴァリスは、タイウィン公がシェイを連れて行かぬよう禁じたことを掴んでいた。
ティリオンは、「脅しは好まん」と強気に出るが、ヴァリス公は何食わぬ顔をする。

小評議会（スモール・カウンシル）で

ロブからの和睦条件を携え、アルトン・ラニスターが王都へ来た。
しかしサーセイは一読し、すぐに破り捨てる。
ティリオンは、誠意の印としてエダードの遺骸は返還しては？と進言するが、サーセイは耳も貸さず、「誰もあなたを忘れていない」とジェイミーへの伝言をし、アルトンを帰した。

また黒の城（カースル・ブラック）のモーモント総師からの使い鴉の手紙が届いていた。
「壁の北側から脅威が迫っている。もっと人を送って欲しい」と書かれており、モーモント総師が死者が蘇って襲われたことが知らされるが、サーセイをはじめ、誰も脅威を感じる事なく、何も取り決めず会議は終わる。

動き出したティリオン

王の手代理のティリオンは、王都の守人指導者ジャノスを招待し、夕食を共にした。
ご機嫌のジャノスにティリオンは、誰の命令でロバートの落とし子を始末したのか？と問い詰めるが、ジャノスは言おうとしない。
ティリオンは、ベイリッシュに加担し、王の手のエダードを裏切り、今度は何者かの手先で落とし子を殺めた男を放っておくのは危険だと言い、王都の守人指導者を解任し、海を望む東の物見城（イースト・ウォッチ・バイ・ザ・シー）へ行けと命じる。
ジャノスは、王と王妃が許さないと言うが、新しい王都の守人指導者に就任したブロンの命令で、今まで部下だった兵士によってジャノンは連れ去られて行った。

サーセイは、王の手の独断でジャノスを追放したことを怒る。
ティリオンは、サーセイとのやりとりから、落とし子皆殺しの命令を下したのがジョフリーだと知り、「問題だ」と言うが、サーセイは知らない顔をするのだった。

鉄（くろがね）諸島のパイク城

シオンは９年ぶりに、ロブ・スタークからの親書を持って鉄諸島に上陸する。
しかし、シオンが想像したのとは違い、誰ひとり、グレイジョイの息子シオンを歓迎し、待つものはいなかった。

ある女がシオンに声をかけ、パイク城まで送ると言う。
女好きのシオンは、迷わずその女の馬に乗り、パイク城まで移動する。
城までの道のりシオンは、父は王で俺もまたそうなるなどと言って女の胸や股をまさぐるのだった。

シオンの父、パイク城主ベイロン・グレイジョイ公は、9年ぶりに会った息子を抱きしめることもなく、スターク家の文化に染まり、鉄ではなくゴールドの首飾りをしているシオンを一喝し、スタークは息子を使い鴉にしたと不満を言う。
シオンは、スターク家と共に戦うのは、自分の提案であり、自分が鉄軍を率いると言うが、ベイロンは後継者はおまえではなく姉のヤーラだと言う。
ヤーラこそ、シオンを城まで送った女だったのだ。
ベイロンは、ヤーラを指揮官にしてラニスターではなく、君主不在のウィンターフェルを襲撃すると言い出す。

ドラゴンストーン城で

スタニス軍の兵力が足らないと考えダヴィスは、密輸業者だったツテを使い、海賊の船長サラドール・サーンに正統な王であるスタニスに加担し、王都で略奪してはどうか？と持ちかけ、金と名誉の見返りがあるならと、30隻の船で加担すると言う約束をとりつけた。

ダヴォスの息子マットスは、「光の王（ロード・オブ・ライト）」に心酔しており、信じていない父ダヴォスに不満を見せるが、ダヴォスは「私の神はスタニス公だ」と言う。

海賊を加えても弟レンリー公の10万の軍勢に叶わない現実に、戦いをすれば弟に敗れる。王都さえ落とせないと苛立ちを見せるスタニス。
メリサンドルは「炎の中に勝利の道を見ました。まずは、光の王（ロード・オブ・ライト）に身も心も捧げないと」と言って裸を見せスタニスを誘惑する。
スタニスは、妻がいると言うが、「あなたの妻は病気です。塔に閉じこもりあなたを嫌っている。息子も死産した」と言い、スタニスの耳元で「私は息子を与えます」と囁き、スタニスと関係を持つ

壁の向こう　クラスターの砦

サムはダイヤウルフのゴーストを怖がるクラスターの娘ジリを助けた。

サムはジリを連れてジョンのところへ来て、「彼女は妊娠している。俺たちがここを出るとき、一緒に連れて行きたい」と言い出す。
ジョンは、そんなことは絶対にムリだと取り合わないが、それでも食い下がるサム。
ジリも「まだ走れます。もしも男の子だったら・・・」と言いかけたがそれ以上口をつぐんだ。
ジョンは、「野人の縄張りなんだぞ。彼女は助けられない」とハッキリ拒否する。

真夜中、クラスターが赤ん坊を抱いて森の奥へと入って行くのを見たジョンは、後を尾行する。
クラスターは、赤ん坊を森に置き去りにして戻って来た。
ジョンは、赤ん坊の泣き声がする方へ走って行くと、何者かが赤ん坊を抱いて去って行くのが見えた。
その時、ジョンも殴って気絶させたものが・・・クラスターだった。

四面楚歌

移動する力もなく、食料も水も尽き果てたデナーリスたち。
そこへ乗り手のない馬が戻り、革袋の中にはラカーロの斬首が入っていた。
ジョラーは、ドロゴ王を最初に見捨てたものの仕業かも知れないと言う。
デナーリスは怒りに震えるが、どうすることもできないのだった。

王都の兵士が来て、アリアがヤバいと思ったら、ジェンドリーでした。
そうよね、ジョフリーがロバート王の落とし子を皆殺しにするよう指示したんやもんね。
恐ろしいわ。
ジェンドリーの名前はヨーレン一行にバレてるし、だいじょうぶなのか？売られたりしないかな？

ジョフリーにも政治は無理だけどサーセイにも絶対無理だと思う。
なのに、権力を振りかざして息子可愛い、ジェイミー愛してるで政治するから大変なことになってきました。
ティリオンは、ようやく自分が信頼できるブロンを王都の守人指揮者に指名しましたが、ティリオンを支えてくれるひとで固めないとヤバい感じです。

女好きのシオンにも困ったもんですよね？
自分の姉の身体を触る？？？わからんかって話しですが
しかし、シオンも父親から愛されていない可哀想な息子でもあるワケです。
で、この混乱を利用して、ウィンターフェルを襲撃しようなんて、もー、ほんと最低なおっさんです。
シオン、どうするんかな？
兄弟のような存在のロブを裏切るの？？？

メリサンドル、恐ろしい。
女の武器使ってスタニスと関係を持ってしまいました。
これで息子でも生まれたら、どうなるんかな？
ダヴォスは、成り上がり者って感じでノーマルな感覚があって良いキャラですね。

サムって女好きなのかしら？(笑）
ジリが言う、（赤ちゃんが男の子だったら）と言うのと、クラスターが森に赤ちゃんを置き去りにしたのは関係あるんでしょうね。
だとしたら、何者が連れ去ったのか・・・？？？

デナーリス、いよいよマズイ状況ですね。
この状況って打開できるんでしょうか？