#4 手を繋ぐ理由 Take My Hand あらすじ
ショーンとアレックスは陰謀論者スチュワートを担当する。特発性門脈亢進症によりシャント術が必要なスチュワートだが、「毒を盛られている」と言い出す。
母が事故死したクレアは、ショーンたちに打ち明けず、ひとり悲しむを背負い仕事に打ち込むが・・・・。
まとめ
ショーンとカーリー
カウチポテトデートを続けるふたりは徐々に距離が縮まる。
キスをするふたり。カーリーはショーンと手を繋ごうとするが、それをイヤがったショーンは手を放してしまう。
ショーンの気持ち
「カーリーが手を繋ごうとしてくるんだ」ショーンから聞いたグラスマンは、「それが苦手だと話したのか?」と聞くが、ショーンはカーリーが、”手を繋ぐ”ことにこだわる気持ちがわからないと言う。
「手を繋ぐことが好きじゃない。そこは妥協できない。手を繋ぐと落ち着かなくなる」
自分の気持ちを伝えたショーン。しかしカーリーからは、「人生はツラいこともあるでしょ?そんな時、手を繋ぐことでお互いの気持ちが伝わる」と言われてしまう。
ショーンは、すべては言葉で伝えることができると主張するが、「手を繋げないことは、淋しいし、離れているって感じる」とカーリー。
ショーンは、自分からカーリーの手を握った・・・が、ほんの少しで限界だった。
「ムリしなくていい」とカーリーは言う。
ショーンの話を聞いたアレックスは、「カーリーは諦めたのさ。彼女が不満のままなら、別れることになる」と言う。
ミッチェル・スチュワート
スチュワートは、世間を騒がす陰謀論者。
特発性門脈亢進症でシャント術目的で入院になるが、既に担当医師アンドリュース、アレックス、ショーンのことはリサーチ済みだと言い、点滴の中身を調べたいと言い出す。
ショーンは思わず、「それはただの生理食塩水です。あなたはこの後、麻酔をかけられメスを入れられるので僕たちを信頼すべきでは?」と意見する。
スチュワートは、「キミが自閉症の医者だね。混合ワクチンのせいで自閉症になったんだ」と持論を展開する。その上、肝臓が悪くなったのは、毒を盛られたせいだと言い出す。
手術は成功する。
「合併症がなければ数日で退院できます」と伝えるショーンに、「退院したらまた毒を盛られる」とスチュワート。
ほんとうの原因
「手術は成功したのに、まだ肝機能が悪い。理由がわからない」と言うアンドリュースにスチュワートは、「病院に毒を盛られている。他の病院へ行く」と言う。
しかしショーンから転院しても問題は解決しないと指摘され、「私に触れることができる人間を限定する。マーフィ医師だけだ。ウソがつけない」と言い出す。
肝機能が悪い理由を探るショーン。
毒を盛られている可能性があるとの理由で病院の食事を食べようとしないスチュワートは、カバンの中からプロティンとケールドリンクを出す。
その時ショーンは、カバンの中に「ヒョウの春」と言う名のサプリメントを見つける。
スチュワート曰く、若さと精力をアップさせるサプリメントだと言う。成分表をみたショーンは、生薬由来のサプリメントのため、問題ないと判断する。
スチュワートの家族歴、病歴等を調べあげ、検討するショーンにクレアは何気ないヒントを口にする。
それでピーンと来たショーン。
検査の結果、「ヒョウの春」の成分表がウソだったのだ。
「毒を盛っていたのは、自分自身です」とショーンはスチュワートに言うのだった。
心身無痛症候群
熱があり食欲がない状態が続いていると夫ジョナスは妻リリーをERへ連れて来る。
「たいしたことない」と言うリリーだったが、虫垂が破裂し腹膜炎を起こしていたため、緊急手術となる。
メレンデスは、ナゼ脳が痛みを感じないのかを調べるようクレアとモーガンに指示する。
刺激検査
検査の結果、リリーは痛覚がないとわかる。
「これじゃスーパーヒーローね。何があっても傷つかない」とモーガン。
リリーの右手が感染をおこしていることに気づいたクレアは、「リリーは心身共に痛みを感じないのです。だから虫垂炎になっても気づかず腹膜炎に。右手も感染に気づかず、悪化してしまっている」と説明するが、「ウソでしょ?痛みは感じるわ」と反論するリリー。
しかし実際、モーガンが腕をつねってもリリーは痛みを感じていないのだった。
右手感染症は、予想以上に広がっており、手首から先を切断することにー。
切断された右手と反応
右手は切断された。
リリーとジョナスはクレアとモーガンから、「痛みを感じないので、知らない間にケガや感染を起こす可能性がある。これからはセルフチェックが必要。または、”ナロキソン”の投薬で痛みを感じるようになる方法もある」と説明を受ける。
リリーは、悲しんだり落ち込んだりすることもなく、泣くこともなく、「セルフチェックをするわ」と言う。右手を失ったのに。
夫の痛み
とても前向きなリリーを見てジョナスは、「キミはいつも前向きだ。ずっとそうだった。流産の時もだ。同じ痛みを分かち合ってると思っていたけど本当は何も感じてなかったのか?ボクが死んだら淋しいと思うのか?」と言い出す。
リリーは、もちろん愛してるから淋しいし悲しいと言うが、「キミは痛みと一緒で愛も分かってないのかも。もっと心を痛めるべきだ。ボクはしばらく離れていたい」と病室を出て行ってしまう。
リリーは投薬治療を受けることを決める。
リリーの異変
治療をはじめたリリーは、ベッドから起き上がれず、「ツラい」と何もできなくなってしまう。
ネガティヴ耐性になれてないリリーにとって、それは耐えられないほどの苦痛だったのだ。
クレアとモーガンは、投薬によってリリーが限界であると伝えるが、「痛みを感じるためには正しい治療だろ」とジョナス。クレアは、「痛みからの免れて生きられるのに、どうして痛みを与える必要があるですか?治療は、彼女のためですか?」と言うのだった。
涙
ジョナスはリリーの元へ戻り、涙するリリーを抱きしめ、「薬は止めよう。必要ない。ボクもキミを助ける」と言う。
投薬を止めたいと言うふたりにメレンデスは、「もう薬は中止しています。元の彼女だ」と。
リリーはジョナスを見てうれしかったから涙が出たと言う。そんなリリーをジョナスは抱きしめた。
グラスマン
揺らぐ
婚姻届けを出すため、グラスマンとデビーは市役所にいた。
デビーとの会話の中で、自分がデビーのことを良く知らないことに改めて気づかされたグラスマンは、一気に不安になり、「ムリだ」と言って帰ってしまう。
「あの態度は何?屈辱だわ。プロポーズしたのはあなたよ?」デビーから責められグラスマンは、「プロポーズはボクの本心だ。キミのことは知らないことだらけだ。それよりも怖いのはキミがボクを知らないってことだよ。ボクは救いようのない男だ。小うるさいし癇癪持ち。だから離婚になった。離婚はイヤなんだ。キミと別れたくない。ボクは新しい世界に飛び込むのが苦手なんだ」と言う。
それを聞いたデビーは、「私たちは互いの個性が違う。だからこそ補える関係だと思ってる。もう一度検証してみて」と言う。
決意
グラスマンはショーンに、アドバイスを求める。
ショーンは、「ボクはアドバイスなんてできない。でも、”前の妻”と言ってたのに、今日は、”最初の妻”と言ってる。答えは出てる」と言うのだった。
ショーンの言葉で心を決めたグラスマンは、改めてデビーにプロポーズし、デビーはそれを受け入れた。
グラスマンとデビーは正装で市役所に行く。立会人をするショーンとカーリーも正装で。
神父の前で愛を誓ったふたり。それを見守るショーンとカーリーは、ふたりらしい距離で手を繋いぐ。
クレア
母を突然事故で亡くしたクレアの心は悲鳴をあげていた。
オペ中も上の空。リリーについて、「痛みを感じないなんて幸せだ」と発言するなど、様子がおかしいことに気づいたモーガンは、「自分の痛みを持て余して苛立ってる」と指摘する。
それでも、話そうとしないクレア。
モーガンはクレアを放っておけず、問い詰め、クレアの母が亡くなったことを知る。
「遺灰をどうしていいかわからない」と言うクレアにモーガンは、お母さんが望んでいたのは?と聞く。
「海洋センターに撒けって。小さい頃、よく連れて行ってくれたの」と。
モーガンは、「イベントをしてる、今から行こう」とクレアを促す。
母との決別
無宗教だと言うクレアにモーガンは、「お母さんのために歌って」と助言する。
クレアは母のために、”アメージング・グレイズ”を歌い、遺灰を葬った。
しかしひとりになったクレアはバーで出会った男と一夜を共にする・・・。
感想
今回も内容盛りだくさんでした
ショーンとカーリーは本格的に付き合いはじめたんですね~。
カーリーはエライと思うんです。ショーンを理解しようとしてるし、言葉で伝えあおうとしているから。
フツーなら、(やってられん)(付き合い切れん)ってなりそうだもん
グラスマンとデビーの結婚式で、ショーンとカーリーが繋いだ手と手の距離が、今のふたりにとって快適な距離なんでしょうね。
クレアの”アメージング・グレイズ”は心に響きました。
改めてアメージング・グレイズって美しい曲ですね・・・。
歌詞の意味の理解が中途半端なので、一度しっかり知りたいなと思いました。
無痛な人生って幸せなんでしょうかね?
ツラく苦しいからこそ、幸せが倍以上に感じる
そんな気がするのは、苦痛に馴らされてるからなのかも
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