9話では、ナディーン王女の赤ん坊の真相が
10話はミーナ出演最後のエピソード
#9 人生の分岐路 Doors Opening, Doors Closing あらすじ
ヴォスのアドバイスで、ベルのセカンドチャンスを与えたジェイクは、自宅の夕食会にベルとヴォスを呼ぶ。
ベルはそこでジェイクとグレッグが養子が来る日を心待ちにしているのを目の当たりにする。
リハビリを続けるケインは、再び激しい痛みで倒れたローズを助けることに。
ミーナの強制送還の日が近づいていた。ミーナはある決断をする。
相関図
まとめ
ベル、そして継子ジェイク
新しい関係
ヴォスのアシストでベルへの態度が軟化したジェイクは、自宅の夕食会にベルとヴォスを招く。
ベルはそこでジェイクとグレッグが養子が家にやって来る日をどれだけ心待ちにしているかを知る。
ERに運ばれた妊婦
激しいお腹の痛みでERに搬送されて来た妊婦のティナ・ミラー。
陣痛と思われたが、検査の結果、急性胆嚢炎とわかる。
しかし炎症が強く、本来は緊急で胆嚢摘出術をするところだが、ティナは妊婦のため難しい判断を迫られることに。
そこへ駆けつけたのはジェイクとグレッグ。
実は望まない妊娠をしたティナは赤ん坊を養子に出すことを決意、その養父母がジェイクとグレッグだったのだ。
ふたりはティナと良い関係を築いてきており、ティナもふたりを信頼していた。
しかしティナの容態が急変、ベルが執刀することに。
心配するジェイクに、「任せてくれ」とベル。
だが胆嚢の癒着が酷く、出血によりティナは心停止に。
ベルは腹腔鏡下術を諦め、開腹術に変更、同時に産科医によって帝王切開することに。
ベルたちの努力で、一命を取り留めたティナと赤ん坊。
ジェイクとグレッグは2700gで生まれた女の子をルーシーと名づけ、幸せそうな姿を見せる。
思わぬ反対
そこへティナの両親が病院に駆けつけてきた。
古い考えのティナの両親は、養子父母がゲイカップルとわかると、養子に出すことを反対する。
ベルはジェイクたちの人となりを話し、ティナの両親を説得するが、結局、ルーシーを養子にすることは叶わなかった。
「きっとどこかに僕たちの子どもがいるはずだ」とグレッグは前を向くが、沈んだままのジェイクをツラそうに見つめるベル。
オースティンとミーナ
ミーナの強制送還の日が近づいていた。
オースティンは両親にミーナを紹介する。
しかしミーナの状況は厳しかった。
コンラッド、ニックも下院議員などに掛け合うが、状況は厳しかった。
するとミーナはニックに、「申し立てしたけどビザは来週切れる。上手くいかなければ強制送還される。そうなったら2度と入国できない。だけど、自主退去で帰国すれば、またビザを取得できる可能性がある」と言い出す。
決断
今日も素晴らしいオペをふたりでやり遂げたオースティンとミーナ。
オースティンの両親もミーナを気に入ったようで、結婚に向けて動きだそうとするオースティンにミーナは、「故郷の医療は崩壊してる。医者の数が足りない。良い医者はみんな国外に出てしまうから。私もそれに加担してるひとりよ。医療品を送る支援だけじゃ足りない。これがビザ問題の私の答えよ、強制送還の前にナイジェリアに帰る」と言う。
その覚悟を聞いたオースティンは、「オレも行く」と言う。
デヴォン
定期検査のためにアトランタにやって来たナディーン王女。
デヴォンは、彼女が赤ん坊を連れているのを見て、「そんなことはあり得ない」と思いつつも動揺を隠せない。
赤ん坊はナディーン王女の娘だったが、デヴォンの子どもではなかった。
ナディーンは、帰国してからデヴォンを思いツラい日々を送ったと言うが、父親から見合いを勧められ、ひとりの男性と結婚したと言う。
幸せそうなナディーンを見て嬉しくなるデヴォンだった。
ケイン
リハビリ室
黙々とリハビリを続けるケイン。
側には同じくリハビリをするローズの姿が。
「昨日の態度を謝る」と言うローズにケインも、「言い過ぎた」とケインも謝罪。
しかしその直後、痛みに耐えられず、苦しんで倒れたローズ。ケインはローズを抱きかかえ助ける。
激しい痛みは鎌状赤血球症のクリーゼと思われたが、入院して検査することに。
ケインはローズを気遣い、ローズもケインを頼っている様子。
激しい痛みは、脾臓の血管閉塞によるものと判明、オースティンとミーナにより脾臓摘出術が行われたら。
コンラッドに、「輸血はローズを苦しめる。輸血せずにオペを終わって欲しい」と言う要望に見事答えたオースティン。
ケインは家族がいないローズのために付き添う。
感想
ベルにとっては乱気流のような数日だったでしょうね。
ようやく関係修復できたと思えた継子ジェイクとの関係。医師として執刀し、必死で助けた妊婦と赤ん坊はもちろんジェイクのためでもあったのに、ティナの両親に反対で心から待ち望んでいたルーシーはカレらの元には来ませんでした。
ケインがちょっと良い人になってる(笑)
でもあの右手の動きを見ていたら、当分オペ執刀は難しそうだけど。
ローズとの出会いでケインが変わるのかしらね?
ナディーン王女のエピソード、要る?(笑)
デヴォンと別れていたのなら、わざわざ再々登場する必要もなかったのに。
#10 未知の世界へ Into The Unknown あらすじ
帰国を決めたミーナとナイジェリアに行く決意をしたオースティン。リハビリを積み、脅威の回復を見せたケインが、とうとう手術執刀の日を迎える。
相関図
まとめ
ケイン
研修室でビリーが手技練習を行う横で黙々と手術手技のトレーニングを続けるケイン。
課題をこなし、調子も良いと言うケインの言葉に、オペ復帰申請をすることが決まった。
しかし、実はケイン、時々右手が動かしにくくなる不安を抱えていた。
オペ復帰申請を受けたCEOヴォスは、執刀にヴォスが立ち合い、OKを出せばと条件を付ける。
復帰オペ
ERに搬送されて来たのは、16才のリサ・マクブライト。ライフガードのリサは10mの高さからプールに飛び込み、首を強く打ちつけたと言う。
リサは両脚両手がしびれ、動かせず、血圧ダウンする脊髄ショックを起こしてしまう。
ケインはリサの脊髄除圧術の執刀で現場復帰することに。
オペに立ち合うヴォスは、研修としてビリーを助手につけオペがはじまった。
ケインは大ケガを負ったと思えないメスさばきで、手術を進めていくが、ERから呼び出しが入ったヴォス。
ヴォスは躊躇を見せるが、ケインは問題ないと判断、「奇跡の復活ね、お帰りバレット」と許可を出し、オペ室を離れる。
動かない右手
その後も順調にオペを進めていたケインだったが、動脈から出血し、処置しようとした途端、右手が動かなくなってしまう。
動かないケインに、「早くしないと脳死状態になる」とビリー。
ケインは迷った末、執刀者をビリーに変わるよう言う。
手術は成功した。
デヴォン
まさかのお見合い相手
患者だったインド系結婚紹介所経営のマイラから、女性の写真が送られてきた。
驚いたことにその相手は、インターンのリーラ。
「ボクのタイプじゃない」とデヴォンは断りのメールを入れるが、デヴォンはこの経緯をリーラに話すことに。
リーラは、「写真を載せているのは結婚を望む父のため」と説明するが、デヴォンはリーラが気になりはじめる。
患者ローズのため
鎌状赤血球症で苦しんでいるローズは人工股関節術のリハビリも順調で痛みも消えているが、それが一時的なことだと痛いほど知っていた。
デヴォンは、大学時代の友人フィリップが、製薬会社の「バイオ・サウス」で鎌状赤血球症の治験で成果をあげていると知り会いに行く。
「ローズは条件が揃っている。チャスティンのCEOを説得するチャンスが欲しい」とフィリップ。
コンラッドは、「製薬会社は信用できない、注意するべきだ」と忠告するが、デヴォンはフィリップに、プレゼンする機会を設け、ヴォスの了承を得る。
オースティンと両親
ビザ取得を諦めナイジェリアに帰国することを決めたミーナに同行することを決めたオースティン。
引っ越しを手伝う母キャロルは、あまりの淋しさに落ち込んだ姿を見せるが、オースティンは、「ママを愛してる。だけど彼女も愛してるんだ。ボクが行きたいんだ」と説得する。
しかしその後、キャロルがめまいを起こし転倒、頭をぶつけたとERにやって来た。
担当したコンラッドは検査をするが、問題ないと判断、帰宅許可を出す。
キャロルはオースティンに、「自分の悲しみや淋しさばかりであなたの幸せを考えていなかった。あなたの人生の冒険を願うべきだわ」と出発前の息子に心配をかけたことを反省、喜んで送り出すと言うが、その直後、キャロルは咳き込み喀血してしまう。
キャロルの病状
検査の結果、キャロルの肺に腫瘍が見つかった。
オースティンは生検、肺切除を自らが執刀すると言い出すが、「冷静にできるワケがない」と反対するコンラッド。ミーナは、「私にやらせて」と名乗り出る。
肺腫瘍と聴き、すっかり気落ちするキャロルをオースティンは励まし、キャロルも息子の言葉に生検術を受ける決意をする。
手術の日、付き添うオースティンにキャロルは、「私に何があってもミーナと行って頂戴。幸せになるのよ。自分の人生を生きて」と伝えると手術に向かう。
決断
ミーナとベルによって生検手術がはじまった。
しかし組織は”腺がん”と判明、胸膜播種も見つかり、肺切除は断念することに。
ミーナから、「ステージ4の肺腺がんだった。お母さんにはあなたが必要よ」と告げられたオースティンは、これから厳しい治療が行われ、それでも余命は2年ほどの現実に、ナイジェリア行きを諦めることに。
さよなら、ミーナ
出発の時間が近づき、数々の思い出が蘇るミーナ。
仲間はミーナをサプライズパーティーで送り出す。
「皆んなキミが大好きだ、忘れないで」と言うコンラッドに、「皆、私を分かって愛してくれた。そんな友だちは今までいなかった。こんなことは今まで言ったことないけど、みんなは私の家族よ、愛してる」とミーナ。
ミーナはニックに、「AJを見守って。お母さんの治療を支えるのが正しい選択よ。永遠の別れじゃない」と言い、「ニック、あなたと別れることが1番淋しい」と涙をみせる。
ニックはミーナをハグする。
空港へ向かうミーナをタクシー乗り場まで送るオースティン。
ふたりは愛を確かめ合い、この現状を受け止める。
感想
ミーナが出演する最後のエピソードでした。
なんだか淋しいな、ミーナの降板。
どうやらこの降板は、ミーナを演じているショーネット・レネー・ウィルソン自らの申し出だったようです
アメリカでは移民医師がたくさんいて、彼らもミーナ同様、ビザ保持に苦慮してるんだそうです。制作側は、ミーナ降板を社会問題エピソードにしてミーナの花道を作ったそうです。
何度もミーナは、「これが終わりじゃない」と言ってたし、いつかこのドラマに戻って来てくれたら嬉しいなと思う。
私が好きな「グレイズ・アナトミー」は今、シーズン17です。素晴らしいことと思う。
レジデントも、長寿番組になって欲しいな。
それから~、オースティンのママ、キャロルだけど、出て来た時から違和感~と思っていたら女優さんが変更になってました(笑)
だよね~。前に出演した時はショートカットのママだったもん!
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