ブレイキング・バッド3 #5 新しいラボ(相関図あり)

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海外ドラマブレイキング・バッド

ウォルターとジェシーの第三章のはじまり??

 

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#5  新しいラボ Mas あらすじ

自分が精製したブルーメスの売上金の半分をウォルターが受け取ったと知り、怒りが治まらないジェシー。
ウォルターは、それがグスタボの作戦だと気づき、グスタボの会いに行くが・・・。
テッドとの関係を続けているスカイラーは、弁護士から対応を決めるよう言われる。

 

相関図

まとめ

ウォルターとジェシー

決裂

ジェシーは、今回のブルーメス精製にまったく関わっていないウォルターが、売上金の半分を受け取ったことに納得できず、「オレに隠れて交渉したのか?」と怒りをぶつけるが、ウォルターは、「オレは一切関係ない」と言い、こうなった経緯を調べると言う。
それでも怒りが治まらないジェシーは、「オレのメスでオレのカネだ!」と主張するが、ウォルターも、「オレのレシピをオレの許可なしに勝手に使った」と怒りだし、完全決裂状態に。
カネは”ロス・ボジョス・エルマノス”の紙袋に入っていたため、グスタボが関与していることは間違いなかった

 

ウォルター

ウォルターにとっての化学

ウォルターはグスタボの前にカネを置くと、「これは何だ?オレを引き戻す作戦だろ?見え透いてる。キミはジャンキーとは取引しない。カレに極上の代物は作れない」と言うが、「多少の差はあったが、期待する品質には達していた」とグスタボ。
その言葉にウォルターは、ブルーメスの精製は自分にとって化学だと言い、化学に敬意を払うべきだと言う。
グスタボは、見え透いた作戦を仕掛けたことについて謝ると、「少し付き合って欲しい。見せたいものがある」と言う。

新しいラボ

ウォルターをクリーニング工場へと連れて来たグスタボは大きなマシンを操作し、隠し通路を出すと、地下室へと導く。そこには立派なラボが!

ウォルターは、精密でレベルの高い装置の数々に、「ナゼ、これが必要だと分かった?」と驚くが、グスタボは、化学に詳しい協力者がいると言う。
グスタボ曰く、クリーニング工場には毎週化学薬品業者が出入りするため必要な薬品は購入できる。従業員は教育し、信頼できる。ろ過システムは最新式。クリーニング工場と同じダクトで排出するので問題ないと言い、「週に200ポンドのノルマをこなしてくれれば、作業時間は問わない」とオファーする。
まさしくそれは、ブルーメスを精製するだけで良いと言うオファーだったが、「やはりできない」とウォルター。するとグスタボは、「男の仕事は家族を養うことだ。悪者になろうが、嫌われようが踏ん張り続け、家族に与え続ける。それが男だ」と言う。

 

ハンク

ハンクの精神状態

エルパソ行きを断ったハンクは、ますます”ハイゼンベルグ”逮捕に執着し、昼夜を問わずキャンピングカー29台を調べはじめる。しかしその捜査はカンが頼りの強引な方法で、ゴメスが止めるのも聞かず、強引な捜査で持ち主とトラブルを起こすハンク。
そんな中、ゴメスのエルパソ栄転が決まる。

ゴメスの栄転を知ったマリーはハンクを心配し、何かあるなら話してと言うが、「怖気づいたと思ってるのか?悩んでなんかない。エルパソ辞退は自分で決断した。今はこっちで重要なヤマを追ってるんだ」と激しい態度を見せる。

DEAでは同僚たちがゴメスの栄転を祝いパーティーを開く。
ハンクは自分を奮い立たせ、ゴメスを祝い、送り出す。

執念

結局29台のキャンピングカーはすべてシロだった。
諦めきれないハンクは、スタッフにもう一度チェックを頼む。その執念が実り、キャンピングカーが1台見つかる。
ハンクはキャンピングカーの持ち主オルテガを訪ねる。
対応した女性は、キャンピングカーは盗まれたと言い、「逮捕されたくなかったから。友だちは悪かったけど、いい子だったから」と言う。
女性の息子(クリスチャン・オルテガ)は、2ヶ月前に銃殺されたコンボだった。
ハンクはコンボの部屋でジェシー・ピンクマンの写真を見つける。その瞬間、これまでバラバラだった点が、突然結びつきはじめるー。

【過去】
メタンフェタミン精製を決めたウォルターとジェシーは、【1番安全に精製する方法】としてキャンピングカーを購入することに。
ウォルターは貯金全額7000ドルをジェシーに渡すが、ジェシーは、ドラッグ業をはじめる興奮と、大金を手にした勢いで、スキニー・ピートとコンボの3人で豪遊、散財してしまう。
朝、手元に1400ドルしかないことに気づいたジェシーは事の重大さにビビり、町を出ると言うが、コンボが協力、ジェシーは1400ドルでキャンピングカーを手に入れることができた。
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スカイラー

マリー

スカイラーはテッドとの逢瀬を楽しむため、マリーにホリーを頼むが、ホリーの様子を伝えるため電話してきたマリーの様子がおかしいことに気づく。
「何かあったの?」と尋ねるスカイラーにマリーは、ハンクのエルパソ転勤に関するいきさつを話し、「カレにどう接していいのか分からない。何も話してくれないし、仕事仕事ってほとんど家にも帰らず、眠らず、食事もしてない。カレが壊れてく。人は死に直面すると変わるのかも?ウォルターもそうだったもの」と心の内を話す。
スカイラーの中で、マリーの言葉がリアルに響く・・・

その夜、スカイラーは家族で食卓を囲み、ぐずったホリーをあやしても良いとウォルターにOKを出す。
愛おしそうにホリーを抱くウォルターを見て、スカイラーは居たたまれなくなる。

お金があると言うこと

テッドの邸宅には温度調整できる床があり、スカイラーはその快適さに感動する。

ウォルターとは家庭内別居状態で、ウォルターが使っている部屋は荒れ放題。
仕方なく掃除をしたスカイラーは、バッグを見つける。
それはウォルターが、受け取って欲しいと言ったお金だった。

弁護士に追い詰められ・・

いまだに真実を息子はもとより、妹にも義弟にも話せずにいるスカイラーは、パメラに、「上司と寝てる」と告白する。
スカイラーは、「浮気をしたのはウォルターに離婚してもらうため。そして唯一、現実を忘れられる方法だったから。だけど、夫は私の浮気を知っても家を出ていかない。それに家にはお金がある」と打ち明ける。
しかしパメラは、「私はセラピストじゃない」と前置きした上で、「これ以上あの家にいるのは愚かなことよ。あなたがやっていることは犯罪者を庇っているのと同じ。お金だけじゃなく、子どもまで失うことになる」と厳しい言葉でスカイラーに決断を迫る。

しかし自宅に帰ると、ウォルターの荷物がなかった。そしてベビーベッドの上には、サインした離婚届が・・・。

 

ウォルターの決断

ソウルはジェシーの顧問弁護士として、ウォルターを事務所に呼び、【これまでのウォルターの貢献に配慮し、今後ジェシーの利益の10%を渡す】と言う解決案を提示するが、ウォルターはカネをデスクに置くと、「このカネは返す。大事に使え。このビジネスでお前が稼げる最後のカネだ」と言う。
「どういう意味だ?」と言うジェシーにウォルターは、「取引相手は私を引き戻すためにお前を利用した。カレはエキスパートを必要としてる。要するに私を必要としてるんだ。報酬は3ヶ月で300万ドルだ」と言う。

それがブルーメス精製にウォルターが戻ることだと分かったジェシーは、「オレに作らせないつもりだな!」と食ってかかるが、「作ればいい。だがオレのレシピは二度と使うな」とウォルター。

ウォルターは離婚し、グスタボのラボでブルーメスを作る決意をしたのだ。

 

感想

ウォルターにとってブルーメス作りは、単純にカネ儲けの手段ではなく、あくまでも【化学】なんですよね。
それが化学者だったウォルターのプライドだと思うし、グスタボはそれを上手くくすぐる素晴らしいビジネスマンです。
あれだけの装置を見せられたら、ワクワクする気持ちが止められないし、最高品質のものを作りたいと思うのは化学者だからでしょう。
グスタボの【嫌われても、疎まれても家族のために与え続けるのが男の仕事】って言葉はウォルターの心にかなり響いたようですね。きっと、化学と追求したい気持ちと男としての仕事が合致し、ウォルターは離婚を決断したんだと思います。
まさしくグスタボの作戦だけれど、ウォルターとしても、製品を作るだけで儲かるなら、危険もないと判断したんだろうと思います。
まぁそう上手くいくのかな?と言うところですけど。

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