韓国ドラマ:怪物 #12 ほどく

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海外ドラマ怪物

内容は濃厚すぎる~。
まとめ方が難しく、思案した結果、エピソードには沿わず真実だけをまとめる形にしました。

韓国ドラマ「怪物」は、全16話配信済み。
以下のVODで視聴できます

 

#12 ほどく あらすじ

ジョンジェはユヨンが行方不明になった日の記憶をどうしても思い出せない。そんな中、ドンシク、ジファ、ジュウォンたちは真相に近づきつつあったー。

 

相関図

まとめ

ユヨン死亡の真実

ドンシクは、「お前が隠してる地獄って何なんだ?」と迫るが、ジョンジェは、「わからない、覚えてないんだ」と動揺、母ト・ヘウォン議員は息子を抱きしめ庇い続ける。
ドンシクは”飛ばしケータイ”の番号を見せると、「この番号をチョ・ギルグの通話記録で見たはずだ」と迫る。「息子は知らない」とト・ヘウォンは言うが、ジョンジェは、「これは20年以上前から母さんが使ってる飛ばしケータイ番号だ。黙ってたのは、このケータイがユヨンの失踪と関係しているのかも知れないと思ってたからだ。あの日のことが本当にわからないんだ、わからないんだ・・」と言うと呼吸困難を起こし、救急搬送されてしまう。

救急車を見送ったドンシクは、「最近、信頼なんてつまらないものに思える」と言うが、「今、信じるかどうかは重要じゃないでしょう。それでもカレを信じたいならどうぞ。あなたはまだ準備が出来てないようだ」とジュウォン。

だがこの様子を路駐のクルマから伺っていたイ・チャンジン。すぐにハン・ギファンに電話するが、電話に出ない次長

ハン・ギファン

イ・チャンジンの電話を無視したハン・ギファンはクォン・ヒョクと会っていた。
ヒョクは、ナム・サンベが「21年前のあの鑑定書を処分したのは次長ですか?」と聞いた点について、
●鑑定書は2000年10月15日遺体で発見されたパン・ジュソンの証拠品ギターピックの鑑定書のこと。
●ギターピックからは、”DNA、指紋”など何一つ検出されなかったが、ギターピックの持ち主イ・ドンシクが逮捕された。
●現在ギターピック鑑定書はない
と報告する。
ヒョクは、「何も検出されなかった証拠能力のない鑑定書を処分したのは誰か?捜査ミスを隠すためかも知れない?」と疑問を投げかけ、この件を調査させている理由を聞く。
だがギファンは、「ジュウォンがドンシクとこの件を調べている。警官が殺されたんだ。捜査が必要だ」と説明する。

イ・チャンジン

裏社会で生きるイ・チャンジンは大きな野望を持つ青年だった。
2000年頃ムンジュ市再開発に賭けたイ・チャンジンだったが失敗、それ以降日増しに資金繰りが悪化、今回のムンジュの再開発に賭けていた。

そんなある日、【送受信者イ・チャンジンの不審な添付ファイル付きメール】が届く。
ファイルは動画で、留置場にいるカン・ジンムクにイ・チャンジンが接触する様子がしっかり映っていた。

紛失した”ギターピックの鑑定書”

ナム・サンベが殺害される前のこと

サンベ所長が殺害される前、チョ・ギルグはサンベ所長から、【所長室の金庫から”鑑定書が紛失した”とおまえに罪を被せることになるぞ】とメールが届いたと言う。焦ったチョ・ギルグはト・ヘウォン議員の飛ばしケータイに連絡、ト・ヘウォンは、「こちらで処理する」と返事をしていた。

【ト・ヘウォンの罪】
2000年、”ギターピックの鑑定書原本(ジョンジェの指紋が検出)”をチョン・チョルムンが用意した”偽物鑑定書(何も検出されなかった)”とすり替えるようチョ・ギルグを巻き込んで実行したト・ヘウォン。当時担当刑事だったナム・サンベは偽物鑑定書を受け取り捜査した。その後ト・ヘウォンは大金を払ってニセ鑑定書と証拠品ギターピックも処分していた。

ト・ヘウォンは、「サンベがチョ・ギルグに送ったメールはウソだ。鑑定書と証拠品は完璧に処分した。あなたはあの時、ユヨンの遺体処理を処理すると言ったのに、どうしてドンシクの自宅地下室から出てきたの?」と聞く。

悪化する事態

電話に出ないト・ヘウォン議員を訪ねたイ・チャンジン。
ト・ヘウォンは、「飛ばしケータイの存在をジョンジェが知っていた。その上、ドンシク、ジュウォンにも知られてしまった。追い詰められているのにどうしてナム・サンベを・・・」と言うが、「私がナム・サンベに何かしたとでも言うのですか?息子さんは時限爆弾だ」とイ・チャンジン。

だが、カン・ジンムクに自殺ほう助したのも、ナム・サンベを襲撃、遺体を海に遺棄したのもイ・チャンジンの仕業だったー。

 

ジョンジェとジュウォン

ジュウォンのクルマの前に突然人が飛び出してきた。
ジョンジェだった。
ジョンジェは病院を抜け出したのだ。
「鹿を、オレが鹿を・・・」と様子のおかしいジョンジェをジュウォンは病院へ連れて行こうとするが、「ここを離れよう」とジョンジェ。

ジュウォンは、「ドンシクさんが地下室で過ごすようにと言ってる。私があなたが偽った過去を話してると指摘してもドンシクさんは、確実な証拠を見せろとあなたを疑わなかった。今も同じです」と言うが、「本当なんだ。何も思い出せないんだ」とジョンジェ。だがジュウォンは、「ボクはそれを信じない。あなたのことが引っかかる。だけど今は何もしません。もう誰も傷つけたくない。早く記憶を思い出してすべてを打ち明けてください。ドンシクさんはずっと待っているんです」と言う。

ジェイの店で

ドス刑事とソンニョ捜査官夫妻にナム・サンベ所長から出産祝いが届いた(ニットのベビーシューズ)。サンベ所長の人柄が忍ばれ、より絆を強めるドンシクたち。
科学捜査官のソンニョは、【ユヨンの死因】について、「クルマに轢かれたと思う。加害車両はセダン。かなりの速度でユヨンを轢いてる」と見解を話す。

ジュウォンはジョンジェを、「記憶を取り戻すため」にドンシクの地下室に入ってもらったと言う。
またジファは、ムンジュ署裏門にあるマンションは所有者はイ・チャンジンで、元所有者であるト・ヘウォン議員が相場の半値で2000年11月に売却したと言う。それだけでなく、この20年間、所有の土地の2/3を、イ・チャンジン、チョン・チョルムン署長、イ・ガンジャに売却したことが判明。
イ・ガンジャはチョ・ギルグの妻だ。
ドンシクは、脅迫されたか、対価として渡したかだろうと推測、イ・ガンジャの出入金記録を調べることに。

チョ・ギルグの告白

妻イ・ガンジャが調べられてると知りチョ・ギルグは、ト・ヘウォン議員からお金を受け取っていることを認め、「上層部の指示に従っただけ」と前置きした上で、ト・ヘウォン議員の偽装工作を手伝った事実を告白
「ギターピック鑑定書の原本は見てないが、”ジョンジェが犯人だと言う証拠がギターピックから出てた”とカマをかけたら、送金があった」と証言した。

地下室で

「お前がユヨンを殺したのか?」
はじめてそう聞くドンシクに、「違う。いや、わからない。ほんとうに覚えてないんだ。鹿を轢いたと思う、間違いなく鹿だった」とジョンジェ。
「それならなんでお前の母親はチョ・ギルグ、イ・チャンジン、チョン・チョルムンにカネを渡したんだ?ギターピックからお前の何かが出たからだろ?」と迫るが、「オレは本当に知らない。信じてくれ」とジョンジェ。
ドンシクは、「知らない、覚えてないと聞くために、オレが今まで黙ってたと思うのか?留学だと偽り精神病に入院してたと知った時も、ウソのアリバイで逮捕されたオレを助けても、オレは何も聞かなかった。オレが狂ったようにユヨンを捜してたことを知ってるだろ?なのにお前はオレに何も話してくれない。知らない、覚えてないそれだけだ」と気持ちをぶつけるドンシクにジョンジェは、「ドンシク、オレは本当に覚えてないんだ」と泣き崩れる

ドンシクは、パン・ジュソン殺人事件の供述調書を諳んじ、「ユヨンとは知り合いですか?親交はありましたぁ?ユヨンに恋人はいましたか?ユヨンと連絡やメールをしていましたか?ふたりで会ったことはありますか?お前は、”いいえ、わかりません”と答えたが本当か?何も知らないのか?パク・ジョンジェ!」と迫る。

オレがユヨンを殺した。道に倒れてたユヨンをクルマで轢いて殺した。ドンシク、オレを殺してくれ。殺してくれ・・・」と号泣するジョンジェ

実はジョンジェはユヨンと付き合っていた。(ドンシクはまだ知らなかった様子)
ユヨンが失踪した日。家に帰りたくなかったジョンジェがユヨンを夜に呼び出したが、些細なことで喧嘩になり、ユヨンは帰ってしまったのだー。(その帰りにユヨンは事件に巻き込まれた)
ドンシクの考え

ジョンジェが自白したと聞き駆けつけたジュウォンに、「ジョンジェは家に帰った」とドンシク。
ジュウォンは、「どうかしてる。署へ連れて行くべきだ。パク警部を餌に使う気ですか?サンベ所長が殺されたのに、また同じことを繰り返すんですか?」と言うが、「それしか能がないんでね」とドンシク。

ジュウォンはジョンジェが母親と手を組む可能性もあると言い、「まさかまだカレを信じてるんですか?真実を知ったのにどうして?」と言うが、「真実が分かってからも変わらずハン警部補を信じていいですか?」とドンシク。
その時、ドンシクとジュウォンにメールが入る。ハン・ギファンが長官に内定したのだ。
ドンシクは、「あなたの父親が警察のNO.1になった」と拍手する。

ユヨンの死の真実

道路に駐車中のカン・ジンムクのクルマを覗いたユヨンは、ジンムクが女性を殺害したのを目撃。逃げようとするが捕まり、拘束される。ユヨンが意識を取り戻した時、両手指を斬り落とされていたがジンムクはいなかった(被害者をムンジュ川へ遺棄していたのでは?)ユヨンは逃げ出す。両手から出血しながらフラフラと外灯のない道を進んでいたユヨンは前方から向かってくるクルマのライトに気づき、「助けて!」と道路の真ん中に立つが、黒いセダンがそれに気づかずユヨンを撥ねてしまう。
黒いセダンを運転していたのは、当時ムンジュ署署長だったハン・ギファン。ギファンはユヨンを救助することなく走り去る。

その後、飲酒と薬(精神安定剤!?)で朦朧状態のジョンジェが運転するクルマが、道路に倒れていたユヨンに気づかず、轢いてしまったー。

動揺したジョンジェは母ト・ヘウォンに連絡。ト・ヘウォンはユヨンの遺体処理をイ・チャンジンに頼んだ。

 

感想

とにかくフクザツ。
ユヨンの事件なんか、ジンムクが拉致して両手指を斬り落とし、ハン・ギファンがひき逃げし、倒れていたユヨンをお酒と薬でラリっていたジョンジェが轢くと言う3人が事件に関わってたワケです。
その上、息子可愛いト・ヘウォンが、隠蔽工作。思惑があってそれに協力、加担したのがイ・チャンジン、チョン・チョルムン
「ムンジュ署署長の指示」と言うウソに騙され、チョ・ギルグまで悪に加担してたと言う。

でもこんなに楽しんでる「怪物」も、あと4話で終わってしまいます。
それはそれで寂しく残念にも思う~。それぐらいこのドラマ、秀逸です。

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