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#4 ラスト5分の決意 Every Last Minute あらすじ
マックスは病院長のフルトンから「クビ」を言い渡されるが、必ず病院を再建すると約束し、半年の猶予をもらう。
亡くなった夫の遺言で、寄付する組織を決めるためライランド夫人が病院へとやってくる。
マックスは夫人を案内しながら、彼女の気持ちを聞いていく。
ERに搬送されてきた「自分は透明だ」と言う患者レイや、刑務所から搬送されてきた妊婦のジャネールに医師たちは対処するー。
まとめ & 感想
院長フルトン vs マックス
院長からずっと逃げ回っていたマックスだったが、業を煮やしたフルトンは、マックスの部屋へとやってきて、「クビだ」と言う。
フルトンは、稼ぎ頭の心臓外科部門を潰し、大量のレジデントを解雇、50人のアテンディングを雇用したマックスの独善的なやり方に怒る。
マックスは、この病院を救いたい。病院再建に力を尽くし、その功績をあなたのものにすると断言すると。フルトンは「半年やる」と譲歩。
しかしマックスは、「3ヶ月で!」と言い切る。
始動
フルトン院長の友人で、病院の支援者だったアーサー・ライランドが亡くなった。
カレの遺言に、「医療ネットワークに1千万ドルを寄付する」とあったが、ただし1つの組織だけだと言う。
マックスはフルトン院長から1000万ドルの寄付金は建設予定の「アーサー・ライランド心臓センター」に充ててもらえるよう協力してくれと言われる。
新心臓外科チームの責任者になったレイノルズは、新しく3人のアテンディングを雇うが、3人とも若い黒人女性だった。
病院関係者は何か言いたげにするが、何も言えない。
レイノルズは、社会から冷遇されている優秀な有色人種の女性を優遇するとハッキリとブルームに言うのだった。
囚人の出産
ライカーズ刑務所から、妊娠32週目の妊婦ジャネールが搬送されてくる。
ジャネールはHELLP症候群を発症、母子の命を守るため、すぐにでもお産が必要だとブルームは説明するがジェネールは拒否する。
報告を受けたマックスはジェネールを説得するが、「獄中で出産すると子どもは里子に出されてしまう。6週間後に出所が決まってる。それまで出産したくない」とジャネール。
マックスは、必ず何か方法を見つけ、子どもとキミを守ると約束し、ジャネールは出産を決意する。
マックスは市長にかけ合うが、問題は解決しなかった。
ジャネールはひとりで出産。
無事に女の子が生まれるが、里子に出されてしまうと分かっているジャネールは我が娘を抱けないと涙を流す。
1000万ドルの使い道
マックスはライランド夫人を病院案内する。
夫人から「寄付について院長には思惑があるようね」と言われ、マックスは夫人には自分の考えがあることに気づく。
夫人に心臓外科医長をクビにした理由を聞かれたマックスは、「金儲けに走ったからです」と言い「あたなの望みはなんですか?」と率直に聞く。
夫人は、「子どもが欲しかったが、アーサーが望まなかった。それに従うんじゃなかった」と後悔を口にし、育児室で行われている ”カンガルーケア” に興味を示す。
それを見たマックスは、「多くの人の人生を変えるところへ寄付しませんか?」と言い、ライガース刑務所に保育園を建てることを提案する。
ライランド夫人はそれに賛同。
思惑通りいかなかったフルトン院長は納得できない様子を見せるが、夫人から「気持ちは変わらない」と言われ、人を助けるためにはリスクを負う覚悟を持たねばとマックスからも言われ、フルトンは承諾した。
第一号
ジャネールは刑務所に保育室ができると知り、ようやく我が子を抱くのだった。
透明だと思っている男
夜中、全裸で墓を掘り起こしていたレイ・デマルコが搬送されてくる。
レイはフィアンセのマディを失った。すべて消えたと錯乱した状態だった。
腕に注射の跡があるレイだったが、薬物は陰性。
フロムはレイに両腕の感覚がないことに気づくが、「腕って?ボクは透明だ」と言うレイ。
レイが病室から消えた。
フロムとカプールは病院内を探し回るが、そこへレイのフィアンセを名乗るマディが現れる。
死んだハズのマディは生きていた。マディ曰く、レイの奇行は1週間前から始まり、仕事も無断欠勤していると言う。
カプールは、レイから死体の防腐剤が検出されたことに気づく。
レイが掘っていたのは自分の墓だったと理解したフロムは、死体安置所へ行く。
レイは遺体用の冷蔵庫の中で寝ていた。
MRAの結果、脳腫瘍が見つかる。
腫瘍が脳を圧迫したために起こった幻覚だったのだ。
フロムとカプールは治療可能だと言う。
マディは「先生が明日、生き返らせてくれるって」とレイに伝え、抱きしめるのだった。
シャープの苦悩
マックスの治療を始めたいシャープは、治療計画を話し合おうと言うが、マックスから「助言だけしてくれれば良い」と言われてしまう。
ライランド夫人からは、「ガンの研究費が足らないなら、自分の高級バックを利用しては?」と言われ、患者、家族からは、予約を取るのに3週間も待たされた有名な医師だけど腕はどうか?と言われてしまう。
「世間は私をペテン師だと思っている。外での活躍で信頼を失ってしまった」と言うシャープ。
ブルームは、「じゃあ、分からせれば良い」と言う。
治療を決意したマックスは、「ボクの命を君に委ねる。キミの指示に従う。主治医になってくれ」と改めて頼む。
シャープは駆け引き、交渉なしで私の力量を信じてくれるならと条件をつけ承諾。
「化学療法(ケモ)までの猶予は?」と聞くマックスに、シャープが提示したのは、3週間。
マックスの覚悟
妻ジョージアの退院が決まった。
妻は実家のコネティカットへ行くと言う。
マックスは3週間後、治療を受ける覚悟をし、退院する妻に、「お腹の娘の父親はボクだ。キミのそばにいなきゃダメなんだ。ボクがキミを看るから一緒に家に帰って欲しい。どうしてもダメな時は、ボクがキミの実家まで送るから」と説得する。
マックスの心を感じたジョージアは、頷いた。
このドラマの邦題ってセンスがないよねぇ~。
「every last minute」=ギリギリって意味。
邦題もそのまんま「ギリギリ」で良くない?
公立病院もののドラマって、はじめて見るかも。
マックスはライラック夫人に、「ニュー・アムステルダム病院は小さな町」と紹介してたけど、学校、裁判所まである巨大な病院のよう。
これだけの巨大病院の運営は大変だろうと察するけれど、3ヶ月でマックスはどこまでやれるのかな?
自分の身体を大切にしてほしいな、やっぱり。
カプールとフロムのコンビは良いですね~。
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