三体 #4 我が主よ (相関図あり)

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簡単にまとめると、
三体は地球外生命体で、生活できる場所を求めて地球に向かっている。
マイク・エヴァンズが率いる組織は、自然破壊する世界中の政府や企業を批判、賛同者を集め組織を形成。
それを過激組織と認定、捜査をしているのがトマス・ウェイドとダー・シー。
それにジンたちが巻き込まれている構図だと思います。

 

#4 我が主よ Our Lord あらすじ

ジャックの死に動揺する仲間たち。ジンはVRゲームを止めなかったことを後悔するが、トマス・ウェイドとダー・シーは、マイク・ウェイドが地球外の存在を崇拝する過激組織の創始者と見ており、犯人逮捕に協力して欲しいと言う。ジンはサミットに参加するが・・・

 

相関図

まとめ

ジャックの死

ジャックの死を受けオックスフォードの仲間はトマス・ウェイドとダー・シーから”ジャック宅の監視カメラ映像”を見せられるが、殺されるジャックは映っているものの、犯人の姿は何も映っていなかった。

オギーは、「映像に映っていないなら私のタバコに火を点けた女性(タチアナ)が犯人に間違いない」と言うが、ジャック宅の18台の監視カメラには一切犯人らしき映像がないと言う。
VRゲームを止めなかったせいだと自分を責めるジン。
トマス・ウェイドは、ジンが”招待状”を受け取ったことも知っており、「組織への歓迎会にが開かれる。選んで欲しい、友だちの死を悼んで一生悔いて生きるか、犯人逮捕を手伝うか」と言う。

「三体は実在する。今、地球に向かってる」と告白するジンにオギーも、「星の点滅もVRゲーム機も人類には無理。戦い方はわからないけど、やるしかない」とジンの背中を押す。

 

マイク・エヴァンズを追う戦略諜報機関

ダー・シーはトマス・ウェイドに、マイク・エヴァンズの居場所がわかったと報告する。
マイク・エヴァンズは、地中海アレキサンドリア320キロ北を航行中の石油タンカー”ジャッジメント・ディ(審判の日)”にいると言う。乗船者は1000人以上と思われると言う。
「確保しますか」と言うダー・シーに、「いや、待つ」とウェイド。

 

石油タンカー”ジャッジメント・ディ(審判の日)”

”ジャッジメント・デイ”の乗船客は多かった。子どももたくさん乗船しており、カレらは”主”を崇拝しているらしい。
VRゲーム監視担当のフェリックスから、サミットの最終出席者リストを渡されたマイクは、ジャック・ルーニーが死んだことを知る。

主とマイク

スピーカーに向かって、「主よ、ゲームで同志が増えました。明日サミットを開きます」と報告するマイクに主は、「敵にバレている。居場所もバレて監視されてる。恐れるな、何も起きない。仲間は我々が守る」と言う。

マイクには主の姿は見えないが、主は、マイクが見えている様子。
マイクは”おとぎ話”や”物語”の読み聞かせを日課として”主”に行っていた

その日、”赤ずきん”を朗読された主は、「理解できない」と言い出す。マイクは主に考え方を説明、「主に我々を理解してもらうために私たちが必要です」と言うが、主は、「嘘つきは信用ならん。共存はできない。人間は恐ろしい」と言うと通信を切ってしまう。

 

サミット

潜入スパイ

「スパイなんてムリだ」とナーバスになるジンにダー・シーとウェイドは、「近くにいる安全は保障する。会話は避けて情報を集めて帰る。誰も気づかない」と言い、送り出す。

ウェイドとダー・シーは、サミットの主催者は宇宙人とコンタクトを取っているものと考えているらしい

約束の場所に着くと、そこにはクルマが1台。
クルマから降りてきた女性はボディチェックと網膜確認を行いジンであることを確認。

クルマに乗るよう促す。
ジンは、「会場で何が起きるの?」と尋ねるが、「大丈夫です。主がついています」と女性。

サミット会場

サミット会場は意外に小屋のような場所だった。
しかしドアを開けるとそこには多くの招待客が。

すると、「ジン、また会えた」と声がかかる。謎の女性=タチアナだった。
タチアナはジャックの死を悼みジンをハグする。
ジンは、「宇宙の仕組みを知りたい」と言うが、タチアナは、「知っているのは主だけ。我々の主は実在する。守ってくれる」と言う。

タチアナの声を聞くなり、墓地で接触してきた女性だと気づいたダー・シー。
創始者

「今夜は特別な夜だ。我らが希望の星、救済のよりどころ」と司会者が創始者として紹介したのは、ウェンジェ・葉だった!
ウェンジェは、衝撃のあまりフリーズ状態のジンに近づくと、「ようこそ。来ると思ってた」と歓迎する。

創始者はマイク・エヴァンズだとばかり思っていたウェイドとダー・シー。ウェンジェ・葉の登場に、「彼らは見せたいものだけ見せていたんだ」と気づく。

壇上に上がったウェンジェは、「我々人間は過去から進歩の名の下にむやみに殺し合って来た。今も互いや周りの世界を破壊し続けている。自分では変えられないのだ。でも我々は孤独ではない。4千光年で三体は我々の想像を絶する進化を遂げた。過酷な環境をものともしなかった。そして今、我々に知識を分け与えに来る。生き残る方法を教えてくれる。航行速度は速いけれど、到着はかなり先になる。400年後だ。我々は使命を全うし子孫の世代に引き継いでいく。人類が三体を歓迎するよう世界に準備させなければ」とスピーチ。拍手喝采が起こり、ウェンジェが、「マイク・エヴァンズ、そして我が主、三体からも感謝を。地球の恵みを三体に与えよう。三体が人類の代わりに人類が壊している地球を・・・」と言ったその時、警察機動隊が壁を壊して突入してきた。
悲鳴があがる中、「伏せろ!」と叫ぶ警官隊。
するとウェンジェが、「抵抗しないで。この事態が起きているのは主の意思よ」と皆を座らせる。

警官隊は参加者の両手を結束バンドで拘束。しかし拘束されたジンはふたりの警官によって連れ出される・・・その時銃声が!タチアナがジンを連れ出そうとした警官を背後から撃ったのだ。
それがきっかけとなり銃撃戦に!
ダー・シーは銃撃戦の中、ジンを救出しようとするが、それに気づいたタチアナが銃で狙って来た。

ダー・シーはタチアナの足を撃つと、ジンを外へと連れ出した。

警官突入により銃撃戦となったサミット会場には、多くの死体が。
生き残ったものたちは連行されたが、足を撃たれたタチアナは、這うようにしてサミット会場から逃げていたー。

治療を受けたジンはダー・シーの計らいで、安全な場所へと移動することに。
そこへウィルから電話がかかる。ジンが置かれた状況を知らないウィルは、「ジャックの葬儀が終わったら皆でセブン・シスターズ近くの別荘でゆっくり過ごさないか」と提案するが、ジンは、「話すことはある。ぶっ飛んでる話だけどほんとうの話なの・・」と話し始めるー。

 

逮捕されたウェンジェ・葉

ウェンジェ・葉を捕らえたトマス・ウェイドは、「タンカーの存在は知ってる。あの船の何が重要なんだ」と問いただすが、ウェンジェは動揺ひとつせず、「警官突入も私が捕まったこともすべて彼らの意思。彼らは来る。彼らの力は想像以上で誰にも止められない。彼らが来たらあなたは心から感謝する」と言う。

 

1982~1984、ウェンジェ・葉

1982年ロンドン

天文物理学学会に出席するためロンドンにやって来たウェンジェはマイク・エヴァンズに連絡を取り、レストランで会うことに。実に5年ぶりの再会だった。
毛沢東の死によって文化大革命が終り、解放されたウェンジェは今、清華大学教授をしていた。
一方父親の莫大な遺産を継いだマイク・エヴァンズは、今も自然破壊を阻止する活動を続けていると言う。
ウェンジェはマイクを呼び出した理由について他に話せる人がいなかったからと言い、「基地であることをした」と告白するー。

1984年

2年後、ウェンジェはマイク・エヴァンズのヘリで北大西洋を航行中のタンカー”ジャッジメント・ディ(審判の日)”に着陸する。

マイクによるとこのタンカーは、国境なし、政治なし、邪魔も入らない基地だと言う。
通信室を見せられたウェンジェは、その素晴らしい設備に、「返事が来たのは8年後だった」とすぐに結果は出ないことを伝えるが、マイクは、「彼らはキミを待ってた。彼らの返事を待たずに基地を離れただろ。彼らからキミにメッセージが届いている」と言い、メッセージを見せる。

その返事とは、5年前以上前にウェンジェが交信した未知からの返事だった。
「夢かもと思ってた」と言うウェンジェに、「現実だ。彼らは来る。キミが希望をくれた」と言いキスする。

 

感想

2話で少しわかったかも~と思った「三体」の世界が、再びよくわからないに変わりました(笑)
わかってることは、ウェンジェとマイクは1980年代からずっと2024年に渡るまで、生活できる場所を求めて地球に向かっている地球外生命体”三体”を迎える準備として組織を形成。
三体が日本に到着するのは400年後。
一方、トマス・ウェイドとダー・シーは、マイクの組織を自然破壊する世界中の政府や企業を批判、賛同者を集める過激組織と認定、捜査をしている。それにジンたちが巻き込まれていると言う状況だと思います。

 

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