ハンドメイズ・テイル シーズン3 #9 決意

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#9 決意 Heroic あらすじ

パートナーとしてオブマシューに付き添うことになり、病室から出られなくなったジューンは、精神が崩壊し始める。そして、そんな中、病院を訪れたセリーナ・ジョイに対してある行動を取ってしまう。

 

まとめ & 感想

病院で

オブマシューのパートナーとして

オブマシューは病院のICUにいる。
大量失血で脳死となったオブマシューは、今は出産するだけに生かされている。
ジューンはリディアから、側にいるのがパートナーの義務と言われ、病室の片隅で、彼女のために膝をつき祈り続けるよう言われる。

オブマシューの病室には、妻や侍女が毎日祈りを捧げにやってくる。
膝をついて祈りを捧げ続けているジューンの両膝は、赤く腫れ上がり、床ずれし、歩くこともできなくなっていた。
それでも、どんなに長引こうとジューンはオブマシューが出産するまでここで祈りを捧げ続けるしかないのだった。

終わりにして

32日目を過ぎ、ジューンの精神が崩壊しはじめる
ジューンはオブマシューの酸素チューブを握って酸素を止めた・・・まもなく警告音が鳴り出す。
ジューンは慌てて所定の位置に戻る。
様子を見に来た看護師は、問題ないことを確認して部屋を出て行く・・・それを見ながらジューンは(終わりにして)と願う。

病室に集まった侍女が祈りを捧げているとき、オブマシューは発作を起こす。
心配するリディアに、「発作が起きた。ウンチをもらすところが見れるわ」と呟くジューン。
「あなたは本当に冷酷ね」リディアはそう言うと、オブマシューのために祈りを捧げ始める。
その隣でジューンは、「神さま、ふたりを死なせて。どうか神さま」と心で祈るのだった。

治療を受けたオブマシューは安定する。
それを確認したリディアが帰ろうとした時、ジューンは、「リディアおば。お願いです。帰らせてください」と言い出す。
「いいえダメです。パートナーが帰るまであなたは帰れません。彼女にした仕打ちを考えたら、当然では?」とリディア。「確かに私は最低でした。ただ・・具合が悪いんです」ジューンは懇願するが、「神は不可能な試練は与えない。祈り続けることが私たちの務めです」と言うリディア。
ジューンはただ呆然と膝を突き続ける。
その時ジューンは、看護師が、病室のハザードボックス(危険物処理箱)に使用したメスを入れるのを見た。

 

メスを手に入れる

真夜中、ジューンはハザードボックスに手を突っ込みメスを取り出そうとする。
針で指をついても諦めず、メスを手に入れた。

ジューンはメスを持ったままオブマシューに近づき、「騙されない、もう死んでるんでしょ?」と呟いてメスの刃をオブマシューに近づけた時、病室にジャニーンがやってきた。

 

ジューンとジャニーン

ジャニーンはケガした右眼の手術を受けるため入院していた。
オブマシューが発作を起こしたのを見て、ジャニーンは彼女のために心から祈らなかったからだと後悔し、昏睡状態のオブマシューに「あなたを許す」と伝えに来たジャニーン。

ジューンは「ジャニーン、できることがあるわ」と言い、メスを見せる。
驚いたジャニーンは、「ダメよ」と言うが、「これは正しいことなの。終わらせなきゃ。私たちが行動しなきゃ。」とジューン。
ジャニーンはジューンを説得し、「メスを渡して」と言うが、ジューンは拒否する。

「いつからそんな自分勝手に?今のあなたは自分のことしか考えてない!」ジャニーンはジューンを責めるが、ジューンは、「さっさと消えて!」とジェニーンを追い払った。

 

ジューンの企み

昏睡状態のオブマシューを前にして、医師は司令官夫妻に「肺が未熟でもNICUで処置できる」と説明する。
ジューンはいつものように膝をつき所定の場所にいるが、背中に隠した手にはメスが握られていた。
ジューンは考える(ひとりしか殺せないなら大物を狙わなきゃ)と。

その時セリーナが病室へやって来た。
ジューンは、「ミセス・ウォーターフォード、話せますか?」と声をかける。
セリーナは、ジューンの様子がおかしいことに気づき、「具合が悪いの?」と近寄る・・・その時、ジューンはメスでセリーナに斬りかかった。

「気は確かなの?」と言うセリーナに、「終わらせなきゃ、終わらせなきゃ」と言うジューン。
セリーナはジューンの心が病んでしまっていることに気づいた。

 

 医師とジューン

「刃物で手を切ったそうだね。痛そうだ。縫わないと」
医師はそう言ってジューンを落ち着かせ、手当をする。

ジューンは、「報告するなら手当してもムダです」と言うが、医師は「宣誓した」と言う。
”害を与えるな” キリストの教えだった。
ジューンはオブマシューに害を与えていると言うが、「患者は彼女じゃなく赤ん坊だ」と医師。
「母は医者で、妊婦を診てて、必ず母体を優先した」ジューンが言うと「その頃とは状況がちがう。お母さんは国外に?会いたいだろう?」と医師。
ジューンは、母はホリー・マドックスで、消息不明だと言う。
医師はホリーを知っていた。

ジューンは、「セリーナを殺す気だった。オブマシューも。あなたのことも」と言う。
医師は、「警告したんだ。キミをここに居させてはイケナイ。何ヶ月も祈らせるのはダメだと。ひとりでいると脳が萎縮し自暴自棄になる。自殺願望はいつからだ?」と聞く。
「殺人願望よ」ジューンは答えるが、医師は、縛り首の処刑をされると分かってて実行したのは自殺と同じだと言う。
「いつからだ?」と聞かれ、「もう娘に会えないと悟った時からかも。絶望した」と言う。

「先生、彼女(オブマシュー)も誰かの子なのよ」とジューンは涙を流しながら訴えるが、医師は、「赤ん坊を救うことで彼女の役に立ちたい。キミは娘たちのために何をした?」と言い、部屋をあとにする。

出産

夜中、オブマシューのモニターの警告音が鳴り出す。
ナタリーは手術室に運ばれ、帝王切開で男の子を出産する。
ジューンはそれをガラス越しに見守った

リディアとジャニーン

リディアは右眼の手術に成功したジャニーンを迎えに行き、「最高の姿でいたいわよね」と言って赤色の眼帯をプレゼントする。
ジャニーンは眼帯を付け、「海賊みたい」と少女のようによろこぶ。
「ほんとうね」リディアも笑顔を見せる。

最後にジューンが選んだこと

任務完了

出産を終えたナタリーは、すぐに死ななかったが、ジューンはパートナーの義務から解放される。
荷物を持ち、足を引きずりながら廊下を歩くジューンに、「荷物を持ちます」とピンクの服の少女が声をかける。
ローズと名乗るその少女は、「私はもう授かれるの」と言う。
「それが望み?」ジューンが聞くと、「もちろん、待ち遠しい」とローズは答えた。

ようやく病院の外へ出ることができたジューンは、深呼吸する。
しかしジューンは、迎えに来たリディアに「彼女はまだ生きてる。彼女に付き添いたい」と言い出す。
リディアはジューンの言葉に感動し、「いい心がけです。主に恵みを」と許可する。

 

ジューンの誓い

ジューンはナタリーのベッドサイドに座り、ナタリーの語りかける-・・
(心配ないわ、側にいる。意地悪してごめん。おかしくなっていたの、言い訳にならないけど。あなたの息子は可愛い子よ。あなたの子は闘うわ。あの子はここで育つべきじゃない。自由になるべき。他の子もみんな。だから、脱出させる。できるだけの多くの子を。まだ方法はわからないけど、あなたに誓う。ギレアドに同じ思いをさせなきゃ。今度は彼らの番よ)
ジューンは、この歌覚えてる?と言って「Heaven is a place on」を歌って聞かせる

 

 

「Heaven is a place on」が耳から離れないエピソードでした。

ようやく病院から出ることができたジューンが、ナタリーは死んでいないと言って病室に戻るシーンがありましたよね?
私はてっきり、病院玄関ですれ違ったピンクの服を着た少女たちの中に、”ハンナ”を見たのかと思いました。
実際は、ほんとうにナタリーのために戻ったと言う~・・・腹黒いジューンを貫けば良いのに、ナゼか最後は良い人でした~

で、オブマシューの赤ちゃんは男の子で、元気に産まれたんですね?
おぎゃーって泣き声がなかったから、死産だったと思いましたが
ジューンがナタリーに「脱出の誓い」をするシーンで、”ここで生きるべきじゃない”と言うセリフから考えて、元気なんだと思います。

最近、リディアについて考えます。
彼女は、彼女の信仰に従って忠実に生きている人なんだろうなと。
精神耗弱状態のジューンをまだ追い詰めるかと思えば、ジャニーンのために眼帯をプレゼントする・・・。
矛盾にしてるようで、リディアの中には一貫性があるんだろうと思います。

しかし子どもたちを脱出させるって、どうやって???
まったく現段階では方法がないと思いますけど・・・
医師はジューンにヒントを与えてくれたようだけど、今後カレは出てくるのかな??

 

 

 

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