#4 丸腰 Gloves Off あらすじ
代表、パートナーの承諾なしでCMを放送してしまった代償は、ジミーだけでなくキムを苦しめることに。マイクはナチョからの依頼に悩み、ある提案をする。
相関図
まとめ
ジミー
クリフの怒り
クリフとパートナーに呼び出されたジミーは、「マーケティング調査目的でした。先走った行動は反省していますが、放送後200件近い問い合わせがあり、電話は今朝も続いています」と成果があったことを強調するが、「問題はそこではない。パートナーに相談なく勝手な行動を取った。我々の信条はチームプレーだ。案件はサンドパイパー以外にもたくさんある。クライアントの中には、この手の手法を嫌う人もいる。今回の件は即刻解雇にもあたるケースだが、もう一度だけチャンスを与える。ただし次はない。今後はキミに目を光らせるぞ」と怒りが収まらないクリフ。
ジミーは部屋に戻るなり、キムに状況を伝えようと電話するが、キムは出ない。ジミーは留守電に、「折り返し電話をくれ、一刻を争う状況だ。ハワードと話す前に電話をくれ」とメッセージを残すが・・
キム
時は既に遅し。キムはハワードとチャックに呼び出されていた。
ハワードはキムがCMの件を知っていたことを確認すると、「報告義務を怠った。HHMにとって痛手だ。キミにもな」と言う。
夜、HHMの事務所を訪ねたジミーは、キムの居場所を聞き言葉を失う。
キムは地下のアソシエイトルームへ移動させられていたのだ。
「昨夜話すべきだった」と謝るジミーに、「今更？」とキム。
「反響を知ればクリフの怒りは収まると思ったんだ。オレがしたことでキミが責められるのはおかしい。ハワードと話す」と言うジミーに、「事態が余計に悪くなる。止めて。これは命令なの。もし話したら、あなたとは終わりよ」とキム。
その言葉にジミーは、「まだ終わってないんだね・・？」と聞くが、キムは、「私には仕事が必要なの。今週はまだ40時間ノルマがある。もう帰って」と言うのだった。
チャックとの対峙
ジミーはチャックと話し合おうと自宅を訪ねるが、チャックはソファーの上でサバイバルシートに包まり、痛みに耐えていた。
ジミーは苦しむチャックを放っておけず、チャックに手を貸し、泊まる。
朝になり、体調が回復したチャックはジミーがまだいることに驚き、「事務所に長くいると身体中が痛む」と話すが、「キムを追い詰め、オフィスを奪うことに忙しいからな」とジミー。
攻撃的なジミーの言葉にチャックは、「私ではない。ハワードが決めたんだ」と言うが、「あんたがハワードを操ってるんだ。キムを罰するな。オレへの怒りはオレに向けろ」とジミー。
しかしチャックは、キムへの制裁はあくまでも事務所として決定だと言う。
チャックは、”たった1回CMを流しただけ”、しかも結果を出したのに、両事務所がここまで怒る理由がわからないジミーに、「結果を出せばどんな手段を使っても良いワケじゃない。お前はルールを破り、キムを共犯者にし、ハワードの顔を潰し、クリフにも恥をかかせた。なぜクビにならないのか理解できん」と言う。
それでもジミーは、「どうしたらキムを元のポジションに戻せる？言ってくれ。事務所を辞めろと言うなら辞める。弁護士を辞めてもいい。あんたの口からそれを聞きたい。言ってくれ！」と迫るが、チャックは、「私がそれを言えば脅迫になる。オレは悪人じゃない。言わん。自分で決めろ。それに今からサンタフェに向かっても、確実に遅刻だぞ」と言うのだった。
マイク
ナチョの依頼
ナチョはマイクをメキシコレストランの近くに連れて行くと、「あのレストランで売人から売上を徴収したあとが狙い易い。トゥコを始末してくれ」と言う。
マイクは、「本気なのか？相棒を殺すのか？取り返しがつかないぞ？」と確認するが、「トゥコは感情のままに人を簡単に殺す。副業がバレたら殺される。やるしかない。５万ドルだ」とナチョ。マイクは思案することに。
マイクの決断
マイクはトゥコを殺るならライフル銃で仕留めるのがベターだと考え、闇業者からライフル銃を購入しようとするが、結局購入を止め、「やらないことにした。お前のためにならん。本当の問題はトゥコではなくお前の秘密だ。トゥコを殺せばサラマンカ一家が動き、カルテルの犯人探しが始まる。そうすれば秘密はバレる」と指摘するが、トゥコを恐れるナチョは、「やるしかない。あんたが断っても手を打つだけだ」と言う。
マイクは、「チクらず、捕まらず、誰も殺さないでお前の問題はカタがつく」とある作戦を提案する。
依頼の遂行
トゥコとナチョはいつもどおりメキシコ料理店で売人から売上を徴収していた。
それを確認したマイクは公衆電話から、「メキシコレストランで喧嘩です。男が銃で脅してる」と通報する。
次にクルマでメキシコ料理店へ入るが、駐車する際、わざとトゥコのクルマにぶつけ、平然とした顔で店内に入るとテイクアウトをオーダーするマイク。
もちろんトゥコは、「ジィさん、オレのクルマのぶつけたろ？」と文句を言うが、「ぶつけてない」とトボける。ナチョはすかさず、「オレも見た。ぶつけたぞ。ふざけるな」とトゥコの味方をする。
マイクは、「気づかなかった。ぶつけたなら謝る」と店を出るが、トゥコは追いかけ、「落とし前をつけるまで帰さない」と迫る。
マイクは保険で処理すると言うが、「現金で払え。カネを持ってるのは知ってる」とトゥコ。
トゥコはマイクが支払いをしたとき、財布の中身をしっかりチェックしていたのだ。
しかしマイクは、「今月の生活費を渡す気はない。お前にカネは渡さん」と強気に出る。
トゥコは銃をチラつかせ、「財布を渡せば許してやる」と言い出す。
マイクが財布を渡したとき、パトカーのサイレンの音が！
ナチョは、「ずらかろう」と言うが、トゥコはマイクに胸ぐらを掴まれ、頭に血が上り、マイクをボコボコに殴り始める。
マイクは倒れないように柱に手をかけ必死で耐え、トゥコを現行犯逮捕させた。
２万5千ドル≒360万円
ナチョとの待ち合わせ場所へ現れたマイクの顔面は酷い状態だった。
「警察が現行犯逮捕した。トゥコはオレの財布を持ち、銃を持ってたから刑期は5～10年だ」とマイク。ナチョは約束のカネを払うと、「助かったが、その10分の1の苦労で２倍稼げた。顔面を殴られた上、トゥコが出てきたら報復されるのにナゼ殺さなかった？」と問うが、それには答えず、去っていくマイク。
感想
ジミーは、代表のクリフやパートナーの承諾なしに個人の判断で勝手な行動をしたことを責められているのだけど、イマイチ理解してないっぽい。チャックじゃないけど、結果が出れば良いと言うものじゃない。ルールを破ったジミーは責められるべきだし、罰則も当然受けるべきだと思うけど、キムは関係ないよね～？
アメリカ社会でも、全体責任的な制裁ってあるのかな？
キムが可哀想過ぎる。
イヤ～、久々の登場のトゥコのインパクトのすごいこと！
実際はどんな俳優なのかと思ってしまうぐらい、トゥコのキャラはイッちゃてるますよね。
マイクはほんと渋いわ～。
ドラマの冒頭シーンのマイクの顔面に驚いたけど、あれはナチョの依頼を終えたあとだったんですね～。
ここだけ時系列をいじってたんですねー、驚いたわ。ナチョと揉めたんかと思った。
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