シーズン最終話であり、「The Path」の最終話です。
#13 赤い月 Blood Moon あらすじ
エディとサラは、リリスとスティーブ博士についてのすべてをマイヤリストに話すことを決めた。
しかし初期メンバーであるギャビ、フェリシアはそんな作り話しは信じないと言う。
リリスは、自分が見たビジョンを実現させようと動くことを決意。
カルは、性的虐待を受け続け、サイラスを殺した罪をもう背負って生きることができないと、自らの命を絶つことを決めるが・・・。
まとめ & 感想
リリスの信者たち
リリスが見たビジョン(バリでエディが亡くなる)を待ち望んでいるリリスの信者たちは、マイヤリズムの後継者であるエディの死こそ、新世界を創るために必要だと信じている。
しかし、マイヤリズムのバリセンターも、エディのバリ行きも中止されたと聞き、リリスの預言は実現するのか?いつまで待てば良いのか?と不安の声があがる。
リリスの主治医はリリスに、「恐れている」と指摘する。
リリスは、ビジョンで見たものはすべて実現してきたが、ヴェラが未来を変えた(バリ計画を中止させた)ことはどうなるのか私にもわからないと言う。
主治医は自分が実行しても良いと言うが、「あなたじゃない」と言う。
主治医はリリスの肺と肝臓に転移があると伝え、「あなたがいなければ”終わり”は迎えられない」と言う。
ギャビとフェリシア
エディとサラはマイヤリズムの初期メンバーであるふたりに、今夜すべてのマイヤリストを施設に集めて、「啓示の刷新」をすると伝える。
ギャビとフェリシアは、スティーブの啓示がウソだったと聞かされ、こんなバカな話はないと取り合わない。
フェリシアは、自分が階段を昇る博士をこの目で見たと言うが、エディは「それはあなたの作り話だ」と斬り捨てる。
エディとサラは、非難が目的ではなく、過去を受け入れて先に進むためにするんだと言うが、ふたりは、「裏目に出て全員を失うわ」と言う。
サラは、フェリシアの様子がおかしいとギャビから連絡を受ける。
一点を見つめたままのフェリシアはサラを見てはじめる・・・。
フェリシア自身が7Rの修業をしていた時、「苦しんでいる。良からぬ考えに囚われている」とスティーブから告白された。
病気だと言うカレを、私たちと「光の力」で治せると信じ、フェリシアとサイラスは必死にいろんな方法で治そうとしたと言う。
スティーブがカルを性的虐待をしているとは知らなかったと言って、フェリシアは泣き崩れた。
エディとヴェラ
エディはヴェラに、バリのセンター開設の話がなくなったのはヴェラに関係するのか?と聞く。
「私が潰した。あなたに死んで欲しくない」と言うヴェラ。
エディはリリスの預言など信じる必要はないと言うが、ヴェラはリスクを冒したくないと。
エディは組織に戻り一緒に仕事をしないか?我々にはキミが必要なんだと言い、今夜マイヤリストを集めて、リリスとスティーブ博士についてすべて話すつもりだと言う。
それを聞いたヴェラは、「プロとして言うわ。”止めて”」と。
ヴェラは過去は忘れて。来た道を認め、明るい未来を話すの。と言うが、エディは「スティーブ博士を消す必要がある。彼を消すために俺が選ばれたんだ。組織の立て直しの手助けをしてくれ」とヴェラに頼む。
カルが選んだ道
別居中のメアリーとフォレスとに会うカル。
メアリーは別れたいワケじゃない。でもこのままの人生が続くのはイヤなのと言う。
カルは分かっていると言い、1回だけ3人で回転木馬に乗ろうと誘う。
そしてメアリーのカバンにそっと、手紙を2通忍ばせた。
メアリーは仕事中、カルからの手紙を見つけ、慌ててクルマに乗り込み、サラに電話をする。
「カルが自殺する。手紙に書いてあるの、失踪を装って死ぬって。彼を助けて!!」
マイヤリストたちの前で
続々と施設に信者が集まる。
カルは森の中を銃を持ってサイラスを埋めた場所まで行く。
メアリーから連絡を受けたサラは、カルを追って森へ入る。
エディは拍手で迎えられ、皆の前に立つ。
「啓示の刷新」は、過去を受け入れ間違いを正すためにする。
真実を知ってもらう。
エディが話し始めた時、ヴェラは母リリスの姿を見つけ、驚き、捜す。
エディは、スティーブの古い日記は見つかり、啓示は共著だとわかった。1973年にハシゴのビジョンを最初に見たのは、リリス・アサンと言う女性です。博士が昇る1年前でしたー。
突然の発表に信者は、「リリスって人が本物の預言者なの?」と聞く。
エディの発表に満足そうな表情を浮かべたリリス・・・
しかしエディが「違います。私こそが預言者であり。後継者です。選ばれたのはこの私です」と言った時、リリスは銃をエディに向け発砲・・・
母の目の前に立ったヴェラを撃ってしまったリリス・・・
終わらせたいカル
同じ頃、サイラスを埋めた場所に立つカルを見つけたサラ。
カルは性的虐待を受け続けた果てしない苦しみと、サイラスを殺してしまったことに苦しみ続け、もうすべてを終わらせたい。止めないでくれと言う。
サラは、私が苦しみで一杯だった時、カルが頼りだった。あなたを愛している。その深い心の傷は、あなたのせいではないと伝え続けた。
カルは「終わらせたいんだ」と泣くカルを抱きしめサラは、「違う道を捜しましょう」と言い続けた。
新しく出発するために
エディは弁護士に、マイヤリズムを宗教組織として認めるよう国税庁に申請し、ニール教授が出す本の企画を潰せと指示。
サラを呼び出したエディは、啓示の刷新を失敗し、合わせる顔がなかったと言うが、どうしようもなかったとサラ。
エディはヴェラの言葉を信じ、リリスを隔離しておけば良かった。あの夜も、俺がヴェラを引き留めた。彼女は「過去は忘れ、前に進もう」と言ったの・・とヴェラの助言を聞かず、結果、彼女が死ぬことになった現実に苦しみ、後悔する。
サラは、「真実こそ前進の糧だ」と言う。
エディはそれなら、そばにいて一緒にやり遂げてくれと頼む。
カルはメアリーにこれまでのことを謝罪し、性的虐待を受けた事実と向き合う治療すると言う。
そして、メアリーとフォレスと共に生きるために組織を出ることも考えたが、マイヤリストでなければ何の目的もない人生になる。光の啓示もその概念もすべてを愛しているんだ。だから立ち去れない、今はね。だけど、キミにふさわしい男になるよう努力すると言う。
ヴェラの葬儀が行われる。
ヴェラをマイヤリストとして送り出すエディ。
エディは送り出す言葉の「すべてはスティーブの名のもとに」の部分を「すべては私の名のもとに」と変えて唱えた。
マイヤリズムは新しく出発しはじめた。 エディとカル、そしてサラと3人の力で
とりあえずの感想を言うなら、「・・・・・・」。
まぁ結局、エディがスティーブ博士の後継者になり、エディがそれを自覚しはじめてから、一気に失速した感。
そもそも、エディは愛する妻とその家族が信仰する「マイヤリズム」に、妻の結婚したいなら、入信せざるを得ないことから始まったひとであり、生え抜きの信者じゃありません。
そのエディが、絶対的信仰を見て、疑問に感じたりすることが主眼だったシーズン1。
そう思うと、まったく違うストーリーになったなぁ@って印象です。
何よりも、絶対的信仰のサラがマイヤリズムに疑問を感じ、疑問を感じてたハズのエディが、ナゼかスティーブ博士の後継者と言う逆転現象は、いただけなかったかな。
唯一、スティーブ博士にカルが何かされてた・・・ってことだけはシーズン2,3通しての問題点だったけど、それもシーズン1からではない気がする。
いわゆるストーリーに一貫性がないと、こんなことになっちゃいますよね・・・(残念)
私はエディを演じたアーロン・ポールが好きなんですよね~。
もちろん、「ブレイキング・バッド」のジェシー・ピンクマンが忘れられないと言うのもあるのですが・・。
また、アーロンが出るドラマがあれば、見たいなと思います。
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