ヴァイキング:ヴァルハラ 3 #4 さらば、ヨームスボルグ (相関図あり)

海外ドラマヴァイキング:ヴァルハラ

ヴァイキング 海の覇者たち」のスピンオフドラマとして始まった、「ヴァイキング ヴァルハラ」は、「ヴァイキング 海の覇者たち」から100年後のストーリー。そしてこのシーズン3が最終シーズン、全8話

 

# 4 さらば、ヨームスボルグ The End of Jomsborg あらすじ

ハーラルと別れたレイフはコルフへ向かう途中、ある女性と出会う。ヨームスボルグに迫るマグヌスを迎え撃つフレイディス。コンスタンティノープルのハーラルは、ゾーイの誘いに危険を冒す。

 

相関図

まとめ

コンスタンティノープル

危険な関係

ロマヌス皇帝の目を盗み、ゾーイと関係を持つハーラル。
ゾーイの行動は大胆になり、宮殿の中でもハーラルを誘惑するようになっていた。
そんなハーラルにケイサンは、「オレたちはずっとあんたのために戦って来たしあんたを信じてるが、今、あんたはヴァイキングの仲間は危険にさらしている」と苦言を言うが、「何のことだ」ととぼけるハーラル。

叔父ヤロスラフ賢公

ルーシから叔父ヤロスラフ賢公がやって来た。
ヤロスラフはロマヌス皇帝に、ペチェネグ族と戦うための兵士5000人の援軍を要請するが、マニアキス将軍は、「  2000しか出せない」と辛口だ。そこでハーラルは、「ヴァリヤーグ親衛隊から2000人出す」と提案するが、それを聞いたロマヌス皇帝は、ハーラルはここに残るよう言う。ロマヌス皇帝の発言は絶対だった。

ヤロスラフ賢公とは、ノヴゴロドを統治するハーラルの叔父

ヤロスラフは、十分な金を手にし、軍隊を率いてノルウェーに戻れる状況になっても、動こうとしないハーラルに、「この環境なら故郷を忘れても仕方ない」と言うが、「ノルウェーを忘れたワケじゃない。まだなし得てないことがあるからだ」とハーラル。するとヤロスラフは、フレイディスの情報を伝えると・・・・

【フレイディスの情報】
オラフがフレイディスの居場所を突き止め、殺害しようとしたが、勝ったのは7才の子どもを持つフレイディスで、今、ヨームスボルグを統治してる

「7才の子どもを持つ指導者だ。それを知ってもここに留まるのか」と問うが、ハーラルは、「それぞれの道を行くだけだ」と言う。
だがそう答えたものの、レイフから譲り受けた羅針盤を手に、自分の行くべき道を模索するハーラル。

 

ヨームスボルグ

マグヌスの本当の目的

ヨームスボルグの様子を偵察したマグヌスの部下は、「村人は死者を弔っている。守りは手薄で、生き残っているのは20人ほど」と報告。それを聞きマグヌスは、「父の遺体を解放し、ヨームスボルグを滅ぼす。異教徒の時代を終わらせる!」と部下たちを鼓舞。樽に隠していた武器を手に雄叫びをあげる部下たち。

司祭たちはマグヌスの本当の目的(ヨームスボルグの破壊)は知らない
上陸

海門を潜りヨームスボルグに入港したマグヌスたちは、村を偵察、マグヌスは神殿の石の前で立ちションし、神々を愚弄すると、父オラフの斧を見つける。
マグヌスたちが見つけた生存者は、重病の女性ひとりだけだった。

マグヌスはその女性に、「フレイディスはどこだ?この斧を知ってるか」と問うが、「彼女は死んだ。それはオラフの斧、私はオラフの最期を見た」と病人。マグヌスは、女をベッドごと担ぎあげると、「オラフの遺体があるところまで案内しろ」と”死者の谷”へと向かう。

その病人こそフレイディス
作戦

マグヌスたちが死者の谷へと向かったあと、動き出すヨームスボルグの村人たち。

村の戦士たちは死者のフリをし、隠れていたのだ。
彼らは残っていたマグヌスの仲間を始末すると、隠れていた村人を出し、マグヌスの2隻の船に乗船させる。

死者の谷

病人のフリをしているフレイディスの案内で死者の谷に着いたマグヌスは、木に磔にされた父を見つける。

司祭はラテン語の墓標を読み上げるが、その内容は、(父の愚かさは息子に受け継がれる)。
それを聞いた途端マグヌスは、「これは罠だ。連中は去ってない。死体が怪しい。村へ戻れ!」と叫ぶ。
慌てて村へと戻る部下たち。
それと同時にフレイディスは、森の中へと逃げ出すが、それに気づいたマグヌスが、追いかける。

決着

村に戻ったマグヌスの部下たちは、船2隻を盗まれたことに気づき、近くにあったボートに乗り込むと、追いかけはじめる

その頃、フレイディスは断崖絶壁に立っていた。
逃げ道がなくなったと思ったマグヌスは、「逃さんぞ、お前もお前の仲間も」と叫ぶが、フレイディスは、「あなたを破滅させる」と叫ぶと合図を送る。

次の瞬間、準備していた岩石が、村人の船を追っていたマグヌスの部下たちの上に落下、船は大破してしまう。
怒りが収まらないマグヌス。

一方仲間と合流したフレイディスは、2隻の船で新たな居住地を探す旅に出ることに。

 

デンマーク

夏至の祭りを楽しむゴドウィンとギーダの元にスヴェン王が戻ってきた。

ヴェンド族から襲撃を受けたと聞いたスヴェン王はハロルドに、「真の王なら襲撃を予測し警戒するべきだった。王には勇敢さと知性が必要だ。それに強さが必要だ。私は父王より王の資質があったが、父王は王座を手放さなかった。だから殺した。ほんとうに国を治めようとするのなら、そのぐらいの強さを持て」と激しい一面を見せる。

クヌート王の息子ハロルドは、イングランド王を狙っているが、継承順位は低い

 

レイフ

出会った修道女

コルフ島の地図職人に会うためギリシャを移動中のレイフは、盗賊に襲撃されている人たちを助ける。
レイフは逃亡しようとした男を弓矢で射ると、トドメを刺そうとするが、それを止めたのは、襲撃された女性だった。

女性の名前は”タマル”。修道女で、廃墟となった教会を立て直しているのだと言う。
レイフはケガを負ったタマルを手伝うが、目を離した隙に、命を助けたニケタスが、レイフの馬を盗み、逃げてしまう。

「ヤツを殺しておくべきだった」と後悔するレイフにタマルは、「許しはキリストの最大の贈り物だ」と諭すが、
宗教ほど人の死や憎しみを引き起こすものはなく、自分の知識のせいで惨殺されたサラセン人のことがどうしても頭から離れないレイフは、「オレを許す神などいない、信じない」と言うが、タマルは、「過ちは誰にでもある。夫は私の元を去った。私は子ども殺したから」と自分の過去を話しはじめる・・・・・

【タマルの過去】
修道女になる前、石工職人の夫の仕事を手伝っていたタマル。夫が留守だったある日、村が襲撃された。タマルは生まれたばかりの赤ん坊を抱き、床下で身を潜めていたが、赤ん坊が泣き出してしまった。(見つかってしまう)ととっさに息子の口を手で塞いだタマル。程なくして盗賊は去ったが、息子は窒息死していた。

「夫は私を許そうとしたができなった」とタマル。
「神はキミを許したのか?」と聞くレイフにタマルは、「いいえ。でも己を許す手助けはなさった」と言う。

翌日、レイフの馬を奪って逃げたニケタスが妹エステルを連れて戻ってきた。ニケタスは妹を捜すために馬を借りたのだと言い、ふたりで教会建設を手伝うと言う。キリストの教えを信じ、ニケタスを許したタマルは笑顔を見せる。
レイフはコルフに向けて旅立つ。

コルフ島はギリシャの西南にある島(と思われる)
コンスタンティノープルが、現在のイスタンブールにあった都市なので、レイフは西へと移動していると思われる

 

ノルマンディー

ノルマンディーを去る前日、エドワード王子を城から連れ出したクヌートは、自分を警戒するエドワードに、「王座は自分のものだと思っていることはわかっている」と問いかける。
エドワードは、「当然だ、王座はウェセックスのものだ」と主張するが、クヌートは、「今はちがう。キミの父上が過ちを犯し私が王になった。だがいずれ私も王座を退き、息子のひとりが王となる。キミか、他の息子かだ。継承権は血筋で決まるが、王の資質は努力で決まる」と言うと、母エマに捨てられたと思っているエドワードに、「(エマ)がノルマンディーに息子たちを送ったのは命を守るためだ。キミたちが生き残るチャンスを与えたんだ。そのことで彼女を責めるな。国王になりたいなら態度を改めろ。そのように振る舞え。そうでなければ高慢さと怒りで破滅する」と諭す。

別れの時、エドワードは母エマに大人の対応を見せる。満足気にエドワードを見るクヌート。
そしてウィリアムは、自分で彫ったヴァイキングの神トールの木彫りを、「陛下の旅路にトールのご加護を」と手渡す。それを受け取ったクヌートは、「キミには”ロロ”の血が流れている。ヴァイキングとして受け取れ」と短剣を受け渡す。ウィリアムは、「光栄です」とそれを受け取った。

 

感想

なんやかんやでクヌート王って素敵だなと思うわけです。
まぁ、時代的に何人もの后はいるけれど、今はエマ王妃を大切にしてて、エマのことをちゃんと見ているし、思いやりがある。そして今回、エマのために息子エドワードに王としての道を説いたりする。
ええ男やないかぃ~と。

マグヌスは死んでいないので、フレイディスとの戦いはこれで終わりなのか、否かは不明だけど、船2隻で航海に出た仲間たちが、無事に終の棲家を見つけられるように祈るだけ。

ゾーイは悪い女です。
ハーラルをどれだけつなぎ止めようとしても、皇妃の位は守り続けるわけで、ハーラル、しっかりしろよ、って。

 

 

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