POSE / ポーズ season1 #1 エピソード(相関図付)

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海外ドラマPOSE / ポーズ

’80年代のニューヨーク、LGBTQがコミュニティでファッションやダンスを競い合う”ボール”に情熱、プライド、そして夢をかけるSTORYです
冒頭は意味が分からないけど、1話目の半分を超えたあたりから、面白くなってきます

 

#1 エピソード Pilot  あらすじ

1987年、NY。
LGBTQたちは、それぞれ【ハウス】と呼ばれるコミュニティに属し、夜毎、”ボール”と呼ばれるコンテストでファンションやヴォーギング・ダンスを競い合っている中、ブランカは人生の岐路に立たされることに。
一方、ペンシルベニアに住む青年は、両親に”ゲイ”であることを告白、親から勘当され、ダンスでの成功を夢見てニューヨークにやって来たが現実は厳しかった。

相関図

まとめ

【LGBTQとは】
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、そしてクエスチョニングと呼ばれる、性自認や性的嗜好についてわからない、違和感がある、あるいは、それにこだわっていないとひとたちのこと

【ハウスとは】
LGBTQの若者たちは、母親代わりの「マザー」の元に集まり、「ハウス」と呼ばれるコミュニティで共同生活を送る場所のこと。

【ボール】
コンテスト形式のダンスパーティーのこと。
毎週、「カテゴリー」と呼ばれるお題に合わせたファッションとダンスで競い合う。
ハウス同士のチーム戦で戦う。

女王的存在 エレクトラ

ハウス・オブ・アバンダンス」のマザー、エレクトラは、傲慢な態度が鼻につくものの、その存在はNYのLGBTQで知られた女王的存在。
エレクトラのハウスには、キャンディ、ルル、エンジェル、そしてブランカがいた。
ブランカにとってエレクトラは、17歳で勘当され行く当てもなかった自分を救ってくれた恩人でもある。

彼女たちは毎夜、コミュニティの父親的存在プレイ・テルが主催する【ボール】で、ファッションやダンスを競い合っていた。
”ボール”は、社会で肩身が狭いLGBTQたちがプライドをかけて闘う重要な場所だ。
そのボールで、常に王座に君臨してきた「ハウス・オブ・アバンダンス」が先日、「ハウス・オブ・ペンダヴィス」にその座を奪われてしまった。
苛立つエレクトラは、今日もメンバーにアイディアを出せとプレッシャーをかけ、犯罪を犯してまで衣装を手に入れると優勝をかっさらった。

ブランカ

そんなある日、ブランカがHIV感染していることがわかる。
医師から専門病院を紹介され、「AZT(薬)もある。死の病じゃない」と説明を受けても、この時代、それは余命宣告を受けたようなものだった。
ブランカは、自分の夢を実現しようと決め、アパートを契約するなど動きはじめる。

衝突

「ブランカがハウスを立ち上げようとしている」とウワサを聞いたエレクトラの怒りは凄かった。
仲間の前でブランカに、「裏切り者!あなたを見つけて育てたのは私よ!」と糾弾するが、「”ハウス”を作ることが私の夢。祝福して欲しい」とブランカ。
しかしエレクトラは、「まず私に恩返ししてからにしな。あなたは恩を仇で返そうとしてる。ふざけるな!私と並ぶなんて早いのよ!」と取り付く島もなかった。

デイモン

勘当

ペンシルベニア、アレンタウンに住むデイモンは、ダンスが大好きな17歳。
夢はダンスで名声を得ることだが、男らしさを求める父親からダンス禁止されていた。
そんなある日、部屋でダンスしているところを父親に見つかってしまったデイモンは、「ゲイだ」とカミングアウトする。
しかし父親はそれを受け入れられず、勘当を言い渡し、息子の創造性を認めていた母さえも、息子のカミングアウトに、「私の家を汚した。聖書は同性愛を認めていない」と息子を追い出してしまう。

ブランカとの出会い

夢を求めてニューヨークへとやってきたものの、行く当てのないデイモンは公園で野宿の日々。
憧れのダンススクール「NEW SCHOOL FOR DANCE」に入学するため、路上パフォーマンスを始めることに。

そんなある日、ブランカは公園で原石を見つけると、「踊れる子を探していたの。一緒にボールで競わない?」と声をかける。
それがデイモンだった。
ブランカはデイモンをボールホールへと連れて行き、その世界を見せると、連絡先を渡す。

1度はブランカの誘いを断ったデイモンだったが、全財産の入ったリュックを盗まれてしまい、ブランカを頼るしかなくなってしまう。

 

出会い

スタン・ボーズ

トランプ・オーガナイゼーションに採用されたスタンには、妻パティとふたりの子どものパパだ。
誰もが羨む人生を送っているのに、スタンは言いようのない虚しさを抱えていた。

娼婦のエンジェル

本採用が決まった夜、スタンは娼婦を買うことに。
以前から気になっている娼婦が立つ通りへとクルマで向かう。
自分を見つめる男に気づいたエンジェルは、クルマに乗り込む。

しかし娼婦の扱いに慣れていないスタン。
「して欲しいことを言ってみて」とリードするエンジェルにスタンは、全裸になって欲しいと言うが、裸のエンジェルを見てスタンは驚く。
「手術にはお金がかかるの」とエンジェル。

エンジェルは性転換手術を受けていない

結局ふたりはセックスせず、会話をすることに。
スタンから、「キミの人生に何を望む?」と聞かれ、「家が欲しい。家族も。誰かを大切にしたいし、私も大切にされたい。女として扱われたい。それが私の夢」と本心を語ったエンジェル。

スタンはエンジェルにお金を払うと、キスをする。
その時カーラジオから流れていた曲をエンジェルは、「この曲は、私たちの曲になる」と言うのだった。

エンジェルが私たちの曲と言ったのは、ケイト・ブッシュの「Running up that hill」
ハート・ブレイク

スタンとの出会いを運命だと思ったエンジェルは、スタンの近くに居たくて、トランプタワー内の求人を見つけると、面接に行くが、オーナーはエンジェルを見るなり、「悪いけれど人手は足りている」とあからさまなウソでエンジェルを拒否した。
分かっていたハズだが、厳しい現実に打ちのめされたエンジェル。
しかしエンジェルはスタンに会いたかった。

出先から戻ってきたスタンは、エントランスに立つエンジェルに驚くと、「ここで何をしてる?」と聞く。
「あなたに会いたくて」とエンジェル。
しかしスタンは、「妻子がいる。キミと居られない。帰って欲しい」とハッキリと通告した。

自暴自棄な行動をしはじめたエンジェルに、「どうしたの?」と気遣うブランカ。
「出会ったと思ったけど、勘違いだった。もう侮辱されるのに疲れた。もっと大切に扱われたい。支えて欲しい」とエンジェル。
「誰だってそうよ」とブランカは返し、ファミリーが欲しいなら自分のハウスがあると言う。
エンジェルは、ブランカのハウスへ行くことに決める。

惹かれ合う

結婚記念日はレインボー・ルームを予約し、ゴージャスなディナーを楽しんだスタンと妻パティ。
しかしスタンの虚しさは消えない。
スタンもまた、エンジェルを忘れられなかったのだ。

その夜、スタンはまたエンジェルを求めていつもの場所へ。
「会えてうれしい」と言うエンジェルに、「ボクもだ」とスタン。
ふたりはクルマでどこかへと向かったー。

 

ブランカとデイモン

ハウスにやって来たデイモンを快く迎え入れたブランカ。
ブランカはまず、デイモンの夢を実現させようと、ダンススクールに願書をもらいに行くが、「ボクにはムリだ」と弱気な発言をするデイモン。

ブランカは、この世界で成功するカギは<教育>だと考えていた。
だからこそ、デイモンをダンススクールに入学させたかった。
そしてブランカは、ハウス・ルール

●白人男性と恋をしないこと
●ビタミン剤を飲むこと
●ボールに出られるように備える

を決めると、金曜日にボールに出ると宣言する。
それは2日後だった。

ハウス vs ハウスの闘い

「やめた方がいい。エレクトラが怒る」と止めるエンジェルの意見も聞かず、ブランカは”ハウス・オブ・アバンダンス”に挑戦状を突きつけた。
ブランカ率いる「ハウス・オブ・エヴァンジェリスタ」は「ハウス・オブ・アバンダンス」とヴォーギング・ダンスで戦うが、完敗してしまう。

落ち込むブランカに、「あなたのハウスに入れてほしい」と希望する青年(リル・パピ)が現れた。
ブランカは、その青年リル・パピを受け入れることに。

プレイ・テルはブランカに、「ハウスを続ける理由は、リル・パピのような子たちのため。ハウスは居場所のない少年少女のためにある。もっと磨いて勝ちなさい。今日がダメでも明日がある」とブランカを励ます。

 

チャンスを掴むために

結局デイモンはダンススクールに願書を出さなかった。
それを知ったブランカは、、「ボクにはムリだ」とチャレンジしないで諦めているデイモンに、「居場所を見つけたくないの?あなたを信じてるから言ってるのよ!」と言うと、ダンススクールに直談判に行く。
当然校長は、「今年の選考は終了しました。来年挑戦して」と断るが、それでも、「カレは特別なんです。3分時間をください。私はあの子の母です」と粘り、面接の時間をゲットすると、「次はあなたの番よ、チャンスを掴んで!」とデイモンを送り出した。

デイモンはすべてを出し切り、踊った。

デイモンが踊った曲は、ホイットニー・ヒューストン 「I wanna dance with somebody」

選考を終えて出て来たデイモンは、自分を心配して待つ家族に向かって、「ブランカ、あなたのおかげです。公園にいたら食べるために何でもするしかなかった。合格したよ、ありがとう」と報告。
皆で抱き合いよろこびあう。

 

感想

シーズン1は、全8話。
以前から気にはなっていたんだけど、タイミングを外してしまい、huluで配信終了してしまったドラマです。
今回はNetflixで視聴してます。

ブランカをはじめ、エレクトラ、デイモン、ルル、キャンディ、エンジェルなど、トランスアクターが主役で演じるドラマなんですね~。だからリアルなんですよね。

1980年代は、「QUEEN」のフレディ・マーキュリーがAIDS発症した時です。
つまりは、HIV、AIDSはLGBTQの感染症だと思われていた時代の話しですね。
原作、製作のライアン・マーフィー自身もLGBTQを公言してることからも、このドラマに賭ける気持ちが伝わる気がします。

思っていたより、見やすくて、続けて視聴しようと思います。

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