ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ 2 #18 限られた時間で(最終話)

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海外ドラマニュー・アムステルダム

シーズン2の最終話です。
エピソードの冒頭、マックスを演じるライアン・エッゴールドが登場。
コロナ感染と闘う医療従事者らに向けての感謝の言葉と、最終話のエピソードを変更したとのアナウンスが。
アメリカでは、この最終話は2020年4月放送だったので、これも頷ける話しです。

#18 限られた時間で A Matter of Seconds あらすじ

ニューヨーク州に緊急事態宣言が発令された。
病院が危機的状況の中、新任の外傷外科医がやってきた。マックスからサポートを頼まれたシャープだが・・・。
マックスは公園で出会った少年リアムの足の異常に気づき、両親に病院受診を勧めるが・・。

 

まとめ

赴任してきた外傷外科医師カシアン・シン

ニューヨーク州に緊急事態宣言が発令された。
ニュー・アムステルダム病院でもスタッフの半分が感染、病欠でスタッフが足らず、患者数は通常の3倍の状態に。
マックスは新しく雇った医師の初出勤を早めてもらい、シャープにシン医師のサポートを頼む。

シャープはERの患者の診察、治療を頼むが、「まずはシャワーを浴びてから」とマイペースなシン。
挙げ句に、「診察はするが、患者の治療をするか否かはオレが選ぶ」と言う始末。
シャープは、「ここでは皆で協力しあい、人助けのために尽力してる。独善的な態度はこの病院の方針とは違うし、今は危機的状況なの。せめて今だけでも協力して」と言うが、シンは、「協力してる」と言うだけで、プロティンバーを食べたり、隙間時間は昼寝タイムだとやりたい放題。


そんな中、自家製ビールの過剰発酵で爆発を起こし、ケガを負った患者ブラウンが搬送されてきた。
患者の腹部には、爆発で吹っ飛んだ食器棚のガラス破片、木片が多数腹部に刺さった状態。
シンは患者をオペ室へ運び、手術に入ると言うが、オペ室は消毒中で使用できないとマックス。ICUも隔離が必要な患者で満床だった・・・。
シンは、それならと患者を救急車に運び入れ、救急車内でオペすると言う。
シャープは驚くが、手伝うことに。

シンは見事なスキルと、機転で患者を助けた。
「正直、助けられないと思った」と言うシャープに、「褒めてもらえたのかな?ボクは外傷患者を救うためにここに来た。最高のパフォーマンスをするためには、時にはシャワーやプロティンバー、昼寝が必要な時もある。自己管理は大事だ」とシン。
「私も毎日人の命を救ってる、シャワーや昼寝がなくてもね」とシャープは笑顔で返す。

6才のリアム

マックスはルナと出勤中、ぶつかってきた男の子が立ち上がるのに苦労している様子を見て、ある病気が頭によぎる。
少年の名はリアム。
マックスは医師であることを話し、病院で検査を受けてみないかと勧める。

遺伝子検査の結果リアムは、「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」と判明する。

【デュシェンヌ型筋ジストロフィー/ DMD】
急速に変化するタイプの筋ジストロフィー症で5千人にひとりの男児に発症する。年齢があがると共に筋力は低下し、10代で車椅子、20代で亡くなるケースが多く、現在のところ治療法確立されていない。また、この疾患は遺伝であり、母親が因子を保有しており、男児に発症する。
リアムのために

有効は治療法がないため、マックスは治験に参加を勧めるが、治験参加には、厳しい基準条件があり、それをクリアしなければ、どの治験にも参加できないの現実があった。

マックスは国内唯一の治験をやっている、バブテスト病院の小児科医シュロキュアに会いに行き、リアムを治験に参加させて欲しいと直訴するが、「私も多くの患者を助けたいと思っているが、治験には財源、人手の制約がある。公平を期すため、オンライン申請にしている」と退けられるが、「リアムは条件を満たしている」と言い、自分の立場(メディカルディレクター)を利用し、治験参加を迫る。

シュロキュア医師は、2つの条件をクリアできれば治験参加を認めると言う。
それは、
・精神鑑定書と事前申請書の提出
・基準以上の筋力があること
だった。

現実

マックスはフロムを説得してサインをもらい、事前申請書を準備した。
あとは、体力テストに合格するだけ・・・。

シュロキアン医師が見守る中、「10秒以内に仰向けから立ち上がる」テストが始まった。
リアムは頑張るが、12秒かかってしまう。
「残念ですが・・」と言うシュロキアンにリアムの父親は、もう1回チャンスを!と。
リアムはもう一度トライするが、基準を満たすことはできなかった。

マックスは、治療の治験ではないが、家族と過ごせる時間を延ばす治験は参加できると1つ紹介するが、それを始めれば、今後、筋ジストロフィー症の治療を受けることはできなくなると言う。
母親は、「その治療を受けたい。リアムに死が迫ってる。何とかしなきゃ」と言うが、父親は、「早まってそれを受ければ、治療ができなくなるんだぞ?待てば治療法が見つかるかも知れないし、治験に参加できるかも知れない」と言う。

苦しむリアムの母親にマックスは、「リアムは賢いし、優しくて強さも持ってる。ほんとうに可愛い子だ。それはあなたから受け継いだものだ。これから先もたくさん伝えられる。あなたたちがどんな選択をしても。限られた時間で出来る限りのことを伝えて」とマックス。

リアムの両親は、参加できる治験や治療が見つかるまで今を大切にして待つ道を選んだ。

 

それぞれの・・・

●マックスとアリス

マックスはアリスとの関係を解消することに。
「子どもたちはボクたちを家族だと思ってる。ボクもルナに母親がいるフリをして楽しんでた。子どもには良くないと思う」と。
アリスは、「出会うのがもう少しあとなら良かったのかも」と。

●シャープ
ヘレンはシン医師とデートする

●カプールは、ブラントリーから、「また連絡して」とメッセージを受け取る

●ローレンの母親はERのスタッフの協力で、誕生日のサプライズをするが、「今日は誕生日じゃない」とローレン。
母親は娘の誕生日すら忘れてしまう・・だけど、新しく関係を作ろうとする母親の気持ちに理解を示したローレンだった。

感想

シーズン2の最終話でした。
WOWOWでシーズン2の放送が始まったのが、9月下旬なので、丸4ヶ月楽しんだワケです。

記事最初にも記しましたが、コロナ感染症の蔓延は、ドラマにもいろんな影響を与えてるんですよね。
「感染症」を扱ったエピソードから、新加入のダニエル・ディ・キム演じるカシアン・シンのエピソードに差し替えたようですが、本来はシン医師はシーズン3から登場だったのかも知れませんね。

そう言うワケで、エピソード差し替えもあったため、なんだかまとまりのない最終話ではありましたが、シーズン3に向けて、人間関係で変化がありそうです。

●マックスはアリスと関係を終わらせたようです。一応、アリスも納得の上っぽい。エピソードの感じだと、パパ&ママ友の関係すらも終わらせたっぽい。
これってマックスの気持ちは、ヘレン・シャープってことなのかな?

●一方のヘレンは、新しく赴任してきたカシアン・シンとデートしてるシーンが!意外な展開でしたけど。

●興味深いが、理事長ブラントリーとカプールの関係(笑)付き合うのか?ふたり?(笑)

アメリカでもシーズン3の放送は始まってませんし、放送日も決定していないようだけど、シーズンは続くことは決定しているようなので、WOWOWで放送される日を楽しみに待つことにします。

 

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