ハンドメイズ・テイル 5 #1 朝 (相関図付)

海外ドラマハンドメイズ・テイル

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#1 朝 Morning あらすじ

深い森で元侍女たちとフレッド・ウォーターフォードをリンチ殺人したあと、
「Nolite te Bastardes Carborundorum(奴らに虐げられるな)」と言う文字と共に壁に吊るし復讐を遂げたジューンは、想像していた以上の快感を得るが、同時にその代償を求められる。
一方、夫フレッドの死を知らされたセリーナは動揺する。

 

相関図

まとめ

【シーズン4のラストまとめ】
ジューンがどれだけ意見陳述してもフレッド・ウォーターフォードは”捜査協力する重要人物”として扱われることとなり、国際刑事裁判所で免責を得るためジュネーブに発つことに。
しかしそれを受け入れられないジューンはギレアド国のローレンス司令官と接触。フレッドとレジスタンスに協力していた22人の交換を取り付ける。
ジュネーブに発つものと思っていたフレッドはトゥエロによってカナダと旧アメリカの国境橋の上へと連れて来られた。
フレッドは、「捕虜交換」と気づくが、既に遅し。ニック・ブレイン司令官はフレッドを森の中へ連れて行く。
そこに現れたのはジューン。
ジューンはフレッドの拘束を解くと、銃とホイッスルを見せ、「選んで」と言い出す。
「キミに私は撃てない」と言うフレッドの答えを聞き、ジューンがホイッスルを吹く。
その合図で現れたのは、ギレアドで苦しめられた元侍女たち。
フレッドは彼女らによってリンチ殺人されると、「ヤツらに虐げられるな」と書かれた壁に吊され、セリーナの元へは結婚指輪とフレッドの指が届けられた。

フレッド殺害した後

元侍女仲間とフレッドを集団リンチし、殺害したジューンは、その死体を「奴らに虐げられるな」と書いた壁に吊るしたあと帰宅したが、血まみれのまま、バスルームに籠もると、フレッドの最期を思い出しては恍惚感に浸る。

しかしニコールのハンカチを見たジューンは我に返ると、血だらけのままニコールを抱きしめ、何も言わず出かけようとするが、「何があった?」と必死に引き止めるルークとモイラ。

するとジューンは、「やったよ、殺した。フレッドを殺した。この手でやった」と興奮気味に話すと、ふたりの制止を振り払い、クルマで出かけてしまう。

侍女たち

ジューンが向かったのは1軒のレストラン。
そこにはフレッドをリンチ殺人した元侍女らが集まっていたが、エミリーの姿はなかった。
ダニエルはいくつかの銃を見せると、「もっと手に入れられる」と1丁をジューンに渡す。

ダニエルの目的は、ラドクリフ夫人を殺害すること。
「ニックに連れてきてもらいたい。”目”だったらできるハズ。ムリなら私たちが国境を越えよう」と言うが、ジューンは、「夫人を殺すためにギレアドに戻るの?」と問う。しかしテイラーは、「あなたのために森へ行った。協力した」と言い、「次は私の番」とダニエル。
しかしジューンは、「家族を捨てて行くんだね?夫を捨てるんだ。ギレアドに戻れば捕まり吊るされる」と言う。
次の瞬間、「黙ってジューン」とヴィッキーがジューンに銃を向ける。
「ダニエルはあなたのために戦った。あなた私たちのために戦えるの?」と問う。

「どうかな。わからない」とジューン。その言葉にヴィッキーは、3発上空へ撃ち込むと、「すっかり臆病者ね」と怒るが、ジューンたちは逮捕を避け、逃げることにー。

 

ギレアド

ジューンの画策に加担したニック

自宅に戻ったニックを妻ローズが迎える。
「彼女に会ったの?彼女は目的を遂げた?」と訊ねるローズにニックは頷く。
ローズは、「ジューンの心が安らげばいい」と言うのだった。

 

セリーナ

知らせ

突然やってきた兵士に、「安全のために他の場所へ移ってもらう」と言われ、抵抗を示したセリーナは両手を拘束されるが、「カナダ国境付近でフレッドの遺体が発見された。あなたの身も危険。もっと警備が厳しい場所へ移動してもらう」と告げられ、涙を流す

トゥエロとセリーナ

新しい場所へと移動したセリーナはトゥエロに、「夫に会わせて。飛行機事故なの?(ジュネーブで国際裁判を受けると思っている)」と死因を聞くが、トゥエロは、「アメリカ政府とギレアド国が取引し、フレッドは捕虜交換でギレアドに引き渡された。ギレアドの法の下で裁くと約束したが、フレッドを引き渡して以降のことはわからない」と真実を話す。
それを聞き、「ギレアドに戻ったら殺されることぐらいわかってたハズ。あなたのせいでフレッドは死んだ」とセリーナはトゥエロの判断を責める。
トゥエロはセリーナ宛に届いた結婚指輪を渡すと、切断された指が入っていたと説明。「奴らに虐げられるな」と書かれた写真を見せ、「ギレアドによくある脅し方だろう」と確認するが、切断された指が左薬指だと聞いたセリーナは、「ギレアドじゃない。ジューン・オズボーンよ」と言う。
トゥエロは、「あり得ない」と驚くが、「あなたは彼女を知らない」とセリーナ。

 

殺人を犯した代償

エミリー

ジューンはエミリーを訪ねるが、「エミリーはもういない。ギレアドに戻った」とパートナーのシルビア。
シルビアによるとエミリーは、リディアおばと決着をつけるためだろうと言う。
ジューンは、「ナゼ止めなかったの?なんとかするエミリーを探し出す」と言うが、「いい加減にして!」とシルビア。
ジューンは、私のせいだと言うが、シルビアは、「どうでもいい。彼女との思い出があればそれでいい」と言い、二度とジューンと関わることはないと言い切った。

犯した罪

突然、自分が犯した罪=殺人をリアルに感じたジューンは、公衆トイレで顔や両手についた血液を落とすと、ハンナと良く遊んだ海辺へ行き、ハンナを思って泣き崩れる。

様子がおかしいジューンは、通報によって警察に保護された。
そこへ駆けつけたルーク。

「ごめんなさい。あなたを巻き込んだ。モイラとニコールとの生活を私が壊した。エミリーはギレアドに戻り、すべてを賭けて敵を討つって」と言うジューンにルークは、「そのためにシルビアとオリバーを捨てて行った。まともな判断じゃない」と言うが、ジューンは、「でもわかるの。私もギレアドの引力を感じる」と。
ルークは、家に帰ろうと言うがジューンは、「私たちがカレにしたことを見たら、あなたは到底理解できない。私、楽しんだの。快感だった。心の底から殺人を楽しんだ」と告白すると、逮捕を恐れて待つことはイヤだと自首する。

自首

フレッドをひとりで殺害したと告白したジューン。しかし事件はカナダ国外で起きたため、カナダの管轄外だと言われ、切断した指を郵送した”生体試料輸送”の罪で88ドルの罰金のみで釈放になる。

88ドル≒12000円程度

 

フレッドとの別れ

フレッドの遺体と対面したセリーナは、「あの女の行為は死刑に値する」と怒りを顕にするが、「ジューンは罪に問われない。もう自分とお腹の子のことを考える方がいい。難民支援を受けられる。あなたには味方がいる」とトゥエロ。
しかしセリーナは、「安全に暮らせるワケがない。彼女の本性を見ればいい!」と叫ぶとシーツをめくり、フレッドの惨殺死体を見せると、「これで私を守るなんて軽々しく言えるワケがない!」と言う。

しかし警察署を出たセリーナが見たのは、フレッドの死を哀しみ、キャンドルを持って集まったフレッドとセリーナの支援者たちだった。

自分の味方、支援者たちの存在で気持ちを強くしたセリーナは、「夫を祖国で埋葬する。司令官に相応しい葬儀をしたい。カレはカレが築いた国で敬意を持って葬られるべき」とトゥエロに要求する。

 

罪を問われず

結局、罪に問われることなくルークと共に帰宅したジューン。

ジューンはモイラにエミリーがギレアドに戻ったと話し、ナゼ戻ったのか?と問うが、モイラは、「よくある話し。人は脆い」と言う。
しかしモイラは、「あなたが怖い」と言う。
「私も自分が怖い。刑に服そうと思ったけど、出来なかった」とジューン。

そこへトゥエロがやって来た。
ジューンはトゥエロを利用したことを謝り、セリーナの反応を聞くが、セリーナが恐れていたと聞き、意外な反応の驚く。
トゥエロは、「恐れを抱く人間は危険にもなりうる。侍女による司令官の殺害をギレアドが黙っているとは思えない」と言うと、立ち去ろうとするが振り返り、「見事だった。犠牲をいとわずに恐ろしいことをやってのけた。ヤツ(フレッド)にはふさわしい最期だ。ヤツらに虐げられるな」と言うのだったー。

ニコールへの想い

お風呂で大泣きするニコールを抱きしめ、「あとは任せて」とジューン。
ジューンはニコールを抱きしめ、涙を流すー・・

 

感想

1年前のことなんて覚えてないって
と言うことで自分のレビューを読み返し、「そうやった!ジューンは元侍女の仲間とフレッドをリンチ殺人したんやった!」と思い出しました
ジューンってね、以前から自分勝手だなと思うことがあるんですよね。
今回、フレッド集団リンチ殺人に関わった侍女たちは、みんなジューンと同じ経験をしてきてるわけで・・・
ジューンだけが特別悲惨だったワケじゃないと思う。
みんな復讐したい相手がいる。
エミリーがギレアドへ戻ったのも、リディアおばに復讐を果たすためだと思う。
このまま何もなかったようには生きられないんだよね。

シーズン5は、暗い感じで始まったけど、どんな風に展開するのかな。
楽しみにしたいと思います。
シーズン5は全10話です。

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