シーズン2も残すところ2話。
#5 為せば成る Vouloir, C’est Pouvoir あらすじ
ダリルとキャロルはアッシュにいるパリの競馬場を目指すが、そこにアッシュはいなかった。ふたりはアッシュ捜索に力を貸してもらおうと、希望連合のパリ支部を訪ねる。
相関図
まとめ
競馬場
アッシュが待つ競馬場へと戻って来たキャロル。
しかし問題は(娘を捜すため)とアッシュにウソをついたこと。どう説明し、理解を得るかとキャロルは悩むが、・・・倉庫にアッシュの姿はなかった。
アッシュは倉庫の入口に仕掛けを作り、侵入者に罠にかけていて、2個所の罠で動けなくなっているウォーカーが3体と、半死状態の男が。
「アッシュはどこなの?あなたはなんでここにいるの?」と問い詰めるキャロルに男は、「飛行機を捜しに来た。ヤツはもう戻って来ない。頼む、殺してくれ」と懇願、ダリルがトドメを刺した。
希望連合のキャンプ 1
ファロウはローランを連れてパリのキャンプに戻っていた。
ロサンの暴走で信仰が揺らぐ仲間にファロウは、「私たちは変わらず前に進む」と励ますが、そこへ訪問者が。やって来たのはコドロンだった。
コドロン
ファロウはコドロンがやって来た理由がわからず、両手を拘束し銃を向けるが、ローランは、自分だけじゃなく、イザベル、ダリル、シルヴィアを殺そうとした人たちを止めてくれたと言う。
コドロンは、ネストが攻撃され、希望連合のリーダー:ロサンがジュネに捕らわれたと言い、ダリルとシスターがどうなったかはわからないが、アメリカからダリルを捜しにやってきた女性と会ったが、戦いの最中に分かれたと言う。
食事を提供してもらったコドロンは、弟、両親、仲間、守りたかった人全員が死んでしまった原因は、自分にあると言う。ローランはコドロンの話しを黙って聞いていた。
再会
アッシュの捜索を手伝ってもらおうと、希望連合のキャンプへとやって来たダリルは、ローランと再会する。
ダリルはローランを抱きしめ、再会をよろこぶが、「イザベルは?」と言われ、何も言えなくなってしまう。
イザベルの死を聞かされ、「みんながいない世界がすごく怖い。でもイザベルはダリルが好きだって言ってた」とローラン。ダリルは、「イザベルと3人でアメリカへ行こうと話していた。一緒に行こう」と言うが、ローランは、「ボクはここに残る。ダリルは自分の家に帰って。そう望んでたでしょう」と言い出す。ダリルは、「お前を置いて行けない。離れたくないだろ」と言うが、「今は違う。ここは安心できる。幸せだよ。ダリルもウチに帰れば幸せになれる」と言う。だがベッドでローランは泣いていた。
ローランにアメリカ行きを断らたダリルは、「オレがローランを失望させた。イザベルの死はオレの責任だ」と自分を責めるが、キャロルは、「今までの決断を全部思い返し、別の選択肢があったかもと思うの、わかる。それは私も同じ」と言う。「なんでオレたちは生きて来られたんだ?」と口にするダリルにキャロルは、「運が良かっただけかも」と。
アッシュの捜索
デミモンド
ファロウから、「闇雲の捜してもムダだ、情報を聞くなら、”デミモンド”へ行くべきだ」と言われ、やって来たダリルとキャロル。
今、デミモンドを仕切っているのは、”アナ・ヴァレリー”だった。
アナはやって来たダリルを見て、「死んだかと思ってた」と驚く。
店内にはジュネの戦士がたくさんいて、壁には”モナリザ”の絵画が掛かっていた。キャロルは、”生者の力”の崩壊を感じる。
ダリルから、「アメリカ人を捜してる」と聞かれ、「町の西側に飛行機が着陸して、あなた(キャロル)が現れた。気をつけなさい。飛行機を奪おうとするものがいる。実は私も人を雇って調べさせた。でも誰も戻って来ない」とアナ。
だがキャロルは燃料ボトルを発見、アナは、「戦士が司令部から持って来たけど、司令部は壊滅状態」と。
キャロルとダリルは、アナに武器とクルマを用意して欲しいと頼み、司令部へ向かうことに。
希望連合のキャンプ 2
ローランとコドロン
ローランから、「ダリルを殺したかったのか」と聞かれ、「弟を殺され憎かった。憎しみは病気のように人をおかしくする。だがキミの言葉を信じた。”神に愛されてる”。初めて感じた。神がオレを見ていて、どんな決断をするか見極めてるんだと。だがキミを傷つけた。許してくれ」とコドロン。ローランは、「もう許してる。いつかあなたも自分を許せるといい」と言う。
ロサンの突入
希望連合のキャンプにロサンが部下を従えやって来た。
コドロンはローランを隠れさせ、武器代わりのショベルを構えてローランを守る。
ロサンは、「誰も傷つけない。ジュネの戦士たちを怖がる必要はない。大義にために団結した仲間だ。だがローランなしでは成し遂げられない。ローランはここにいるはずだ」と言うが、「ネストに行かせた」とソニア。しかしロサンたちが、「アメリカ人に連れ去られた」と言うので、ソニアは、皆でローランの捜索を手伝うと言うが、テーブルの上の”ルービックキューブ”を見つけたロサンは、「ここにいる、捜せ!」と戦士に命じる。
戦士がローランに近づいて来た・・・ファロウはローランを守るため、戦士を人質に取り、気を逸らすが、銃を向けられ、武器を捨て、無抵抗を示すしかなくなる。
ロサンは、「あの子がアメリカへ行けば、我々の世界はどうなる?飢えし者から隠れ、屋上や地下室で暮らしてる。子どもたちは恐怖しか知らない。人間の数は減り続け、死者が増殖し続けてる。だからこそあの子を見つけ出し、彼こそが神のいる証拠だと世界に示さねばならない」と主張するが、「それが信仰か?証拠がいるなら、キミはもう信仰を失ってる」とファロウ。その言葉に拍手するソニア。それに呼応し、皆が拍手と足を踏み鳴らすことで、自分たちの主張、怒りを増幅させるロサン。
その騒ぎを利用し、コドロンはローランとキャンプを出る。
司令部
司令部に警備兵をおらず、敷地内には死体が転がり、ウォーカーが歩き回る、そこはもう廃墟だった。
キャロルはウォーカーだらけの牢獄の中にアッシュがいないか捜すが、いなかった。
そのときダリルが、広場のクルマに群がるウォーカーを発見する。
クルマに群がるウォーカーを次々と始末し、クルマに乗り込んだふたり。
車内に居たのは、意識朦朧状態のアッシュだった。
しかし群がり続けるウォーカーのせいで、車外に出ることができない。
車内に薬剤弾を見つけたダリルは、「ヤバイ作戦だかやるしかない」と、サンルーフから薬剤銃を2体のウォーカーに打ち込む。
ウォーカーはみるみるうちに変異型へと変わる・・・
すると車外で異様な音がして、血しぶきが飛び散ったあと一気に静まり返った。
だが、変異型ウォーカー2体はクルマの窓ガラスを破って侵入する。ダリルとキャロルはそれを始末し、車外に出るが、そこは食いちぎられバラバラにされたウォーカーだらけだった。
ダリルとキャロルはアッシュを庇い、クルマから脱出した。
競馬場に戻って
競馬場へと戻ってきた3人。
ダリルは、アッシュに真実を話すべきだとキャロルを説得、燃料を手に入れるため”デミモンド”へ向かう。
残酷な真実
キャロルが娘を捜しに来たと信じて疑わないアッシュは、ソフィアを見つけることが出来なかったキャロルを思いやるが、その優しさに増々ほんとうのことを話せなくなるキャロル。
その上アッシュは、「ボクはこの旅に救われた。アヴィへの罪悪感を拭いさることができた。冒険に駆り出され、乗り越えるしかなかったけど、生き返れた。あんたのおかげだ。キミにとっても良い旅にしてあげたかった」と感謝と思いやりを示す。ますますアッシュに事実が言えなくなるキャロル
とうとうキャロルは、「ソフィアのために来たんじゃない。ダリルのために来た。酷いことをしたと思っている」と真実を打ち明ける。
アッシュは、「酷いのはウソついたことだけじゃなくその中身だ。死んだ娘をダシに使ってオレを利用した。それは人間がやることか?あんたを本気で信じたんだ。ウソでオレに飛行機を飛ばせたんだ」と激怒してしまう。
デミモンドでの決着
ダリルがデミモンドへ行くと、デミモンドにローランが!
コドロンはローランをキャンプから連れ出し、ダリルを捜すためにデミモンドへやって来たのだった。
「ロサンがローランを狙っている」と言われダリルはアナに燃料提供を頼む。
ほんとうの気持ち
ダリルは、「一緒にアメリカへ行こう。向こうには子どもたちもオレもキャロルもいる」と言うが、「ボクはここに残る、行きたくないだ」とローラン。
だがその言葉がローランの本心に思えず、「ほんとうのことを言ってみろ」と言うダリルに、「ダリルに死んでほしくない。イザベルもシルヴィアもボクのせいで死んだ。ボクの愛する人たちは皆、死んでいく」とローラン。ダリルは、「お前のせいじゃない」と言うが・・・
カタコンベでの決着
そこへロサンが戦士を連れて突入してきた。
アナはダリルとローランを隠し通路から逃がそうとするが、隠し通路の入口をジャシンタが見つけてしまう。
ダリル、ローラン、コドロンはカタコンベの中を移動するが、追って来るロサンたちの声を聞き、二手に分かれることに。
二手に分かれたことに気づいたロサンたちも二手に分かれる。
ダリルは石板の中にローランを隠し、「オレは戻るまでここにいろ」と言い聞かせると、ロサンと一騎打ちに。こん棒を使い戦うロサンに苦労しながらも、ダリルはカタコンベの頭蓋骨を使い、ロサンの息の根を止めた。
同じ頃コドロンは、暗闇の中でジャシンタと博士と対峙する。
博士を倒したコドロンは、ジャシンタに左胸を刺されてしまうが、それでもコドロンは力づくでジャシンタを石壁に叩きつけ、倒した。

ローランの決断
無事にカタコンベを脱出、キャンプまで戻ってきたダリルはコドロンの協力に握手を求め、礼を言う
「行くぞ」と言うダリルに、「アメリカには行けない」とローラン。
ダリルは、「お前の考えは間違ってる。イザベルの死はお前のせいじゃない。イザベルはお前にアメリカへ行って欲しいと思っていたし、オレはお前に来て欲しい。お前はどうしたいんだ?」と問いかける。
その言葉にローランはアメリカ行きを決意する。
競馬場で
ローランを連れて戻って来たダリルに、「アッシュとの関係は最悪」と報告するキャロル。その言葉でダリルは、キャロルが真実を告白したことを知る。
一方、少年に挨拶され困惑するアッシュに、「カレがお前をアメリカまで連れてってくれる」と説明するダリル。するとアッシュは、「1つ問題がある。4人乗ったら離陸できない、3人乗りだ」と言い出す。
感想
シーズン2も残すところ1話です。
3人乗りのセスナ機。どうするの?????
アッシュは当然操縦者だから乗る。でも乗れるのはあとふたり。
まさかローランを放置することはできないので、となると、残るのはダリルかキャロルか。
アッシュの気持ちで言うと、キャロルを置いていきたい?
でも、まさか自分が乗ってキャロルをフランスに残すわけにはいかない。
気になる~(笑)
これまでのTWDシリーズで、キャロルがここまで娘ソフィアのことで苦しむエピソードはなかったと思う。
シーズン1の1話から、血も涙もない凶暴な男として描かれていたコドロンも、肉親や仲間の死に苦しみ、ローランの言葉で救われたと言う。
「神に愛されている」「神がお許しになる」などこれまでのTWDにはない宗教色は強め。
私は完全なる無宗教者で、神に祈るのは都合の良いときと、神社を参拝したときだけだけど、ファロウの言葉、「信じるからこそ真実になる、信じることで生きていける」(EP3)は良い言葉だなと思いました。
信じるものは「神」である必要はなくて、信念だったり、夢や人でもファロウの考え方は当てはまるんじゃないかなと思った次第です・・・ハイ。
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