TWD ダリル・ディクソン 1 # 3 パリはパリ(相関図)

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早々と衝撃!?の事実が発覚

#3 パリはパリ Paris Sera Toujours Paris あらすじ

イザベルの意見でアンジェへと入ったダリルたち。だがそこは思っていたのは違った。ダリルは、パリへ向かうことを決めるが、そこでイザベルは過去と対峙することに。

相関図

まとめ

アンジェの町

イザベルの意見でアンジェへのルートを取ったダリルたち。
町に着いたイザベルとダリルは無線連絡を取るため劇場に住む音楽家に会いに行くが、男の無線機の配線はすべて切られていた。それでも男はダリルたちをステージへと案内すると、ラヴェルの”ボレロ”を”飢えし者たち”のオーケストラ相手に指揮しはじめる。

その滑稽な様子にダリルは、「来たのは失敗だった。ムダな遠回りだ」と言うと、パリは危険だと反対するイザベルに、「今度はオレに従ってもらう」と一路パリに向け出発する。

 

パリ

パリの街へとやって来たダリルたち。
しかしパリの街も荒廃し、街中に【生者の力(プヴォワール)】の落書きが。
イザベルによると生者の力(プヴォワール)】とは、終末後すぐにパリで結成された組織で、街はジュネと戦士たちが街を支配しているという

修道院を襲撃してきたゴドロンも「生者の力」

パリの墓地で”ジム・モリソン”の墓を見つけたダリルは、「アメリカのロックスターだがパリで亡くなった」と説明するが、「心配いらない。あなたはパリでは死なない」とローラン。

ジム・モリソンはロックバンド「The Doors」のボーカリスト。27才のときにパリで亡くなった。
パリの連合軍

突然、「止まれ!」と男の声が聞こえた。
両手をあげ、「”真実は希望”、ジャン神父の使いよ」と合言葉を言うイザベルに姿を現した男たちは、「その子か?」と。イザベルは頷くと、ダリルについてフランス語は話せないが護衛してくれた友人だと説明する。
男はファロウと名乗り、ローランに、「キミを長い間待っていた」と言う。

 

連合軍のアジト

ファロウはダリルたちをアジトへと連れて行く。
そのアジトには食堂、厨房、菜園まであり、当番制で仕事をしていると言う。そして数ヶ月前に64人目のメンバーとなる女の子が生まれたらしい。
彼らのアジトからはパリの街が一望できた。
ファロウはエッフェル塔の先端は、軍のヘリが突っ込んで折れたと説明する。

彼らの通信手段

ファロウは無線を使いたいと言うダリルに通信係のアントワーヌを紹介する・・・が、彼らの通信方法は”伝書鳩”だった。
アントワーヌは、「”ジズー”はネストで訓練したNO.1のハトだ」と説明すると、伝言をつけてジズーを放つが、ジズーが連絡を持って返ってくるのは、数日~1ヶ月かかると言う。

通信手段が【伝書鳩】と知り、「あとはネストに頼め、オレはここまでだ。だが無線がなきゃ困るんだ」とダリル。するとファロウが、「何でも売る連中がいる。紹介はできるが、対価がいる」と言う。
ダリルは何か捜すと言うが、「対価になるものを持ってる。明日、私のアパートへ」とイザベル。

救世主なのか?

すでにローランはアジトに住む人々から供物を渡され、崇められていた。
その様にダリルは、「責任がおもすぎないか」と心配するが、「神がお与えになったこと」とイザベル。
そのときローランがひとりの女性(ソニア)の元へと近づく。

ファロウは、「ソニアは数日前に夫を亡くし、食事も癒やしも拒んでいる」と言うが、ソニアはローランと言葉を交わすと笑顔を見せ、ローランとハグする。それを見て、「神父は正しかった」とファロウ。

 

イザベルのアパート

”対価”を手に入れるため、住んでいたアパートへとやって来たイザベルとダリル。
イザベルは隠していた箱からドラッグを持ち出すと、「約束を果たす、これで船の情報と交換する。昔は修道女じゃなかった。世界を作り変え、良くしたかった。まさか世界が壊れるとは」と自虐発言をするが、「考えていただけマシだ。オレは何も考えてなかった。今のオレも昔とはちがう。キミと同じだ」とダリル。イザベルは、「互いに終末前は壊れてたってことね」と言う。

しかしアパートを出たイザベルは中庭で飢えし者に変わってしまったエイミーを見てしまう。
ショックを受けるイザベルに、ダリルはトドメを刺そうとするが、イザベルはそれを止める。

だが、植木鉢が割れた音をきっかけに、アパートの窓を割って次々と飢えし者が落下、イザベルに向かって襲いかかろうとする。
その飢えし者は燃えている=バーナーだった。ダリルは出口を塞いでいるツタを燃えている飢えし者=バーナーを使って焼き切ると、扉を開き脱出する。

エイミーとはアパートでイザベルが可愛がっていた女の子。

イザベルはローランに1枚の写真を渡すと、「あなたのママよ」と言う。
ローランはその写真をダリルに、「ボクのママなんだ」と見せるほど喜ぶ。

 

ゴドロン

同じ頃、生者の力(プヴォワール)】のリーダー:ジュネを訪ねたゴドロンは、数年前、旅行者から”世界を再生する”と言うパリの組織の話しを聞いた。彼らからタトゥーを授かり、これでジュネの戦士だと言われたと言い、「あなたのお望みの人物を捕らえたら感謝が欲しい。この司令部でオレの能力を証明する」と言う。
ジュネは、「アメリカ人なら溺死した」と言うが、ゴドロンはダリルが吹き込んだボイスレコーダーを聞かせて生きていることを証明すると、「流しだす。ヤツに弟を殺された。オレは有言実行の男だ」とアピール。ジュネはゴドロンを採用することに。

組織の研修室で実験をする博士は、”飢えし者”がうめき、暴れ、内部から破裂して死ぬ様を見せると、「18秒」と。ジュネは研究を続けるよう言う。

 

ナイトクラブ”デミモンド”

ファロウは取引場所の入口にいる男に賄賂を渡すと武器を預け、入って行く。
そこは地下墓地(カタコンベ)だった。「ここには600万体が眠ってる。ペストで死んだものもいる。アメリカはまだ赤子だ。我々は何度も終末を生き延びだ。今回も生き延びる」そう言いながらファロウが連れて行った先にあったのは、終末前のようなナイトクラブだった。

ファロウは、「ここならどんなことでも叶う」とひとりの男を紹介するが、先に対価を支払うよう要求するなど信用できないと直感したダリルは席を立つが、ナイフを持ち出す男。
そこへひとりの男が現れたー・・・・驚きでフリーズするイザベル。

クィン

その男は【武器の持ち込み禁止】を破った男に制裁を加えると、「イザベル、久しぶりだな」と微笑む。
クィンだったー・・

「アメリカに帰りたい」と言うダリルにクィンは、「不可能ではない。ウワサが本当か聞いてやるよ、友人のためだ」と言う。

ローランはクラブ歌手のアナ・ヴァレリーに、「歌が上手だね」と話しかけると、「素敵なネックレスだね、いつかエッフェル塔に行きたいんだ、ママも誕生日に行ったんだ」とローラン。するとアナは、「ママを忘れないように」とエッフェル塔のペンダントをローランにプレゼントする。

そこへローランがやって来た。
「息子か?」と聞くクィンに、「リリーの子よ」とイザベル。

真実

クィンはイザベルとダリルをオフィスに案内すると、「好きだったろ」とシャンペンを差し出すが、「お酒は止めた。シスターなった。リリーは出産中に死んだ」とイザベル。
すると、「なぜ黙ってたんだ、オレの息子のことだ」と言い出すクィン。
なんとローランの父はクィンだったのだ。クィンは、「一度の過ちだったが、あの子も父親を知りたいはずだ」と言う。リリーから何も聞いていなかったイザベルは動揺を隠せない。
クィンはイザベルの過去(自殺未遂!?)について話し始めたので、「その話しは止めて。今は友だちをアメリカに返したい」と言うが、「カレを助けたいなら条件を飲め」とクィン。

イザベルの手首の傷跡は、自殺の跡か?
クィンは浴槽で血まみれだったイザベルを病院に搬送し、看病した過去があるらしい

この状況にダリルは、「もう船は要らない、行くぞ」と、クィンの条件を飲もうとするイザベルを半ば無理矢理連れ出したダリル。
だがイザベルは、「平気だって言ったのに!」と苛立ちを向ける。
ダリルは、「誰だって思い出したくない過去ぐらいある」と言うが、「間違ってた。パリに行こうと言い出したのはあなたよ、約束を果たせば文句ないでしょ。助けてくれてありがとう。でもヒーローは要らない」とイザベル。

やってきたゴドロン

だがその頃、ナイトクラブ「デミモンド」に銃を持って部下とやってきたのはゴドロン。
クィンは、「ジュネと立入禁止協定を結んでいるはずだ」と抗議するが、ゴドロンは、「すぐ済む。アメリカ人がいるはずだ。ダリル・ディクソンだ」と言う。

 

ゴドロンの襲撃

ルアーブルへ行くため荷造りをするダリルにイザベルは、「さっきはごめんなさい。動揺してしまった。パリに来たのは真実を知るためだったと思う」と謝罪するが、「礼は要らない。もうオレは必要ない」とダリル。するとイザベルは、ダリルが去ればローランが悲しむと言い出す。
ダリルは、「あの子にウソをつくのはもうやめろ。本当のことを話して自分で決めさせろ」と忠告するが、「特別な子なの」とイザベル。ダリルは、「神からのギフトってか?こんな世界だからキミがそう信じたい気持ちはわかるが、普通の子どもかも。普通の子が運良く生き延びた、それだってキミにとっちゃ奇跡だ」と言うが、それを聞いていたローランが、「ウソつき!大嫌いだ!」と飛び出してしまう。

ゴドロンの襲撃

そこへ銃を持ったゴドロンが部下を連れて突入してきた。
ゴドロンはダリルを見つけ、追いかける。
ダリルは、「ローランを頼む、あんたのアパートで会おう」と言うとひとり逃げる。
ビルの屋上から隣のビルへと飛び移り逃げるダリル。

だが屋上の屋根が抜け落ち、ダリルは落下してしまう・・・

その頃イザベルはローランを追うが、見つからない

感想

3話の邦題は、「パリはパリ」。
「Paris Sera Toujours Paris」を翻訳すると、「パリはいつまでもパリであり続ける」と言う意味でした。
パリらしい言葉。
今回のエピソードで、世界が一変したあとの荒廃したパリ市内が出てきたけれど、それを見てもパリはやっぱり美しく見える。
ファロウの言葉どおり、フランスは歴史的に何度も終末(つまりパリ革命などの戦争や、ペスト大流行)を経験し、それでも生き延びてきた国だから、ウィルス?が蔓延るのこの世界からも立ち直れる自信があるって言うのも頷ける。ドラマなので脚本の関係だけど、確かにフランスの方が文明的で回復してるしね。

で、過去ストーリーにだけ登場するのかと思われたクィンが再登場して驚いたと同時に嬉しかった(笑)
クィンを演じる「アダム・ナガイティス」の根底に潜むゾワッとする怖さ、魅力があります。
そもそもアダムを知ったのは、「ザ・テラー」のコーネリアス・ヒッキー役。ヒッキーはアダムが演じたからこぞ魅力的だったと言えます。
また、「チェルノブイリ」の消防士ワシリー・イグナテンコ役もアダムでした。
もしもこのドラマでアダム・ナガイティスに惹かれ、カレの作品を観たいと思ったら、以下の2つをおすすめします。

「ダリル・ディクソン」のドラマは、しっかり練られた脚本だと思います。
だからストーリー性もしっかりしているし、TWDとはまた別物。
フランスを舞台にして作品を作って正解だったんじゃないかな
見ている私もワクワクする映像です。

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