THIS IS US シーズン3 #10 7週間

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投票日当日を中心に、そこまでの7日間のエピソードです。
ドラマでは時系列を遡る構成でしたが、ここでは時系列でレビューしておきます

#10 7週間 The Last Seven Weeks あらすじ

ランダルは投票日当日を迎えるが、予想外にも接戦を繰り広げていた。
ランダル、ケヴィン、ケイトの7週間を振り返るエピソード。

 

まとめ

投票日を迎えたランダルにとって、この7週間は長い、長い期間だったー。

 

投票日の7週間前

ランダルとベス

ランダルを寝室から追い出したベス。
それでも、「今更自分の選挙区を投げ出すワケにはいかない」と選挙戦を続けるランダルを理解できず、「家族はどうなるの?」と問うが、ランダルは、「家族が最優先は変わらない。テスのことも考えている。タフな戦いが続くが、オレたちが会って来た住民のためにベストをつくそう」と言う。
しかしベスは、「オレたち?私はもう無関係よ、邪魔はしないけど、ひとりでやって!」と背を向ける。

ケヴィン

帰国したケヴィンは、
「叔父さんはベトナムで死んでなかった。おかげで疑問だらけだ。叔父は帰国したのか?父さんは生きてるのを知ってたのか?」と落ち着かない。
ゾーイはまずは、「退役軍人省」に確認しようと言う。
ケヴィンはゾーイに家をカギを渡し、一緒に住もうと提案する。

ケイトとトビー

トビーのコレクションで一杯の部屋を見たケイトは、子ども部屋を準備しようと提案、トビーも大賛成するが、「まずはこのオモチャを売って」と言い出す。

投票日の5週間前

ランダル

タフな選挙戦は続いていた。
支援者らも必死でキャンペーンを展開、ランダルも足にマメができるほど戸別訪問を続けていたが、ブラウン氏との差は中々埋まらない。
ランダルは、ずっと家に帰れない日が続いていた。

ケイトとトビー

ケイトはトビーのコレクションをオークションなどで売る。
しかしトビーがこれだけは売らないと決めていた【1977年発売のスターウォーズ、アクションフィギュアのフルセット】まで売ってしまう。
「ワザとじゃない。でもただのオモチャでしょ」と言うケイトにトビーは、「子どもの頃からずっと側に置いておいた大切なもんなんだ。いつか自分の子どもに渡すためにとっておいたんだ」と言う。

ケヴィンとゾーイ

退役軍人省へと出向いたふたり。
「ニコラス・ピアソンの記録はあるが、情報を渡すためには開示認可の書類が必要」と言われてしまう。ゾーイは、「頼める人がいるかも」と言い出す。

 

投票日の3週間前

ランダル

ブラウン氏から、選挙区でピアソン氏の家族を見ないと批判してるのを聞いたランダルは、「また娘たちと一緒に選挙区に顔を出して欲しい」と言うが、「クリスマスの準備はすべて私に任せっきり。テスは相変わらず不機嫌で、夫に相談したくても選挙区でご機嫌とりをしてる。勝利にほど遠いのにね」と怒りをぶちまけるベス。

ランダルも堪えきれず、「その怒りはボクに対して?それともボクと違って打ち込める仕事がないからか?去年ボクは主夫をやってたけど、キミに文句は言わなかった」と言ってしまう。
ベスは、「これ以上何か言えば、後悔することになるわよ!」と益々怒りを向けるのだった。

ケヴィンとゾーイ

下院議員アンディはゾーイの元カレだった。
ケヴィンはアンディの発言から、2年も付き合っていたのにメール1通で別れを告げられ、納得できないまま別れたと知り驚き、ショックを受ける。

実際、ケヴィンの家に運び込まれたゾーイの荷物は、何一つ開封されないまま置かれていた。
それを見たケヴィンは複雑な気持ちになる。

 

投票日の2週間前

ランダル

大晦日、ランダル家では0時にブルーベリーパイを食べて新年を迎えることが恒例だった。
19時を回り、帰り支度をしていたランダルの元へジェウォンがやって来て、「ブラウンのスキャンダルを見つけた」と言う。

ブラウンは6年前、飲酒運転を起こしたが不起訴になっていた。
警察と新聞社をカネで黙らせたらしい。

ジェウォンは、「明日発表しよう」と言うが、ランダルは、迷う。

ホーリー牧師

ランダルは近くのダイナーにブルーベリーパイを買いに行くが、売り切れだった。
手ぶらで帰ることなどできないランダルは、1つ焼いて欲しいと食い下がるが、断られる。

その時、店内にいたホーリー牧師から声をかけらたランダルは、「最低な夫か父親として名を残しそうだと案じているところです。しかも選挙では大敗しそうなのに」と言うが、「選挙は辞めればいい。私の友人ソル・ブラウンが祝福する」とホーリー牧師。
ランダルは、「娯楽センターや街灯の修復を頼んだがカレは何もしなかった。そのせいで娘と同年代の少女がケガをしました。ボクは皆の暮らしを良くしたい。当然の権利だ。昔、父に立派な人物になると言われた。私もそうなりたいと思ってきた。でも、良い人間でいる方が難しいのかも。形勢を逆転できるネタを見つけました。だけどボクは使いたくない」と打ち明ける。

ホーリー牧師は、「死にゆく床で人生を振り返る時、キミに笑顔が浮かぶ選択と行動をするべきだ。そうすれば、父親が望んだ男になれる」と言うと、ブルーベリーパイをランダルにプレゼントした。
ランダルはゴミ箱に、スキャンダルの封筒を捨てた。

ランダルの決意

遅くに帰って来たランダルにベスは開口一番、「遅かったわね。今年中に帰って来たことを喜ぶべきかも」とイヤミをかます。
しかしランダルは、「ほんとに何かも悪かった」と言い、ベス、テス、アーニー、デジャを前に、「この数ヶ月不在だったこと、選挙に生活を乗っ取られたことを謝る。ボクがお爺さんになった時、ボクの頭に浮かぶのは選挙のことじゃない、愛する家族だ。家族こそボクを特別にし、偉大にしてくれる」と気持ちを伝えた。
「ブルーベリーパイを食べないと新年が始まらない」とベスの顔に笑顔が戻った。

ケイト

トビーの気持ちを理解したケイトは、SNSを辿り、スターウォーズフィギュアを買ったゲイブ宅を訪ね、買い戻したいと交渉するが、「返さないよ」と言われる。
諦めようと言うトビーにそれでもケイトは、「そのフィギュアはカレが40年間我が子に受け継ぎたいと大切にしてきたものなの。私には何もない。火事ですべてを失ったから。だからそれを返して欲しい」と訴えるが、ゲイブは「悪いけどムリだ」と言う。

ケヴィン

ニコラス・ピアソンのファイルが届いた。
それによると、以下が判明した。
【1971年に救護ヘリで戦地を出て、精神鑑定のため陸軍病院へ、その後除隊】

しかしケヴィンの様子がおかしいことに気づいたゾーイ。
ケヴィンは、「引っ越し荷物を出さないのはナゼ?ボクもメール1通で終わりなのか?キミも同居に賛成しただろ?」と言い出す。
しかしゾーイは、「私の希望じゃない。あなたを喜ばせるためよ。いつもあなたは関係を進展させようと私を押す。これ以上話したくないし、距離を置きたい」と言って部屋を出て行ってしまう。

投票日の1週間前

ランダル

自分の人生で1番大切なものは【家族】と再確認したランダルは、ジェウォンからの電話にも出ず、フィラデルフィアへも全く行っていなかった。

【回想】
ランダルは父ジャックと大学見学のためにワシントンD.Cを訪れた日のことを思い出していた。
政治学を専攻すると言うランダルに、「お前は成功する。立派な人物になる」と言うが、ランダルは、「物事に集中しすぎる性格」のため、仕事と家庭を両立できないんじゃないかと心配する。
ジャックは、「お前の良いところを引き出してくれるパートナーに出会えればお前は力を最高に発揮できるよ」とアドバイスする。

そんなランダルにベスは、「今日は教会で最後の一押しをしないの?」と聞くが、「やめておくよ」とランダル。
ベスはふたりのこれまでの思い出を話し、「あなたは情に厚くていつも頑張り過ぎる。立派な人よ。私はあなたを支えるべきだった。この選挙を必ずやり遂げて」と言うと、一緒に教会へ行くと言う。

教会で

ホーリー牧師は、「来週私たちは大きな選択をする。我々のために働く者を選ぶ」と言い、「ブラウン氏は地域の要だ。15年間地域に奉仕している。一方ピアソン氏とはまだ数ヶ月の付き合いですが、私にわかるのは、カレの真っ当さだ。カレは毎日片道2時間かけてココへ来る。カレには歴史はないが、限られた時間で多くを成し遂げた。どちらの手に委ねても間違いはない」と皆に示した。
「予想外だったわね」とベス。

ケイト

ケイトはオークションでフィギュアを競り落とし、ゲイブから買い戻したフリをするが、トビーに簡単に見破られてしまう。
落ち込むトビーにケイトは、「家族を作るんだよ。宝物を譲れなくてもあなたこそが宝物だから」と言う。

 

投票当日の夜 

トビー

子ども部屋が完成した。
トビーはそれだけじゃなく、スタジアムの模型まで用意していた。
驚くケイトにトビーは、「ケヴィンからお父さんが作ったスタジアムの写真を送ってもらってレプリカを作ってもらったんだ。気に入るといいな」と言う。
ケイトの目からはうれし涙がこぼれる。

ケヴィン

事務所で選挙結果を待っているケヴィンは、アパートを出て行ったままのゾーイを見つけ、「キミと話していいのか、距離を置くべきなのかもわからない」と言う。
悩んでいた様子のゾーイはその言葉で、「私にはムリ」とケヴィンの部屋のカギを返す。

ランダル

ランダルの票は予想外に集まり、接戦となっていた。
ジェウォンは、「結果がどうあれ、最後の追い上げは驚異的でした」とランダルの奮闘を讃える。

選挙結果が出るのは、深夜を過ぎると知りランダルは、事務所に集まっている支援者に、「我々は拒絶されても前進と続けた。それは我々の作る未来を信じてるからだ。みんな、帰って休んでください」と心からの礼を述べ、大きな拍手を受けた。

ゾーイの葛藤

ランダルのスピーチはゾーイの心に響いた。
ゾーイはケヴィンを追いかけ、「父のこと、知ってるのはあなただけなの。シカゴのアパートにはカギを3つかけ、鉄格子もつけてる。心から安心することができない。自分だけの安全な場所を手放すことが怖い。ひとりで落ち着ける場所がないと思うだけでダメなの。だから誰とも暮らしたことがない」と打ち明ける。
ゾーイの心の内を聞き、「想像もできないツラさだと思う。一緒に住まなくていいよ、荷物も開けなくていい」とケヴィン。
「あなたと暮らしたい、本当よ。あなたはこれまでの誰より私を押してくる。でも私はそれも好きみたい。あなたを愛してる。カギを返して欲しい」とゾーイ。
ケヴィンは、「ウチに帰ろう」とゾーイを抱きしめる。

手がかりと疑問

ゾーイの荷ほどきを手伝うケヴィン。
ゾーイはケヴィンの荷物から1枚のハガキを見つける。

【ジャックへ これが最後になる CK】

ケヴィンは、それがクラーク・ケントを名乗るニック叔父だと気づき、「父さんは生存を知ってたんだ。なぜウソをついたんだ?」と次々に疑問が湧く。
ペンシルベニア、ブラッドフォードにまだニック叔父はいるのだろうか?

 

ランダルは選挙に勝った

 

感想

イヤイヤ、脚本家に完全に踊らされてる視聴者がここにいます(笑)ハイ、私です。

もうワナと言うワナに全部ハマってるわ(笑)

ケイトが泣けば、流産かもと心配になり、あんなに寛大だったベスの態度が硬化しただけ(しかも未来の映像も加味されて)離婚するんだーと思ったり・・・。
実際のところ、ランダルとベスのこの先はわからないけど、より一層絆が深まった感じです。
そしてランダルはブラウンに勝ち、フィラデルフィア12区の議員となりました
ここから厳しい議員生活がスタートですね。
自宅からフィラデルフィアまでクルマで片道2時間らしいし、正直、家庭と議員の両立は厳しいと想像できます。
もう揉めないで欲しいけど。

ゾーイをワガママな女と思ってしまう私も、同じ女性でありながら、性的被害にあった人の気持ちを理解出来ていないと反省するばかり。
ケヴィンは、優しい人です。ゾーイはカレと向き合う勇気を持って欲しいな。きっと幸せになれると思う。

で、ペンシルベニアにクラーク・ケントことニックがいると分かったケヴィンは、会いに行くのかな?

 

 

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