ニック最後の出演エピソードです。
#3 長く曲がりくねった道 The Long and Winding Road あらすじ
妻ニックがクルマの自損事故で意識不明の重体に。
ニックは救急ヘリでチャスティンに運ばれるが、手の施しようがない状態だったー。
相関図
まとめ
救急搬送されたニック
危険な状態
救急ヘリでチャスティン記念病院に搬送されたニック。
コンラッドも警察の知らせを受け、病院に駆けつける。
ヘリは無事着陸するが、ニックのバイタルが安定せず、降ろすことができない。
コンラッドは堪らず駆け寄るが、ニックの意識はない。
コンラッドと救急隊員は、血圧下降の原因は緊張性気胸と判断、コンラッドが処置しようとするのを、「あなたがするべきじゃない」と救急隊員が脱気するが、ニックはまったく目を覚まさない。
バイタルの安定を見てすぐさまニックを移動させ、CTを撮るが、ニックは重症の脳損傷だった。
どう見てもかなり危険な状態にも関わらずコンラッドは、「ニックは強い、助けられる」と言いきるが、言葉が見つからないベル、ヴォス、サットン・・
ニックの脳損傷は益々進み、頭蓋内圧がかなり亢進していた。
サットンは薬液等を指示するが、それに口を挟むコンラッド。
ベルは、「身内が医療チームに加わるべきじゃない。私たちを信用してくれ」と言うが、コンラッドは譲らない。
デヴォンとコンラッド
コンラッドはかつて重症の脳挫傷だった患者が回復した例を挙げ、「治療法は分かればニックも助けられる」と言うが、「その患者とニックの状態は違う。ボクはあなたの力になりたい。ウソを言いたくないだけ」とデヴォン。「それなら正直に言ってくれ」と言うコンラッドに、「かなり深刻です」と真実を告げる。
サットン
ニックの親友であるサットンを心配するベル。だがサットンは、「大丈夫です」と言いきる。
ベルは治療法に迷うサットンに、「コンラッドが反対するから迷ってるのか？だがキミがニックの主治医だ。どう対処するかはキミが決めるべきだ」とアドバイスする。
やはりコンラッドは、昏睡療法をやれば回復状態がわからないし二度と目覚めないかも知れない。ニックを失いたくないと反対するが、サットンは、「医師として告げる。脳圧が亢進してる。昏睡状態にする以外に方法はないし、唯一の希望よ」と言いきる。
苦悩
ヴォスはベルが呼んだ臓器移植チームに、「まだ必要ない」と断ってしまう。
ベルは、「いずれ必要になる。同じ状況の患者にはする手順だ。臓器提供を待つ人は何万人といる」と言うが、ヴォスは、「その時は来たら私が対処する」と言いきる。
家族たち
ニックの事故を聞き、ウィンスロップがジジを連れてやってきた。ニックの父カイルも向かっていると言う。
ヴィスはカイルに、ニックと会う前に伝えたいことがあると、ニックの状態を説明するが、「娘と会って話がしたい」と状況を把握できないカイル。
脳ヘルニア
ニックは脳圧が更に亢進し徐脈も見られた。
すぐにCT検査をした結果、ニックは深刻な脳ヘルニアになっていた。
コンラッドは減圧開頭術をして欲しいと言うが、「それでは脳損傷は治せない。ニックは回復しない」と現実を突きつけるサットン。
それでも現実を受け止めきれないコンラッドは、「諦めない。ニックは強いんだ。オレの妻で、ジジのママだ！諦めるものか」と言い切るが、もう脳死を受け入れるしかない状態だった。
脳死判定
この状況にベルは、脳死判定をサットンにさせられないと言い、それをデヴォンに託す。
心配するリーラにデヴォンは、「ツラくて耐えられそうにない。でもやる。大好きな人たちのためにやるんだ。ニックのために、コンラッドのため、ジジのために」と自分を奮い立たせる。
ウィンスロップは息子コンラッドとカイルを思いやり、脳死判定の間、カイルを連れ出す。
デヴォンを思いやり、ハードリーとジェシカも立ち会うことに。
ニックは脳死と判定された。
だがその結果を受け入れられないカイルは、「ニックキミが奇跡を起こす人だと言ってた。誰でも救えるのにどうして娘を救わないんだ？息をしてる。心臓も動いてる。このままにしておいてくれ」と言うが、「呼吸も心臓も機械で動かしてる。もうニックは目を覚まさない。死んだんだ。延命はオレがさせません。ニックの意思です。今はそれしかできない」とコンラッド。
だがカイルは、「オレにはニックしかいないんだ。お前を一生許さんぞ！」とコンラッドを責めた。
決断
病室にヴォスがやって来た。
それが何を意味するかわかっているコンラッドは、頷く。
「ニックはみんなから愛されてた。私も彼女がほんとうに好きだった」と言うヴォスに、「ニックもあなたを愛してた」とコンラッド。
「いつの日か、彼女がドナーになったことであなたとジジの心が癒えることを願う。彼女は看護師としてこれまでたくさんの命を救ってきたけど、今日また彼女は８人の命を救う。彼女はほんとうに素晴らしい」と言うヴォスにコンラッドは、「彼女の意思ですからボクも本望です」と答えるのだった。
そしてコンラッドはニックに愛する娘を会わせた。
気管軟化症のゲイブ
ER
コロナ感染で死をさまよったゲイブがまた、呼吸困難でERにやって来た。
アーヴィングは入院するよう言う。
気管支鏡を検査の結果AJは、「ゲイブには気管切開が必要で、今後、自宅でも人工呼吸器をつけて生活することになる。それが最善の方法だし、それしかない」と妻チェリーに宣告する。
拒否
気管切開し人工呼吸器で生活すると聞き、「イヤだ。二度としないと決めたろ。機械に繋がれるのはイヤなんだ。終わりがない。もう治療は要らない」と言った直後、呼吸苦となったゲイブ。リーラは挿管を指示するが、ケイヴは、「挿管するな、拒否する」と言いきる。
その上、ゲイブは呼吸苦を抱えながらも、「ここで死ぬぐらいなら家で死にたい。死なせてくれ」と言う。
ドナー
だがそんなゲイブに、”気管支移植術”の選択肢が生まれた。
AJの説明にゲイブは、「失敗するかも」とオペを拒否するが、「未来はわからない。だが諦めないで欲しい。今日、我々は最良のナースを失った」とAJ。
それがニックだと分かったゲイブにチェリーは、「ホーキンス先生は最愛の人を亡くしてこれから生きていくの。私にそれを選択させないで」と言う。
AJは、「コロナで多くの人が亡くなったが、あなたは生き延びた。特別なんです。あなたの人生は終わっていない」と説得、ゲイブは移植術を受ける決意をする。
ニックの功績
スタッフに送られニックはドナー患者を助けるためにオペ室へと入る。
ニックの臓器は８人もの人を救った。
ニックの気管はゲイブの元に届いた。
AJは、「ニックからの贈り物だ。集中して患者を助けよう」とリーラに声をかけ、ゲイブの気管移植術を開始する。
感想
このドラマにも、ニックにもそれほど深い思い入れがあったワケじゃありませんが、さすがに今回のエピソードは泣けました。
多くの患者を助け、自らの臓器で8人もの人を助けてこの世を去ったニックにありがとうと伝えたくなるエピソードでした。
コンラッドの熱演もツラかったな・・・
コンラッド、愛する人とやっと結婚できて、やっと娘を持てたのに、シングルファーザーになってしまいました（涙）
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