ベター・コール・ソウル 1 #6 警官(相関図あり)

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今回はマイクが主役 IMDb 9.4のエピソードです。

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#6 警官 Five-O あらすじ

フィラデルフィアの警官だったマイクがアルバカーキに来た理由が明かされる。
マイクはフィラデルフィアからやって来た刑事ふたりから事情聴取を受ける際、弁護士の立ち会いを要求。ジミーを呼ぶが・・・。

 

相関図

まとめ

現在:マイク ①

フィラデルフィアから来た警官

突然自宅にやってきた警官らに任意出頭を求められたマイクは取調室で、フィラデルフィアの警官サンダースとアバシィから話を聞きたいと言われるが、マイクは、「弁護士を呼んでくれ」の一点張り。
指名した弁護士はジミー・マッギルだった。

マイクは詳細説明なしでジミーに、「これから警官がオレの供述をメモし、終わったら上着にメモをしまうから、このコーヒーを上着にかけてくれ」と理解できない頼み事をする。
しかし、「オレは正々堂々弁護士としてあんたを助ける。そんな小細工はしない」とジミー。

取調室で

フィラデルフィアの警官サンダースとアバシィはアルバカーキの警官同席の中、「ホフマンとフェンスキーの件について聴きたい」と言い出すが、「依頼人のことは何も知らない。最初から教えてくれ」とジミー。
アバシィは呆れながらも経緯を話し始めるー。

マイクは30年フィラデルフィア市警の警官だった(現在は退職)。そしてマイクの息子マティも2年めの新人警官だったが、9ヶ月前、発砲の通報で駆けつけた現場で殉職。
マティが殉職した現場には、マティの相棒ホフマン警官とフェンスキー巡査部長も同行していた。
そして6ヶ月後、今度はホフマンとフェンスキーも殺された。

アバシィは、「ホフマンとフェンスキーが不正に関わったせいでマティが巻き込まれ、殺されたと考えている。だが確実な証拠も糸口もない。マティ殺しの犯人を挙げたい。知ってることを話してくれ」と言うのだ。
マイクは、「ホフマンたちのことはよく知らんが、ふたりが死ぬ前に警官行きつけのバー”マクルーアズ”で二人を見たがそれ以上の情報はない」と言うが、マイクがアルバカーキへ来たのはホフマンたちが死んだ翌日だった。
事情聴取が終わった。
サンダースは、「しばらくアルバカーキに滞在する。何かあったら連絡してくれ」と言い、取調室を出ようとするが、その時ジミーがアバシィのスーツにコーヒーをかけた。
すかさず、「大丈夫か?」とマイクが手を貸す。

ジミーはマイクの頼みをきき、マイクは予定どおりメモ帳を盗んだ。
「警官たちはあんたがホフマンとフェンスキーを殺したと思ってる」と言うジミーに、マイクは、「そうだな」と言うのだったー。

隠したい真実

警官のメモを見たマイクはすぐさまステイシーに会いに行き、責めるかのように、「フィラデルフィア市警に電話したのか?」と問う。
ステイシーはアルバカーキに引っ越して来た時、スーツケースの奥から6000ドル(≒100万)を見つけた。
「マティが隠したんだと思う。だからマティを殺した犯人がホフマンとフェンスキーを殺したのかもしれないと思って市警に電話した」とステイシー。
しかしマイクは苛立つように、「なんでそれをオレに話さなかった?」と言うが、「息子を殺され打ちひしがれているあなたに、息子が不正に関わってたかもなんて話せるワケがない。だいたいあの頃のあなたは24時間酔いつぶれ、苦しんでた。マティが潔白かどうかなんてどうでもいい。マティを殺した犯人を刑務所にぶち込みたい」とステイシー。

しかしマイクは、「息子は潔白だ!」と言いきる。
「それなら隠し事をしないですべてを話して。あの夜の電話の相手はあなただったハズ」と突っ込むステイシーにマイクは声を荒げ、「あぁオレだった。だがしっかり覚えておけ!私の息子は不正などしていない!」と言いきると出て行ってしまう。

 

過去:アルバカーキにやってきたマイク

列車でアルバカーキに着いたマイクを息子マティの妻ステイシーが迎えた。ふたりは久しぶりの再会だった。

マティは数ヶ月前、殉職。ステイシーは娘のケイリーを連れてアルバカーキへと引っ越した。
今回マイクは、アルバカーキに定住しようと決意しやって来たのだった。

ステイシーは殉職した夫マティの死について腑に落ちないことがあると言い、「亡くなる数週間前からマティの様子は変だった。塞ぎ込んだり不眠、食欲不振で深刻な状態だったけど、私には何も話してはくれなかった。亡くなる3~4日前、真夜中2時半に声を荒げて電話で怒ってた。その相手はあなただったでしょ?」と問うが、マイクは、「勘違いだ。マティと電話で話した記憶がない。気づいていれば何とかできたかもと自分を責めているのだろ。オレも毎日考える。だがマティは死んだ。それだけだ。子守りが必要なら言ってくれ。キミの助けになりたい」と言う。

しかしマイクは左肩に銃創が!
マイクは獣医を頼り、処置を受ける

 

過去:息子マティの死の真相

フィラデルフィア最後の夜

警官が集まるバー”マクルーアズ”に停まっている1台のパトカーに細工をし、ドアを開けたマイク。

その後マイクはバーでかなりの量の酒を飲む。
そこには、マティの相棒だったホフマンとフェンスキーの姿も。

マイクはふたりに近づくとハグし、「やっぱりお前らだったか」と一言。
その後、閉店まで店で飲んでいたマイクは店主に、「アルバカーキへ行く」と言い残し、店を出る。
フラフラ歩くマイクに近づく1台のパトカー。
フェンスキーとホフマンだった。

ふたりは、「かなり酔ってるから送って行こう」と言うと、マイクをパトカーに乗せ、「危ないから預かる」とマイクの銃を預かる。
マイクを送りながら、「さっきバーで、妙なことを言ったろ?どう言う意味なんだ?」とフェンスキー。
すると、「マティを殺したろ?何もしてない息子が、何かすると恐れたんだろ?だから呼び出し、ジャンキーに撃たれたように偽装した。だがお前らがやった。オレにはわかる。証明してみせる」とマイク。
その言葉にフェンスキーとホフマンは目を合わせる。
フェンスキーはパトカーを人気のない路上に停めるよう言うと、マイクをパトカーから下ろし、「息子の死に苦しんでた。死んだことにしよう」と言い出す。
しかし振り返ると、泥酔していたハズのマイクがふたりに銃を向けていた。

マイクは細工してパトカーのドアを開けた時、銃を仕込んでいたらしい

フェンスキーはマイクの銃で撃とうとするが、弾が入っていなかった。
マイクはフェンスキーに左肩を撃たれたが、ふたりを始末した。

 

現在:マイク ②

マイクの告白

真相を隠そうとステイシーの家を出たが、すべてを告白する決心をし、戻るマイク。

警察署の中で、大金を持っている売人を逮捕した際、時々カネが証拠品にならないことがあり、警官がくすねることがある。皆がやっていることで、暗黙の了承事項だと言う。
フェンスキー巡査部長から誘われたホフマンは不正行為に乗り、相棒のマティを誘ったが、マティはそれを許せず、「内部捜査室に不正を報告したい」とマイクに相談してきたのだと言う。
マイクは、「報告するな。密告は仲間への脅しになる。お前の身が危ない。妻子がいるんだ。カネを受け取り、有効に使え」と何度も言い聞かせたが、マティは聞かなかった。そのせいでホフマンとフェンスキーに殺されたと言う。
マイクは息子に自分も不正をしていると告白。マティはショックを受け、泣きわめいて怒ったが、結局カネを受け取った(それが6000ドル)。だがホフマンとフェンスキーに信用されず、2日後に殺されたと言う。

これがステイシーがマイクと話していたのでは?と勘ぐっている2時半の電話

「オレは息子を傷つけた。自分の心に反することをさせ、おとしめた挙げ句、殺された」とマイク。

マイクの告白に、「それならホフマンとフェンスキーは誰が殺したの?マイク、何があったの?」とステイシー。
マイクは、「わかるだろ。それを知って受け入れられるか」と言うのだったー。

 

感想

ブレイキング・バッドでも登場していた孫娘ケイリー。
ケイリーの母親をマイクの娘さんだと思っていたけど、息子の嫁だったんですね~。

原題は、「Five-O」。意味は、「警察」だそうです。
想像どおり、ドラマ「Five-O」がきっかけで使われるようになった用語らしいです。

ブレイキング・バッドで過去に何か有りげな男マイクでしたが、こんな悲壮な過去があったなんて。
そりゃ孫娘ケイリーにカネを渡したいと思うよね。
哀愁を帯びたマイクの演技が、光るエピソードでした。
このマイクの話しは今後にもつながるのかな?

 

コメント

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