ベター・コール・ソウル 1 #5 羊飼いの少年(相関図あり)

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#5 羊飼いの少年 Alpine Shepherd Boy あらすじ

新聞を読みたい一心で外へ出たチャック。しかし近隣住民が警察に通報、チャックに災難が降りかかる。
作業員を助けたことがニュースになったジミー。それがきっかけで、仕事が舞い込む。

 

相関図

まとめ

チャック

兄チャックの世話にやって来たジミーは、「今日は”アルバカーキ・ジャーナル”(新聞)が届いていなかった」と新聞を渡さずに帰って行ったが、どうしても新聞を読みたいチャックは、窓から近所をチェックする。すると、近隣には新聞が配達されていた。
チャックは新聞を読みたい一心で、頭からエマージェンシーシートを被ると、(シートで電磁波から身を守ると思っている)、勇気を出して外へ。向かいの家の新聞と引き換えに5ドルを置き、家へと戻るが、記事を見たチャックの症状はよりひどくなる・・・。(記事は高所作業員を救出した弟ジミーの美談

警察とチャック

チャックが、シートに包まり身体の痛みに耐えていた時、玄関ドアをノックする音が!
新聞を盗まれた向かいの女性が警察に通報したのだ。

警官は、「新聞を盗んだ行為について話を聞きたい。ドアを開けて」と要求するが、ドアを開けたくないチャックは、「体調が悪い。外へは出たくない。50セントの新聞に5ドルを置いた」と説明。
しかしそれで警察が納得するワケがなかった。
外から家の様子を偵察した警官は、ブレーカーが壊され、キャンプ用燃料が大量に置いてある異様な光景を見て、危険人物と推定、「10秒以内にドアを開けないと突入する」と最後警告する。
それでもチャックは、「電磁波を出すものは持ち込まないでくれ。ケータイ、無線機、懐中電灯、テーザー銃を持ち込まないでくれ」と要求、その理解できない要求に警官はドアを蹴破り突入する・・・・・。

 

ジミーに舞い込んだ依頼

リッキー・サイプス

郊外の豪邸に住むリッキーを訪ねたジミー。
ニュースでジミーを知ったリッキーは、「キミこそ私が求めていた弁護士だ」と言うと、445万平方メートルの所有地をアメリカから分離し、規制を受けない独立州を作り上げたい。100万ドルで契約したいと言い出す。
想像以上の金額に、依頼を受けることにしたジミー。
しかし現金で払うとリッキーが持ってきたのは、”サンディア主権共和国”と言うリッキーが作ったカネだった。

100万ドル≒1億3000万円
ローランド・ジェイコックス

ローランドもまたニュースでジミーを知った依頼者で、ジミーに”機密保持契約書”にサインをさせると、発明品を見せる・・

が、それはどうみても洋式便器だった。
しかしローランドは、「これは子どものトイレトレーニングの”トニー”です」と言い、うんちに見立てたものを便器に落とす。すると”トニー”は、その度に、大袈裟な褒め言葉を話す。
「どう思いますか?」とローランドに意見を求められたジミーは、「少しセクシャルすぎるが裕福層にはウケるかも」と言うが、その言葉にローランドは、「子どもためのものだ。汚らわしいヤツだ。すぐに帰ってくれ!」と激昂、ジミーを追い出してしまう。

ミセス・ストラウス

最後の依頼者はストラウス夫人。
たくさんの人形を保有する夫人は、自分の死後、その人形を甥、姪、孫、牧師などに譲渡したいと言うが、それぞれに細かい条件があるらしい。
ジミーはそれらの条件を書き留めると、「料金は140ドルです」と言うが、夫人は小さな財布からお札をかき集め、140ドルを支払った。(140ドル≒2万円)
もちろん夫人もTVニュースでジミーを知ったひとりで、「ニュースを見てあなたを好きになると思ったの。勇気ある行動だった」と言う。

 

ジミーとキム

その夜、キムはジミーとネイルサロンで時間を過ごしていた。
ジミーはキムにペディキュアをしてやりながら、今日出会った奇妙な依頼者ローランドの話をおもしろおかしくする。

「遺言書が2件と生前信託の仕事が舞い込んだよ、やっていけそうだ」と言うジミーにキムは、【高齢者法】を専門にしてみては?と勧める。
「私も勉強しようとしたことがあるの。祖母の最期を看取った時、法的手続きが必要だと実感したの」とキム。
そこへハワード・ハムリンから電話が入る。

 

病院で

ハワード・ハムリンからキムへの電話は、チャックが病院に入院したと言う連絡だった。

チャックの病状

病院に駆けつけたジミーとキムが見たのは、赤々と電気のついた病室で、心電図をつけられ、目を開けたまま無反応になっているチャックの姿だった。

ジミーは、「勝手なことをしてもらっては困る」と止める看護師を振り切り、部屋の電気を消し、心電図を外すなどあらゆる電子機器をOFFしはじめる。
ジミーは駆けつけた警備員に拘束されるが、「カレは患者の弟よ、話を聞いて」と言うキムの言葉で、騒ぎは治まった。
医師クルスから状況を聞かれたジミーは、「チャックは電気アレルギーなんだ。この部屋から電波を発するものはすべて排除しないと」と、医師のクルス、キム、そしてジミーはすべての電子機器は部屋の外へと出す。

クルスは、チャックには30日間の精神科への入院が必要だと言うが、「遠慮する。警察が令状も正当な理由もなくドアを蹴破って突入し、テーザー銃を使われた。私は電磁波過敏症だ」とチャック。
クルスから症状を聞かれチャックは、皮膚の灼熱感、骨の鋭い痛み、筋肉の疲労感、目のかすみ、耳鳴り、めまい、吐き気・・・と数々の症状を挙げると、「ツライんだ。2年前からだ。あんたはイカれてると思ってるだろ。妄想じゃない。治る可能性があるならどこへでも行く。だが精神科じゃ治らない」と言う。

しかしクルスはチャックが話している隙きに、黙ってベッドの電源をONに。しかしチャックには異変は置きなかった。
「ベッドの電源をONにしても何も起こらなかった。電気アレルギーよりもっと深い問題よ」とクルス。しかしジミーは、「そうだとしても兄の頭脳には敵わない。説得はムリだ。これまでも専門家には診せた」と言う。
クルスは、「あなたが申し出れば専門家の助けを得られる。あなたはカレの世話をしているけれど、本当の意味でお兄さんを助けなきゃ。目を背けてはダメ」とジミーを説得する。「助けが必要なのは確かよ」とキム。しかしジミーは、兄を家に連れて帰ると言う。

ハワードとの確執

そこへハワードがやってきた。

「検察と話した。チャックの病気は身体的なものだ。精神科収容を求められることはない」とハワード。しかしそれを聞いたジミーは、ハワードの魂胆は、チャックが精神疾患の患者となればジミーが法定後見人になり、チャックの事務所の持ち分の精算を求めると考えたのだろうと推測したジミーは、「迷ってたがキミのおかげで決心がついたよ。チャックを精神科に入院させる」と言いきる。

しかしそれはジミーのハッタリだった。
実際はジミーはチャックを退院させると、自宅へと連れ帰った。

 

兄と弟

自宅に帰るなり、エマージェンシーシートが欲しいと言うチャック。
ジミーはシートに包まるチャックに、「新聞を見て体調を悪くしたんだろ?オレが悪いことをしたと疑うと体調が悪くなる」と言う。
チャックは、「関係ない」と言うが、ジミーは、自分の行動がチャックの体調に影響を及ぼしていることに薄々気づいていた。

ジミーは新聞記事について、「看板はただの宣伝だ。これのおかげで仕事は入った。オレは、【高齢者法】を扱う弁護士としてやっていくつもりだ。信頼してくれ。もういい加減なオレはいない」と説明。
ジミーの気持ちを聞いたチャックは突然、「コーヒーを淹れよう」と普通に立ち上がり歩きだす。
さっきまで、痛い、痛いと言っていたのに・・・。

 

ジミー・マッギル弁護士

介護ホームにゼリーの差し入れをしたジミー。
実はゼリーの容器の底に、「遺言のことならジミー・マッギルに相談を!」と宣伝を施していた。

ジミーは介護施設を訪問し、【高齢者法】の専門家弁護士として歩きだす。

 

マイク

ジミーは新しい名刺をマイクに渡し、「お年寄りで困ってる人がいたら紹介して」と言う。

朝までの勤務を終え、ダイナーで朝食を済ませたマイクは、ある場所へと向かう。
そこは娘の家(らしい)。
路上にクルマを停めて、出勤する娘を見つめるマイク。
娘はマイクに気づくが、そのまま素通りしてしまう。

その後自宅でTVを見ていたマイク。
そこへドアをノックするものが・・

感想

ジミーと兄チャックの関係も、根底に何か大きな問題があるみたいですね。
そしてマイクと娘さん(たぶん)との関係も、大変そう。
「ブレイキング・バッド」の中では、マイクは娘さんと仲良くしていたので、解決できる問題だとは思いますが・・・。
そんな中、ジミーとキムの関係って見てていいなと思いますね。
男と女以上に、互いを信頼しているのが伝わります。

 

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