ROME(ローマ)2 #6 (18)フィリッピの戦い(相関図付)

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今回のエピソードは史実”フィリッピの戦い”が描かれます

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#5 (18) フィリッピの戦い Philippi あらすじ

一応の和解で手を組むことになったアントニウスとオクタヴィアヌス。オクタヴィアヌスは、ブルートゥス、カッシウスの支持者の粛清を始める。それを任されたのはヴォレヌスとプッロだった。

相関図

まとめ

オクタヴィアヌスの計画

14軍団、10万の兵を持つブルートゥスを倒すため、偽りの和解をしたオクタヴィアヌス軍、アントニウス軍は連合軍を結成、ギリシャへと侵攻することに。

アントニウスは、「我々が手を組んだと考えもしないブルートゥスは、我々がギリシャに着けば、退却の時間もない」と勝ちを確信したかのように意気込むが、オクタヴィアヌスは、「こちらの動きを知られる前に、ローマにいるブルートゥス、カッシウスの支持者を粛清しなければ」と”粛清リスト”を提示する。
レピドゥス将軍は、「リストには私の友もいる」と反対するが、アントニウスはオクタヴィアヌスに賛同、「まずはスパイを持ってるキケロからだ」と言う。
すると、「そのリストに”ルフス・トランクィルス”を加えて」とアティア。
ポスカが、トランクィルスは石材所を持つ大金持ちだと言うのでリストに加えることに。

オクタヴィアヌスはアグリッパに、「このリストをヴォレヌスに届け、組合で粛清するよう言ってくれ。私からの命令だと言い、キケロはヴォレヌスとプッロで殺すように」と伝言。するとアントニウスも、「殺害したあとキケロの両手を元老院の扉に打ち付けろ。裏切ればそうすると約束した」と付け加えた。

そしてオクタヴィアヌスはローマに戻り部隊を招集、単独でブルートゥスを討ちに行く偽装を図ることに。

 

ヴォレヌス

粛清と提案

オクタヴィアヌスから名簿を受け取ったヴォレヌスは、元締めたちを招集すると、「それぞれ10人の金持ちリストだ。オクタヴィアヌス執政官から殺害許可が出た。何を奪ってもいい」と仕事を依頼する。
ざわめくヤクザたち。
ヴォレヌスは続けて、「奪うカネは大金だ。それを酒、女、奴隷に使わずに、ポモナの祭で魚とパンを市民に配るために使おう。市民に善意を表し、我々が悪党ではないこと示す良い機会だ」と提案する。
元締めたちは反対するが、「もうじきローマ軍が勝ち、町に平和が来る。我々は市民に頼られる存在になっておかないと、町を追われることになる。お前たちが反対してもアヴェンティヌスの町ではやる」とヴォレヌス。

すると、「賛成するよ」と言い出すメッミオ・カエリウス。
プッロは、「メッミオは信用できない。従順すぎる」と言い、「注意しよう」とヴォレヌス。
ヴォレヌスはキケロの粛清を、「略奪はするな。敬意を表すんだ」と言い聞かせ、プッロに任せる。

姉ヴォレナに近づく男

化粧していることを父ヴォレヌスにこっぴどく叱られた姉ヴォレナの父への憎悪は増すばかり。
そんなある日、道を尋ねるフリをして姉ヴォレナに近づく男がひとり
男は一目惚れしたと言わんばかりにヴォレナを見つめ、恥じらうヴォレナ。

その後男は弟ルキウスを使い、気持ちを伝える人形をヴォレナに渡す。

しかしその男はヤクザのメッミオ・カエリウスが仕組んだ男だった。
どうやらメッミオは、ヴォレヌスに何かを仕掛けようとしているらしく、ヴォレナに近づくよう男に指示していたのだ。

 

キケロの粛清

キケロはローマ郊外の別荘にいた。
プッロは、「せっかくだ、皆で田舎へ行きましょう」と提案、家族を連れてローマ郊外へと向かうことに。

仕事を全うするプッロ

皆がピクニックを楽しんでいる途中を抜け、プッロは任務を全うするためキケロの別荘へと向かう。
だがその頃キケロはスパイのひとりから、”アントニウスとオクタヴィアヌスが和解、連合軍を組み、ブルートゥスと決戦する気だ”と報告を受け、血相を変える。

奴隷はキケロに、「今すぐ逃げてください」と懇願するが、キケロはブルートゥスに手紙への手紙を書き、「命に変えてもこの手紙を必ずブルートゥスに届けるんだ」とメッセンジャーの託すが、すでにそこにはプッロの姿が。

キケロはすぐに、(殺される運命)だと悟るが、それでも、カネと引き換えに助けてはもらえないかと命乞いをするが、「あなたは大物過ぎる。逃がせば騒ぎになる」とプッロ。
覚悟を決め、「やってくれ」とキケロ。プッロは仕事を全うした。

キケロの手紙には、オクタヴィアヌスとアントニウスが和解し、連合軍で進軍、キミの不意を突く作戦だ。今のうちに引き返せと書かれていた。
思わぬ誤算

子どもたちの笑い声に心が和むヴォレヌス。
リュデは、「ヴォレナに結婚を考えては?ニオベも望んでる」と提案するが、「まともな男のもらい手などいない。まともな男は娼婦とは結婚しない」とヴォレヌス。
そのとき、全速力で走ってきた馬にルキウスが轢かれそうになってしまう。
「危ないだろ」と怒鳴りつける男をヴォレヌスは馬から引きずり降ろし、殴ろうとするが、リュデに咎められ、男を解放したヴォレヌス。実はその男はキケロからブルートゥスへの手紙を託されたメッセンジャーだったのだ。
男は馬から引きずり降ろされた時、手紙が入った筒を落としたが、それに気づかず去ってしまう。
キケロの手紙は子どものオモチャになり、ブルートゥスに届くことはなかった

ローマに戻ったプッロはアントニウスの指示どおり”キケロの両手”を元老院の扉に打ち付けた。

 

ローマで

粛清を続ける苦悩

ローマで部隊を招集、単独でブルートゥスを討ちに行く偽装を図るオクタヴィアヌスの元に、アントニウスから追加の粛清リストが届いた。
「またか」と口にするオクタヴィアヌスにポスカは、「敵の多い人ですから」と言うが、すでに千人近い議員らを粛清している現状に、「もう十分だろ」とアグリッパ。
しかしマエケナスは、「兵士に払うカネも必要だ」と言い、オクタヴィアヌスも、「虐殺していると思われては困る、ゆっくりやろう」と粛清を続ける決断をする。たまらず部屋から去るアグリッパ。

アグリッパとオクタヴィア

そこへオクタヴィアがやって来た。
オクタヴィアは、「無抵抗の人まで殺すのは気が重い仕事ですね、でも共和国のためです」とアグリッパをいたわり、好意を示すが、「もうこれ以上は無理です」と親密になることを避けようとするアグリッパ。しかしオクタヴィアはアグリッパにキスをする。

アグリッパは高貴の生まれではないため、オクタヴィアとの結婚は不可能な家柄だったのだ
ユダヤ人たちの動き

シナゴーグ(ユダヤ教教会)に集まった信者たちは、ヘロデの要求【ユダヤ教徒の金でローマがヘロデをユダヤの王と認める】について話し合っていた。
ラビ(ユダヤ教神父)は、「金を払えばヘロデに大きな貸しができる」と言うが、大金であることや、戦争中でローマの支配者が決まっていないなど口々に意見する信者。ラビ(ユダヤ教神父)は、ローマの支配者が決まるまでは金は渡さないと言うが、その時、「何を考えてる。ここは神聖な場所だ。なのに買収の相談か?異教徒に国を支配させるのか。ローマは俺たちの国だ。お前らは反逆者だ」と騒ぎを起こす。
お前は何者だと言うラビにレヴィは、「アセドの息子マセナ族、イスラエルの怒りだ」と言うとツバを吐きかけ、シナゴーグ内で騒動がはじまってしまう。

レヴィがシナゴーグで長老たちを怒らせているのは、ユダヤの王国を救う目的らしい。
「俺たちは奴隷でもケダモノでもない選ばれし民だ」と言い合う5人。
ティモンは本名のティヴィエに戻っていた。

プッロの未来

兵士の出陣を見て、「私も加わりたかった。戦うことが私の仕事だ。兵士の仕事がしたい」と愚痴をこぼすプッロ。プッロはどこかでオクタヴィアヌスが自分を頼り、軍に呼び寄せ、百人隊長や副司令官を任せてくれるのではないか?と期待していたのだ。
そんなプッロにエイレネは、妊娠したことを告げる。顔がほころぶプッロ。

 

出陣

出陣するオクタヴィアヌスにアティアは、「アントニウスと上手くやるのです。お互いに必要な存在なのですから」と言い聞かせる。

互いの気持ちを止めらず、深い関係となったアグリッパとオクタヴィア。
そのことに気づいたアティアは、「楽しむのは良いけれど分別はわきまえなさい。結婚できる相手ではない」と釘を刺す。

アティアの仕業

そこへ、ボロボロの姿で助けを求めて走り込んできたのはオクタヴィアの友人イオカステ。
夜中に男たちが押し入り、家族全員を殺害、イオカステは連れ去られ辱められたと言う。
オクタヴィアに頼まれ、アティアは頼る相手のいないイオカステを自宅で保護することに。

だが実は、イオカステの父”ルフス・トランクィルス”の殺害を命じたのはアティアだった

 

フィリッピの戦い

意表を突かれたブルートゥス

ギリシャ北部で陣を張るブルートゥスの元に、「敵部隊発見」の知らせが入る。ブルートゥスは、「遂に来たか」と色めき立つが、「敵はオクタヴィアヌスとアントニウスの連合軍です」と部下。
オクタヴィアヌスとアントニウスは互いに潰しあうだろうと考えていた裏をかかれたのだ。
連合軍は19軍団、ブルートゥスたちは14軍団。カッシウスは、「撤退するしかない」と言うが、ブルートゥスは、「撤退はしない。もう逃げない。明日ここで戦う。勝てばさらなる栄光が待ってる。敗れて死ぬとしたらこれ以上の場所はない。あとは神々次第だ」と決断。その決意にカッシウスも応え、迎え撃つ覚悟を決める。

フィリッピの戦い(ギリシャ北部)

翌朝、フィリッピで向き合った両軍(ブルートゥス軍とオクタヴィアヌス、アントニウス連合軍)。

アントニウスはオクタヴィアヌスに、「歴史はこうやってる作られるんだ。見ておけ」と言うと隊前進の号令を出し戦いの火蓋が切られた。
アントニウスは戦況を気にするオクタヴィアヌスを横目に、剣を抜くと、「私に続け!」と部下と共に突撃、アグリッパも続いて出陣するが、オクタヴィアヌスは戦場へ出ることができなかった。
やはり戦況はアントニウス、オクタヴィアヌス連合軍が優位だった。
カッシウスは劣勢の中を突撃するー。

ブルートゥスの最期

ブルートゥスの元にカッシウスが瀕死状態で運ばれてきた。
ブルートゥスは、「しっかりしろ、まだ終わってない」と声をかけるが、カッシウスは死んでしまう。

だがその時部下から、「中央もやられました。退却するしかありません」と報告が入る。
覚悟を決めたブルートゥスは部下に感謝を告げると、「身を守り逃げ生き延びてくれ。母上によろしくと、あとは任せる」とセルウィリアへの伝言を託し・・・

セルウィリアから送られた父の指輪にキスすると、ひとり剣を持ち、甲冑を脱ぎ捨て、迫りくるアントニウス、オクタヴィアヌス連合軍に立ち向かう。

ブルートゥスの最期は敵兵士に滅多刺しにされるカエサルのような最期だった。

 

感想

とうとうキケロが殺され、ブルートゥス、カッシウスも戦死、新しいローマの時代に突入か・・・
と思うけど、アントニウスとオクタヴィアヌスはブルートゥスを倒すためだけの偽りの和解でしたから、ここからどうなるのか。
戦力では圧倒的にアントニウスの上、頭脳ではオクタヴィアヌス。どうなるのかな。
史実なんですけど、よく知らないので楽しめます

私の予想ですが、メッミオ・カエリウスはヴォレヌスを打ちのめそうと考え、どうやら上の娘ヴォレナに色仕掛けをしたような・・・。大人の諍いで娘のヴォレナが傷つくのを見たくないな。こういう仕返しは止めてもらいたい。

あと気になるのがユダヤ人兄弟レヴィとティモン。
シナゴーグ(ユダヤ教教会)に集まり、(ヘデロをユダヤの王と認めれば・・)と言うくだり。
ヘデロはユダヤの王になるはずなので、気になるところです。

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