とうとうシーズンファイナル、そして「レジデント 型破りな天才研修医」の最終話です。
#13 愛する想い All Hands on Deck あらすじ
ジジの誕生日会に参加するためにやって来たジェイク(ベルの義息子)の娘サミーが、機内で体調不良となりチャスティンには搬送されて来る。コンラッドはサミーを救うために、病名を突き止めようとする。
一方、ジョージア州知事ベッツにドナーが見つかる。
シーズン最終話でありドラマの最終話。
相関図
まとめ
サミー
ジジの誕生パーティーに参加するため飛行機に乗っていたサミーが、機内で腹痛と高熱で倒れてしまう。
すぐさまサミーがチャスティンに搬送されてきた。
ベルからの知らせで病院に駆けつけたコンラッド。
サミーは40度超える高熱と気胸を起こしていた。
すぐさま処置をしたコンラッドはベルに、「CT検査の結果が良くない」と伝える。ベルはサミーに胸水があることを知り、ガンの再発か?とショックを受けるが、「他の可能性もある」とコンラッド。
サミーはアッカーマンの養子として中国から来た数日後、炎症性筋線維芽細胞腫がわかり、治療を受けることになるが、医療費負担は大きかった。夫妻はこれ以上の治療をサミーに施せないと判断、養子縁組解消を申請。それを知ったジェイクはサミーを養子にすることに。
ベルとヴォスはサミーのために最高の小児外科医であるイアンを呼び戻すことに。
イアン
その事実をCEOのヴォスに話そうとするが、真実を話すことができず、イアンはチャスティンを辞職していた。
チャスティン辞職後、依存症の会に参加。今後、医師を続けていくか、それとも別の道を歩むか迷っていたイアンにヴォスから、サミーを助けて欲しいと電話が入る。
一度は断ったイアンだったが、ヴォスの言葉にチャスティンへ向かうことに。
イアンの心
イアンはジェイクとグレッグから、「素晴らしい医師と聞いている。信頼している」と言われ、サミーからも、「体調は良くないけど先生が来てくれたから良くなると思う」と言われ、心が大きく揺れる。
「オペはしない。その場合は他の優秀な医師を呼ぶ」と言うイアンにケイドは、「でも緊急オペになることもある」と言うが、「そうなった時はすべてをベルとヴォスに打ち明けるしかない」とイアン。そんな父を心配し、ケイドは、「無理にすべてを話すことはないと思う」と言う。
胸水にがん細胞はなく、ガン再発の可能性は消えたものの再び呼吸困難に陥るサミー。
ベッツ
移植待機リストの1番目となったベッツにドナーが見つかった。
ドナーはバイク事故で亡くなった少年の心臓だった。
すぐに移植術を受けることになったベッツに、「私たちは約束を守った。あなたも責任を果たして」とヴォス。ベッツは、「この病院を救う」と約束する。
AJとリーラによって移植術を受けたベッツの術後は順調だったが、突然激しい腹痛を訴え苦しみ始める。
拒絶反応ではなかったが、心機能の低下が診られ、原因追求が急がれた。
コンラッドとデヴォン
ふたりはベッツ、そしてサミーの病態からあらゆる病名を検証する。
すると、「研修の初日、あなたから教わった。答えが出なければもう一度診察しろ」とデヴォン。
ふたりは、もう一度患者の全身状態を確認することに。
コンラッド
コンラッドは、「心臓にばかり気にしていたが、違う可能性がある」と言い、ベッツの腹部膨隆から、虚血性腸炎と診断、ベルにベッツのオペを依頼する。
デヴォン
一方デヴォンも、苦しがるサミーを励ますジジの、「サミーの舌が真っ赤だよ」の一言で、川崎病を疑う。イアンも、すべての症状が合うと言うが、その直後、サミーは胸の痛みを訴え出す。
告白
サミーの心臓冠動脈に大きな動脈瘤が見つかった。
血栓もある上、一部が裂け血液が心嚢内に溜まっている状況に、「これが破裂すれば命に関わる。一か八かオペするしかない」と判断したイアンは、ヴォスとベルに、薬物依存症であること。オペに集中するために薬を使いオペしていた事実を告白する。
「最悪だ。サミーは一刻を争う状況なのに」と怒りを滲ませるベルにイアンは、「依存症を認めリハビリ施設で治療も受けた。今は薬を断ってる」と言うが、「その言葉を信じろと言うのか?」とベル。
しかし現実問題、サミーの難手術ができるのは、イアンしかいなかった。
ベルは、「オペは成功させて当たり前だと思え」と言い、サミーのオペを頼む。
イアンの実力
イアンは薬物なしで、心に自分を必要とする人の思いを抱えて執刀する。
しかし動脈瘤が破裂してしまう。
イアンはAJを呼び、人工心肺を使う方法でサミーのオペを無事終わらせた。
イアンの処遇
ヴォスは、「改めて考えた末、チャスティンに戻って来て欲しい」とイアンにオファー。定期的な薬物検査など条件付きではあるが、イアンを再雇用することを決める。
ベルとベッツ
因縁の相手ベッツの執刀をすることとなったベル。
AJを助手に開腹術を開始するが、ベッツの腸は広範囲に壊死しておりかなり危険な状態だった。
そんな時、突然ベルをMS(多発性硬化症)の症状が襲う。しかもAJは緊急事態となったサミーのオペに呼ばれることに。
絶体絶命の状況を助けたのは研修医のリーラだった。ベルは適切な処置で見事にオペを終わらせたリーラに、「お見事だ。キミにすべてを渡す時が来た」とベル。
覚悟
デヴォンから、「MSは進行してる。だけど私の治験フェーズ2に参加することができます。MSは寛解できる可能性がある」と言われたベルは、「キミのインターンの初日を覚えてる。私の命をあずけるのがキミで良かった。素晴らしい医師になった。一緒に治療法を見つけよう」と言い、休職を決意する。
未来
ベルは、リーラをアテンディング(指導医)へと昇格させ、自分が師から受け継いだ大切な聴診器を譲る。
そんなリーラにデヴォンは跪きプロポーズ。リーラはそれを受ける。
そしてパドマは精神科から無事退院。AJも今まで以上に協力すると約束する。
数日後、無事退院したベッツは記者会見を開き、「チャスティンへの資金を返還する」と公表。
チャスティンのスタッフは歓喜に湧く
完
感想
シーズン最終話にして、ドラマ「レジデント」の最終話エピソードでした。
これにて「レジンデント」は終了。そして最終話のエピソード題は、「All hands on deck(全員集合)」。
フィナーレらしい内容でした。
シーズン1がスタートした時ベルは悪役で、病院内での対立構造がドラマの軸だったけれど、それが変化し、仲間同士が信頼し合う素晴らしい病院ストーリーのなりました。
医療ドラマは、患者のエピソードだけでもつらい内容だったり、ほんとうにドラマチックな内容ですから、仲間同士がいがみ合い、足を引っ張り合うエピソードより、患者のために闘う内容に変わって良かったと思います。
最初から見てきたのが上級看護師ニックと研修医コンラッドとの関係。
ようやくふたりが結ばれたのに、その幸せな時は続かなかったけれど、ニックがドラマから去ったあとも、仲間同士の支え合いで見応えのあるドラマが続いたことが嬉しかったです。
最後にコンラッドがビリーに伝えた「愛してる」にジーンと来ました。
まだまだ続けることが可能なまま、エンディングを迎えた「レジデント」。残念だけど、最後は皆がハッピーエンドだったので良かったです。
淋しいのはコンラッド役のマット・ズークリーが見れなくなることです。
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