シーズン5の最終話です。
#23 ネオンムーン Neon Moon あらすじ
ボルチモアの研修主任のオファーを受けたデヴォン。だがリーラから本心を聞いてしまう。
コンラッドは4年半を越えてもまだニックを忘れられないことにに悩む。
ホテルで倒れたケイドの父イアンがチャスティン病院で検査を受けることに。
相関図
まとめ
デヴォン
決断
ボルチモアへ行くことを決めたデヴォンにアーヴィングは、「ここを辞める理由は、仕事面でも収入面でもないだろ?リーラと話し合って関係を修復するべきだ」と助言するー。
しかし荷造りするデヴォンにリーラは、「行かないで欲しい。あなたを失いたくない。やり直したい」と言い出す。ふたりは仕事のあと、一度話し合うことに。
患者 トリニ・アルバレス
ERに5ヶ月の妊婦トリニが、息苦しさを訴えて夫マルティネスと息子に付き添われやって来た。
トリニは、ウィルス感染が原因で心筋炎となり、肺水腫を起こし呼吸困難状態だった。
AJとデヴォンは夫マルティネスに、「心臓が持たない。奥さんを救うためには中絶するしかない」と説明するが、「中絶なんて絶対にダメだ。お腹の子は女の子でやっと授かった子なのに殺すなんてできない。何とかしてふたりを助けてくれ」と譲らない。
状態が悪化したトリニは気管内挿管され意思確認はムリだった。その場合トリニの医療代理人は夫マルティネスとなる。AJとデヴォンは、「トリニをECMOに繋げ、赤ちゃんを安全に出産できるまで2~3ヶ月時間を稼ぐ治療をするしかないが、ECMOは重篤な合併症を起こす危険性が高く、母子共に亡くなる可能性がある。中絶するべき」と説得するが、「二人を救ってください」とマルティネスはECMO治療を承諾する。
だが恐れていたことが起こってしまう。トリニが脳出血を起こしてしまったのだ。
その後、心不全も更に悪化、トリニは亡くなってしまう。泣き崩れるマルティネス。
ケイドと父イアン
父の病気
ホテルで倒れたイアンはチャスティン記念病院に運ばれ、検査を受けた結果、膵臓ガンが見つかってしまう。
「医者なのに気づかなかった。助からないな」と落ち込む父にケイドは、「膵臓がんは発見されにくい。でも助けたい」と言うが、「ムリだろ、死の宣告されたんだ」と苛立ちをぶつけるイアン。だがコンラッドは、「膵臓ガンの完治は難しく5年生存率も低いが、あなたのは膵頭部に限局している。転移がなければオペはできる」と言う。その言葉に、「完治可能なんだな」と希望を見出す父。
だがケイドは、「膵頭部切除術(ウィップル術)は難易度の高いオペで危険よ」と言ってしまう。
その言葉にイアンは、「頼むから少しぐらい前向きな話しをしてくれ!」と声を荒げらげ、ケイドは病室を出てしまう。
親子だから
キツイ言葉を浴びせられ、父親の病室を飛び出したケイドは、伝わらない思いと父との関係に落ち込むが、「これまでいろんなことがあっただろうけれど、今は我慢して理解してやるべきだ」とコンラッド。
しかしケイドは、父から”愛している”と言われたことさえ思い出せないほどだと言う。
自身も父親との確執を乗り越えたコンラッドは、その経験談を話し、「許して受け入れると良いこともある。父親はひとりだ。ありのままを受け入れるんだ」とアドバイスし、ハグするが、ケイドをハグしながらもニックを思い出してしまうコンラッド。
オペはベルが執刀することになった。
オペ室へ向かう途中、イアンは突然ケイドの手を握ると、「このオペの危険性は十分わかってる。死んでしまうかも知れない。お前を誇りに思ってる。私の1番の宝物だ。今まで伝えられなかったが、愛している」と伝える。ケイドは、「不屈の男に戻って乗り越えて」と父を送り出す。コンラッドはそんなふたりを見守る。
オペ
ベルは助手のりーらに、ウィップル術をさせる。
リーラはケイドの父親であること、難易度の高いオペであることに躊躇するが、ベルは、「これはキミのオペだ。最終試験だと思ってやるんだ」と励まし、ベルの指導下、見事に手術を成功させたリーラ。
検査の結果、イアンに転移がないことがわかりケイドは安堵する。
ベル
時々襲う多発性硬化症(MS)の発作に、医師から、「ステロイドでコントロールできる。オペも許可する」と言われても、進行する病状に不安を抱くベルは、一般外科を選択したリーラに、すべてを伝授して引退する決意を固める。
婚約パーティー
ベルとキットは婚約パーティーを開いた。
パドマはAJに、双子を妊娠したことを報告する。
デヴォンとリーラ
リーラの気持ちを聞きデヴォンは、「まだこの世にいない子どものために大切なキミを失うところだった」と言い、もう一度やり直すことに。
コンラッドの未来
「この店でニックと出会い、恋の落ちた。何度もここでデートしたし、ジジが生まれ後、ベビーシッターを頼んでデートしたのもここだった」とニックとの思い出を語るコンラッドにデヴォンは、「それなら新しい思い出をここで作ればいい」と言葉をかける。
コンラッドはジュークボックスで、ニックとの思い出の曲「ネオンムーン」をかけると、ニックとの会話を思い出すー。
ウィンストンから”過去は消せないが受け入れれば変わるかも知れない”と言われたことを思い出したコンラッドは、談笑するビリーとケイドのテーブルへと向かう。
完
感想
シーズン5最終話でした。
23話もあるので忘れていたけれど、1~6話は約4年半前のエピソードで、ニックの事故死に関係するエピソードでした。
シーズン6では、新しいコンラッドの人生を描くために、最終話にニックのエピソードを加え、締めくくったのでしょうね。さて、コンラッドはビリーとケイドのどちらを選ぶのか、はたまた選ばないのか。気になるところです。個人的には、恋愛関係になるなら、別の女性が登場して欲しいと思います。
デヴォンは降板かと思いましたがリーラと復活。ボルチモアへは行かない?みたい。
AJはパドマとの間に双子が生まれるようだし、シーズン6は雰囲気が変わるかも知れませんね。
エピソード題「Neon Moon(ネオンムーン)」はチャーリー・レイノルズがカバーした曲で、愛するひとを失い悲しむひとに、”この場所はいつもある”と優しく寄り添う歌詞でした。
まさしくコンラッドの気持ちを表したような曲ですね。
このまま引き続きシーズン6も見て行こうと思います。

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