レジデント 型破りな天才研修医 3 #19,20(最終話)

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海外ドラマレジデント 型破りな天才研修医

2話ずつアップしてます

 

#19 サポート・システム Suport System あらすじ

ケインは、ドーン・ロングが”カンジダ・アリウス”の真菌感染していたことをキムに報告するが、キムはこの事実をスタッフに公表せず、秘密裏に除菌消毒しようと動き出してしまう。
顔なじみの救命士ソフィアが高熱、関節の痛みなどの体調不良を訴え入院。コンラッド、デヴォン、エズラが担当するが、思わぬ事実が発覚、エズラの運命を大きく変えることに。
一方、ホームレスボランティアをするニックは、サポートチームのアイザックの体調不良に気づき、診察を勧めるが、重症の肺線維症とわかるー。

 

まとめ

”カンジダ・アウリス”真菌感染症

キムの策略

【ドーン・ロングが”カンジダ・アウリス”(スーパー耐性菌)に感染していた】とケインから報告を受けたキムは、本来ならしなければならない行為(州保険局に連絡、病棟閉鎖、除菌)をせず、秘密裏に根絶するため動きだす。

キムはスタッフを集めると、「病室それぞれに最新システムを導入することにした。そのための工事を順次行う」と説明、AI化を表向きの理由に、ドーンが使用した病室を含む一部病棟を閉鎖し、ビニール等で覆い隠し、一部スタッフでの真菌の根絶作業をすることに。

しかしカンジダ・アウリスの感染力の恐ろしさを知ってるケインは、「免疫力が落ちている患者には危険だ。保険局に報告する義務もある」とキムのやり方は危険だと警告するが、キムは、「手柄が欲しくてドーンを半年間も生かした結果が招いたことだ。私を裏切るな、事態を収拾しなければインターン時代の件をバラす」とケインを脅迫する。

ユニコーンシールの呼吸器

ケインまず、医療器具メンテナンスルームへ行き、ユニコーンシールが貼られた呼吸を見つけると、早急に除染してくれと要求。
OKと答えたスタッフだが、事の重大さを聞かされていないため、作業を行う前にランチへ行ってしまう。

結局、ユニコーンシールの呼吸器は除菌洗浄されぬまま、病棟へと持ち出されてしまった。

 

救命士ソフィア・マスターズ 45才

コンラッド

原因不明の発熱、関節痛、下痢で入院してきた救命士のソフィアは、コンラッドたちとも顔なじみ。
糖尿病の持病を持つため、”糖尿病性アシドーシス”を起こしていた。
コンラッドは、まずは広域抗菌剤投与し、レントゲンを撮ることに。
デヴォンは、同時にインスリン入りのブドウ糖点滴を開始するよう指示する。

キムとケイン

キムから入院してきた救命士ソフィアが、ドーンを搬送した救命士だと聞いたケインは、「免疫不全じゃなければ感染する可能性は低い」と言うが、糖尿病であり、担当医がホーキンスと知り、「ヤツは必ず原因を突き止める」と一気に焦りを見せる。
そんなケインにキムは、「阻止しろ。真菌のことがバレたらチャスティンは潰れる」と指示。
「食い止める」とケイン。

ケインとエズラ
【エズラとケインの関係】
エズラの母は看護師。ケインがインターンの頃、エズラの母親に色々世話になり、指導してもらった過去があった。エズラはケインの口添えで、チャスティンのインターンに。

ケインはエズラに近づき、エズラの母親の話で気持ちを和ませると、突然、「頼みがある」と切り出し、「ソフィアが”カンジダ・アウリス”感染を起こしてる可能性がある。定かではないが、ドーンは抗菌薬で症状が改善しなかった。真菌症だったかも知れない」と。
”カンジダ・アリウス”がスーパー耐性菌と知ってるエズラは、「すぐにホーキンスに話すべきです」と言うが、「言うな。もし真菌感染だったらオレのミスになる。だからホーキンスには言わず、内緒で抗真菌薬を点滴したい」とケイン。
「本気ですか?」と動揺するエズラに、「ムリを承知で頼んでいる。恩返しだと思ってくれ。やってくれるよな」と協力を強要する。

追い込まれるエズラ

追い込まれたエズラはソフィアの病室に、「接触予防策」の張り紙をする。
コンラッドは、「MRSAもVREも陰性なのに必要ない」と言うが、「何かの感染症なら隔離するべきだと・・」と説明するエズラ。
デヴォンはエズラの勝手な行動に憤りを感じるが、これでソフィアはすべての感染症から”陰性”の結果を得るまで隔離状態になった。

ケインから、抗真菌剤と偽ラベルを渡され、戸惑いの表情で、「迷っています」と言うエズラに、「オレもインターンの頃は数多くの選択を迫られ悩んだが、経験者の指示に従うべきだと学んだ。そのおかげでオレはスピード出世した。キミもできる」と言いくるめる。
エズラは抗真菌剤点滴のラベルを、【ブドウ糖、インスリン入り】のラベルに張り替えた。

容態急変

エズラが抗真菌剤を投与しようと病室へ行くと、ソフィアの容態が急変する。
心臓がドキドキすると訴えるソフィアは、高熱が下がらず、呼吸が微弱に。

容態の急変にコンラッドとデヴォンは、「なぜか容態が悪化した。何かが変わった」と言う。
エズラはコンラッドとデヴォンが立ち去ったのを見計らい、隠し持っていた抗真菌剤点滴を開始する。

しかしソフィアの呼吸状態は悪化の一途で、とうとう人工呼吸器をつけるまでに。
抗菌剤が効かず、急性肝障害まで陥ったソフィアを前にコンラッドは、「感染症ではなく、成人発症スティル病かもしれない」と言い、ストロイド投与を決めるが、「ダメです。検査で特定できない病気に対し”カン”で投与はできない。リスクがある」と反対するエズラ。
当然ながらコンラッドもデヴォンもエズラの発言に、「でも何もしなければ病状は悪化する」と言い、ステロイド剤投与を決める。

責任逃れをするだけのケイン

(真菌症にステロイド投与は禁忌だった)
エズラから報告を受けたケインは、「死なれたら捜査が入りバレてしまう。ステロイドを投与させるな!」と指示するが、その方法については、自分で考えろとエズラにすべてを押しつける。

コンラッドの診断と治療

ステロイド投与阻止の方法が思い浮かばないままエズラが病室へ行くと、「カンジダ・アリウス感染症だった」とコンラッド。
コンラッドは既に抗真菌薬の投与を始め、保険局にも報告済みだと言う。

どうやってカンジダ・アウリスと判断したのかと尋ねるエズラに、「こういうときは基本に立ち返るんだ」と言い、カンジダ・アウリスと判断するためのピンク色の発疹が耳の中にあることを発見したのだった。

保身

ケインはコンラッドが診断したことを知り、「上手く隠蔽すれば関与はバレない」と言う。
エズラはどこまでも保身に走るケインに、「なぜ隠蔽したんですか?真実を話しても問題なかったハズ」と疑問をぶつける。
「キムに潰されるからだ。インターン時代、大失態を犯した。4人の患者が細菌感染で亡くなった。オレは器具の汚染を疑ったが、黙ってた。怖かったからだ。そんなオレをキミのお母さんが庇ってくれた。彼女が助けてくれたから今のオレがある。もっと患者を救いたい。あとひとつ問題が残ってる」と言うとエズラに、ケインが渡した抗真菌薬の点滴を回収するよう指示する。

エズラの告白

エズラは、ケインの指示どおり隙を見て偽ラベルの点滴を外した。

しかしソフィアの容態は急変、治療の甲斐なく亡くなった。

「早く気づけば救えたかも」と後悔を口にするコンラッドを見て耐えきれなくなったエズラは、「あなたが気づく前から抗真菌薬を投与してました。ケインの指示でボクがやりました。ケインは真菌感染を疑っていた。もうカレの秘密を抱えきれない」とすべてを告白する。

コンラッド vs ケイン

ソフィアの死はさすがのケインをも動揺させた。

コンラッドはオペ室に隠るケインを見つけ、「ドーンを搬送した救命士が死んだ。キムに話したことを後悔してるハズだ。オレに話していれば救えたかも知れない。その上あなたは、立場の弱いインターンを利用し、カレに深い罪悪感を背負わせた!これはミスじゃない、故意だ」と断罪する。
とうとうケインは、「オレはキムに真菌症のことをすぐに警告したが、脅されたんだ」と口にする。
「脅された?それでキムに従った?情けない。あなたほどの名医がレッドロックに魂を売った。金や権力、それとも名声のため?自分に向き合えなきゃ無意味だ」と言い切るコンラッド。
ケインの目からは涙がこぼれた。

 

ボランティア活動をするアイザック

「ホームレスの奉仕活動」をするニックは、活動メンバーのアイザックが苦しそうな咳をするのを見て、医療費高額を理由に受診を渋るアイザックを説得し、診察を受けさせる。

【アイザックの背景】
消防署前の捨て子だったアイザックは里親の元で育った。
しかし里親に恵まれず、10代の頃に路上生活し、薬物中毒だった過去も。
アイザックは立ち直り、現在はボランティア活動をしている
病状

検査の結果アイザックは、「遺伝性肺線維症」と判明する。
しかしそれを聞いたアイザックは、悲しむどころか、「家族からもらったの?ずっと両親のことが知りたくてたまらなかった。だからウレシイ。治療できるんでしょ?」と言う。

しかしオースティンは、「肺の損傷が酷すぎて修復は難しい。生検をする必要がある」と残酷な現実を突きつけるしかなかった。

サポート

生検の結果、アイザックには肺移植が必要だと判明したが、肺移植待機リストに載るには、術後のサポート者が2名必要だった。
オースティンからサポートできる人がいるか?と聞かれ、「誰もいない。自業自得です。不満を抱えながら育ち、怒りで人間関係をダメにした。ドラッグに溺れ、仕事も家も失った。天涯孤独です」とアイザック。

オースティンは自分と似た環境のアイザックに心を痛める。
それはニックも同じだった。

病気のおかげで得たもの

ニックは肺線維症のサポート団体に協力を頼むことに。
早速面会に来た団体のリーダー、シェリルとの出会いで、「仲間がいる」ことを知り安心するアイザック。
ニックは、「サポートを私とコンラッドが引き受ける。移植リストに登録した」と知らせる。
アイザックは、「ボクにはずっと味方がいなかった。ありがとう」と心からの感謝を伝えた。

アイザックの肺線維症は遺伝性だったため、肺線維症サポート団体に登録している中から、ガブリエルと言う患者を見つけたオースティン。
「キミの従兄弟かも知れない。彼らが無条件でキミをサポートすると言ってる」とガブリエルの写真を見せる。
自分と容姿が似ているガブリエルを見て、アイザックは、「そっくりだ」とうれしそうな笑顔を見せる。
オースティンはうれしそな表情でアイザックを見つめる。

 

デレク

このエピソードの続き
容態

1回目のケモを乗り切ったデレクだったが、腎機能が落ち、肺水腫になっていた。
ヴォスは苦しい胸の内をベルに打ち明ける。

【呼吸器に繋いで肺の回復を待つ必要がある。装着期間も分からず、ずっと鎮静(眠らせる)状態にされる上、重篤な合併症を惹き起こる危険がある】
ヴォスとモリーから告げられたデレクは、「治療を受ければ死ぬかも」と拒否するが、モリーは、「受けなきゃ確実に死ぬ」とデレクを説得する。
ヴォスも、「もう猶予はない」と言う。
デレクはまず、娘ジョシーと会いたいと言う。

終活ノート

ベルは、「キミの力になりたい。看護師から”終活ノート”の話しを聞いた。危険な治療に当たる時、これを作ることで患者の心構えができる」と1冊のノートを渡す。
ヴォスは、ベルの気持ちに感謝する。

デレクはモリーと娘ジョシーと共に”終活ノート”を作成する。
デレクはノートを作ることで覚悟を決めたようだった。

積極的治療

「準備が出来た。ママの名案でデレクなりの覚悟ができたみたい」モリーはヴォスに感謝を伝えるが、堪えきれず涙する。モリーを抱きしめるうヴォス。

デレクが呼吸器をつける。
デレクの回復を祈るモリー、ヴォスたち・・・しかしデレクが装着した呼吸器は、ドーンが使用し、未除菌のユニコーンシールの呼吸器だった

 

感想

面白かったなぁ~。
どんどん見応えのあるドラマになってますね(ほんとう、シーズン1と展開が全然ちがうけど、笑)

どのエピソードも大事な要素であるエピソードでした。

ユニコーンシールが貼られた「真菌感染者使用の呼吸器」が、デレク ⇒ アイザックと移動し、どうなるのかと思ったら、結局、デレクに使用されてました
マジかぁ~
抗ガン剤で抵抗力がなくなってるデレクが、カンジダ・アウリス感染するのは時間の問題でしょう。
それはコンラッドがどれだけ早く見つけて治療しても、きっとダメ。
だって致死率50%だもん

もちろん、ケインとキムが1番悪いのだけど、臨床工学士含む医療器具を取り扱い、メンテナンスする人の落ち度も十二分にある。
チャスティン記念病院事態のシステムを見直す必要がありそうですよね。

コンラッドから断罪された時、ケインはキムから脅迫を受けたと言い、涙を見せました。
私はあの涙は医師として、この結果を招いたことへの後悔だと思いたい。
ケインにはまだ医師の心があると信じたい。
濃いキャラはオースティンだけで十分だけと思うけど、憎たらしい程のヒール役がいる方がドラマは盛り上がりますもんね。
今やベルはステキなおじさまだし(笑)

とにかく問題はカネの盲者キムでしょー。
医療関係者じゃないし、医療者としての倫理観も何もない。
こんなひとがCEOなんて最悪だわ

ここまで盛り上がったシーズン3も、残り1話になりました~。
淋しいな~。早く続きが見たいけど、きっとコロナの影響うけてるんだろうな、撮影。

 


シーズン3 最終話

#20 燃え尽きた心 Burn It All Down あらすじ

ガン治療の末、肺水腫で肺機能が低下したデレクの治療目的で呼吸器を装着したコンラッド。しかしその呼吸器はドーンが使用した後、除染されないままデレクに装着されてしまい・・・。
オースティンはサルサダンサー:ミゲルの治療を担当する。

 

まとめ

院内真菌感染症

病院内で”カンジダ・アウリス感染症”が発症したことが公表された。
濃厚接触スタッフは全員検査を受けることになり、デヴォンも検査をするが、新たな感染者は見つからず、チャスティンは一応の封じ込めに成功する。

しかし娘婿デレクの感染を心配するヴォスは、転院を希望するが、「感染者と接触がないので問題はない」と言われ、「拡大の兆候があれば転院する」と言う条件で、治療を続けることに。

ヴォスの娘婿デレク

悪性B細胞リンパ腫のため抗ガン剤治療を受けたデレクは、1回目をケモを乗り切ったが、重篤な肺水腫に陥いる。
コンラッドは呼吸器を装着し肺機能の回復を待つ治療を提案、デレクとモリーは了承し、呼吸器を装着したが、その呼吸器は除菌されていないドーンが使用した呼吸器だった
一難去ってまた一難

デレクの腫瘍は縮小、呼吸器装着のおかげで肺機能も回復、呼吸器を外すことに。
喜び、安堵するモリーとヴォスの前で意識が回復したデレクは、「目が見えない!真っ暗だ」と訴えはじめる。

原因は眼の感染だった。
カンジダ・アウリス感染じゃないか?と動揺するヴォス。
その時デヴォンは、呼吸器にユニコーンシールを見つけてしまう。
「除染されてなかったのかも?」
一気にデレクの感染は、カンジダ・アウリスが濃厚となる。

検査の結果、デレクの眼の感染は、カンジダ・アウリスと判明する。
ヴォスはモリーに事実を伝え、アウリスは治療薬がないこと、デレクは免疫力が低下していることを伝えるが、モリーは受け止められない。
気分不良、高熱などの症状がではじめたデレク。

コンラッドはバイオプリンターを使い、96種類の抗真菌剤から、デレクの真菌治療に最も適した薬剤を探し出すことに。

ヴォスの怒り

怒りが収まらないヴォスは、デレクがアウリスに感染した事実をケインに話し、「カレは真菌感染で死ぬかも知れない。それを聞いてどんな気分?すべてあなたのせいよ。ドーンが感染したと知り、隠蔽した上、呼吸器は除染されてなかった」と責めるが、「除染をするよう指示した」とケイン。
ヴォスは、「娘は夫を失い、孫は父親を亡くすかも知れない。もしそうなったら私はあなたを潰す」と宣戦布告する。

「ケインがいなきゃこんなことにはならなかった。レッドロックはすべてを奪う。ぶち壊してやりたい」と言うヴォスに、「ボクがデレクに付き添う。少し休むべきだ」とヴォスを気遣うコンラッド。

コンラッド

コンラッドはデレクの真菌に効果のある薬剤を見つけ、早速治療を開始するが、デレクの容態は良くならない。

抗真菌剤の効果もなく、高熱と背中の痛みを訴えるデレクは、とうとう敗血症性ショックに陥る。
コンラッドはデレクの背中の痛みに注目、MRIを撮り、脊椎膿瘍を発見する。
「これが抗真菌剤が効かない原因。摘出術がいる」とコンラッド。
「かなり複雑で高度なオペだ」とベル。
このオペを成功させられるのは、ケインしかいなかった。
しかしヴォスは、拒否する。
コンラッドとベルは、ヴォスの気持ちを十分理解しつつも、「ケインに頼むしかない」と説得する。

ジャスティーン

数週間前、ポップコーンが歯に詰まったまま放置していたジャスティーンは、アゴの痛みで受診するが、診察中に痙攣発作を起こす。

検査の結果、歯に詰まったポップコーンが原因で、脳に感染を起こし、硬膜下膿瘍ができていることが判明、痙攣発作はそれが原因だった。
ジャスティーンの担当になったケインは彼女を見て驚きの表情を見せる。

 
バレット・ケインと言う男

ジャスティーンとケインは大学時代、付き合っていた。
ケインは成績優秀でフットボールのスター選手で、プロからの誘いもあったがケガで選手生命が絶たれた。夢を絶たれたケインはその挫折に苦しみ、怒りっぽくなり、変わってしまったという。
ジャスティーンはそんなケインについて行けなくなり・・・
「私から別れたの。後悔してる」と言う。

ケインの対応

ケインはジャスティーンのオペに関するすべてを自分で管理した。
ナースも麻酔科医も指定し、1番良い5番オペ室のスケジュールを変更してまで押さえたケイン。
それを見たニックは、ケインにとってジャスティーンが大切な存在なのだと知る。

 

ケインの判断

「オペが必要だが、他の医者に頼んでくれ」
コンラッドとベルから打診されたケインは断るが、患者がデレクで敗血症性ショックまで起こしていると聞き、ケインは執刀を決断。
「(ジャスティーンの)オペを他の医師に任せるか?」と確認するベルに、「両方ともオレが執刀する」と言い切る。

デレクのオペ

見学室からコンラッドとヴォス、立ち合いとしてベルが入るプレッシャーの中、ケインは執刀するが、感染のせいで骨が脆くなっており、骨から大量出血してしまう。

その時、ジャスティーンの容態が急変したと連絡が入るが、「こっちを終わらせるのが先だ」とベル。
一瞬の動揺を見せたケインだったが、見事にオペを成功させる。
ベルは、「あとは任せろ」とケインを解放する。

失う

ジャスティーンのオペ室へ駆けつけたケイン。
すでに開頭術は始まっていたが、昏迷状態で出血が止まらない状況だった。

ケインは執刀を代わると、あらゆる手を尽くすが、出血性心停止をおこしてしまう。
ケインは自ら心臓マッサージを開始・・・

そして30分が経過した。
瞳孔を確認したケインは、「もう終わりだ」と言う。
「オペで死者を出さないハズでは?助けましょう」と立ち合い医師が言う中、ケインは死亡宣告した。

ケインは亡くなったジャスティーンの亡骸の側で、ただ座り続けるー。

 

オペ後のデレク

脊椎膿瘍術は成功し、抗真菌剤が効果を表しだした。
「目は回復すると思う?」と聞くモリーに、「正直わからない。だけど祈りましょう」とヴォス。

 

オースティンとミーナ

どうやらミーナは、  には魅力を感じなかったらしい。
もらったチケットがあると言い、オースティンをコンサートに誘うが、その日は両親の45回目の結婚記念日で家族で集まるからムリだと断られてしまう。

サルサダンサー、ミゲル 55才

転倒の原因

ダンス中に転倒、ケガを負ったミゲルがERへとやってきた。
ミゲルは転けただけだと言うが、診察したアーヴィングはミゲルに除細動器が埋め込まれていることを知り、検査を勧める。

ミゲルの病状は重篤な心不全だった。
オースティンから、「ダンス中、心拍が乱れ除細動器が作動して救われた」と説明されたミゲルは、「除細動器がなければ死んでいたのか・・。だがサルサは生きる糧だ。他に何もない」と言う。
オースティンはダンスが続けられる方法を見つけると言う。

精密検査の結果を受けてオースティンは、「アブレーション術(不整脈の原因部分を焼却)をすれば、今後もダンサーとして活動できる」とオペを勧めるが、なぜかミゲルは浮かない表情を見せる。

ミゲルの同意で執刀したオースティンは、難手術を見事やり抜いた。

オースティンの優しさ

オースティンからオペ成功を聞いても、なぜかミゲルの表情は晴れない。
「病気じゃないと言い聞かせて来たが、今は死が頭から離れない。もう踊れるとは思えない。心臓の一部が焼かれると同時に気力を失った」とミゲル。

ミーナがミゲルの病室を見ると、ミゲルの指導でオースティンがサルサを踊っていた。
そこへやってきたアンドレア。
「患者がまた踊れることをあぁやって示してる」とアンドレアに言いながら、オースティンの優しさを感じるミーナ。
しかしミーナは、オースティンが両親の結婚記念日食事会にアンドレアを連れて行くと知り、フクザツな気持ちを感じるのだったー。

 

コンラッドと父ウィンスロップ

久しぶりに会うふたり。
父親からカンジダ・アウリス感染症のことを聞かれたコンラッドは、「スーパー耐性菌は封じ込めたけど、患者を守るために自分の意思に背いた。真菌のことを黙ってしまった。患者が病院を退院しないように」と打ち明けるコンラッドに、「正義に白黒はつけられん。境界線はグレーだ。信念を貫くことだ。自分を見失えば悪に染まる。私がそうだった」と父ウィンスロップは本音を語った。

 

レッドロックCEO ローガン・キム

キム vs ケイン

翌日、TVニュースでは、【チャスティン記念病院が、真菌感染を事前に把握しながら通報を怠った。感染を隠蔽した】と報道。

ケインを呼びつけたキムは、「なんでバレた?情報をリークしたヤツを見つけろ」と苛立つが、「保険局に報告しないからだ。不祥事より隠蔽の方が悪質だ」とケイン。
「キミはすべてに関与してる」とキムは言うが、「あんたに脅されたからだ」とケイン。
親密だったふたりの関係に亀裂が入った。

方向転換

すぐさまキムはコンラッドに接触、「キミに謝りたい。キミの将来性に気づけなかった」とすり寄る。
「内科医の売上げは脳外科医より低い」と言うコンラッドに、「重要なのは世間の評判。ケインは横暴で思いやりに欠けるが、キミは患者のために闘い正義感も強い。ケインとベルは病院の顔になれなかったが、キミがなれば未来は明るい。理事会に進言するつもりだ。私はケインの真実を暴く。一緒に病院を救おう。現実を変えたいなら、このチャンスで、権力と影響力を手に入れろ」と言うのだった。

 

感想

シーズン3,面白かったです。
正直なところ、シーズン1はイマイチでした。
コンラッド役のマット・ズークリーが好きじゃなかったら、レビューも書かなかったかも知れないし、この内容じゃ、シーズン3続けばいいかな?程度の期待値でした。
しかしシーズンを追う毎に面白くなり、個人的には、見事なV字回復ドラマだと思います。

キャストが魅力的ですよね。
コンラッドは当然ながら、デヴォン、ニック、オースティン、ミーナ、そしてシーズン1では最悪の関係だったベルとは、互いを認め合う良い関係になりましたし。
私にはもっともっとたくさん好きなキャラがいます。

オースティンの優しさには惹かれるし、ケインも濃いキャラではあるけど、カレの過去が最終話で少し紹介されましたから、シーズン4も引き続き出演でしょう。
ケインはほんとうは良い人っぽい(笑)
キムと決別してどう変わるのか楽しみです。

シーズン最終話の様子から、キムはケインを捨て、病院の顔をコンラッドにする気です。
しかし良く考えて!
コンラッドは、チーフレジデントですよ!
さすがに病院の顔がレジデントではカッコ悪いでしょ~よ~。

と言うムリな展開がありそうだけど、楽しみです。

シーズン3からの持ち越し案件が結構ありますよね。

●デレク(ヴォスの娘婿)のカンジダ・アウリスからの回復(視力は戻るのか?)とガン治療
●コンラッドとニックの結婚(現在婚約中)、アーヴィングとジェシカの件も
●ケイン vs キムの 
●ミーナとオースティンの関係(私はカップルになって欲しいんだけどな)

2021年、アメリカで公開解禁のようで、かなり待つことになりそうです・・・

 

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