このレビューは、Netflix配信ドラマ「ストレンジャー・シングス シーズン2」です。
シーズン2は、2017年制作、全9話で、1980年代の架空の町ホーキンスが舞台のSFチックドラマです。
シーズン1、全8話のレビューはコチラ
#2 変わり者たちのハロウィン Trick or Treat, Freak あらすじ
バーバラの死について真実を話せないナンシーは罪悪感に苦しむ。
ハロウィンの夜、また裏の世界を体験したウィルはマイクに打ち明ける。
相関図
まとめ
【過去】デモゴルゴンとの対決、その後
裏の世界から表の世界へ
デモゴルゴンと対峙したエルはデモゴルゴンと共に現実世界から消えてしまった。
エルは死んだと思われたが、程なくして意識を取り戻す。しかしそこは裏の世界だった。名前を呼びながらマイクを探すエルは、壁に小さく開いたゲートを見つける。
覗いた向こうが表の世界だとわかったエルは、超能力でその穴を広げると、表の世界へと戻るが、そこには誰もいなかった。
ウィラー家
表の世界に戻ってきたエルはマイクの家へと急ぐが、そこには数台の国立研究所のクルマが停まっていた。
研究員はマイクの両親に、「少女はソ連の秘密兵器だが、我々が監視するので安心して普段どおりの生活を続け、これは最高機密なので決して口外しないように」と釘を刺される。
一方マイクは所員から、エルの居場所を聞かれるが、「知らないし、知ってても絶対に言わない」と抵抗するが、「彼女から聞いた話は全部ウソ。あの子は危険人物。接触してくることがあればすぐに連絡して欲しい。でないとキミだけじゃなく家族まで危険にさらされる」と脅される。
その様子を外から見ていたエルは、ひとりで生き抜く決意をし、捜索が続く中、森の中に身を潜める。
森での生活
森での生活は過酷だった。
飢えを凌ぐために超能力でリスを殺して食べ、狩りに来た男と出くわした時も超能力でやっつけると防寒具等必要なものを奪う、そんな生活だった。そんなある日エルは、木箱に食事が入っているのを見つける。
ハロウィンが近づくホーキンスの町
エルの願いと現実
ハロウィンが近づいていた。
エルは、「仮装すれば自分とはバレないから悪いヤツにも追われない。”トリック・オア・トリート”に行きたい」と言い出すが、ホッパーから、「ルールを知ってるだろ?外に出れば危険なんだ」と強く制止される。
ホッパーは不機嫌なエルに、「今日は早く帰る。一緒にお菓子を食べてホラー映画を見よう。それで妥協するんだ」と言われ、エルは、「約束」と妥協する。
ゴーストバスターズ
今年のハロウィンは、”ゴーストバスターズ”と決めているウィル、ルーカス、マイク、ダスティンは、仮装して中学校へ行くが、何故か誰ひとり仮装しておらず、浮いてしまう。
勇気
転校生マックスが気になって仕方ないルーカスとダスティンは、ハロウィンイベントなら誘いやすいと、「今夜メープル通りの角に7時に」と誘うが、マックスは何も答えない。
ビリーはホーキンスに来たかったワケじゃないらしいが、マックスは、「ここにいるしかない」と思ってる様子。ビリーは協調性がなさそうだ。
ウィルの絵
ウィルの部屋で1枚の絵を見つけたジョイスは、「これは何?また症状が出てるの?」と心配するが、「ちがうよ、物語の架空キャラだ」とウィル。
だがジョイスはホッパーに、「ウィルは現実にモンスターを見てるんだと思う」と相談するが、「フラッシュバックか、トラウマだろう。あれからもうじき1年、だからなーバスになってるんだ。もう元通りには戻れないけどよくなる」とジョイスを励ます。
ホーキンス国立研究所で
昨夜研究所で突然警報機が鳴り、計器がおかしくなった。
今日はそれを修理するため、スタッフのひとりが防護服を来て、ゲートから裏世界へと入ると、焼け焦げたバッテリーを新品に交換、計器を元に戻した。
荒らされる畑の被害
ハロウィンの前日、「隣農家のユージーンに嫌がらせをされた」とメリルから通報が。ホッパーは畑を見に行くが、メリルの畑のカボチャがすべて腐っていた。
だが翌日、警察署に、「メリルが畑を荒らしやがった。オレだけじゃなく、近所中の家が困ってる」とユージーンがやって来た。
ホッパーはユージーンの畑を視察するが、メリルの畑同様、すべてのカボチャが腐っていた。
他の農家を見に行った部下のパウエルとキャラハンも、「作物が全滅している」と言う。そこでホッパーは、「原因不明の毒の可能性もある。被害範囲を調べろ」と指示。ホッパー自身、ユージーンの畑近くの林の中で、幹に付着している粘着物質を発見する。
トリック・オア・トリート
ウィルの笑顔
ホーキンスの町に仮装した子どもたちがお菓子をもらいに出歩くハロウィンの夜が来た。
ウィルはゴーストバスターズのコスチュームで出かけるが、今夜もジョナサンが付き添うことに、「ひとりでハロウィンにも行けないボクはダサいよ」と呟く。
その気持がわかるジョナサンは、母ジョイスには内緒で、「遠くには行かない。21時まで」の約束を守るならと条件付でウィルを送り出す。満面の笑みを浮かべ、マイクらと合流したウィル。
マックスの登場
どの家を訪ねても、”ゴーストバスターズ”だと気づいてもらえず不満気は4人の前に、突然マックスが現れる。マックスから、「お金持ちが住むエリアに行く?」と誘われたダスティンとルーカスはうれしそうだ。
だがマイクはウィルに、「あの娘を仲間に入れることに賛成したのか?」と言い出す。ウィルは、「ふたりがよろこぶならいいかなと思った」と言うが、「最高の夜が台無しだ」と不満気だ。
裏の世界へ
だがその直後、イジメっ子らに脅かされたウィルは、裏の世界へと入ってしまう。
変な音がそこら中でして、空には巨大なモンスターが出現する。ウィルは必死で走り、物陰に身を潜めるが、「ウィル、ウィル、どうしたんだよ?探したんだよ」と言うマイクの声で現実へと戻る。マイクはウィルを自分の家に連れて帰ることに。
ナンシーの苦しみ
バーバラの両親が私財をなげうちバーバラを探そうとしていると知り、「もうこれ以上知らないフリはできない。真実を話すべきだと思う」と言うが、スティーブは、「オレたちには何もできない。話すことは許されない。もしも話したことがバレたら逮捕され、家族も危険にさらされる」とナンシーを諭し、ハロウィンを楽しもうとパーティーに誘う。
ハロウィンパーティーで
バーバラへの罪悪感からか、お酒をがぶ飲するナンシー。スティーブは、「飲み過ぎだ」とお酒を取り上げようとするが、ナンシーに抵抗され、もみ合い、お酒が服にかかってしまう。
スティーブはナンシーを家に送ろうとするが、「あなたはクソッタレよ、バーバラが死んだのは私たちのせいなのに、何事もなかったように愛し合いご機嫌なフリしてるクソッタレよ」と言い出す。
ナンシーの言葉に傷ついたスティーブはナンシーを置いたまま帰ってしまう。
ジョナサンは、泥酔状態のナンシーを自宅まで送り届け、ベッドに寝かせる。
ほんとうの気持ち
ウィルから、「裏の世界で変な音を聞いた。空全体に広がる巨大な影の生物がボクに迫って来た」と聞いたマイクは、「それは現実なの?それとも幻覚なの?」と聞くが、「分からない」とウィル。だがウィルは、「誰にも言わないで欲しい。理解できないから」と言う。するとマイクは、「エルなら理解する。今でも時々、彼女が見える。そばにいる気がするんだ。頭がおかしくなりそうになる」と告白する。「ボクもだ」と言うウィルに、ふたりは、”変なもの同士”だと笑い合う。
表と裏の世界
畑荒らしの捜査に夢中になり、エルとの約束の時間をすっかり忘れていたホッパー。
ホッパーはモールス信号で、「遅れる」と送り、必死で帰るが、約束を破ったことが許せず、部屋に閉じこもったまま姿を現さないエル。
エルは、マイクに会いたい気持ちが高まり、目隠して超能力を使いはじめる。
音のない世界に入ったエルは、「353日目。エル、キミに会いたいよ。そこにいるなら合図して」と無線に話しかけるマイクを見つけると近づき、触れようとするが、マイクがそれに気づくことはなかった。
現実に戻ったエルは涙を流す(超能力を使ったので鼻血が流れている)
ダスティンが見つけたもの
マックスと一緒にハロウィンの夜を楽しんだダスティンが上機嫌で帰宅すると、玄関横のゴミ箱の様子がおかしいことに気づく。ダスティンは、勇気を出してフタを開けるが、「何だよ、コレ・・・」と。
感想
脚本が上手いなと思う。SFドラマにありがちな、【詳しいことは説明しないけど、そう言う設定です!】で誤魔化さず、エルがホッパーと一緒に生活することになった経緯もちゃんと描いてくれてる!こう言うの好感持てる(笑)
学生の頃の女子同士の友情も、往々にして恋愛関係がきっかけで亀裂が入る(笑)それは男子生徒も同じみたい。エルが登場した時も、マイクとルーカスの間がギクシャクしたけど、今回はマックスの存在が彼らの間を割いてるようです。
だけど、ビリーとマックスは兄妹でもないようだし、何かがありそう。気になります。
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