このレビューは、Netflix配信ドラマ「ストレンジャー・シングス シーズン２」です。
シーズン２は、2017年制作、全9話で、1980年代の架空の町ホーキンスが舞台のSFチックドラマです。
シーズン１、全8話のレビューはコチラ
#3 未知なる生物 The Pollywog あらすじ
ダスティンはゴミ箱から見つけた”オタマジャクシ”様の生物に夢中になる。
バーバラの両親に真実を話したいとナンシーはジョナサンに協力を求める。
小屋に閉じこもった生活に耐えられなくなったエルは、ホッパーとのルールを破り、ホーキンス中学へと向かう。
相関図
まとめ
【過去】エルがホッパーと暮らすまで
ホッパーは、毎日森の木箱に食事を届けていた。エルはその食事で飢えを凌いでいたが、ある日、ホッパーの前に姿を現す。
ホッパーは物置小屋にエルを連れて行くと、「ここがキミの家だ」と言い、掃除して生活できるように整え、モールス信号を教え、ドアに鍵を増設、小屋周囲に仕掛け線を張り巡らせ、「侵入者が来たらこの仕掛け線が大きな音で知らせる。大丈夫だ。連中はやって来ない。だが用心が必要だ」と言い、３つのルール【１）カーテンは開けない、２）ドアを開けるのはオレの合図の時だけ、３）一人で出歩かない】を決める。
奇妙な生物
玄関前のゴミ箱から”オタマジャクシのような生物”を見つけたダスティンは、母親にナイショで部屋に持ち込む。その生物はライトが苦手らしいが、ハロウィンの戦利品”ヌガー”を与えると食べ始める。その可愛い様子にダスティンは、「ダルタニアン（ダート）」と名付け、水槽で飼うことに。
エルのフラストレーション
昨夜、早く帰る約束を破ったホッパーに、怒ったままのエル。ホッパーはエルの大好物ワッフルを焼き機嫌を取る。
ホッパーはエルが超能力を使いマイクと意識下で会っていることを知っており、「会いたいのはわかるが今は危険過ぎる。必ずすぐに会える。キミの頭の中ではなく現実に会える時が来る」と諭すが、「友だちはウソつかない。21日目もすぐに会えると言った。205日目も、326日目の今日もすぐと言ってる。すぐっていつなの？」と言い出すエル。ホッパーは、「危険がなくなった時だ。それがいつなのかはわからん」と言うが、エルは、「500日目？600日目？いつよ？会いたいの、答えて！」と大声を出すと、念力でワッフルをホッパーに投げてしまう。
ボブとウィル
ウィルを学校に送ることになったボブは、その道中、”怖いピエロから追いかけられる悪夢”の話をし、「毎晩悪夢を見て逃げ回っていたけど、ある日、逃げずに睨み返し、”消え失せろ！”と立ち向かったら、その日以降夢に現れなくなった。超楽勝だろ？」とアドバイスする。
農場の被害エリア
部下のパウエル、キャラハンから被害状況を聞いたホッパーは、被害エリアがホーキンス国立研究所を中心に円形に広がっていることに気づき、研究所へと急行、「研究所の半径5キロ圏内は草木も作物もすべてが全滅状態だ」とオーエンズ医師に言うが、「関係ない。漏れないよう抑えている」とオーエンズ。だがホッパーは、「証明しろ。被害エリアに行き原因を調査するんだ。オレは秘密厳守の約束を守ってる。そっちも町に迷惑をかけないと言う約束を守れ」と迫る。
ホーキンス中学で
奇妙な生物”ダート”
図書館で５冊の図鑑を借り、学校に遅刻してきたダスティン。
ダスティンは昼休みにマイク、ルーカス、ウィル、マックスを部室に集めると、「”ダルタニアン”って言うんだ可愛いだろ。ゴミ箱の中で見つけたんだ」と奇妙な生物を見せる。
マイクやルーカスは、「コレ何だよ？ヌルヌルして気持ち悪いっ」と言うが、「それが問題なんだよ、図鑑で調べても当てはまる生き物がいない。爬虫類なら熱や日光が好きなのにダートはイヤがる。新種を発見したのかも」と言うが、ルーカスは、「クラーク先生に見せるべきだ」と言い出す。
だがウィルはクリスマスの夜、口から吐いたものとそれが似てるのを思い出す。
ナンシー
スティーブとの亀裂
泥酔し、昨夜のことを全く覚えていないナンシーは、スティーブが自分を避ける理由が分からず、「どういうこと？」と責めるが、「キミの言ったとおりだ。ボクらのせいでバーバラが死んだのに、オレは無関心なクソ野郎でボクらの関係もクソ。キミをオレを愛してない」とスティーブ。ナンシーは酔って言ったことに過ぎないと言うが、「だったら今、愛してるって言えよ」とスティーブ。だがナンシーは、「愛してる」とスティーブに言えず、「クソなのはどっちだ」と言われてしまう。
ナンシーの計画
ジョナサンは、「スティーブは傷ついてたけど、キミのことは気にかけてた。酔うとバカなことを言うもんだ、本心じゃない」と声をかけるが、「本心なのかも。あれから一生懸命順調ってフリをしてきたけど、違うの」と言うナンシーに、「重荷を背負ってる感じなんだろ？オレもそうだ。ウィルを取り戻せたけどもう二度と元通りにできない」と言う。するとナンシーはジョナサンにある計画を持ちかける。
ジョナサンは、「上手くいくと思うか？」と聞くが、「わからない」とナンシー。
だがナンシーは計画を実行する。
バーバラのお母さんに電話をしたナンシーは、「バーバラのことでお話があるんです。でもこの電話では話せません。明日の午前９時に公園に来て欲しい」と伝えると電話を切る。
だがその電話は盗聴されていた
ジョイス
ボブから、ウィルがハロウィンの夜、仮面を被った子たちから、「ゾンビ小僧」とイジメられている映像があったと聞かされ、そのビデオテープを確認するジョイス。
イジメのシーンに胸を痛めるがジョイスだが、画面に映っている物体に気づき、それを写し取る。
それはウィルの描いた絵とソックリで、ジョイスはウィルは見たものを描いていると確信する。
すぐさまジョイスはウィルの無事を確認するために中学校へ向かうことに。
エルの脱走
マイクに会いたくて仕方ないエルは、ルールを破り、外に出る。
森を抜けたエルはブランコで遊ぶ母と子に見られてしまう。
未知の生物の正体
協議の結果、ダスティンは”ダート”をクラーク先生に見せることにするが、ウィルから告白（ウィルが口から吐いた生物）を聞いたマイクは、それを阻止。部室からマックスを締め出すと、「ウィルは去年”ダート”に似た生物を見てる。声がソックリだったって。ウィルに起きてる症状はフラッシュバックじゃなくて、裏側の世界が見えているのかも。だとしたら”ダート”は裏側の生物だ。ホーキンス警察署長に渡すべき」と言う。だが”ダート”が可愛いダスティンは、「ダメだ。署長に渡せばダートは殺されてしまう」と反対する。
その時、箱の中で”ダート”が暴れ出した。ダスティンは箱を開けるが、”ダート”はさらに大きく変化しており、マイクたちの目の前で、後ろ足を生やすと、素早い動きで部室から逃げ出してしまうー。
ダートの捜索
マイクたちは無線で連絡を取りながら、逃げたダートを探す。
エルとマイク
”ダート”を探して体育館の男子更衣室に入ったマイクは、マックスと鉢合わせに。
マイクはマックスに苛つき、「家に帰れ！」と言うが、マックスから、「どうして私を嫌うの？仲間はずれにするのはナゼ？」と言われてしまう。マイクは、「ウザいからだ。仲間は足りてる」と言うが、マックスは、「私も仲間になれる」とマイクの周りをスケボーにまわりはじめる。
その頃、マイクを探して校内を歩いていたエルは、マイクの声が聞こえた体育館へと行くが、エルが見たのは、女の子と楽しそうにしているマイクだった。
エルは超能力でマックスを転ばせると、去っていく。
突然転んだマックスに驚き、「大丈夫？」と駆け寄るマイク。「突然スケボーが引っ張られたみたいになった」と言うマックスの言葉にマイクは、（エルかも？）と考えるが、探してもエルの姿はなかった。
ウィル
ウィルはダートを職員用トイレで見つけると、皆に無線連絡するが、恐竜のような声で吠えられ恐怖を感じ、逃げ出してしまう・・・・次の瞬間、ウィルは裏の世界に入っていた。
ウィルは自分を追いかけてくる黒い影から必死で逃げるが、ボブの言葉【逃げずに睨み返し、”消え失せろ！”と立ち向かえば現れなくなる】を思い出し、振り返って巨大な影に立ち向かう。
ウィルは、「消えろ、消え失せろ！」と叫ぶが、その影は怯むどころかウィルの口から身体の中に入り込んでしまう・・・・
ダスティン
一方職員用トイレでダートを見つけたダスティンは、マーク、ルーカスにダートを処分されるのを恐れ、帽子の中に隠す。
感想
今回のエピソード面白かったな～。シーズン１より確実に２の方が面白いわっ。
今回の原題「Pollywog」はオタマジャクシと言う意味。
邦題はすでに、「未知なる生物」になっているけど、ダスティンはそんな危険な生物とは思ってないので、隠しちゃいました。たった1日弱でかなりの成長具合。しかもいきなり後ろ足まで突然生えたし
大変なことが起こりそう・・・
ボブがウィルにしたアドバイスは決して間違っていないけど、逃げずに立ち向かったことでウィルの口からモンスターが入り込んだみたいウィルはモンスターに絡み取られてしまい行方不明になるのか、それとも表の世界に戻れるのか気になる～。
あとやっぱりマックスとビリーは兄妹ではなかったですね。（ビリーは妹じゃないと発言）
ではあのふたりの関係は何？どうしてカリフォルニアから片田舎のホーキンスに引っ越ししてきたのかこちらも気になる。
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