性適合手術を受け、完全に女性となったことを心から幸福感を感じているエレクトラは現実を見ます。
#7 ルール違反 Pink Slip あらすじ
エレクトラはパトロンとの逢瀬を楽しむが、性適合手術を受けたこと知ったパトロンは・・・。
ブランカがリル・パピがピアでドラッグの売人をしていることを知り、ルール違反だとハウスから追い出すが。
妻パティに家を追い出されたスタンはエンジェルとアパートで甘い生活をはじめるー。
相関図
まとめ
ハウスと言うもの
ブランカ
リル・パピが出かけた後、【ポケベル】を見つけたブランカは、パピがドラッグを売っていることに気づいた。
慌てて引き返して来たリル・パピだったが、ブランカから”ポケベル”を突きつけられ、持っている理由を聞かれるが、全力で誤魔化すリル・パピ。
ブランカは、「ドラッグを持ち込んだら出て行ってもらう。それがルールよ。違法行為で捕まっても助けを求めないで」とハッキリ宣言する。
裏切り
家中、ドラッグの証拠を探し回るブランカを見たエンジェルは、デイモンとリッキーが帰宅するのを待って、状況を説明し、「パピを裏切れない。シラを切り通そう」と一致団結を約束する。
が、ブランカの厳しい尋問にデイモンは、「知らない」と言えたが、リッキーはハウスに迎えてもらったブランカへの感謝の思いから、パピがピア周辺でヤクを売っていると言ってしまう。
ブランカがピアに行くと、そこにはパピの姿が。
「まともな仕事を探して。家族を巻き込まないで!」と言うブランカに、「何が家族だよ、オレはひとりだ。13才からたらい回しされ味方なんていない。中卒のオレにはこれしか仕事がないんだ。母親ずらするな」とパピ。
ブランカは、「捕まるわよ。出て行って!」とリル・パピを追い出す決意をする。
荷物をまとめたパピは、「ブランカ、今更だけど悪かった」と謝るが、ドラッグ売人だとチクったリッキーの、じゃぁな」にキレ、大喧嘩に。
皆で仲裁する中、リッキーは、「お前みたいなクズのためにまた野宿してたまるか!」と言うのだった。
逮捕
野宿しながらクスリを売るパピは、金額を稼ごうと危ないクスリの売買に手を出してしまう。
その結果、警察の検挙を受け、勾留されてしまう。
幸い、逮捕直前にブツを捨てたリル・パピは証拠不十分で釈放された。
複雑な思い
デイモンはリッキーがパピのことを裏切ったことが許せないでいた。
「怒ってるのか?」と聞くリッキーに、「怒ってない。悲しいんだ。パピは友だちだった。だからブランカに話して欲しくなかった」とデイモン。
しかしエンジェルは、「私は怒ってる。家族の裏切りでパピはまた路上生活よ。何かあればあなたのせいよ」とリッキーを責めた。
リッキーは、「悪気はなかったんだ。ウソをついて追い出されたくなかった。許してくれ」と言うが、「あんたとブランカが家族を引き裂いた」とエンジェル。
それをドア越しに聞いていたブランカは複雑な思いだった。
マザーとしてどうあるべきか
(リル・パピを追いだしたことは正しかったのか、否か)
わからなくなったブランカは、ダンススクール校長ヘレナを訪ねる。
「どうやって”カツ”を入れながら背中を押せばいいの?」と聞くブランカにヘレナは、「正しい判断かどうかは時間が経たなきゃわからない。でも家族を守るためにやったことでしょう?私も同じことをすると思う。ドラッグは犯罪。許せばもっと重大なことになる。あなたは優しくて誠実だから苦しみ悩んでいるのよ。子どもたちはいつかあなたの判断を理解し、一目置くハズよ」と励ます。
宣戦布告
ブランカはリル・パピを見つけると、「ドラッグの取引を止めるなら戻っていい」と条件をつけてハウスに迎えると言うが、リル・パピから出た言葉は、「新しいマザーがいる」だった。
リル・パピの新しいマザーは、ルルとキャンディだった。
ブランカは、かならず取りもどすと宣戦布告する。
エレクトラの運命
別れ
パトロンのディックと、2ヶ月ぶりの逢瀬を楽しむエレクトラ。
しかしディックはエレクトラが性適合手術を受けたと分かると、「私の希望に添えないなら関係は終わりだ」と言い出す。
「パーフェクトな女性になることが夢だった。それを叶えたの。私たちは10年に渡る関係よ、愛はないの?」と理解を求めるエレクトラにディックは、「愛してるがキミがそれを奪った。ルールを破った」と部屋を出て行く。
パトロンの部屋に居られなくなったエレクトラはしばらくハウスで寝泊まりすると言うが、それを聞いたキャンディとルルは、”ハウスを失い兼ねない”とエレクトラを責め立てる。
しかし当のエレクトラは、「冷却期間をおけばカレの気持ちも変わる。後ろ盾は大勢いる」と言うのんきに構えていたが、それは甘かった。
ディックはすぐに新しいオンナのパトロンとなり、エレクトラへの援助は一切なくなってしまった。
もちろんディックとの会うことも2度と叶わなかった。
キャンディ、ルルとの決裂
家賃滞納による立ち退き勧告状がハウスに届く。
実はエレクトラはパトロンからの送金だけでは足りず、家賃などありとあらゆるものを性適合手術に注ぎ込んだのだ。
キャンディとルルは、自分勝手なエレクトラと一緒に心中する気はないと、「ここを出て行く。自分たちのハウスを作る。あなたにできるなら私にもできる」と宣言する。
「私から離れたら破滅させる」とエレクトラは圧力をかけるが、キャンディはルルだけじゃなく、カビー、マラーも連れてハウスを出て行ってしまう。
ひとり残されたエレクトラ。
パトロン捜しと現実
エレクトラは次のパトロンを見つけるために広告を出し、条件の合った白人男性と出会う。
男性はエレクトラを気に入るが、彼女が性適合手術を受けていると聞いた途端、「話しが違う」と商談は決裂する。
エレクトラはカネを稼ぐために”のぞき部屋”で働くしかなかったー。
キャンディとルル
エレクトラから独立したふたりは、共同でハウスを作ろうと模索。
有望な数人をスカウト、引き抜きし、「ハウス・オブ・フェロシティ」を結成する。
スタンとエンジェル
愛の巣
家を追い出されたスタンは、アパートに行くしかなかった。
「離婚するの?」と聞くエンジェルに、「たぶんそうなるだろう」とスタン。
会社でマットと大立ち回りをしたスタンだったが、仕事を失うことはなかったらしい。
ふたりはアパートで生活し、エンジェルは手に入れたかった幸せを噛みしめる。
そんなある日、「キミの人生を見てみたい。キミを理解したい。ボクはキミの恋人だ」とスタンはボールを見たいと言い出す。
ボール
エンジェルは恋人スタンを連れてボールへ行く。
しかしスタンは、ボールの世界観に圧倒されてしまい、「ボクは溶け込めない。ボクらはずっと現実逃避してたんだ。ここにボクの居場所はない。自分を偽るより良いと思った。キミの人生を味わってみたかった。ボクのくだらない人生の中で真実でも、ボクにはムリだ」と混乱を見せる。
翌日、エンジェルがアパートへ行くと、エンジェルの持ち物以外、すべて引き払われていた。
エンジェルはまた、ピア周辺の娼婦へと戻った
感想
ここに来てスタンのこと理解できなくなったわ・・・。
一体、何を求めていたんだろう?
去り方、あまりにも卑怯過ぎない?
確かエンジェルは約束したよね?1年契約でって。
別れてすぐに出て行けはイヤだからって。
こんなことされたエンジェルは、立ち直れるのかなぁ。
エレクトラの転落っぷりはハンパない。
まぁリッチに見えたエレクトラは結局パトロンのおかげ。
反対されても手術に踏み切ったのだから、覚悟はしてたんでしょうけど、覗き部屋は頂けない。
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