クレアと赤ん坊の運命は?そしてバスティーユへと投獄されたジェイミーの運命は
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#7 フェイス Faith あらすじ
アーンジュ慈善病院に運び込まれたがクレアだったが、女の子を死産してしまう。哀しみに泣き叫ぶクレアは、産後熱で死の淵を彷徨う。そのクレアを助けたのはレーモンドだった。
一方ジェイミーは、決闘罪でバスティーユに投獄。ランダルは重症を負うも一命をとりとめた。
約束を裏切ったジェイミーを許せないクレアだったが、ファーガスから真実を聞かされ、行動を起こす。
相関図
まとめ

赤ん坊の運命
ブローニュの森で激しい腹痛と出血で意識を失ったクレアはアーンジュ慈善病院に運び込また。
マザー・イルデガルドとフォレはクレアと赤ん坊を助けようとするが、赤ん坊は死産だった。
意識を取り戻し、「私の赤ちゃんは?赤ちゃんに会わせて」と半狂乱になるクレアにマザー・イルデガルドは、「赤ん坊に”フェイス”と名付け洗礼を受けさせて埋葬する。法に触れる行為だがあなたと私と神だけが知ること」とクレアを納得させるが、クレアは高熱にうなされ死の淵をさまようことに。産褥熱だった。産褥熱の知識も、抗生剤もない18世紀では、神に祈りるしかなかった。
マスター・レーモン
だがある夜、高熱にうなされるクレアに近づく男・・・レーモンだった。
レーモンはクレアの身体を見て、経絡を触り、子宮から血の塊を取り出すと、「もう大丈夫だ」と言う。
クレアは、「パリは危険なのに」と気遣うが、レーモンは、「あなたを助けるために」と言うと消えた。
クレアの怒り
レーモンの施術のおかげで回復に向かうクレア。だが決闘罪でバスティーユに投獄されたジェイミーの釈放の目処はわからなかった。それでも、「相手は死んでいない。罪状は国王次第だ」とマザー・イルデガルドから聞かされ、ランダルが死んでいなかったことに安堵したクレアは、同時に、「復讐に駆られた夫は私を裏切った。夫の剣は私の心も貫いた」と言う。
屋敷へ
クレアは無事に屋敷へと戻ることに。
花を持って迎えに来てたファーガス。使用人たちも皆、クレアを温かく迎えた。
クレアはブローニュの森に付添、病院に運んでくれたマグナスの心から感謝を伝えた。
真実
だが娘を失った悲しみは簡単に癒えなかった。毎夜、眠れず、娘を思い慟哭するクレア。
そんなある夜、クレアはファーガスが悪夢にうなされているのに気づく。
「何があったの」と聞くクレアにファーガスは、「恥ずかしくて話せない」と言うが・・・
ファーガスの叫び声を聞きやって来たジェイミーは、ランダルを見るなり殴りかかり、「決闘だ、決闘を要求する」と叫んだのだと言う。
ジェイミーを釈放するために
「ボクのせいでご主人さまは戻ってこられない」そう涙するファーガスを抱きしめクレアは、ジェイミー釈放のためにマザー・イルデガルドを頼る。
ルイ国王に内謁し、夫の釈放を嘆願したいと言うクレアにマザー・イルデガルドは、「内謁は可能です。でも国王はかならず見返りを求める。きっとあなたの身体を求めてくる」と言うが、クレアはその覚悟はあると言う。
ルイ国王との内謁
夫の釈放を求めるクレアに国王は、「勅令に背いた」と言うが、「夫は挑発されたのです。名誉にこだわるスコットランド人の気質が影響してしまった」とクレア。すると、「慈悲を示しても構わないが、私の願いも聞き入れてもらわねば」と言い出す国王。クレアは身体を求められることを覚悟するが、国王はクレアを、”ラ・ダム・ブランシュ”と呼ぶと、奥の部屋へと案内し、「あなたの力が欲しい」と言う。
黒魔術を使うものの処刑
通された部屋には王宮処刑人フォレがいて、そこへマスター・レーモンとサン・ジェルマン伯爵が連行されて来た。
フォレの読み上げた起訴状によると、ふたりは私欲のために黒魔術を用いた罪で裁かれると言い、押収物(薬草など)まであった。
国王はクレアを、「真実を見抜く証人”ラ・ダム・ブランシュ”を呼んだ。彼女は人の魂に潜む邪悪な念を感じ取る。あなたの力を使い彼らの魂を覗くのだ。闇が潜んでいたらムッシュ・フォレの手によって死が与えられる」といい出す。
クレアにとって最悪の展開だったが、「陛下のお役に立てて光栄です」と前に進み出と、レーモンをスルーし、サン・ジェルマンの前で、「影が見える。顔に覆面をした貴族の集団、”レ・ディシプル”、何を知っているのですか」と言い出す。当然茶番だとわかっているサン・ジェルマンは、「そんなものは知らん。ウソじゃない。この女こそウソつきの魔女だ。彼女は私が毒を盛っても死なずに生き延びた。彼女は私を破滅させようと、私の船と積荷を処分させた。コイツは魔女だ」と言い出すが、怯むことなく、「私は”ラ・ダム・ブランシュ”白い魔女、白魔術を使える」とクレア。国王も、「マダム・フレイザーはこの裁判の当事者ではない。よって裁かれる立場にない」と断言。増々追い込まれるサン・ジェルマン。だがクレアは、サン・ジェルマンに死刑宣告することができなかった。
クレアはサン・ジェルマンにもレーモンにも、そしてフォレにも国王にすら闇は存在すると言い、「闇がなければ光もない」と言うが、国王は、「たとえそうであっても街を浄化するためには見せしめが必要なのだ」と言うと、ヘビを持ち出す。
国王いわく、聖書によればヘビは神の使者であり、敬虔な信者はヘビを手なづけ、噛まれないと言う。
このままではレーモンまでヘビ毒で死んでしまうと考えたクレアは、「もっと良い方法があります。私は毒を飲んでも死ななかった。ならば今度は私が毒を2人に飲ませる。この毒で陛下は答えが手に入る。どちからが死ぬか、両方か。もしふたりとも死ななかった場合は釈放していただきたい」と提案、国王は、「良いだろう」とそれを受け入れる。
クレアはレーモンの薬草箱から”カラカス”を選ぶ杯に注ぐと、まずはレーモンの前に立つ。
薬を飲み、苦しみだすレーモンだが何とか耐えた。
次はサン・ジェルマン。だがそのとき、クレアのペンダントトップの色がみるみる黒に変化しはじめた。
ペンダントトップの石が黒に変化したのを見たサン・ジェルマンは、”毒入り”であることを確信、涙を流しながら、「この悪党め」とレーモンをなじり、「悪魔と寝た魔女め、地獄で会おう」と言うとクレアに言うと一気に飲み干し、苦しみ、死んだ。
国王は、生き残ったレーモンに、「二度と国に戻るな」と条件付きで釈放。
「私の望みを聞いてくださいますか?」と言うクレアの身体を求めた。それに耐えたクレア。
事を終えた国王は、「ジェイミーを釈放しスコットランドへ戻れるよう手配する」と約束した。
クレアとジェイミーのこれから
ジェイミーの釈放
釈放され屋敷へと戻ってきたジェイミーを無言で迎えると、長い沈黙のあと、「女の子。マザー・イルデガルドが”フェイス”と名付けて洗礼してくれた。修道院の墓地に眠ってる」とクレア。
ジェイミーはランダルと決闘になった理由を説明しようとするが、「ファーガスから話しは聞いた」とクレア。ジェイミーは、「どうしてもランダルの行為を見逃せなかった。オレを憎んでいるか?」と聞く。
クレアは、「憎んでだ。マザーがあの娘を抱かせてくれた。すごく可愛くて小さくて、あなたに似た目で髪は赤毛だった・・・」と話し始めるー・・・
「もちろんあなたを憎んだ。でも、私があなたに不可能なことを求めた。私が家族よりフランクを優先した。そして私があなたを追って森へ行った。娘がいないのは私のせい。それだけじゃない、国王と寝た。あなたを釈放するために」とクレア。
ジェイミーは、「オレを救うためだ。オレがキミを救うためにランダルに身を捧げたのと同じだ」と言う。
「前の私たちには戻れない」と言うクレアに、「ムリだ。ここで起きたことを一人で抱えてはいけない。共に抱えていこう」とジェイミー。その言葉にクレアは、「スコットランドへ連れて帰って」と言うー
スコットランドへ
ジェイミーは、「フランスに残していくお前にせめてスコットランドの魂を」と十二使徒聖アンデレのスプーンを贈った・・
フェイスの亡くなったのは1744年。(カローデンの戦いの約2年前)
感想
男でも女でも子どもでも性の対象にするランダルはマジで鬼畜。
フランクがランダルの末裔だなんて思いたくないです。
死産し、娘を抱き続けるシーンは、同じ女性として耐えがたい気持ちになりました。
クレアは約束を破ったジェイミーに怒っていたけれど、ファーガスとのことを聞けば、ジェイミーがランダルを刺し殺すしかないと決断した気持ちは理解できます。
ジェイミーとクレアはパリで起こったツライいくつかの出来事をふたりで抱えていこうと約束しスコットランドへ帰ることにしたようです。
ここまでの華やかなパリも良かったけれど、クレアとジェイミーにはスコットランドが似合いますね。
しかし、ジェイミーはスコットランドではお尋ね者ですから、胸をはってスコットランドに戻るワケにはいきませんし、ジャコバイトの活動を阻止することも完全にはできなかったし、歴史は何も変わらないままです
そう簡単に歴史は変わりませんね。
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