ハンドメイズ・テイル シーズン4 #10 森 (シーズン最終話:相関図付)

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とうとうシーズン最終話
フレッドが司法取引をしたと知り、ジューンはある行動に出る。

 

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#10 森 The Wilderness シーズン最終話 あらすじ

フレッド・ウォーターフォードがすべてを自白すると言い出し、政府は起訴を取り下げ、フレッド・ウォーターフォードと司法取引をすることなったとトゥエロから知らされたジューンの怒りは限界を超えてしまう。

 

相関図

まとめ

フレッドの司法取引

ジューンの最終意見陳述

ウォーターフォード司令官は、捜査に協力することを条件に免責を提示された。
裁判所はフレッド釈放の可否について判断するため、ジューンに最終意見陳述の機会を与えたが、トゥエロは、「司法取引の場合、大抵の裁判所は承認する。あなたが陳述してもウォーターフォード氏の情報は重要だ。カレは免責されるだろう。だが私は味方です」と言う。
納得できない現状にジューンは、「私は捕らえられ、何度もレイプされた。そのカレを自由にするあなたのどこが味方なの?」と反論するが、トゥエロは態度を変えない。

ジューンはギレアドでの儀式(妊娠するための”儀式”と言う名のレイプ)がフラッシュバックし苦しんでいた。

フレッドの手続きは着々と進み、今週末には国際刑事裁判所で免責の判断を受けるためにジュネーブへ飛ぶことが分かった。
モイラは、「それが済めばヤツは自由の身になる。そうなったらもう手出しが出来ない。あなたもジュネーブに行って陳述するべきだ」と提案するが、「行かない。私は法廷に出て何もかもすべて話した。それでも免責になる。私が失ったものよりカレの情報が重要なのよ」とジューン。
しかしルークは逆に、「キミもニコールもギレアドを脱出できたんだ。幸運だと思って前に進もう」と言う。

苦しみ

心配するエミリーにジューンは、「私、ほんとにあの男(フレッド)を忘れたい。家族のことをだけを考えたい。ハンナとニコール、それにルークのことを。いい母親ならそうできる。いい母親ならあの男を忘れられるはずよ」と苦悩を吐露する。
何も言えないエミリー。

 

ウォーターフォード夫妻

供述

政府関係者を前に供述の聴取を受けるフレッド。その内容は侮辱的なものもあり、付き添うセリーナの苛立ちは募っていた。

強気

セリーナは、「フレッドは軍の指揮系統からコロニーのことまですべてを話してる。あなたの手柄になってるハズよ。まず、あの質問者を変えて。侮辱的で耐えがたい。司令官らしく扱われないなら聴取を打ち切る」と言うが、トゥエロ、「フレッドは取引するのに残忍な罪を自白した。あなたもその多くを見たハズだ」と指摘する。
それでもセリーナは、「支援者と連絡を取るためにネット環境を改善して。それから新居も。子どもが産まれるの、広くて安全な家を捜して。私が視察して決める」と要求。
あまりの特別意識にトゥエロは、「裁定が決まるまであなたたちは拘束化だ」と言うが、「だったら早く裁定して頂戴。ジューン・オズボーンの陳述も最後にして。この状況で息子を産みたくない」とセリーナ。
その発言にトゥエロは、「フレッドの妻としての人生を歩むのか?私への釈明が欲しい」と言うが、セリーナは、「必要ない」と言い切る。

 

ジューン

面会

ジューンはフレッドに面会を求める。
突然の面会者に、「うれしい驚きだ。”ジューン”と呼んでいいか?」とウェルカムな空気を装いながら、会いに来た理由を訝るフレッドに、「ジュネーブに行くと聞いたから、会うならこれが最後だと思ったから」とジューン。

ジューンはフレッドに好意を持っている風に振る舞う

するとフレッドは、「キミを恨んでいない。法廷での証言を聞いた今でもな」と言い出す。
その言葉に、「私たちに何があったのか分かってるでしょ?」とジューン。
フレッドは、「もちろん鮮明に覚えている。キミの立場も分かっている。法廷だったしご主人もいた。作り話をするしかなかったんだろう。だが、あの家で不快なことがあったのは確かだ。遺憾に思ってる。あの時はキミが置かれた状況を分かっていなかった。でも今は違う。父として息子を奪われたら耐えがたい。そんな途方もない苦しみをキミは味わって来た。そのことを謝罪したい。ほんとうに申し訳なかった」と言う。
「そんな言葉を聞けるなんて」と涙を流すジューン。

フレッドはご機嫌でお酒を注ぐと、「私たちは互いに求め合った。あれは生き抜く術だった。愛じゃないが、他の強い何かだ」と言う。
「そうね」と答えるジューンに、「おかしな話しだが、オブフレッドを恋しいと思うことがある」とまで言い出すフレッド。
「私も恋しい。彼女の強さが」と言うジューンに、嬉しそうな表情で、「彼女は特別だった。刺激されたよ」とフレッド。
ふたりは「オブフレッドに」と乾杯する。

怒り

ウォーターフォード夫妻を崇拝する者がいて、家の警備が強化されることに。
それを知り、「ウォーターフォードが救い主?とんでもない。私はカレの本性を知ってる」と言うジューンにルークは、ビールを飲みに行かないか?と何とか気持ちを切り替えさせようとするが、「私、フレッドを壁に吊す」とジューン。
「あいつはもうすぐ免責になる。もう忘れるしかない」と言い聞かせるルークにジューンは、「壁に吊してやる」と言い続けるー。

 

司法取引を中止させるために

交渉

翌朝、ジューンはトゥエロを待ち伏せ、同行して欲しいと言い出す。
当然トゥエロは、「押しかけてくるなんて異常だ。気持ちはわかるが力になれない」と拒否するが、ジューンはそれを説き伏せ、ローレンス司令官と会わせる。

ローレンスはウォーターフォード司令官を我が国へ連れ帰るために交渉したいと言い、「レジスタンスに協力していた22人の解放と、ウォーターフォード司令官の交換」を申し出る。
死んだと思われていた彼女らちが生きていたことに驚くトゥエロ。
「フレッドの情報は今後も命を救うだろうけど、でも今、救える命がある。22人の命が救える」とジューン。
前向きに検討するとトゥエロ。

ローレンスの協力に感謝し、立ち去ろうとするジューンにローレンスは、「キミは満足できないぞ。ギレアドでフレッドに何が起きたとしてもキミは満足できない」と言う。

憎悪

ジューンからローレンスとの取引を聞き、「取引が実現すればウォーターフォードはギレアドに返され、裁判に賭けられ投獄される」とルーク。
エミリーは、「コロニーかも。捕らわれても殺されはしない」と言うが、リタは、「裁判にかけられるだけマシ」と言い、モイラは、「私の前から消えてくれればそれでいい」と口々の意見を言う中、黙ったままのジューン。

「ジューンはどうなの?」とエミリーに聞かれジューンは、「カレを震え上がらせたい。私がずっと味わって来たのと同じように森の中で捕らわれ、ハンナを奪われる恐怖よ。死ぬほど震え上がらせたい」と言うが、「それじゃ足りない」とエミリー。

 

思わぬ展開

ジュネーブに発つ朝フレッドは、「自由の身になってキミの元へ戻る」とセリーナに約束し、施設を出るが、フレッドはトゥエロらによって拘束、逮捕され手錠をかけられてしまう。
「何かの間違いだ!私にも人権がある!」と叫ぶフレッドにトウェロは、「国際刑事裁判所はあなたの免責を認めす、身柄をアメリカ政府に引き渡した。目下私の監督下にあります」と宣言すると、クルマの荷台にフレッドを拘束、クルマを出す。

着いたのはカナダと旧アメリカの国境橋の上だった。
フレッドはトゥエロから、「あなたを国に返します。ギレアドはあなたを法に基づいて裁くと保証した」と言われ、捕虜交換だと気づくが、時は遅し、目の間にローレンス司令官が待っていた。

「ギレアドの祈りが届いたようだ」と言うローレンスにフレッドは、「すべては家族のためにやったことだ。謝る気はない」と言うが、そこにニック・ブレイン司令官が姿を現し、「国境線は、”目”の管轄だ」とフレッドの身柄を預かることに。
危機的状況にフレッドは、「こんなことは間違いだ。息子よ、聞いてくれ!」とニックを説き伏せようとするが、ニックはフレッドをクルマに乗せると、森へと連れて行く。

以前、ウォーターフォード家の運転手だったニック。
フレッドはニックを都合よくだが可愛がってはいた

 

復讐

クルマから降ろされたフレッドは、森の中を歩かされるが必死に抵抗し続け、「ここはどこだ?」と聞く。
「どちらの国でもない」とニックが答えた時、目の前に姿を現したのはジューン。
目を見張るフレッドに、「自業自得だ」とニック。
ジューンはフレッドの前でニックとキスを交わし、ニックから受け取った鍵でフレッドの拘束を解くと、銃とホイッスルを見せ、「選んで」と言い出す。
「キミに私は撃てない」と言うフレッドの答えを聞き、ジューンがホイッスルを吹く。
その合図で現れたのは、ギレアドで苦しめられた脱出者の女性たち。

その状況におののき、「オブフレッド、頼む。息子がいるんだ」と言うフレッドの言葉にジューンはピクリとも反応せず、「逃げて」と。

森の中を走って逃げるフレッド、それを追いかける女性たち。

とうとうフレッドは女性たちに捕まる。
ジューンは怯えきったフレッドの顔を見て恍惚とした表情を浮かべると、フレッドを殴りはじめ、女性らもそれに加担、フレッドは袋だたきにされた。

女性たちの中にエミリーがいた

 

最終章

朝、自宅に戻ったジューンがニコールを抱きしめていると、そこへジューンが戻ったことに気がついたルークがやって来た。
しかしルークは、血だらけのジューンを見て表情を変える。

「ごめんなさい、ルーク、お願い5分だけ待って」と言うジューンの言葉で、ジューンがやっただろうことに気づいたルークは崩れ落ちる

セリーナの元へは結婚指輪とフレッドの指が届けられ、「ヤツらに虐げられるな」と書かれた壁に吊されたのは斬首されたフレッドの死体だった。

 

感想

シーズン最終話でした。
シーズン4では前半はギレアド脱出を図るジューンら侍女の戦い。
後半は、カナダへ亡命してからのジューンの気持ちを中心に綴られました。
シーズン通して、カナダに亡命したのに、ジューンは全然幸せそうじゃなかった。
唯一、幸せそうだったのは、ハンナ救出の協力を頼むため、再会したニックといるときだけだったよね。
それだけギレアドでの生活が、ジューンを苦しめ続けたと言うことですね。

今回の邦題は、「森」ですけど、原題は、「wilderness」。
【荒野、荒れ地】と言う意味で、まさに、最終話の内容は、「森じゃなく荒れ地でした」。

「ハンドメイズ・テイル」はシーズン5の更新は決まっていますが、その先は未定のようです。
しかもシーズン5がいつ放映されるかも未定。
自らの手でフレッドに正義を果たしたジューンがこれから向かうところがどこなのか、気になります。

 

 以後ネタバレ 

やっぱりジューンはルークの元を去るんですよね?
そりゃそうよね、ジューンのしたこと知ってジューンと普通に暮らすなんてルークにできるはずがないと思う。
そもそもルークは、過去は過去、今の幸せに目を向けて前に進もうってずっと言ってたし。
どれだけギレアドで受けた残酷な事実を聞いても、ルークは体験していない上、男性。ルークにはけして理解できないと思うし、そのルークがわかり得ない部分にジューンは苦しみ、病んでいるのだから無理だと思う。

フレッドを惨殺し、吊したい気持ちは痛いほど理解できるけど、それをやってしまえば、もう元には戻れない。それを分かっててもジューンは、その道を選んだんですよね。

そもそもギレアドを脱出してからカナダで生活していたジューンは、幸せそうじゃなかったものね。
過去の呪縛に苦しめられ、今を現在を暮らしてなかった。
ギレアドであれだけの体験をしたんだから、当然なのだけど。

じゃぁジューンはどこに行くの?
ギレアドの戻ってハンナを奪還するの?
それともルークと離れるだけで別で暮らすだけ?
それより先にセリーナを苦しめるつもりでしょうか?

私は秘密結社みたいなものを結成して、”必殺仕事人”的な存在になるのかな?とは思うけれど、それでジューンが幸せなのかどうか・・・。
ジューンはニックといる時だけが幸せそうだったなって思う。

ジューンひとりの行動でギレアドが崩壊することなどあり得ないと思うし、シーズン5がとても楽しみではあるけど、さて、いつ観れるんだろうーか・・・。

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