#2 不完全女性 Unwomen あらすじ
ジューンが新しい生活に慣れ行く一方でコロニーに思いがけない人が移送されて来てエミリーの心をかき乱す。
相関図
まとめ
ボストン・グローブ社
ジューンが連れてこられたのは廃屋ビルだった。ジューンを輸送した男は、「水はあるし電気は使える。中にいれば安全だ」と言うと、「これからどうなるの?」と聞くジューンに、「オレは運んで終わりだ」と去ってしまう。外ではサイレンが鳴り響き、ヘリの音が聞こえ、オブフレッド(ジューン)の捜索が続けられていた。

廃屋ビルはかつての大手新聞社ボストン・グローブ社の社屋だった。
そこでジューンは大虐殺の痕跡を見てしまう。壁に残った銃撃のあと、生々しい血痕・・・。殺された人を思い涙するジューン。

現実
廃屋ビルへとやって来たニックにジューンは、「とにかく今すぐここを出たい」と言うが、「妊娠している侍女は徹底的に探される。今は動くときじゃない。何週間後かには出られる。初めてのケースだから予定はわからないしこの場所も苦労して捜したんだ」とニック。だが追い詰められ焦るジューンはニックを責める。ニックは、「石打の刑を拒んで反論を煽ったのはキミだ。オレはキミとオレの子を命がけで守ろうとしてるんだ。頼むから言うことを聞いてくれ」と言うが、ジューンはニックの腕を振り払い、「北へ行く!メーン州を抜ければ国境を超えられる。ハンナも連れて行く。セリーナから居場所を聞き出して!」と言い出す。

ニックは、「ハンナは見張られてるから連れ出せない。ここに居れば安全だ」と説得するが、一切聞かず、「ハンナを取り戻す。クルマのキーを貸して」とジューン。ニックからキーと銃を受け取ったジューンはシャッターを開け、エンジンをかけるが、自分を見つめるニックに冷静さを取り戻すと何度も激しく求め合った。
鎮魂
ジューンは社員のデスクに飾られていた写真や置物、ぬいぐるみなどを集めると、虐殺現場にキャンドルを灯し、亡くなった人たちを鎮魂する。

コロニー
汚染物質が広がる荒れ果てた荒野で過酷な労働をさせられる女性たち。エミリーは今、「女失格(Unwomen)」の場所、コロニーにいた。コロニーにいる女性たちは皆、汚染物質のせいで体調は最悪、皮膚もボロボロだった。

コロニーにまた新たな女性たちが移送されて来た。その中には司令官妻も。
女性たちが皆、司令官妻に冷たくあたる中、エミリーはケガの手当をしてやるなど気にかける。
夫人は肉欲の罪でコロニー送りにされたと言い、夫は侍女に夢中になり彼女の不貞に気づかなかったと言う。「愛だった。だから神は私を許し救ってくださる」と言う夫人に感染予防だと抗生剤を渡すエミリー。

だがその夜、夫人は腹痛で苦しむ。エミリーが渡した薬は毒だったのだ。
「化け物!」と罵る夫人に、「あなたは夫が侍女をレイプすることに手を貸した。許されることじゃない。ひとりで死んで」と言い放つ。
翌朝夫人は十字架に磔にされ死んでいた。

ジャニーン
またコロニーに女たちが送られてきた。その中にはジャニーンが!
ジャニーンはエミリーを見つけ駆け寄るが、引き離されてしまう。

アメリカ情勢が不安定になりつつある中、大学教員のエミリーはレズビアンを理由に来期の講義を外されることに。ゲイである同僚は、今は目立たない方が無難だと警告するが、戦う姿勢を見せるエミリー。だがその同僚が大学構内で首つり処刑されてしまう。

エミリーはパートナーのシルビアと息子オリバーと共にカナダ出国を決断するが、出国を許可されたのはカナダ国籍のシルヴィアと息子だけだった。(エミリーはビザがないこと、結婚証明書が無効だと拒否された)エミリーは仕方なく空港で家族と別れた。

感想
エミリーの過去、現在が明らかになりました。今後、エミリーもこのドラマに関係してくると言うことでしょう。
しかしエミリーがコロニー送りにされた司令官妻にした行為は残虐ですよね。直接恨みがある相手でないのに、司令官妻だと言うだけでそこまでできるんだとちょっと衝撃でした。




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