マギー・ピアース役のケイリー・マクレアリーが降板。
マギーの最後のエピソードです。
#15 受け継がれる思い Mama Who Bore Me あらすじ
マギーとウィンストンは自分たちの将来を決める。
シュミットはユダヤ教の成人式(パル・ミツバ)を延期すると言うグレイソンと両親の気持ちに寄り添い、ある計画を実行。ジョーはルナの聴力を検査する。
相関図
まとめ
マギーとウィンストン
ウィンストンの協力でノラの巨大胸腺腫のオペを成功させたマギーは改めてウィンストンとならオペが不可能な症例さえも成功に導けると確信、その夜ふたりは盛り上がる。(ここまで14話)
譲らない決断
翌朝マギーは、「私たちはオペでペアを組むと凄い力が発揮できる。一緒にシカゴに来て欲しい」と言うが、「シカゴにボクの仕事はない。キミの計らいで仕事を得るのはイヤだ。ボクはようやくグレイ+スローンで認められはじめた。2人なら乗り越えられる。ここでやり直そう」とウィンストン。しかしマギーは、「これは人生にとって大きなチャンスなの」とマギー。するとウィンストンは、「オレはキミに残って欲しい。結婚の誓いを守る。父親みたいになりたくないからだ。キミはエリス・グレイの娘だ。才能を受け継いでる。チャンスはまた来る。エリスのようにならないように努力するべきだ。残って欲しい」と言う。
アメリアの気持ち
マギーから、「母エリスのように野心や出世欲を優先するなってウィンストンに言われた」と相談を受けたアメリアは、「カイがあなた、ウィンストンが私って状況ね」とカイからロンドンへ行くと言われたと告白する。
アメリアから、「カイに遠くへ行って欲しくない。私のことを一番に思って欲しい。きっとウィンストンも同じ気持ちなのかも」と言われたマギーは、「私は冷酷なのかも」と言うが、「あなたはシカゴに行くべき。カイにはとても言えないけれど」とマギーの背中を押すアメリア。
キャサリンの言葉
リチャードともう一度話し合おうとするマギーにキャサリンは、「エリスは野心の塊だったけど、あなたはそれだけじゃない。優しさ、思いやり、高潔さがある。公正で友情に厚い。それはリチャードの性格を継いでる。シカゴへ行くべき」と背中を押す。
ウィンストン
マギーとウィンストンから画期的なオペを受けたノラの経過は順調だったが、突然急変する。
頚静脈に血栓が詰まったのだ。ヴィヴが、「ピアース先生を呼んで!」と叫ぶ中、ウィンストンはすばやく頚静脈を切開、血栓を除去する。
ノラをオペ室へ搬送したジュールスは、「先生のオペは完璧だったのに」と言うが、ウィンストンは、「血圧上昇が原因だろう。完璧にオペしても起こり得る」と言い、ジュールスに”パッチグラフ接合”を指導する。
オペは成功した。
ウィンストンから指導を受けたジュールスは、「先生までシカゴへ行かなくてよかった。先生の技術は素晴らしい。もっと学びたい」と言う。
ふたりの決断
マギーは、「エリスも育ての母も自分の心に従わず、可能性を捨てて生きてきた。私の心は仕事と共にある。私は冷酷じゃない。私たちお互い非はない。あなたを愛してる、でも私は行く」とマギー。
「キミを愛してる、でもボクは残る」とウィンストン。ふたりは別の道を歩む決断をした。
そしてリチャードもマギーを快く送り出した。
シモーヌ
トビー・バレット
トビーが右乳房の異変を感じ受診してきた。
シモーヌはトビーの乳房にしこりを見つけ、マギーにコンサル、生検を行うことに。
「ガンなの?私は弁護士で今、大きな訴訟を抱えてる。こんなことになるなんて。定期的に健診も受けて来たのに。これって仕事を優先してきたことへの罰なの?」と取り乱すトビーにマギーは、「罰じゃない。あなたは仕事を愛してる。それは尊いことよ。これから病状に対処すればいい」とトビーを励ますが、「もしガンだったら、私は彼女にとれも告知できない」とシモーヌ。マギーは、「できるわ。あなたは患者の気持ちに寄り添えてる」とシモーヌを励ます。
生検の結果、トビーは乳がんだった。
動揺し、「どうしたらいいの、わからない」と言うトビーに、「大丈夫、私が教えます」と寄り添うシモーヌ。マギーはその姿を見て安心する。
ヤスダミカ
両足違うシューズを履いたり、ボ~としたり。
終いには仮眠すると言って寝過ごしオペに入れなくなるミカ。
ミカはオペの助手を奪ったクワンに怒りを向けるが、オーウェンは、「しっかりしろ」とミカを叱責する。
アメリアとカイ
患者:リンジー・アリン
エーラス・ダンロス症候群のリンジーが風呂場で転倒、左半身の感覚と運動麻痺で搬送されて来た。
CTの結果、リンジーは頚椎固定に使われた金属のアレルギーを起こしており、早急にオペで金属を除去する必要があったが、「再固定はできない」とアメリア。
皮膚、関節、血管など全身的な結合組織の脆弱性に基づく遺伝性疾患
環軸不安定症は症状のひとつ
カイの提案
アメリアはリンジーを麻痺のままにできず、カイになにか方法がないかと相談する。
カイが提案したのは金属の代わりにサンゴと幹細胞を使って頚椎を固定する方法だった。
アメリアは、「たまたま神経科学者が病院にいたからできる最先端テクノロジー治療」と説明するが、リンジーの弟カールトンは、「実験的だし高額すぎる」とオペに反対するが、リンジーは、「治療を決めるのは私よ、手術を受ける」と言う。
アメリア、オーウェン、そして参加するはずのミカが来なかったため、代わりにクワンが参加、オペは成功する。
オーウェンから、「カイの雇用をテディに相談してはどうか?」と言われたアメリアはグレイ+スローンにカイの雇用を取り付け、そのことをカイに伝えようとするが、「私たちは離れていたから上手くいってたのかも」と言い出すカイ。アメリアは、結局子ども(スカウト)のことが原因なのかと言うが、カイは、「あなたは私が努力してロンドンの研究所を任されるまでになったことを知ろうともしない。自分のことばかりで私に励ましやお祝いの言葉さえない。あなたを愛してるそれは変わらない、でも・・・」と言うが、その言葉を遮ったアメリアは、「”でも”ってみんなそう言う、見捨てていく前に」と言うのだったー。
ジョー
ルナの聴力検査を受けるために小児科へとやって来たジョー。しかし突然恐怖が襲い動けなくなってしまう。
そこへリンクが現れる。リンクはジョーとルナを心配し、仕事を調整してやって来たのだ。
悪い方へと考えを巡らせるジョーに寄り添い、「とにかく1つずつ片付けよう」と励ますリンク。ジョーはリンクに診察の同席を頼む。
検査の結果、ルナの聴力に問題があることがわかった。医師は今後詳しい検査をすると言う。
リンクは必死に落ち込むジョーを励まそうとするが、ジョーは、「そんな話しは聞きたくない。私はルナがつらい目に遭うのがイヤなの。今はそんな浮かれた励ましは止めて」と言われてしまう。
シュミット
このエピソードの続き(14話)
シュミットの思い
グレイソンのオペ後の経過は順調だったが、ユダヤ教式成人式(パル・ミツバ)は延期することに。
ひ孫の成人式を楽しみにやって来た曽祖父ザイドは、「私のことは気にせず延期すればいい」と言う。
その様子を見ていたシュミットは、病院のロビーでのグレイソンの成人式やりたいとテディに交渉する。
シュミットはアダムス、クワンの協力でロビーを飾り、グレイソンに病院で成人式をしようと言うが、グレイソンはよろこぶどころか、「病院で成人式をするなんて惨め過ぎる。成人式はしない。こんな形はイヤなんだ」と拒否する。
シュミットはグレイソンに寄り添い、「大人になると言うことは、その対処法を学ぶことでもある。成人式ができなかったザイドおじいちゃんとひ孫の成人式を一緒にしよう」と説得する。
シュミットの説得で、ザイドおじいちゃんと一緒に成人式(パル・ミツバ)をすることになったグレイソン。
式にはガールフレンドのエイローズも出席、グレイソンの両親も心からよろこぶ。
グレイソンは見事に聖書を暗唱、曽祖父ザイドも暗唱し素晴らしい式となった。
新しい道
シュミットの活躍を見たリチャードは、「キミの子どもへの寄り添い方と思いやりは素晴らしい。小児科のフェローシップを受けてみたらどうだ?」と提案する。
感想
マギー・ピアース役のケリー・マクレアリーまで降板するとは知りませんでした。
9年間「グレイズ・アナトミー」で活躍してくれたメレディスの父親違いの妹でした。
個人的にはあまり好きなキャタクターではなかったけれど、降板と聞けばやはりさみしく感じます。
シーズン19のフィナーレエピソードには登場するそうですが。
レギュラー降板のたびに、ラブラブカップルになにかに理由をつけて別れさせる形を取るしかない現実。
今回は離婚はせず、それぞれの道を歩むと言う形になりました。良かった。
これからウィンストンがグレイ+スローンズで活躍してくれることを期待しています。
原題は、「Mama who bore me = 私を生んだママ」。
絶対に直訳した方が良かったですよね~
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