キリング・イヴ 3 #5 ピナーから来たの?

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ヴィラネルが故郷に帰るエピソード

#5 ピナーから来たの? Are you from Pinner? あらすじ

突然、家族に会いたくなったヴィラネルは、故郷ロシア、グリズメットへ。
ヴィラネルを見て驚く弟ピョートル。
そこには、新しい父親に異父兄弟とその恋人までいた。
ヴィラネルは、ピョートルの勧めで、収穫祭に参加する・・・。

 

まとめ

ロシア グリズメット

ヴィラネル、家に帰る

不法侵入者

家族を求めて故郷へ帰ったヴィラネル。
実家があるのは、田舎の村。
ヴィラネルは挨拶なしで勝手に家に入り込み、室内を物色する。

すると、「誰?」と声をかけてきた少年。
次々と家人が集まり、「誰だ?」と聞かれても、素性を明かさないヴィラネル。
義理父らしき人物は、「素性を明かさないなら警察を呼ぶ」と言い出す。
その時やって来た男は、「オクサナ?姉ちゃんだ」と。
弟のピョートルだった。

家族の中でオクサナ(ヴィラネル)は、死んだことになっていた。

家に居たのは、弟のピョートル以外に、
義理父:グレゴリー
義理兄弟:フョードルとその恋人ユリア、そして少年ボルカ。

母タチアナとの再会

エルトン・ジョンが大好きだと少年ボルカと話しをしていた時、母タチアナが帰宅する。
ヴィラネルは急に固い表情になり、落ち着きを失くすが、母タチアナはヴィラネルを見るなり、「信じられない。オクサナが生きてたなんて!」と言って泣きながら娘を抱きしめる。
どう対処していいのか戸惑うヴィラネル・・・。

「養護施設から電話があり、火事で死んだって聞かされたんだ。あんたが放火し、多くの人が死んだってね」と母。
「どうして私だけを施設に入れたの?」と聞くヴィラネルに母は、「1ヶ月のつもりで施設に預けたんだ」と説明するが、納得ができないヴィラネル。

姉との再会を喜ぶピョートルは、ヴィラネルのアルバムを持って来た。
母親はアルバムを見ながら、「あんたは可愛い子だった。私がオシャレしたら、真似するのが好きだった」と言う。
その時、父親の写真がないことに気づいたヴィラネルは、「父さんの写真は?」と尋ねるが、母親は何も言わない。
「父さんの話が出ると母はツラそうにするんだ」とピョートル。

その夜、家族全員でトランプで遊び、楽しい時間を過ごすヴィラネルに、「今夜は特別な夜だ。大事な娘オクサナが戻って来た」と母。
ウォッカで乾杯し、エルトン・ジョンの歌で踊りだす家族ー。

 

翌朝

ピョートル

木の加工業を営むピョートルは納屋で暮らし、沸々とした怒りを物にぶつけることで発散していると言う。
「父さんのこと、何も覚えてないんだ」と言うピョートルに、「面白くて強い人だった。少なくともあの女(タチアナ)よりマシ。あの女は性悪」とヴィラネル。
ヴィラネルは施設スタッフから、家族全員交通事故で死んだと聞かされていた。

ふたりはランチへ行くことに。
「明日は収穫祭なんだ。絶対に楽しいよ」とピョートル。
「なんで村を出ないの?」と聞くヴィラネルに、「母さんが困るから」とピョートル。
「母さんに遠慮することない。あなたはあの人の本性を知らないのよ」と言うが、ピョートルはそんなことは気にもせず、ヴィラネルに甘える。

義理父、義理兄弟と恋人

フョードルとその恋人ユリアは、ワケのわからないことを信じてる変人。
ボルカも何かに苦しんでいる様子。

ヴィラネルは、母タチアナの現在の夫グレゴリーに、「母から私を捨てた理由を聞いた?どんな子だって言ってた?」と尋ねるが、「手のかかる子どもだったと聞いてる。タチアナは毎晩泣いてる。深い悲しみを抱えてるんだ」と言う。

タチアナはヴィラネルに、自分が昔、着ていたつなぎの服をリフォームしたとプレゼントする。

収穫祭

(楽しめるワケがない)と思っていた収穫祭を楽しむヴィラネル。

ボルカは、エルトン・ジョンの引退コンサートへ行くため、ピロシキ大会で優勝し、賞金をゲットしようと張り切るが、負けてしまう。
落ち込むボルカに近づいた母タチアナは、何か言葉をかける。
それを見たヴィラネルは、記憶の中の母とは違うと感じる。

ヴィラネルは、フン投げ大会に出場し、優勝する。
それをよろこぶ家族。

母親の本性

収穫祭も終わりに近づき、村人たちはダンスで盛り上がる。
その中には楽しそうに踊る母の姿も。

「ピョートルが言うとおり、収穫祭はすっごく楽しい」と言うヴィラネル。
しかしボルカは自分で自分の頭を叩き、「ボク出るんじゃなかった・・」と言い出す。
ヴィラネルは、「エルトンに会うチャンスはまだある。落ち込むような事じゃない」と言うが、「家族に恥じをかかせた。母さんがそう言ったんだ。結果発表のあと、ボクの側に来て、そう言ったんだ」とボルカ。
その言葉は、一瞬にしてヴィラネルに母をの確執を思い出させた。

・・・そして実行

真夜中、キッチンで料理を作るヴィラネルに、「オクサナ」と声をかける母タチアナ。
ヴィラネルはナゼか目から血を流したメイクを施した顔を見せるが、無反応の母。
「どうしたの?昔は笑ってたでしょ?」と言うヴィラネルに、「笑わない」とタチアナ。

ヴィラネルは、「子どもの気分になりたい。顔を拭いて欲しい」と頼むと、タチアナはヴィラネルの顔を拭いてやるー。
だが、拭き終えた時、「明日、この家から出てって。これ以上ここに居て欲しくない。あんたは家族の一員じゃないの。ウチの人間じゃない」と言い出す。
「居座ったらまた施設に預けるの?あの頃みたいに素直に言うことは聞かない。あんたは母親失格、妻失格」と言うヴィラネルに、「あんたのドス黒い心でウチを汚されたくないんだよ」と母。

「ドス黒いのはあんた。昔から闇を抱えた。父さんは私を恐れてなかった、あんたにウンザリしてたのよ、あんたの本性に気づいてたの」とヴィラネル。
しかしタチアナは、「悪いのはあんただよ、私からすべてを奪った。父さんも奪った。あの人は操られてた。あんたの言いなりだった、あんたのその闇に恐れてたからね。あの人はあんたが私を襲うって思ってたんだ」と言う。
「施設に連れてったこと、迎えに来なかったことを責める気はもうない。許せないのはあんたが本性を認めないこと。私はあんたに似た娘だって」とヴィラネルは言うが、タチアナは、「出てって。ここは私の家なんだ」と言う。
「私、あんたを殺さなきゃ、ママ」とヴィラネル。

ヴィラネルは母を殺し、床に石油を撒き、ライターをつけてテーブルに置く。

ヴィラネルはボルカを目覚ましで起こし、納屋へ行くようメモを置いた。
起きたボルカが納屋へ行くと、「これでエルトン・ジョンに会える」と書かれた手紙と、大金が封筒の中に。
納屋の奥では、ビョートルが眠っていた。

その時、家は大爆発する。

そのままヴィラネルは実家を後にして、電車に乗り込む。
母から貰ったつなぎを着て・・・

感想

1エピソードすべてヴィラネル(オクサナ)でした。
ヴィラネルが、境界型パーソナリティ障害を確率した背景がわかるエピソードでした。
この感じだと、母タチアナも同じく境界型パーソナリティ障害だろうけれど。

ピロシキ大会で負け、落ち込んでいるボルカに近寄った母を見たヴィラネルは、母親も変わったんだと思ったんでしょうけど、実際は、息子を叩きのめすような発言をしてたワケです。

母親を殺したことで、ヴィラネルの”闇”はひとつ消えるのかな?
それとも、より深くなるんかな?
気になるところです。

 

 

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