若かりし頃のメレディスの映像が・・・
可愛かったなー、メレディス。
#8 私という軌跡 My Shot あらすじ
保険金詐欺をしたメレディスの処分を決めるため、医事委員会は審問会を開く。
しかしメレディスは、審議委員長を見て顔色が変わるー。
まとめ
審問会が開かれることになり、アテンディングらは会場に集まる
ホンジュラス出身の少女ギャビーの治療には手術が必要だったが、難民申請中の彼らには保険がなく、父親ルイスは無職だったため高額の医療費を払えない。
メレディスは、ギャビーを治療するため、娘エリスの保険を使うことに。
しかし検査の結果、ギャビーは、何年も化学療法など治療が必要な、「非ホジキンリンパ腫」と分かる。
保険詐欺がバレれば彼らはホンジュラスに強制送還されてしまう。
リチャードは、書類上ギャビーを重症にし、30日以上の入院をさせ、州の新しい保険を有効にした。
医事委員会による審問会
夫デレクを殺した男
審問会がはじまる前、「今日は私に任せて。不安だろうし言いたいことがあるのはわかるけど、今日は黙ってて」とくれぐれも無謀な行動をしないようクライン弁護士はメレディスに言い聞かせる。
判事ベンソン、担当検事のコルドヴァ、審議委員らが部屋に入ってきた。
しかしメレディスは、審議委員長のポール・カステロを見た瞬間、顔色が変わる。
「夫を殺した男よ。変えて欲しい」と言い出すメレディス。
カステロはメレディスを全然覚えていないようだった。
その事実がメレディスの怒りを更に倍増させるが、「委員長交代の申し立てすれば、次の審議会は半年後になってしまう」とクラインに言われ、メレディスはこの状況を受け入れる。
証言 前半
ベイリー
最初に証言台に呼ばれたのはベイリー。
しかしメレディスの保険詐欺を許せないベイリーは、頑なな態度を見せる。
検事のコルドヴァから、これまでのメレディスの問題行動を羅列され、事実であるかと問われると、「事実です」とベイリー。
患者家族ルイス
次にギャビーの父ルイスが証言台に立つ。
娘に手術が必要だったが無保険だったこと、早期発見、早期治療をしてもらえたおかげでギャビーは元気になったことを話し、「グレイ先生は命の恩人。世界にはこんな医師が必要だ」と言う。
アンドリュー・デルーカ
アンドリューの証言中、「あなたはグレイ医師と交際していますね?」と突然質問するカステロ。
「それが何の関係があるのか?」と問うアンドリューにカステロは、「保険金詐欺を知ってて、キミは報告をあげなかった」と指摘。
コルドヴァも、アンドリューが過去に出した、「研修先移動申請」の件を持ち出し、不当な扱いを受けたアテンディングは誰か?と問う。
それは、アレックスからアンドリューが暴行を受けたあと、メレディスから不当な扱いを受けていた時に出した申請書だった。
「メレディス・グレイ先生です」、アンドリューは言うしかなかった。
シュミット
「グレイ先生の指導を受けている。ボクにとって最高の師匠です。いつもチャンスをくれる」とシュミット。
コルドヴァから、「ギャビーのIDブレスレットには、何と書いてあったか?」と問われ、「ギャビーと皆が呼んでいる患児のIDブレスレットには、”エリス・グレイ”と。手違いだろうと思い、ミスをしたくなくてベイリー部長に報告しました。先生ごめんなさい。こんなことになるとは思わなかった」と。
休憩
一旦、休憩が入る。
メレディスはかなり厳しい状況だった。
アレックスは、「相当調べ上げられてる。ルイスは上出来、ベイリーはダメ、デルーカは役立たずでシュミットはチクリ屋だ」と皆に報告する。
休憩中、アンドリューと一緒にいたメレディスは、「今日が私の医者の最後の1日かも。あなたとも終わりよ。免許を取り上げられたら、あなたはオペできるのに私はできない。 立場が変わってしまう」と言う。
証言 後半
オーウェン・ハントとリチャード・ウェーバー
ハントは、メレディスは本当に名医で妹を救った。そのオペでキャサリン・フォックス賞も受賞したと言うが、コルドヴァは、ハントがメレディスを否定的に評価した記録を取り上げる。
リチャードには、認知症の研究が中止になった理由(治験で不正をした)について言及、ますますメレディスは追い込まれる。
パトリシア・マーフィー
ウェーバーの元で長年事務をしていたパトリシアは、「最初、インターン採用リストにメレディスの名前はなかったが、あとでウェーバーが追加した」と証言してしまう。
それはつまり、メレディスは本来、採用されるべき人材ではなかったと言う事実だった(誰も知らない事実)
アレックス・カレフの証言とキレたメレディス
「インターンの頃は、実力を競っていたこともあったが、いつしかライバル心は消えた。彼女はボクを良い人間、良い医師に変えてくれた」と証言したカレフ。
しかしコルドヴァは、「グレイの長女の養子縁組の手続きが遅れた理由は、グレイが解雇された理由と関係あるのでは?」とツッコむ。
すると突然カステロが、「グレイ氏は分別に欠けた行動を取り、養子縁組の話しが立ち消えになるところだったんじゃないですか?仕事でも私生活でも法を守らないと言うことだ」と言い出す。
その言葉にガマンできなくなったメレディスは立ち上がり、「亡くなった担当患者の配偶者の名前を私は全員覚えてる。あなたは私を尋問できる立場?私の免許を取り上げたいならやればいい。でもあなたは、私の娘のことを持ち出す権利なんて一切ない。あなたが父親を奪ったんだから。私のことを覚えてない?私はあなたを覚えてる。瀕死の夫を救わなかった役立たずだってね。私の最愛の人に対してあなたは、頭部CTを撮らず、バーホールさえしようとしなかった。あなたは夫の件でキャリアを失ってもおかしくなかった。なのに偉そうに私をさばくの?あなたにその資格はないわ」と。
カステロは顔色が変わり、「少し時間を。グレイ氏との利益相反について検討したい」と言う。しかしメレディスは、「この男に私のライセンスを託さないで!」と言い放つ。
その時、カステロが突然、痙攣を起こして倒れた。
メレディスは反射的に手と指示を出す。
「カレをグレイ+スローンに運んで。あそこなら最高の治療を受けられる」メレディスはそう言うと、アメリアに、任せていい?と頼んだ。
アメリアの気持ち
グレイ+スローンの運ばれたカステロは、高圧性脳出血だった。
アメリアはオペをトムに頼む。
それを見守るアメリアとリンク。
アメリアは、「世の中が公平で、アイツが報いを受ければ良いのにってずっと思い続けてきた」と。
しかしトムの腕を持ってしても、カステロを助けることはできなかった。
リチャードとベイリー
ベイリーはリチャードに、「あなたは証言でウソをついた」と言う。「キミは他人行儀だった」と返すリチャード。
「私は彼女のことはよく知ってる。強引なところもね。あなたは違法行為を止めさせるべきだったのに、カバーするなんて。あなたはいつだってメレディスを優先する」とベイリー。
リチャードは、「メレディスは家族であり、極めて優秀な弟子だからこそ自分のキャリアを犠牲にしてでも守りたいんだ」と言うが、「で、私は部外者ね。だけど、相談してくれれば・・」とベイリー。
リチャードは、「相談すればキミもクビになってた。キミは医師免許も職場も失っていない」と言うが、「いいえ、それ以上のものを失った。病院は変わってしまった。優秀な医師たちも、友情もすべて育てたと思っていた彼女の裏切りのせい。この気持ちがわかりますか?」と。
「ツラかったろう。でも、キミもボクと同じ気持ちだと思っていたんだがな」リチャードは言う。
メレディスのために
判事は、審問会は延期、改めて、最初から行うことになるだろうと言うが、「延期は待ってください」とアレックス。
「メレディスを擁護したいと言う人が世界中から集まってきてる」と。
会場には続々とメレディスの治療、手術を受けた患者が入ってくる。
その中には、メレディスの1番最初の患者や、清掃活動で見つけた甲状腺ガンの女性、そして元気になったギャビーの姿も。
彼らは皆、証人として立つ。
他にもクリスティーナやアリゾナ、エイプリル、カリー、アリソン・・・メレディスと一緒に仕事をしてきた仲間からも嘆願書が届く。
「もう十分だ」と言う判事に、「判事、もう少しグレイについてお伝えしたいことがあります」とベイリー。
ベイリーの本音
「彼女に最初に会った時から、この子は絶対頭痛のタネになると思ってました。ルールが守れないタイプですから。そして今回は、命を救うためとは言え法を破ってしまった。その結果仕事を失い、街中で清掃活動。でも医師免許を取り上げるなんてとんでもない。こんな腕利きは滅多にない。彼女は努力を惜しまなかったからココにいるんです。それに、いろんな苦労があったのに、優しさや温かさ、他の人への思いやりを失ってない。ここにいる誰よりも立派です。私を除いて。私はミランダ・ベイリー。グレイ+スローン病院の外科部長です」と。
審議の結果、メレディスの処分は不要と判断された。
「あなたの言葉、とてもうれしかった」とメレディスはベイリーに伝える。
ベイリーは、メレディスに戻って来てと。
メレディスは、「ありがとう。OK」とグレイ+スローンに戻る決心をする。
メレディスとアンドリュー
夜、アンドリューは、「話せる?」とメレディスを呼ぶ。
「休憩中に言ったことは本心じゃない。怖くて口にしてしまったの、ごめんなさい」とメレディスは言うが、「あれはキミの本心だよ。ボクはキミを愛しているからなんでもする。病院ではキミを庇い、証言もしたし、留置場にも。パートナーなら当然だ。でもデレクとのことを話すキミを見て、ずっと引っかかっていたことがハッキリした。キミはデレクを愛していたし尊敬していた」
「別の話よ、比べることはできない。あなたを尊敬してるわ」とメレディスは言うが、「これから先、ボクを対等に思える?自分が何を求めているか、考えてみて。そしてボクが必要なら教えて」とアンドリューは言って、帰って行く。
その他
メレディスのことをベイリーに報告したのがシュミットだとインターン全員が知ることになった。
マギーはセイビーを救えなかったことから立ち直れない。
ジャクソンはマギーの側にいて、彼女を支えようとする。
感想
うんうん、まさに邦題どおり、メレディスの軌跡がわかるストーリーでした。
シーズン16ですもんね、感慨深い。
ベイリーが最後の言葉に、ジーンと来て涙が出そうになりました
ほんとうに最初から、メレディスを育てたのはリチャードとベイリーですもんね。
そして彼女が救ってきて多くの命が、会場に集まったシーンにも感動しました。
確かにメレディスには無鉄砲なところがあるし、自分の信念を変えない故、問題も起こりますが、いつも真摯で、全力です。それがメレディスだし彼女の魅力。
保険詐欺はイケナイことだけど、私利私欲じゃない。ギャビーを助けるためだったんですものね。
今回はペナルティ1つと言うことで許してもらえて良かった。
医師免許を剥奪され、医療に関われないと助かる命が助からないことになりかねませんからね。
アンドリューがメレディスに、もう一度、ボクが必要か考えてって言葉、痛かったな・・・。
思うんですよね、若い時の恋じゃなく、30台以降の恋愛って、難しいなって。
だって、ほぼほぼ皆、過去がある。
その過去は、激しい恋だったり、深く傷ついたり、デレクのように亡くなったり。
そういうものを経て、自分が作られてる。
そういう相手との恋愛は、若い時のようにストレートでは居られない。
そのまんまじゃないんですよね・・・。
アンドリューも、あれだけデレクへの愛を見せられたら、複雑な気持ちになるのも理解できる。
メレディスはアンドリューを好きだと思う。
だけど、デレクと同じじゃない。
もうそれは比べられないし、それを超えられるもんじゃないんですよね。
私も、この年齢だからわかるけど。
切ないな・・・。
アンドリューの気持ちがわかるだけに。
コメント