グレースが主役の幻想的なストーリーです。
#12 夢の中で In Dreams あらすじ
野原で居眠りをしてしまったグレースはウォーカーの襲撃を受けるが、それを助けたのはアテナ言う名の少女だった。アテナは記憶障害を起こしているグレースを自分の居住地へと連れて行くが、そこはダム湖ー。
相関図
まとめ
グレースの幻覚
意識を失っていたグレースは幻覚を見ていた。
それは16年後の世界。
そこでは娘アテナは16才で、ダム湖はモーガンが目指した素晴らしい村へと変貌していた。
アテナを育てているのはモーガン。
しかしその村にはグレースのお墓が。
幻覚の中でグレースは未来のモーガンとアテナと時間を過ごす。
事実
モーガンは、陣痛がはじまったグレースをクルマに乗せ、ジューンの病院に向かっていた途中、クルマが爆発、グレースは意識を失ってしまう。
モーガンは一旦動物病院に避難し、ジューンと連絡を取るが、ジューンが到着するには馬で5時間ほどかかると言う。「目を覚ませ!グレース、子どもを生むんだ」と何度も呼びかけるがグレースの意識は戻らない。
カギにまつわる争い
動物病院にやって来たホールディングたち。
「やっとお前を見つけたぞ、モーガン。返して欲しいものがある」とライリー。
モーガンは意識を失ったグレースを守るために手押し車で馬小屋へ移動するが、以前として意識が戻らないグレース。
モーガンは馬小屋にバリケードを作り、ひとりで対峙する覚悟を決める。
ライリーは、「カギをよこせばすべてが解決する。渡してもらおう」と要求するが、モーガンはこん棒ですべての男を倒し、ライリーの右胸を刺した。ライリーは、「諦めないぞ」と逃げ帰った。
しかしグレースが息をしていなかった。
モーガンは、「戻って来い、グレース!」と名前を呼びながら蘇生するが、グレースの脈は微弱なまま。
モーガンはグレースの手を握りしめ、ただ神に祈る。
その時、息を吹き返したグレース。
「死んだかと思った」と言うモーガンに、「戻って来た。アテナを産むために。未来を見たの。娘が生まれるけど私は生きられない。でもすべて上手く行くわ。アテナがいるから」と。
グレースがテープレコーダーに娘へのメッセージを吹き込んでいると、何かを察知したモーガンはグレースを庇って干し草にダイブする-・・・そこへ突っ込んできたのはライリーが運転するクルマだった。
ライリーはモーガンに銃を向けると、「武器を捨てろ、撃ち殺すぞ!早くカギをよこせ!」と迫るが、モーガンがすんなりカギを渡さないと分かると、今度はグレースに銃を向け、「カギを渡せば出て行く。抗えない運命だ」と迫る。
グレースは、「カギを渡して!そのカギは未来じゃない、未来を築くのはアテナよ。早く渡して!」と言い出す。
モーガンがカギを渡すと、すぐさま馬小屋を去ったライリー。
グレースはモーガンに必死に語りかける。
「何も心配しなくていい。この子が未来を守る。皆をひとつにしてくれる。私には分かるの」と。
「オレもそう信じるよ」とモーガン。
命
産気づいたグレーズはモーガンの助けを受けながら、出産に挑む。
初産のグレースは長い陣痛を耐え抜き、ようやく出産するが、産声が聞こえない。
モーガンは蘇生を試みるが、赤ちゃんは逝ってしまう。
動揺するグレースに赤ん坊を抱かせたモーガンだったが、現実を受け止めきれず、「どうしてなんだ」と呟くが、グレースは、「見たのは私の最期じゃなく、この子のものだったのね。こんなハズじゃなかった」と号泣するのだったー。
感想
たぶん評価が二分するタイプのエピソードだと思います。
ごめんなさい、私はこれまでのフィアーの構成を考えると、向いている設定ではないと思いました。
グレースにフラグが立った話しなのね・・・と理解して見たのに、最後の最後のどんでん返し。
(良かった~)と思えないのは、死産だったから。
赤ん坊こそ未来の希望なのに。
その上、グレースが見た幻覚のせいで、「何のカギか分からないけど、命をかけてまで奪い返したいほどの価値があるカギ」をモーガンはライリーにサクッと渡してしまったので、この行為がこのあと、吉と出るか凶と出るか。
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