グッド・ドクター 3 #6 病める執刀医

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#6 悩める執刀医 45 Degree Angle あらすじ

ショーンの単独執刀医デビューが決まった。準備に余念のないショーンだが、カーリーとの関係について疑問を投げかけられ、感情を乱される。
メレンデスは腹部腫瘍の妊婦を担当するが、思っていたより状況がフクザツになっていくー。

 

改)執刀医デビューのショーン ①

リハーサル

改めて、虫垂切除術で執刀医デビューすることになったショーンはオペ室で、模型相手にチームを集めてリハーサルをする。
アンドリュースは、それがリムの許可と知り、ショーンを甘やかしすぎだと注意するが、「それぞれに合った方法で指導してる」とリム。

リハーサル中、モーガンからカーリーとの関係を聞かれたショーンは順調だと言うが、カーリーが、友だちとの集まりにショーンを呼ばれなかった聞いたスタッフは、「友だちにマーフィー先生を紹介しないのは、カレシだとは思ってないからだ」と言われ、ショーンは動揺する。

病理室にいるカーリーを遠くから見つめているショーンに、「どうした?」と聞くアレックス。
ショーンは、「友だちの集まりに呼ばれなかった理由を知りたいけど、聞けない」と言う。

 

ショーン、不安に支配される

グラスマンのクリニックへ行きショーンは、「先生、感情の区分化が必要だ。カーリーは恋人同士がするようなことを求めるのに、友だちの集まりにボクを呼ばない。オペに集中しないとダメなのに、頭の中がカーリーのことばかりだ。カーリーと話そうとしたけど、ムリだ」と動揺し、落ち着きのないショーン。
グラスマンは、「みんな、仕事とプライベートを分けるのはむずかしいんだ。だから制服を着て切り替える。白衣を着る時は医者。私服の時はプライベートだ。だから言ってみろ、”ボクは医者だ。恋愛なんて関係ない”って」とアドバイスする。

 

クレアのウソ

モーガンからショーンの状態を聞いたクレアは、「あなたにカレシ扱いされてないと思ってショーンは仕事がうわの空になってる。ショーンを安心させてあげて欲しい」とカーリーに言うが、カーリーは不機嫌な様子を見せる。

しかしクレアは私服に着替えているショーンを見てしまう。
「6時間後に執刀デビューを控えているのよ?何してるの?」と聞くクレアに、「ボクは今、一般の人間だ。医療なんて関係ない。カーリーと話さなきゃ」とショーン。
(何とかしなきゃ)とクレアは考え、「話す必要ないよ。私が聞いたら、ただの誤解だって。」と言ってしまう。
それを聞いたショーンは安心し、更衣室へと向かった。

改)執刀医デビューのショーン ②

執刀医デビュー

ショーンはアンドリュースが見守る中、順調に教科書どおりにオペを進めて行く

途中、回結腸動脈を傷つけ、出血を起こしても、パニックになることなくショーンは対処し、見事に虫垂切除する。
アンドリュースも満足気だ。

しかし突然ショーンは、看護師のホークスのストレート鉗子の渡し方が正しくないと言い出す。
「今までもこの方法で渡してます」ホークスは主張するが、「ちがう。それは間違ってる」とショーン。
どう渡せば良いのか?と尋ねるホークスに、「効率的にだ」と抽象的な指示をするショーン。
とうとうショーンは、「ホークス看護師、退出してください。今すぐ」と言ってしまう。

 

コミュ障害

オペ室での騒ぎを聞いたリムはショーンを呼ぶ。
ショーンは、「45度の角度でストレート鉗子を渡して欲しい。それにはちゃんとした歴史的理由もあるんだ」と主張するが、リムはホークスに謝罪するよう言う。
「イヤです。彼女が間違えたのに、なぜボクが謝る必要があるんですか」
納得できないショーンは言うが、「それはあなたも間違っているからよ。執刀医はオペの責任者よ。だから、何かあればあなたの責任よ。関係を修復して。」とリムはショーンに言い聞かせる。

ショーンが去ったあとリムはアンドリュースに、「ショーンを止めてくれれば良かったのに」と言うが、「俺には俺のショーンの見守り方があるんだ」と言う。

ショーンはカフェテリアでランチ中のホークスにコーヒーを差し入れし、「リムに謝れと言われた」と言う。
ホークスは謝罪を受け入れようとするが、ショーンはストレート鉗子を持ち出し、45度の角度でストレート鉗子を渡して欲しい理由、それが如何に正しいかを話し始めるー。
ホークスは、「それのどこが謝罪なの?」と言い、益々怒りを顕わにして席を立ってしまう。

リム

ショーンはホークスに謝らなかったと知ったリムは、「謝ればそれで済んだのに、謝る気も責任を取る気もないの?」とショーンを責めるが、「先生は関係を修復しろと言った。だから、鉗子を45度で渡して欲しい理由を説明したんだ」とショーン。
「それが謝罪なの?ホークスは苦情を申し立てたわ。騒ぎの原因はあなた。問題を起こしたのよ。この件は、記録に残る。また同じようなことが起きれば、レジデントを続けられなくなるのよ。彼女になんて言うの?」リムはショーンに説明するが、黙ったままのショーン。
「”ごめんなさい”でしょ?」そうリムに言われ、ショーンはやっと、「ボクが悪かった。ごめんなさい」と言う。
「彼女に心を込めて、そう言ってきて!」リムは言い聞かせる。

グラスマンとデビー

デビーがカフェの仕事を解雇されてしまった。
デビーが落ち込んでる患者に店長の許可なく、これまでから何度か無料でコーヒーを提供していたことが原因だと言う。
デビーは、人手が足りない無料クリニックを手伝いたいと言い出すが、グラスマンは、「カップルには適度な距離が必要だと思う」と言う。

しかしデビーは、クリニックで働きたいと言い、「上手くいかなきゃやめる」と言う。
グラスマンは、キスをしようとするデビーを制止し、白衣を脱いでから、デビーとキスをした。

 

妊娠25週目のパティ

妊娠25週で腹部に腫瘍があるパティを担当するメレンデス。
腫瘍が大きく、胎児に影響を与えはじめていたため、腫瘍摘出術をするが、腫瘍は子宮動脈を栄養血管にしていたため、腫瘍を切除できない(胎児が死んでしまう)。
メレンデスは、腫瘍への子宮動脈を塞栓。胎児を成長させて2ヶ月後の出産時に、腫瘍と胎児を同時に取り出す方向へ切り替える。
術式変更は外科部長の許可が必要だった。
メレンデスは、報告へ行こうとしたモーガンを制止し、「この状況じゃ、この術式しかない。報告しなくても問題ない」とオペを続行する。

 

リムとの対立

リムは、「報告しなかったのはナゼ?私の立場がない」と言うが、「俺の立場は?」と返すメレンデス。

 

思わぬ状況

パティの腫瘍は良性だったが、動脈塞栓の効果なく、腫瘍から出血していることが分かり、腫瘍を切除するしかなくなるが、胎児は早期分娩となってしまう。
モーガンは、病変を砕いて吸引し、止血する方法はどうかと提案。
「それでいこう」とメレンデスも言うが、「その前にやることがある」と言う。


メレンデスはリムに報告した。
リムは母体が優先。早期分娩するしかないと言うが、メレンデスは、分娩させなくても良い方法はこれしかないと言う。
リムは家族に説明し、選ばせることに同意する。

 

パティの決断

メレンデスから説明を受けた夫アンドレは、「分娩を早めてパティを救って欲しい。赤ちゃんよりパティだ。子どもはまた授かれる。だがキミはひとりだ」と言うが、「この子を産みたい。この子を抱きたいの。自分が助かるためにこの子を犠牲にしたら、罪悪感で生きていけない」とパティ。
夫婦はメレンデスの手術に賭けることを選んだ。

その結果・・・

パティの手術が始まった。
術中、動脈から出血しだしたパティは危険な状態になる。
メレンデスは胎児を取り出す決意する。
しかしパティは賢明の処置にも関わらず失血により心停止する。

スタッフが呆然となる中、胎児の心音は、ハッキリ聞こえていた。
「赤ん坊と取り出す」
メレンデスは気持ちを切り替え、25週目の胎児を取り出した。

メレンデスからパティの死と、女の子の誕生を告げられた夫アンドレ。
アンドレは保育器に入れられた我が娘と対面し、その細くて小さな手に触れるー。

荒んでいくクレア

最近のクレアは、派手な洋服で毎夜遊んでいる様子で、遅刻が多くなっていた。
母の死で苦しんでいることを知ってるモーガンは、彼女なりにクレアをカバーするが、「友だち面しないで」と言うクレア。

モーガンは、クレアがショーンとカーリーの事でウソを言ったと知り、「そんな風に庇っていたら、ショーンは益々コミュニケーションが下手になるわ」とクレアを責めるが、「執刀医デビューの前に動揺させたくなかったの」とクレア。
「それって、ただ、覆い隠してるだけじゃん。それはあなたの問題も同じよ」モーガンは言うのだった。

 

ショーンとカーリー

クレアから事実を聞き、カーリーと話し合うべきだと言われたショーンは、カーリーの家に寄るが、「あなたは私に何か言いたい時、いつも院長やクレア、モーガンに話してしまい、その解決を彼らに頼んでしまう」と不満を口にするカーリー。

コミュ障害のショーンは、どうするべきか分からず、「ごめん」と言って帰ろうとするが、「それがダメなの。不満があるなら言って!」とカーリー。
ショーンは、友だちの集まりに呼ばなかった理由を聞く。
カーリーは、昔の友だちが集まってお酒を飲んでポーカーをしたが、彼女たちはズケズケとモノを言うタイプ。ショーンは苦手だろうと考え、呼ばなかったと言う。
「ボクが馴染めないとナゼわかったの?」とショーンから聞かれ、「勝手に想像した。私もごめん。彼女失格だね」とカーリー。
彼女】と言う言葉にショーンは、「キミはボクの彼女でボクはキミのカレシ?」とショーン。
「そうだよ、ショーン」とカーリーに言われ、ショーンは笑顔になり、ご機嫌になるのだった。

 

感想

メレンデス、追い込まれてる。
助けたいと願っても、助けられない命ってあるんですよね、うん。

ショーンの頑ななこだわりって、一緒に仕事するとシンドイよね、間違いなく。
私なら、ツラいかも~。
それを理解して、付き合うべき相手なんだけど、なんでそこまで気を遣う必要があるの?と思っちゃうわ~。

 

 

コメント

  1. […] パティを死なせてしまったことを悔やみ、責任を感じているニールを心配するリム。 リムは、セラピーを受けるべきだと言うが、メレンデスは大丈夫だと言う。 […]

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