チャミョングループの名前を使って、大物を牛耳ってるミノの恐ろしさ~。
#8 スーツケース あらすじ
ジョンウはタバコを調達し、シン・チョルシクから新たなワードを手に入れようとする。
ハヨンを必死で捜すテスは、ジョンウが自白した場所を掘り続ける。
そしてミノは、ある大きなミスをしていることに気づき、そのもみ消しに追われる
相関図
まとめ
チャ・ミノ
気づいた大きなミス
息子ウンスの誕生日プレゼントを買ったミノは、クレジットカードのサインを無意識に、”チャ・ミノ”と書いていることに気づき、その瞬間、兄ソノの”遺体を引取書”のサインを、”チャ・ミノ”と書いたことを思い出してしまう。
焦ったミノはそのまま科捜研を訪ねるが、院長は留守で、監査中で部外者は入館できないと言われ、仕方なく諦める。
その夜、ミノが雇っている男(キム・ソク)から、写真や診断書を送り付けた人物が地方検事局のコ・ドンユンだとメールが届く。自分を脅かす人物が判明し、ほくそ笑むミノ。
翌朝、科捜研を訪れたミノは、「確認したい書類がある」と資料室に入るが、”遺体引取書”が見当たらない。
スタッフから、「検察の捜査官も書類の確認に来た」と聞き、コ・ドンユンの仕業だと確信するミノ。
ウォルジョン刑務所
タバコの調達
ジョンウは1発1万ウォンで殴る代わりにタバコを調達するようタヌキに交渉。
タバコを手に入れたジョンウはシン・チョルシクにそれを渡すと、次のワードをもらう。
シン・チョルシクが教えたのは、【16K】だった。
だがやはりジョンウに、【16K】の記憶はない。
所長たちの監視
だがジョンウとシン・チョルシクがつるんでいるところをしっかりチェックしていた所長と保安課長。
ふたりがつるんでいるのには理由があるだろうと考えた所長は身体検査するよう言う。
身体検査されたシン・チョルシクからタバコが見つかるが、中身が空だったためお咎めなしに。
続けて保安課長はジョンウも調べるが、当然何も見つからない。
結局ふたりは屋上作業をさせられることに。
タバコの中身を抜かれて渡されたシン・チョルシクは、「オレを騙すとは中々だな」と言うが、「オレに感謝すべきだろ」とジョンウ。
16K
シン・チョルシクから、【16K】と聞いたジョンウは、必死に記憶をたどり、それがハヨンの体重であることを思い出す。
コ・ドンユン検事
チャ・ソノを尾行していたコ・ドンユン捜査官は、ソノが科捜研を訪ねた理由を探るため、訪問記録を調べ、”遺体引取り確認書”のサインが【チャ・ミノ】であることを発見。
ミノがソノに成りすましている確かな証拠を掴んだドンユンは、ソ・ウネ弁護士に電話し、「今から会えるか?」と聞くが、その直後、事故に遭ってしまう。
追突事故
衝突事故に巻き込まれ、クルマの中に閉じ込められたドンユンに近づいた男は、通話中のケータイ(ウネ弁護士と会話中)を切ると、クルマの中から”遺体引取り確認書”を奪い、ドンユンを救助することなく去ってしまう。
刑務所でジョンウと面会したドンユンは、ジョンウが事件前に追っていたチャ・ミノについて全く記憶がないことに驚く。こっそり”チャ・ミノ”の名前を教えても、ジョンウは誰かわからないと言う。
ドンユンは、「逮捕される前日に、”捕まえる”と言ってたんです。半信半疑でしたが、もしかしてヤツの仕業かも知れません。何を捜しているかを思い出せばヤツを捕まえ濡れ衣を晴らせる」と言い、ジョンウも、「必ず思い出す」と約束していた。
事故か!?
ジスの母親オ・ジュヒを訪ねていたウネは、事故直前のドンユン検事の電話を受け、会う約束をした直後、事故は起きてしまった。
ウネは病院に駆けつけるが、ドンユンは意識不明の重体だった。
友人のヨ・ミンギョン検事は、「CCD映像も目撃者もない」と言う。
「案件もないのにどうしてコ検事は科捜研に行ったんだろう」と不思議がるミンギョンにウネは、「これは事故じゃないかも知れない」と言う。
スーツケース
ユン・テスの執念
ハヨンを見つけたい一心のテスは、休暇を頻繁に取りハヨン捜し続けていた。
だが、ジョンウが証言した場所を掘り続けてもハヨンは見つからず、ジョンウへの怒りが増すテスだったがその直後、土の中のスーツケースを発見する。
だがスーツケースの中は空だった
テスの怒り
歯止めが効かなくなったテスはジョンウの胸ぐらを掴むと、「ウソだったら殺すと言ったろ。スーツケースの中身は空だった。ハヨンはどこだ?どこなんだ?」と迫るがジョンウは逆に、適当に埋めたと教えたところからスーツケースが掘り出されたことに驚き、混乱する。
混乱
監獄の深夜。
同房者たちが眠る中、ジョンウはひとり、(土の中にスーツケースが埋まっていた。と言うことは自分が埋めたのだろう。16Kはハヨンの体重だ。ハヨンはどこにいるんだ?)と解明できない状況に頭を抱えていた。
そこへテスがやって来た。
「よく考えろ、ハヨンを殺したのか?遺体はなかった。ハヨンは生きてるのか?」そう聞かれてもジョンウは返す言葉がない。
テスはひざまずくと、「ハヨンが生きてさえいればすべてを許す。だからハヨンだけは返してくれ。返してくれ・・・」と泣くが、何も言えないジョンウ。
検事局
スーツケースにはハヨンの遺体がなかったことで、マスコミは、検察の捜査ミスではと騒ぎ出していた。
次官はチェ部長とカン・ジュニョクを呼び、状況を確認するが、「裁判は続けます」とジュニョク。だがチェ部長は、「もう少し調べよう。ドンユンの事故も引っかかる。遺体もなかった」と仕切り直しを示唆するが、「一審と何も変わりません」とジュニョク。
そんなジュニョクに納得できないチェ部長は、「担当検事でもなく、オレの後輩でもない、ジョンウの親友に聞く。ジョンウが犯人じゃない可能性はどのぐらいだ?犯人でない可能性が1%でもあるなら調べ直そう。私が責任を取る」とまで言うが、それでもジュニョクは、「可能性はゼロです」と言い切る。
ソ・ウネ弁護士とジュニョク
検事局を訪ねたウネがジュニョクに、「スーツケース内のDNAを調べてください。何も出なければ訴因の変更を」と言うが、「遺体がなくても事件記録を見れば分かる。これまでと何も変わらない」とジュニョク。
ウネは、「それは自信ですか?ミスを認めたくないだけ?」と言うが、ジュニョクは、「キミは絶対に勝てない」と言いきる。
弁護士との面会
ウネと接見するジョンウは、「スーツケースを埋めた記憶がない」と言う。
ウネは、これはチャンスだと言い、ジョンウがクルマのトランクにスーツケースを入れるCCD映像を見せ、「ハヨンが入っているならもっと重いはずなのに、軽々とトランクに入れてる。おかしい」と言い、あるメモを見せる。
それはジョンウが事件3日後、ジスの葬儀で義母にこっそり渡したメモ【部屋を片付けないで】だった。「あなたはこのメモを記憶を失う前にお義母さんに渡してる」と言われジョンウは、「その理由を確認するために家に帰りたい。チェ部長を訪ねて。力になってくれる」と言う。
チャ・ミノ
怒り
スーツケースにハヨンの遺体がなかったことにはミノも驚いていた。
その夜、キム・ソクから”遺体引取り確認書”を受け取ったミノは、「子どもの遺体がなかったな、いい加減な遺体の処理をしやがって」と火の点いた木片で何度も殴りつけると、「ヤツを捜せ」と指示する。
検事次官を操る
検事次官までミノの手中だった。
次官にソ・ウネ弁護士を探るよう頼んでいたミノは、ウネがドンユン検事から何も情報を得ていないことを確認し胸を撫で下ろす。
そこへ次官に呼ばれカン・ジュニョクがやって来た。
ジュニョクはチャ・ソノがいることに驚くが、次官は、「代表には弟さんを死に追いやったジョンウへの恨みはない」と説明した上で、ジュニョクを国連法務官に推薦したのは代表だと言い、「パク検事の控訴審が近いが、心配ないよな」と確認する。
ジュニョクの苦悩
食事会を終えたジュニョクに母親から電話がかかった。
「またお父さんが酒に酔って人を殴り警察に連れて行かれた」と母。
母親はキム署長に電話して示談を頼んで欲しいし、500万ウォンを貸してくれと言う。
ジョンウの事件と国連法務官推薦にチャ・ソノが関わっている事実に怪しい裏を感じたジュニョク。だが、検事の最高ステータス国連法務官と、両親のことで頭を悩ませるカレは、長いものに巻かれるべきか悩む。
チェ部長指示
そこへチェ部長がやって来た。
チャ部長は弁護士ソ・ウネから、「パク検事があなたに助けを求めている」と言われ、ジョンウの願いを叶えるため、ジュニョクに、「現場検証に代役を立てたことをナゼ黙ってた?弁護人が抗議すると言ってきたが、話しはつけた。ジョンウに現場を見せろ。それが弁護人の条件だ。事を荒立てずにやれ」と指示する。
感想
ここまで見てきた中で、個人的には1番面白いエピソードでした。
検事局次官までチャ・ミノに牛耳られているとわかったジュニョクは、きな臭いものを感じたようだけど、結局、長いものに巻かれる方を取るようです。
カレも両親の問題、お金の問題を抱えているようだし、なんでもかんでもジョンウに持っていかれてたことへの嫉妬もあるんでしょうね。
そのせで、真実ではない方へ進む可能性は高いですよね。
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