デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~ シーズン2 #9,#10(相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマデッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~

Netflixドラマ、1話30分、ダークサスペンス
2話ずつレビューしています。
エピソード10がシーズン2の最終話です

#9 すべては私の責任  It’s Not You, It’s Me あらすじ

ベンと一夜を共にしたジェンは自己嫌悪に陥る。ジュディは15年ぶりに母親と再会する。
スティーブ失踪にチャーリーが関わっているのでは?と嫌疑がかかる。

 

相関図

まとめ

ジェンとベン

一夜を過ごしたジェンとベン。だがこの展開に自分を責めるジェンは、「大きな間違いだった」と言う。
しかしベンはジェンが戸惑って怖がっているのだと勘違いし、「キミのような人を探してた。キミは優しさと強さを兼ね備えた美しい人だ」と気持ちを伝えるが、「あなたは本当の私を知らない。お願い、帰って」とベンを追い返してしまう。

ジュディ

ジュディの母

ジュディの母エレノアは女子刑務所にいた。
実に15年ぶりに母と面会したジュディ。だがエレノアは、「今はシラフで安らいだ気持ち。周りを騙して生きていると気が抜けなかった。罪も償える。過去は過去。未来を見つめたい」と言い、仮釈放審査のときに良い弁護士をつけたいと言い出す。

突きつけられた証拠

ジュディは弁護士を雇う費用を捻出するため、自分の絵を取り戻したいとペレスに協力を求めるが、ペレスはニックを呼び、「これについて説明してもらいたい。スティーブのクルマにチャーリーが乗ってる」とパーカーのSNSを見せる。

「誤解よ、チャーリーは一切関係ない」とジュディは言うが、警察はスティーブのクルマが燃やされる直前にチャーリーがクルマを乗り回していたことを監視カメラ映像で確認済みで、「カレは父親がひき逃げされたことを怒ってた。銃を持っていたこともわかってる。カレを助けたいなら知ってることを全部話しなさい」と言われてしまう。

母として

主張する

一旦停止標識の嘆願書が却下されたジェンは直接市議会公聴会で意見するが、市議のひとりから、「キミが人のために動くとは思えない。キミはボクを騙して暴力を振るった」と言い出す。アンドリュー・ピータースだった。

しかしジェンは一歩も引かず、「あなたに襲われそうになったから殴ったの。私は夫を交通事故で亡くしたばかりだった。標識1つで何も変わらないかもしれないけれど、誰かを救えることがあるかも知れない」と言い、市民から拍手を受ける。

 

ヘンリー

ジェンはヘンリーから、「シャンディと喧嘩した。鳥を殺したんだ。もう友だちじゃない。ママは内緒にしておけって言ったんでしょ?ママがボクにウソをつくなんてひどい」と言われ、「ママが間違いだった」と謝る。

チャーリー

「隠し事しないで真実を話してよ。ベン、スティーブ、クルマはママが燃やしたんだろ?」とチャーリーに言われジェンは、「あなたには関係ない」と言うが、「関係なくないだろ。家族は助け合うべきだ。説明してよ」とチャーリー。
しかし真実など話せるワケのないジェンは、「怖くて話せない。でも信じて」と言う。
何も話してくれない母親にチャーリーはスティーブのカバンを渡すのを止める。

真実の告白

帰宅したジュディは、警察がパーカーのSNS投稿写真を持っていて、チャーリーがスティーブのクルマを乗り回している監視カメラ映像を押収してる。チャーリーが疑われていると言う。
ジェンはパニックになるが、「何もしないで。私が責任を持つ」と言い出すジュディ。
ジュディはスティーブが死んだ日、自殺を図ったが、ジェンの電話で救われたと言い、「あなたには守るべきものがある。テッドのこともスティーブのこともすべて私の責任なの」と言うが、「ちがう。スティーブは私が殺した」とジェン。

とうとうジェンは、「正当防衛はウソなの。テッドは私がイヤで死にたくてクルマに飛び込んだんだとスティーブに言われて逆上してしまった。私はひどい人間、だからテッドにも子どもにもみんなに嫌われてる」と泣き崩れる。

ジュディはジェンを慰めようとするが、ジェンはそんなジュディにもひどい言葉を浴びせてしまう。
ジュディも限界だった。大声を出して自分を叩くジュディをジェンは抱きしめる。

ジェンの行動

ジェンは鳥の木彫りを銃と一緒にセキュリティボックスに入れると、ベッドの上に、チャーリー、ヘンリー、そしてジュディ宛の手紙と、緊急ファイルを置き、ペレス刑事を訪ね、「告白がある」と言うー。

 

感想

佳境に入ってきました。
チャーリーに嫌疑がかかり、スティーブ殺害を隠しきれないと思ったジェンはどう行動するんだろ。
スティーブに夫テッドをひき逃げされた事実や、罵倒された事実はあっても、隠蔽し、遺体を埋めている以上、刑務所は間違いないと思うのだけど、そうならないからシーズン3があるのだと思うんだな。

 


 

#10 友情の行方  Where do we go from here あらすじ

スティーブ殺害を告白しにペレス宅を訪ねるジェン。
一方母親の異変を感じたチャーリーはジュディにスティーブのカバンを渡す。

 

相関図

まとめ

罪の告白

夜、ジェンはペレスの自宅を訪ね、「告白したいことがある」と切り出すが、出てきたペレスは、「ミッシェルが出て行った。やり直せると思ってたのに、あなたは人の短所ばかり見る。やっていけないって言われた」と恋人との別れに動揺し泣き出してしまう。仕方なくジェンはペレスの話しを聞くことに。

「いいわ、気持ちを切り替える。で、あなたの話しは何?」とペレスに問われ、「スティーブ・ウッドを殺した」とジェン。「ジーザス!」とペレス。

ジェンはペレスを森林公園のスティーブを埋めた場所へ連れて行くが、どれだけ探してもその場所にたどり着けないため、一旦警察署へ戻り、改めて捜索することに。
ジェンは、「私ひとりでやった。チャーリーもジュディも関係ない」と必死に説明するが、そんなジェンにペレスは、「夫を轢き殺されたのにどうしてそこまで彼女を信頼できるの?理解できない」と言う。「理解できないと思う。でも彼女を憎めない。彼女は人の長所を見る。相手が悪人でも」とジェン。

状況一変

警察署へと向かう道中、「子どもたちは父親を失ったのに今度は母を失うつらさを味あわせてしまう。母を亡くすつらさを知ってるからそれだけはしたくなかった」と涙ながらに話すジェンに心を動かされるペレス。

その時、ニックから(カレを捕らえた)とメッセージが入った。
それを見たペレスは、「普通なら事情聴取して逮捕になる。でもあなたは家に帰りなさい。そして今日のことは二度と口にしないで。何もなかった」と言い出す。
意味がわからず、「どういうこと?」と聞き返すジェンにペレスは、「今は刑事じゃなく人で居たい。時々正義が解決してくれることがある」と言う。

ジュディの行動

「すべてを終わらせたい」と書かれたジェンからの置き手紙には、【子どもたちの法定後見人をジュディに頼みたい。テッドのことはもう許してる。あなたは十分代償を払った。次は私の番】とあった。
朝、子どもたちに気づかれまいと何事もなかったかのように振る舞うジュディ。
だがチャーリーは、母親が昨夜からいないことに気づいており、「ママはどこ?大丈夫なの?心配なんだ」と言い、「これがスティーブのクルマの中にあった」とカバンを渡す。

情報提供者ジュディ

カバンの中身をチェックしたジュディは警察署へ行くと、「情報を渡すからジェンを助けて欲しい」と言うとスティーブのバックを渡し、「レコーダーの録音を聞いた。署長の声が入ってる。だから場所を選んで確認して」と付け加え、警察を後にしていた。

ニックがペレスに連絡したのは、この有力情報だった

 

ジェンとジュディ

ジュディがチャーリーとヘンリーを前に、ジェンが自首したことを話そうとした時、ジェンが帰ってきた。
心から母親を心配していたチャーリーは母親に抱きつく。

間一髪で子どもたちは母からの手紙を手渡されずに済んだ。

ジェンは、「何があったのかわからないけど急にペレスに解放された」と言うと、改めてスティーブを殺害したこと、その経緯についてウソを話したことを謝るが、「あなたを許す」とジュディ。
ジュディは、「もう苦しむのも恨むのもイヤ。だからジェンも自分を責めないで欲しい。だってこんなチャンスを与えられたんだから」と言う。
ジェンもジュディに、「あなたは”断ること”を覚えて」と言う。

ジュディ

母との決別

刑務所で母親と面会したジュディは、「子どもの頃、ママが刑務所に入るたびにツラかった」と本音をぶつけるが、エレノアは、「扱いにくいあんたを育てるのがツラくてドラッグに頼った」とまるで薬物依存を自分のせいだと言わんばかり母。その上エレノアは、「仮釈放委員会に、”母は変わった、更生した”って手紙を送ってくれない?娘からの手紙は効果がある」と言い出す。だがジュディは、「あなたは何も変わっていない」とそれを断った。

ペレスとの雪解け!?

「押収品の保管庫にあった」とジュディの絵を返却に来たペレスは、「スティーブ・ウッドのバッグはとても役に立った」と情報提供に感謝する。
ジュディからヘイスティング署長の処分について聞かれたペレスは、「詳細は話せない」と言いつつヘイスティングが連邦刑務所に収監されたと言う。それを聞き、「私たちやったわね!」とジュディ。

大切な絵画

しかしジュディはやっと戻ってきた自分の作品を叩き壊しはじめる。

ジュディが絵を探していた本当の目的は、キャンバス裏に隠していた大金だった。
ジュディは自宅売却を考えているジェンに使って欲しいと言う。

ベン

自宅を売却したベンは引っ越し作業に追われていた。
ベンは母アイリーンから、「不動産レディがあなたのことを気にしてた」と聞かされ、ジェンに電話しようとか躊躇していると、1本の電話が!その電話以降、ベンの様子がおかしくなる。

スティーブの遺体発見の電話を受けたと思われる。

尽きない

大麻を吸いたくてジュディの部屋へと忍び込んだチャーリーは箱の中から母ジェンからジュディ宛の手紙を見つけてしまう。

その頃ジェンとジュディは、チャーリーへの誕生日プレゼントのクルマを購入、帰宅途中だった。
ジェンが市議会に訴えかけた【一旦停止標識】も設置され、よろこぶジェン。
だがその時、クルマの衝突事故が!

衝突したクルマの運転手は・・・ベン。
飲酒運転をしていたベンは、クルマから降りることなく逃げ去ってしまうー。

完、シーズン3へ

感想

シーズン1でテッドのひき逃げ事件、シーズン2でスティーブ殺害事件をキレイにまとめあげた優秀なドラマだと思います。
そしてしっかりシーズン3への課題も置いたし。

ネタバレ

イヤイヤドラマですからね、仕方ないとは思いますけど、ベンがジェンのクルマに追突するとは・・・。
ハッキリ描かれたワケじゃないけど、スティーブの遺体が森林公園から見つかった連絡を受け、気が動転したベンがお酒に逃げ、飲酒運転の末、ジェンのクルマに激突した事故なんだから逃げなければ、逃げなければ良かった話し。
だけどチャーリーは母のジュディ宛の手紙を読んだのだろうから、せっかく母子関係が修復できたと思ったのに、母のこともジュディのことも信じられなくなるんだと思う。

シーズン3がファイナル・シーズンです。

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